いよいよ離乳食も終盤となる後期のカミカミ期。
後期になると、食べられる食材も増えるので、食事の楽しみを覚えてきた子も多いのではないのでしょうか?しかし、それと同時に献立を考える苦労も増える時期でもあります。
今回は、そんなママたちにおすすめしたい、離乳食後期で使える玉ねぎを使ったレシピについてまとめました。玉ねぎの栄養や選び方についても紹介しているので、合わせてチェックしてくださいね。
この記事の目次
- 玉ねぎにはどんな栄養があるの?
- 後期離乳食で玉ねぎを食べさせるときの注意点
- 後期離乳食に使う玉ねぎは冷凍保存できる?
- 離乳食後期にオススメの玉ねぎレシピ8選
- 後期の離乳食は栄養豊富な玉ねぎを活用しよう!
玉ねぎにはどんな栄養があるの?
玉ねぎを切っているときに、涙が出た経験がありませんか?これは硫化アリルの成分が原因です。
硫化アリルは、血液の凝固を遅らせる働きがあり、血液をサラサラにします。
動脈硬化や高血圧、脳梗塞などの血栓を予防する効果もあるのです。
ビタミンB1の吸収を高めるので、
・冷え性
・不眠
・ストレス軽減
・新陳代謝の活性化
・食欲増進
・疲労回復
などにも効果的。
抗酸化作用・脂肪燃焼効果のあるケルセチンが多く含まれており、悪玉コレステロールを減らし、関節痛や花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果もあります。
離乳食の玉ねぎはいつから食べられる?
栄養豊富な玉ねぎですが、離乳食初期の生後5~6ヶ月から食べることが可能。
玉ねぎに含まれる硫化アリルは、熱を通すことで柔らかく甘くなり、とろみがつくので食べやすくなりますよ。
ただし、生でで食べると辛みが強く、赤ちゃんの胃に負担がかかるため、十分に加熱しましょう。
もちろん、離乳食の後期であっても、よく火を通すことが大切です。
離乳食で使う玉ねぎの選び方
離乳食に使う玉ねぎは、新鮮なものを選びたいですよね。
質のいい玉ねぎを見極めるポイントとは、
・芽や根が出ていない
・外見は乾燥していてツルツルしている
・頭とおしり部分を押したときに硬い
・持った時に重たいもの
これが新鮮な玉ねぎを選ぶ目安です。ぜひ参考にしてくださいね。
後期離乳食で玉ねぎを食べさせるときの注意点
離乳食後期であっても、はじめて与える食材には注意が必要です。
玉ねぎに含まれる硫化アリルは、加熱処理をせずに生で食べると、アレルギーを起こす可能性があります。
硫化アリルは、油と一緒に調理すると分解されにくくなるので、油を使わない調理方法がオススメです。
後期離乳食に使う玉ねぎは冷凍保存できる?
離乳食に使う玉ねぎは冷凍保存が可能です。
1.5mm角に刻んでから、茹でてペースト状になるまで潰します。
2.粗熱を取って、氷結皿に入れ、冷凍しましょう。凍ったら保存バックに移し替えて保存します。
冷凍保存しておけば、離乳食に使いたい分だけ取り出せるのでとっても便利。
加熱せずに、スライスやみじん切りにして冷凍してもいいでしょう。調理の際に加熱すれば問題ありません。
離乳食後期になると食べる量も増えるので、冷凍保存を上手に利用して調理の手間を減らすのが時短のコツです!
離乳食後期にオススメの玉ねぎレシピ8選
ここからは、離乳食後期にオススメの玉ねぎを使ったレシピをご紹介します。
【離乳食後期にオススメレシピ1】玉ねぎとニラのおかゆ
玉ねぎを煮込むとアクが出るので、取り除くのがポイントです。ニラが入ることで、しっかりした風味になりますよ♪
<材料>
・玉ねぎ:10g
・ニラ:10g
・にんじん:10g
・だし汁:200ml
・ごはん:70g
・しょうゆ:数滴
<作り方>
1.玉ねぎ、ニラ、にんじんを5mm角に刻む。
2.鍋に、だし汁と5mm角に刻んだ野菜を入れて柔らかくなるまで煮る。
3.野菜が柔らかくなったら、鍋にご飯を入れてひと煮立ちさせる。
4.ひと煮立ちしたら、しょうゆ数滴を垂らして風味をつける。
【離乳食後期にオススメレシピ2】そうめんチャンプルー
そうめんは、子どもが食べやすいメニューのひとつです。炒めるときに油を少量足すことで、冷めても麺が固まらず、美味しく食べられます。
<材料>
・素麺: 1/3束
・玉ねぎ :適量
・人参 :適量
・キャベツ: 適量
・ツナ缶: 大さじ1
・豆腐: 30g
・溶き卵: 1/2個分
・鰹節 :適量
・だし汁: 小さじ1
・サラダ 油:適量
<作り方>
1.野菜はすべてみじん切りにして一度レンジで加熱しておく。
2.素麺は短めに折ってから茹でておく。
3.熱したフライパンにサラダ油をしき、ツナと野菜を炒める。
4.全体に火が通ったら素麺と豆腐を入れ、混ぜ合わせながら炒める。
5.だし汁で味付けし、最後に溶き卵を回し入れさっくり混ぜる。
6.卵に火が通ったらお皿に盛りつけ、鰹節をかけて完成。
【離乳食後期にオススメレシピ3】肉じゃが
取り分けて味付けをすれば、後期離乳食だけではなく、大人用メニューも一緒にできます♪
取り分けた時に、子供用に食材をカットするのがポイント。絹さやは煮込みすぎると色が悪くなるので、先に取り出し、豚肉は脂身を避けましょう。
<材料>
・じゃがいも:1個
・豚小間肉:50g
・玉ねぎ:1/4個
・にんじん:1/4個
・絹さや:1本
・しょうゆ:大さじ1
・砂糖:小さじ1
・だし昆布:1枚
<作り方>
1.絹さやは筋を取り、斜めに2,3等分に切る。
2.玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、豚肉は一口大に切る。
3.鍋に、野菜がひたひたになるくらいの水と、だし昆布を入れて中火にかける。
4.一口大に切った野菜を入れて沸騰したら弱火にして、にんじんが柔らかくなるまで煮る。
5.豚肉も加えて、中火で火が通るまで煮る。ここで子どもの分は取り分ける。
6.絹さやだけ取り出して、しょうゆ、砂糖を加えて味が染み込むまで置く。
【離乳食後期にオススメレシピ4】麻婆豆腐
お肉と醤油の香りが食欲をそそる一品♪
残った茹で汁は、製氷皿に入れて冷凍保存しておくと色々なレシピに使えて便利です。
<材料>
・絹ごし豆腐:1/2丁
・玉ねぎ:1/8個
・にんじん:1/8個
・鶏ひき肉:大さじ2
・茹で汁:50cc
・ケチャップ:小さじ1/2
・しょうゆ:数滴
・みそ:少量
・水溶き片栗粉:適量
<作り方>
1.玉ねぎ、にんじんを5mm角に刻み、鶏ひき肉と茹でる。(茹で汁は捨てない)
2.豆腐を電子レンジ(600w)で1分加熱して、5mm角に切る。
3.耐熱容器に、茹で汁と茹でた具材と豆腐を入れて、ケチャップ、しょうゆ、みそを加えて混ぜ、電子レンジで2分加熱する。
4.水溶き片栗粉を混ぜて、更に1分加熱する。
【離乳食後期にオススメレシピ5】チキンライス
取り分けて味付けすれば、家族で同じメニューを楽しめます!余ったら1食分ずつ冷凍保存しておくと便利ですよ。
<材料>
・ご飯 :300gくらい(一食60g程度)
・鳥肉:80gくらい(一食15g程度)
・玉ねぎ:半分
・人参:1/4
・ズッキーニ:1/4
・パプリカ:半分
・卵:1個
・お豆腐:スプーンで2さじくらい
・ケチャップ:小さじ2
・塩:軽くパラパラ
・バター(炒める分): 5gくらい
<作り方>
1.卵は卵焼きにして刻む(スクランブルOK)
2.パプリカは皮むきするならグリルで9分。焦げ目がついたら流水で剥く。その後に刻む。
3.鳥肉はひき肉を買いますが軽く炒めて刻む。
4.豆腐はすり潰す。玉ねぎは刻む(みじん切り)。人参もみじん切り、ズッキーニもやや大きめみじん切り。ご飯は軟飯を用意
5.フライパンを温めてバターを落とす。
6.バターをいれたら玉ねぎを混ぜいれじっくり炒める。(弱火) 少しくたってきたら人参をいれさらにじっくり炒める。
7.玉ねぎ人参がじっくり火を通して柔らかくなったらズッキーニ、パプリカをいれて汗をかくように更にじっくり炒める。(弱火)
8.鳥肉とお豆腐をフライパンの半分で混ぜ合わせて炒める。
最終的に具を全部混ぜ合わせ(卵含む)ご飯も混ぜ合わせる。
9.ご飯の水分がある初期にケチャップを混ぜる。塩もふって出来上がりです。
【離乳食後期にオススメレシピ6】豆腐ステーキ玉ねぎソース
離乳食初期から食べられる豆腐は、栄養価が高くて食べやすいお役立ち食材です。
豆腐に片栗粉をまぶすことで食べ応えがでますよ!
<材料>
・絹ごし豆腐:40g
・片栗粉:少量
・玉ねぎ:20g
・しょうゆ:1滴
<作り方>
1. 絹ごし豆腐は水気をしっかり取る。
2. 玉ねぎはみじん切りにして、中火で柔らかくなるまで茹でたらすりつぶす。
3. 豆腐に片栗粉をまぶして中火でしっかり焼く。
4. 焼けたら一口大に切ってお皿に盛りつける。
5. すりつぶした玉ねぎとしょうゆ1滴を入れて、中火で少し沸騰させる。
【離乳食後期にオススメレシピ7】肉うどん
お肉と野菜をたっぷり使った、栄養満点のメニューです。野菜を電子レンジで加熱すれば、煮込み時間を短縮できます。
<材料>
・玉ねぎ:小さじ1
・にんじん:小さじ1
・ピーマン:小さじ1
・合いびき肉:小さじ2
・水:200cc
・だし:大さじ1
・しょうゆ:小さじ1/7
・うどん:1/3
<作り方>
1. うどんを細かく切り、茹でて塩抜きする。
2. 玉ねぎ、ピーマン、にんじんは5mm角に刻みレンジで加熱する。
3. 鍋に水、野菜、だし、しょうゆを入れて煮込む。
4. 合いびき肉を加え火が通るまで煮込む。
5. 火が通ったらうどんを加えて煮る。
【離乳食後期にオススメレシピ8】豚丼
おかずとして食卓に並べてもいいですが、丼ぶりにすることで、子どもの食欲も高まりそうですね。
一食分だとすぐに煮詰まってしまうため、弱火で確認しながら調理しましょう。
<材料>
・ごはん:1杯
・豚肉薄切り:1/2枚
・にんじん:10g
・玉ねぎ:10g
・水:50cc
・しょうゆ:小さじ1/7
・油:少量
・ごま、青のり:お好みで
<作り方>
1. 玉ねぎは薄切り、にんじんは小さめの千切りにして、柔らかくなるまで茹でる。
2. 豚肉も小さめに細かく切り、少量の油で炒め、玉ねぎ、にんじんも加えて炒める。
3. 水、しょうゆを入れ、汁気が少なくなるまで煮詰める。
4. ごはんに盛り青のり、ごまを振りかける。
後期の離乳食は栄養豊富な玉ねぎを活用しよう!
玉ねぎは栄養豊富で、さまざまな料理に使える万能食材。初期の離乳食から使えますが、もちろん後期の離乳食にも活躍するでしょう。
冷凍保存しておけば、離乳食作りの手間もぐんと楽になりますよ!紹介したレシピを参考に、後期の離乳食を進めて下さいね。
(Photo by:写真AC)