さまざまな栄養素がバランスよく含まれているトマト。
離乳食初期(生後5~6ヵ月)から食べることができ、離乳食中期(生後7~8ヵ月)でも大活躍する食材です。
今回はトマトに関するアレコレや、離乳食中期におすすめのトマトレシピを集めました!
簡単に作れるレシピばかりなので、離乳食中期のお子さまをお持ちのママさんはぜひ一度、目を通してみてくださいね。
この記事の目次
- 知っておきたい!トマトに含まれている栄養素
- トマトとミニトマトの違いって?
- おいしいトマトの選び方
- 離乳食期には必須!トマトの皮のむき方
- トマトを食べさせるときはココに注意!
- おいしいトマトなら「生協」がおすすめ!
- 離乳食中期におすすめ!簡単トマトレシピ
- 離乳食中期にもトマトを活用したメニューを!
知っておきたい!トマトに含まれている栄養素
トマトには、「トマトが赤くなると医者が青くなる」といったことわざがあるのをご存知ですか?
このことわざには、「トマトを食べると健康な身体になり、医者にかかる必要がなくなる」という意味があります。
それほどトマトには豊富な栄養素が含まれているのです。
注目すべき「リコピン」。しっかり火を通して効率よく吸収!
トマトの中でも最も注目すべき栄養素は、リコピン。
リコピンはトマトの赤色の素でもあり、免疫力をアップしてくれる働きもある抗酸化作用をたくさん持っていると言われています。
リコピンをよりよく体内に吸収するためには、トマトに火を通すといいですよ。
加熱することでトマトの細胞からリコピンが出やすくなり、吸収率がアップ!
また、脂溶性(油に溶ける性質)のビタミンなので、煮るよりも油で炒めた方がより吸収しやすくなるのです。
しかし、リコピンの吸収率が良くなるとは言え、離乳食中期(生後7~8ヵ月)ではまだ油を控えたいママも多いと思います。
それぞれのご家庭で無理のない範囲でさまざまな調理方法を試してみてくださいね。
トマトとミニトマトの違いって?
スーパーでよく見かける普通の大きさのトマトとミニトマト。
実は、普通の大きさのトマトよりもミニトマトの方がより栄養が高いと言われているのです!
クエン酸がダントツ!小ぶりなトマトほど甘い
ミニトマトは、疲労回復に優れた効果を発揮するクエン酸が野菜類の中でダントツ!
リコピンやビタミンB群などの栄養素も普通の大きさのトマトよりもミニトマトの方が約1.5~2倍多く含まれていると言われています。
また、トマトは小ぶりになるほど甘くなる傾向にあるそうです。
そのため、ミニトマトは栄養面でも甘さの面でも離乳食中期(生後7~8ヵ月)の料理に適している食材のひとつとも言えます。
その時々の料理に合わせて、トマトとミニトマトを使い分けるのもおすすめです。
おいしいトマトの選び方
離乳食中期(生後7~8ヵ月)に使うトマトは、できるだけ甘いものを選びたいですよね。
ここではおいしいトマトの選び方のポイントをご紹介します。
大きいトマト
大きいトマトを選ぶときのポイントは以下の通り。
- ・丸くてずっしりしているもの
- ・皮にハリツヤがあるもの
- ・ヘタが緑でイキイキしているもの
- ・おしりの部分に放射線状の線が入っているもの
- ・実割れしているものは傷みやすい
また、フルーツトマトは一般的なトマトよりも甘いので、どうしても外したくないときはそちらをえらぶのもおすすめです。
ミニトマト
ミニトマトはパックに入っていることが多いので、見分けにくいかもしれませんが、以下のポイントを参考に選んでみましょう。
- ・皮にハリツヤがあるもの
- ・ヘタが緑でイキイキしているもの
ミニトマトは、丸いものと長細いものがあります。
丸いものは柔らかいですが、たまに酸っぱいものも。長細いものは果肉が固めですが、酸味が少ないのが特徴です。
用途に合わせて選んでください。
離乳食期には必須!トマトの皮のむき方
離乳食中期(生後7~8ヵ月)のトマトは、皮をむくのが原則。
皮は口あたりが悪く、飲み込みづらいので離乳食期には適していないのです。
これは、トマトもミニトマトも同じ。これからご紹介する方法で皮をむいてくださいね。
トマトの皮は「お湯でむく」か「直火でむく」の2通り
すぐにトマトの皮むきをしたいときは、お湯か直火で皮をむくのがおすすめです。
どちらの場合も皮をむきやすくするために、トマトの中央部分に浅く十字の切り込みを入れましょう。
お湯でむく場合
沸騰したお湯の中にトマトを入れ、トマトの皮がヘタの近くまでめくれてきたら冷たい水の中に入れ、皮をむきます。
直火でむく場合
トマトのヘタの部分にフォークを刺し、まんべんなく火がかかるように向きを変えながら焼いていきます。
全体の皮がめくれてきたら冷たい水の中に入れ、皮をむきます。
トマトの皮を複数むきたい場合はお湯で、トマト1個だけむきたい場合は、直火がおすすめです。
冷凍しても皮がむける!
大きいトマトは比較的皮がむきやすいですが、ミニトマトをたくさん使いたい場合、一個一個皮をむくのはとても面倒。
そんなときは、フリーザーバッグに洗ったミニトマトを入れて、冷凍してみましょう!
使いたい分だけ取り出して、水につければ皮がツルっとむけますよ。
たくさんミニトマトを手に入れたときにおすすめの方法です♪
トマトを食べさせるときはココに注意!
ここでは、トマトを赤ちゃんにあげるときの注意点をご紹介します。
1.あげすぎは体を冷やしてしまうため注意!
夏野菜であるトマトには、カリウムが多く含まれています。
カリウムには体を冷やす作用があるので、ぱくぱく食べるからと言ってトマトのあげすぎはNG!
赤ちゃんは胃腸や内臓が未発達なため、大人よりも不調になりやすいのです。
特に生のトマトは体を冷やす作用が強いので、適量にしましょうね。
2.離乳食中期は加熱して
離乳食中期(生後7~8ヵ月)にトマトをあげる場合は、しっかり加熱することをお忘れなく!
もし生であげるなら、胃腸が発達してくる離乳食中期の後半~離乳食後期(生後9~11ヵ月)がおすすめです。
それでも心配なら、生であげるのは離乳食完了期(1歳~1歳6ヵ月)以降でもよいでしょう。
3.種も取り除いて
先ほど、トマトの皮は取り除くことを説明しましたが、種もしっかり取り除いてあげてくださいね。
大人にとって、トマトの種は小さく気にならないかもしれませんが、赤ちゃんには食べづらいことも。
ミニトマトの種は取りづらいと感じるかもしれませんが、ティースプーンなどを使えば簡単に取り除けます。
ゼリー質と一緒に除けば簡単です。
おいしいトマトなら「生協」がおすすめ!
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離乳食中期におすすめ!簡単トマトレシピ
ここからは離乳食中期(生後7~8ヵ月)におすすめの、簡単トマトレシピをご紹介します。
1.煮トマト
離乳食中期(生後7~8ヵ月)の基本となる、水とトマトだけの簡単レシピです。
しっかりと火を通すことで、トマトの酸味が飛び甘い部分だけが残るので、赤ちゃんでも食べやすくなります。
他の食材と合わせて一品作ることもできるので、たくさん作って冷凍ストックしておくのもおすすめです!
2.トマトソース
材料2つでおいしいトマトソースが完成!おかゆや豆腐に混ぜたりと離乳食中期(生後7~8ヵ月)にもぴったり一品です。
じっくりコトコト煮込んで、野菜の甘みをアップさせて♪
少しだけ作るよりも、一度にたくさん作るほうが煮込みやすいですよ。冷凍ストックにもおすすめです。
3.トマトのおかか和え
こちらも簡単!トマトとおかかを和えるだけで完成。
かつお節とゴマの風味でトマトのうま味が増し、調味料なしでもおいしくいただけます。
あと一品ほしいときにすぐ作れるので、忙しいときにも重宝しますよ♪
レシピでは生のトマトを使用していますが、月齢に応じて加熱してください。
また、離乳食中期は粒ゴマよりいりごまの方が食べやすいです。
4.マグロのトマト和え
こちらも和えるだけの簡単レシピ。
甘酸っぱいトマトとクセのないマグロを合わせることで、イタリアン風の離乳食に♪
また、お刺身用のお魚には骨が無く、小さく切られているので離乳食中期のごはんづくりにおすすめの食材のひとつです。
5.チキンとトマトのリゾット
トマトと鶏の旨みが詰まったリゾットで、トマトが苦手な子でもパクパク食べられるおいしさです♪
これ一品で炭水化物、たんぱく質、野菜がまんべんなく摂れるのもうれしいポイント。
7倍がゆや冷凍可能な野菜をストックしておくだけで、いつでもすぐ作れますよ。
野菜スープを、粉ミルクや牛乳に置き換えても◎。
6.トマトパン粥
ごはんのお粥に飽きたら、トマト味のパン粥にチャレンジ!
冷凍保存しておいたパンを使う場合、離乳食中期であればすりおろして使うと時短になります。
さっぱりした味わいで、食欲がないときでもパクパク食べられそうです。
野菜はアレンジしてもOK!
7.トマトバナナスムージー
離乳食中期(生後7~8ヵ月)になると、食事回数が増え、いろいろな食材が食べられるようになります。
おやつをあげてもOKな時期なので、トマトを使った栄養満点なおやつを作ってみましょう!
事前にバナナを冷凍しておく必要がありますが、ミキサーにかけるだけでできあがるので、暑い時期にもおすすめです。
冬場は温めて、ホットバージョンにしてもおいしくいただけます。
8.トマトのカプレーゼ風
トマトの酸味が苦手な赤ちゃんでも、まろやかなカッテージチーズと一緒なら食べやすくなるかも。
おかずの一品にするだけでなく、おかゆや麺に混ぜてアレンジするのもおすすめです。たくさん作って冷凍保存してもOK!
9.さつまいもとトマトのマッシュ
トマト単体だと加熱しても酸味を感じることがありますが、甘いさつまいもと合わせればおやつ感覚で食べられます。甘みの中に感じられる酸味がクセになりそう!
10.ラタトゥイユ風
野菜がたっぷりとれるラタトゥイユ風のレシピ。じっくり煮込むのでトマトの酸味が飛ぶだけでなく、他の野菜の甘みが引き出されてとても食べやすくなります。
具材の大きさを変えれば、幼児食~大人の料理にも使えます。
離乳食中期にもトマトを活用したメニューを!
トマトには魅力的な栄養がたくさん。鮮やかな赤が食卓を華やかにしてくれるので、離乳食中期(生後7~8ヵ月)以降も大活躍!
栄養面だけでなく、見た目でのバランスもとってくれるトマトは我が家では、離乳食を卒業した今も日々のご飯作りに重宝しています♪
一品プラスしたい時やちょっと手抜きがしたいときなど、ぜひ離乳食中期におすすめな簡単トマトレシピを活用してみてくださいね。
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