ほうれん草は、自然のサプリと言われるほどたくさんの栄養が詰まっている野菜。


離乳食中期(生後7~8ヵ月)に不足しがちな栄養素も詰まっているので、離乳食に使わない手はありませんね!


今回は、そんなほうれん草を使った、離乳食中期の赤ちゃんにぴったりなレシピをご紹介します。


栄養やおいしいほうれん草の選び方もぜひチェックしてみてくださいね。



この記事の目次

栄養たっぷり!ほうれん草に含まれている栄養素


ほうれん草は、総合栄養野菜と呼ばれるほど栄養豊富な野菜!


では、具体的にどんな栄養素が含まれているのでしょうか?

 

鉄分

ほうれん草の中でも注目したい栄養素が、鉄分。鉄分には酸素を運ぶ役割がある赤血球をつくる働きがあります。


生まれたての赤ちゃんはママからもらった鉄分を蓄えています。しかし、生後6ヵ月を過ぎるころにはほとんどなくなってしまうのです。


そのため、食事から補う必要があります。


離乳食中期(生後7~8ヵ月)の赤ちゃんは、まだ赤身肉やレバーなどを食べられない(もしくは少量のみしか食べられない)ので、ほうれん草は鉄分補給にうってつけの食材と言えるでしょう。


ビタミンC

ビタミンCは抵抗力をアップさせたり、コラーゲンを生成する役割があります。


また、先ほど紹介した鉄分の吸収率を上げる役割も。


ビタミンCは熱に弱く、水に溶けだしやすいので、お湯でゆでると少なくなってしまいます。ラップに包んで電子レンジで加熱する方法がオススメです。

 

βーカロテン

有害な活性酸素の働きを抑制し、免疫力をあげてくれる働きがあります。そ


んなβーカロテンは油脂との相性が抜群。


吸収率を上げるために、ほうれん草を少量のバターやオリーブオイルと一緒に調理してみましょう。

 

ミネラル類

ほうれん草の栄養素として知っておきたいのが、マンガンというミネラルで骨を丈夫にしてくれる働きがあります。


切り落としてしまいがちな、ほうれん草の根元の赤い部分に含まれています。


離乳食中期(生後7~8ヵ月)の赤ちゃんが食べるのは難しいかと思いますが、大人はぜひ食べるようにしてみてください♪


離乳食で選ぶならこれ!ほうれん草の旬と美味しいほうれん草の見分け方


1年中スーパーで見かける野菜の1つでもあるほうれん草ですが、旬は11月から2月の寒い時期です。


この時期のほうれん草は、夏場のほうれん草より3倍ものビタミン量が含まれており、味も甘くなっています。


旬のほうれん草は積極的に離乳食に取り入れたいものですね。


美味しいほうれん草を見分けるポイント

  • ・葉全体の緑が濃く、肉厚なもの
  • ・茎が太すぎないもの
  • ・全体的にピンとしているもの
  • ・切り口がみずみずしく、根元の赤みが強いもの

 

茎が太いものは成長しすぎている場合が多いため、アクも強くなってしまっています。


また、全体的に黄色くなっていたり、しわがあるものは鮮度が落ちているため選ばないようにしましょう。



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赤ちゃんに食べさせる離乳食は作り方だけでなく、食材もこだわりたいと感じますよね。ただ、スーパーの数ある商品から国産や無添加商品などを探すのは結構大変..。


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ほうれん草は冷凍食品でもOK


スーパーの売り場にイマイチおいしそうなほうれん草がない、もしくは高くて買えないという場合もあると思います。


そんなときは、冷凍のほうれん草を使ってみましょう。


あらかじめゆでたりカットし、下ごしらえが済んでいるので、解凍して刻むだけでOKという手軽さも魅力です。


また、旬の時期に収穫したものを冷凍しているものも多いので、栄養価も期待できます。


ただし、産地には気を配りましょう。できれば国産のものを選ぶのが◎。


離乳食中期の赤ちゃんでも美味しく食べられる!ほうれん草の上手な食べ方


離乳食中期(生後7~8ヵ月)で好き嫌いがはじまった子や舌が敏感な子の中には、ほうれん草を全く食べなくなってしまった…という子もいるそうです。


その子供たちがほうれん草を食べなくなってしまう原因となるのが、シュウ酸という成分。


ほうれん草独特のえぐみや、舌にざらっとする食感を与えるものです。

 

このシュウ酸を減らす方法として下茹でがあるのですが、ほうれん草に含まれているビタミンCは水に溶けやすい性質を持っているため、あまりおすすめできません。

 

ほうれん草の上手な食べ方1

まず試してほしいのが、切ってから水にさらしてシュウ酸を抜いてから使う方法。


ほうれん草の断面を多くすることで水の中へシュウ酸を出すことができ、下茹でするよりもビタミンCの流出を防ぐことができます。

 

ほうれん草の上手な食べ方2

次に、カルシウム豊富な食材と合わせることでシュウ酸特有のえぐみを消すという方法。


かつお節にはカルシウムが豊富に含まれているので、ほうれん草のおひたしなどは最高に組み合わせの良い一品と言えます。

 

離乳食中期の赤ちゃんの離乳食づくりに様々なアレンジを加えるのは難しいと思いますが、ぜひお子さんの食べやすいほうれん草の調理方法を見つけてみてくださいね。


ほうれん草の上手な食べ方3

最後に、品種を変えてみるという方法


サラダほうれん草という、生でも食べられるほうれん草はえぐみが少なく、赤ちゃんでも食べやすい味になっています。


いつも通り加熱して使いましょう。


【離乳食中期】子供につくってあげたい!ほうれん草レシピ


ここからは、離乳食中期におすすめのほうれん草レシピをご紹介します。

 

1.ほうれん草と納豆のお粥


ほうれん草と納豆の組み合わせで、離乳食中期にもぴったりな栄養満点なお粥なります♪

 

お粥と野菜スープは事前に冷凍しておくことで時短に!

 

ほうれん草はしっかりと軟らかくなるまでゆでるのがポイントです☆


>>レシピはコチラ<<


2.ツナとほうれん草クリームスパ


これひとつでたっぷりの野菜が摂れるパスタ!離乳食中期(生後7~8ヵ月)の後半から試してほしいレシピです。


パスタが食べにくそうであれば、マカロニに変更するのもOK。

 

ツナと野菜からの旨みだけで十分おいしく仕上がるので、調味料を使う必要はありません♪


>>レシピはコチラ<<


3.ほうれん草としらすと大根


離乳食初期から活用している人も多いしらす。骨や内臓も食べられ、しらす約100gにカルシウムが500mg含まれていると言われています。

 

そんなしらすとほうれん草は相性抜群♪



この一皿でたっぷりの栄養が摂れるので、ぜひ作ってみてくださいね。


>>レシピはコチラ<<


4.ほうれん草入り鶏つくね


離乳食中期からOKになる鶏ひき肉にほうれん草を入れることで栄養アップ!

 

手づかみ食べが好きな赤ちゃんには、つくねのようにある程度形になっているものをメニューに取り入れてあげるのがおすすめです。


こちらのレシピではひき肉のみ使用していますが、固くて食べにくそうな場合は豆腐を加えると食べやすさがアップします!


>>レシピはコチラ<<


5.ほうれん草の白和え


こちらはとっても簡単な、和えるだけのレシピ。離乳食中期(生後7~8ヵ月)の赤ちゃんに手軽に栄養を取らせてあげたい時に、すぐ作れます。


後半からは少量のすりごまと醤油を足してもOK。後から味を足せば、大人も一緒に食べられる一品です!

 

>>レシピはコチラ<<


6.野菜たっぷりオムレツ


離乳食中期ともなると、だんだん好き嫌いがはっきりしてくる赤ちゃんもいますよね。


そんなときは、こちらの野菜をたくさん使ったオムレツをどうぞ♪

 

レンジで作るので、忙しいときにもピッタリ!


また、フライパンで焼くよりもふんわり仕上がるので、カミカミの練習中の赤ちゃんでも食べやすく仕上がります。


>>レシピはコチラ<<


7.ほうれん草入りかぼちゃマッシュ


いろんな食材と合わせてみても、やっぱり苦手そう…という場合もありますよね。


そんなときは、かぼちゃを使ってみましょう!


甘くてねっとりとした食感なので、ほうれん草の風味をカバーしてくれますよ。


緑黄色野菜コンビなので、栄養も◎。


>>レシピはコチラ<<


8.ほうれん草とトマトのお粥


彩りがキレイなお粥。


トマトを入れることでさっぱりとした風味に仕上がります♪


>>レシピはコチラ<<


9.ほうれん草の豆乳ポタージュ




いろいろ試したけど、やっぱり食べてくれない!なんてこともあるでしょう。


そんなときは、思い切ってポタージュにしてみませんか?


形がなくなれば、抵抗感もなくなるかもしれません。豆乳のまろやかな風味のおかげで、食べやすさもバッチリですよ!


調味料を加えれば、大人もおいしくいただけます♪


>>レシピはコチラ<<


10.三色丼風お粥


大人と同じようなメニューに赤ちゃんも大喜び♪


ほかの食材とまぜまぜするので、ほうれん草も気にならなくなりますよ!


卵は卵黄のみ使用してくださいね。


>>レシピはコチラ<<


栄養満点なほうれん草!離乳食中期にもぜひ活用を



ほうれん草は栄養価が高く、離乳食全般で役立つ野菜ですが、風味が苦手な赤ちゃんも少なくありません。


今回ご紹介した食べやすくする方法や、オススメレシピを試してみてくださいね♪


体にうれしい栄養素が詰まったほうれん草を、どんどん離乳食に取り入れてみましょう!


Photo by Photo AC