夏といえばそうめん!茹でるだけで簡単に調理できて、暑くて食欲の湧かない日でもするっと食べられるそうめんは夏にぴったりの食材ですよね。
そうめんは長期保存が可能なので、夏には常備している家庭も多いのではないでしょうか? そんなそうめんは、実は離乳食にも大活躍の食材なんです。
今回は、そうめんに含まれる栄養や離乳食で与える際に気を付けること、離乳食後期の調理方法や保存方法などをご紹介します。離乳食後期にぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
- 赤ちゃんがそうめんを食べられるのはいつから?
- そうめんに栄養ってあるの?
- 離乳食後期に食べられるそうめん量は?
- 離乳食後期のそうめんの調理方法を紹介
- そうめんって冷凍保存できるの?
- 夏にぴったり!離乳食後期のそうめんレシピ
- そうめんは離乳食後期の救世主!
赤ちゃんがそうめんを食べられるのはいつから?
そうめんは離乳食初期の後半(生後6か月半頃~)から食べることができます。 しかし、そうめんの原料は小麦。
アレルギー症状を引き起こしてしまう可能性もあるので、離乳食中期(生後7~8か月)以降から与えるママも多いようです。
また、離乳食初期の後半からそうめんを食べられるといっても、大人と同じように氷で冷たく冷やしたそうめんを食べられるのは、離乳食完了期の1歳を過ぎてから。
離乳食初期は、そうめんを温かい状態ですりつぶしてペースト状にしてから、離乳食中期以降はそうめんを約1センチに切って、食べやすいあんかけなどにして食べさせてあげてくださいね。
そうめんに栄養ってあるの?
そうめんの主な栄養素は炭水化物、脂質、タンパク質です。お米やパンと同じ主食としての役割があり、離乳食中の赤ちゃんにとって大切な「元気に身体を動かすエネルギー源」になります。
他にはカルシウムやナトリウムなども含まれているのですが、それらの栄養素はそうめんを茹でて水にさす工程で流れてしまいます。
そうめんはどんな食材にも合わせやすいので、離乳食後期はお肉や野菜、魚などと組み合わせて栄養バランスに気をつけて食べさせてあげてくださいね。
離乳食後期に食べられるそうめん量は?
茹でた後に重さをはかろう
離乳食後期の1食分のそうめんの量は50~80g。乾麺の状態でそうめん1/3束くらいですね。
茹でると重さは変わってしまうので、乾麺の状態ではなく茹でてから量ってください。
そうめんの長さやアレルギーに注意
離乳食後期もそうめんは必ず短く切ってから食べさせてあげることが必要です。長い状態では上手に呑み込めなかったり、のどに詰まらせる危険があるから。
また、はじめてそうめんを食べさせる時は、先ほど述べたようにアレルギーの危険性があるので、スプーン1杯から始めてください。じんましんが出たり身体に異変が出たときは、食べるのをやめて休ませて、病院で診察を仰ぎましょう。
アレルギー反応がなければ、目安量に気を付けつつ、赤ちゃんが食べる様子を見ながら量を調節してあげて下さいね。
離乳食後期のそうめんの調理方法を紹介
大人用よりも長く茹でる
離乳食用のそうめんの調理方法は大人とは違うので注意が必要です。
大人用のそうめんだと、1~2分程度の茹で時間で茹であがりますが、離乳食用のそうめんは3~5分茹でてください。
少し長めに茹でることでそうめんが柔らかくなり、赤ちゃんも食べやすくなります。
水洗いで塩分をおとす
茹であがった後は、そうめんに含まれる塩分を取り除くためにしっかりと水洗いをして水を切ってください。
離乳食後期でも赤ちゃんは消化機能の働きがまだまだ未熟なため、塩分を摂取しすぎると腎臓に負担がかかってしまうからです。
また茹であがった麺がのびてしまうのを防ぐ効果もあります。
簡単にできる時短加熱方法
少量なら電子レンジを使って茹でることも可能です。
短く切ったそうめんを耐熱容器に入れて、たっぷりと水を加えます。上からラップをかけて約3分加熱してください。
その後は同じように、水で塩分を洗い流せば完成です。
そうめんって冷凍保存できるの?
離乳食は1度にたくさん作って、小分けに冷凍保存するのが便利ですよね。 そうめんもほかの食材と同じように冷凍保存することが可能です。
保存方法と解凍方法は下記を参考にしてみてください。
⓵短く切ったそうめんを3~5分茹でて、しっかり水洗いする
⓶1食分の量をはかり、製氷皿などに入れすばやく冷凍する
⓷電子レンジで解凍してから調理する
電子レンジでの解凍時間はそうめんの量を見ながら調整してください。 製氷皿で冷凍したものをジップロックの袋などに移しかえて保存すると、冷凍庫の場所もとらないのでおすすめですよ。
冷凍での目安の保存期間は約2~3週間です。 冷凍した日にちをメモしておいて、期限内に調理するよう気を付けてくださいね。
夏にぴったり!離乳食後期のそうめんレシピ
離乳食後期になると、1日の食事の回数も増えて、料理のレパートリーにも行き詰まってくるもの。
そんな時、茹でるだけで簡単に調理できて、どんな食材にも合うそうめんは、離乳食後期にぴったりの食材です。 暑い夏にもさっと作れる離乳食後期のそうめんレシピを紹介します。
【離乳食後期レシピ1】そうめんのおやき
離乳食後期にぴったりの手づかみ料理レシピです。にんじんを入れたりじゃこを入れたりお家にある余った食材をプラスするだけでいろいろなアレンジが楽しめます。
材料
茹でたそうめん 50~80g
★薄力粉 大さじ3
★かつおぶし
水 適量
ごま油 適量
作り方
1切ったそうめんを茹でる
2ボウルにそうめんと★をすべて混ぜ合わせる
3水を適量加える(そうめんがまとまる程度)
4フライパンにごま油を熱し、両面においしそうな焼き色が付いたら完成
出典:クックパッド
【離乳食後期レシピ2】そうめんチャンプル
炭水化物、たんぱく質、ビタミンが摂取できる栄養満点レシピです。暑い夏の夏バテ予防にぴったり。
材料
茹でたそうめん 60~70g
豚肉 15g
玉ねぎ お好みで
小松菜 お好みで
コーン お好みで
水 適量
ごま油 適量
作り方
1切ったそうめんを茹でて、水にさらす
2豚肉を小さく切って。玉ねぎは電子レンジでチンしておく。
3フライパンで豚肉、玉ねぎを炒め、火が通ったら小松菜、コーンも入れて炒める
4そうめんと和風だし、醤油を加えて軽く混ぜながら炒めれば完成
出典 :クックパッド
【離乳食後期レシピ3】そうめん焼き
混ぜて焼くだけでとても簡単。たくさん作って冷凍ストックにもおすすめです。
材料
茹でたそうめん 60~70g
卵 1/3個
かつおぶし 適量
ゆで野菜(人参やキャベツ) 適量
ちりめんじゃこ お好みで
作り方
1切ったそうめんを茹でる
2ボウルにそうめんと野菜、ちりめんじゃこを混ぜ合わせる
3溶き卵を入れ混ぜ、さらにかつおぶしを入れて混ぜる
4フライパンに油(分量外)を熱し、3を薄く広げて弱火で焼き、焼き色がついたら、フライ返しでひっくり返す
5生地の水分をとばし、そうめん同士がくっつくようにフライ返しで生地の上から押さえながら焼く
6焼き色がついたらもう1度ひっくり返し、もう片面もフライ返しで押さえながら焼く
7食べやすい大きさに切ってできあがり
出典:クックパッド
そうめんは離乳食後期の救世主!
そうめんは簡単に調理できて、どんな食材にも合うのでアレンジの幅がたくさん! 離乳食後期の強い味方です。是非、暑い夏はそうめんを取り入れてみて下さいね♪
Photo by Photo AC