- 働くママには出産すると同時に考え始めなければならないのが「待機児童問題」。待機児童の問題はもはや社会問題に発展し「保活」という言葉も定着しましたね。
子育てだけでも大変なのに、保活も…ママの負担は増えるばかり。なんとか保活を成功させたいですよね!
そこで、少しでもママたちの役に立てるよう、今回は私の保活体験談をご紹介。
私の体験談が少しでも保活中のママにお役に立てれば幸いです。
この記事の目次
- 横浜市で保活するにあたり知っておきたいこと
- 横浜市の入園決定率は81.3%
- 横浜市のエリア別保活の現状
- 横浜市の便利な保育サービス3つ
- 横浜市での保活の決め手は情報収集!
- 保育所見学でチェックすべき6つのポイント
- 横浜市で第一希望の保育所に入所できた体験談
- 保活は後悔しないよう全力で取り組もう!
横浜市で保活するにあたり知っておきたいこと
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まずは横浜市で保活をするにあたり知っておきたいポイントをまとめました。
保活は地域によってやり方がさまざま。
私は名古屋市から横浜市に引っ越したばかりで、保活や待機児童の状況について知らないことが多かったのですが、市役所の方にいろいろ教えてもらい、なんとか乗り切れました。
これから横浜市で保活をしようと考えている方、必見です!
※この記事に掲載されている内容は平成30年度の申込み案内を参考にしています。
1.横浜市の保育所の種類を知ろう
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横浜市の保育所には次に挙げる5つの種類があります。
(1)認可保育所
(2)認定こども園(保育利用)
(3)地域型保育事業…小規模保育事業・家庭的保育事業・事業所内保育事業
(4)横浜保育室
(5)認可外保育所
それぞれの違いは次の通り。
●対象年齢が違う
(1)認可保育所(2)認定こども園・・・対象年齢は0〜5歳
(3)地域型保育事業(4)横浜保育室・・・対象年齢は0〜2歳
(5)認可外保育所・・・施設により対象年齢が異なる
●利用料の算定が違う
(1)認可保育所(2)認定こども園(3)地域型保育事業は、市民税をもとに利用料をに算定。どの保育所を選んでも保育料は同じです。
(4)横浜保育室(5)認可外保育所は、各施設が独自に利用料を設定しているため、保育所ごとに差があります。
●申し込み時期が違う
(1)認可保育所(2)認定こども園(3)地域型保育事業は、入園を希望する前年の10月〜11月ごろが申し込み期間に。区役所ではなく特別に設置された窓口へ申込書を郵送します。
(4)横浜保育室(5)認可外保育所は、園によって申し込み期間が異なります。入園を希望する施設が決まったら、まずは申し込み期間を確認しましょう。
2.横浜市の待機児童の現状
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2013年には待機児童ゼロの自治体ということで注目を集めた横浜市。
しかし、現在は待機児童ゼロを維持できておらず、横浜市が公表しているデータによると、2018年4月1日現在の保育所に入ることができない「待機児童数」は63人いることがわかっています。
ただこの数字、少しカラクリがあるようなのです。
保活中の方はご存知かもしれませんが、2017年度から待機児童の定義が変更。
自治体が独自補助する認可外施設や親が求職活動を中止している場合、その子供は待機児童に含めないことになりました。
ただ横浜市は、認可保育所に入園の申し込みをしたにも関わらず入所できなかった子供の数を「保留児童数」としてカウント。そしてその保留児童数は3,080人にのぼります。
つまり認可保育所に入園したいけれど入園できなかった3,080人のうち、3,017人は認可保育所以外の施設に入所、もしくは自宅で子供を見ているということ。
この現状をどう捉えるかは各家庭の環境により異なりますが、なかなか難しいところですね。
▼参考URL
3.自分のランクを確認しよう
![](/uploads/resized/201904/resized-800-26-1555552896780.jpg)
認可保育所の選考にあたっては、入所選考基準の「ランク付け」を重視。
横浜市ではA~Gの7段階で評価されています。
ただ、このランクは開示されておらず、横浜市の公式サイトを参考に、自身で判断するしかありません。
どうしても横浜市によるランク付けを確認したい場合は、4月入所の申込前に一度入所の申請をしてみましょう。
認可保育所の入所に落選すると、横浜市によるランク付けを教えてもらえます。
4.横浜市で保活するならまず区役所に足を運ぼう
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横浜市で保活を始めようと思ったら、まずは区役所に足を運びましょう。保活に関するパンフレット一式をもらえます。
平成30年度4月募集のパンフレットは9月ごろからの配布されました。
保活のパンフレットの配布時期に関しては、横浜市の公式サイトで案内されるので、夏ごろからこまめにチェックしておくと安心。
区役所でもらった横浜市の保活パンフレットの中で、私が便利だと感じたのは「保育所の住所や連絡先の一覧表」。
この一覧表を元に自宅から通えそうな保育所を探しました。
GoogleMapの経路案内などを活用するのもおすすめ。保育所に通うためにかかる時間が把握でき、重要な判断材料となりました。
横浜市の入園決定率は81.3%
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横浜市をはじめ、各自治体は保活・待機児童の現状を把握すべく、さまざまな統計を出しています。
その中でも参考になるのが「保育園を考える親の会」が頒布している「保育力充実度チェック」。
「保育園を考える親の会」が独自にアンケートを実施しているため、内容にも信ぴょう性があります。
2018年度の横浜市の入園決定率は81.3%と前年度を0.2%上回る結果に。
神奈川県内でアンケートの対象になっている地域としては、平塚市(94.2%)に次いで2番目に高い数字となりました。
つまり、神奈川県内では保活の成果が比較的出ている地域と言えます。
横浜市のエリア別保活の現状
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横浜市の場合、住む場所を選んだ瞬間からすでに保活は始まっていると言われています。
横浜市の場合、激戦区と言われるエリアは北部の港北区・青葉区・都筑区・鶴見区あたり。
待機児童にどうしてもなりたくないなら激戦区を避け、比較的保育所に入りやすい地域に引っ越しましょう。
各エリアの保活事情
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1.港北区の保活事情
「日吉・綱島エリア」このあたりは0歳でも保育所への入所が難しいエリアとして有名です。
待機児童・保留児童も多め。
港北区の中では、新羽・高田周辺なら保活も成功しやすいと言われています。
2.都築区の保活事情
都筑区では「センター北・センター南エリア」は保活の激戦区。
駅から離れれば離れるほど競争率は低下します。
3.青葉区の保活事情
青葉区は車を使う人が多く、どこの保育所も人気が高いです。
4.鶴見区の保活事情
鶴見区はここ数年、マンションや分譲住宅の開発が進み若年ファミリー層の居住が一気に増えたエリア。
小学校では生徒が増え過ぎて、教室が足りないと問題になっているほど。
そのため、保活も厳しいエリアです。
5.保土ヶ谷区の保活事情
保土ケ谷区で1歳児の入園ができなかった知人がいます。
こちらのエリアの保活もなかなか激戦のようです。
6.戸塚区の保活事情
戸塚区は最近人気が上昇しているエリア。
戸建てを購入する人も多く、今後保活の激戦区になりうるエリアです。
保活激戦区でもあきらめるのはまだ早い!
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横浜市の保活事情について、「◯◯区が激戦区!」と一括りで話をしてしまいがち。
しかし、そのエリアが保活激戦区と決めつけると、保活がうまくいかないこともあります。
また、エリアの中に「比較的入りやすい保育所」がある可能性も。
保活はあきらめずにコツコツ継続することが大切。
次のような点を意識して情報を集めると、思わぬチャンスが舞い込むかもしれません!
・1歳児の受入れ人数が多い園は状況を常にチェック
・新設園は一度に10人以上募集することがある
・園の面積が広いところは、定員よりも多くの子供を受け入れることもある
育児休暇が1年間という企業が多いので、やはり1歳での入所希望者はかなり多いです。
保育所の1歳児の受入れ状況はひとつの目安として、常に気に留めておきましょう!
横浜市の便利な保育サービス3つ
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横浜市には保育所に入れなかった子供やあらゆる事情で保育所に子供を預けられなかった際に利用できるサービスが充実しています。
保活をする際にこれらのサービスをチェックし、いつでも利用できるようにしておくと安心ですよ。
1.横浜市子育てサポートシステム
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横浜市では、子供を預けたり預かったりすることで地域の交流を深める「横浜子育てサポートシステム」を導入。
会員登録をすれば、条件がマッチングする近所の方と助け合いながら子育てができます。
1時間800円から利用できるので、急用ができたときにも活躍するシステムです。
2.病児保育・病後児保育事業
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横浜市では、医療機関に併設された病児保育室で体調の悪い子供を預かってくれます。
定員は4名と少なめですが、生後6か月から小学6年生まで利用可能。
病気の回復期の場合は、市内4カ所の保育室で子供を預かってくれます。
いずれも1日2,000円~利用できるので、仕事がなかなか休めないママも安心です。
3.一時保育
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認可保育所に入所できなかった未就学児童を対象に、横浜市では一時保育を実施。
就職活動時や体調不良時はもちろん、育児に疲れてしまったときのリフレッシュにも使えます。
一部保育所では夜間保育も実施。
利用料金は保育所により異なるので、利用する可能性がある保育所には事前に問い合わせておくと安心です。
横浜市での保活の決め手は情報収集!
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保活は情報戦とも言われますが、ひとりであれこれ悩むよりもわからないことはどんどん尋ねて、正しい情報を取り入れるのがおすすめ。
子育て広場でママ友と情報交換をしたり、ネットでの経験談も役に立ちます。
ママ同士は言わばライバルかもしれませんが「待機児童になることだけは避けたい!」とがんばる仲間でもあります。
私は引越してすぐの保活となったため、情報を得る場所がほとんどない状態。
しかし、思い切って横浜市での保活の体験記を執筆していたブロガーに連絡。
そのことがきっかけで、順調に保活を進めることができました。
なかなか周りに情報共有できるママがいないときは、思い切ってブログやSNSで情報発信してるママにコンタクトをとるのもおすすめです!
保育所見学でチェックすべき6つのポイント
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自宅から通えそうな保育所をピックアップしたら、実際に足を運んで保育所を見学しましょう!
保育所に電話して、見学したい旨を伝えれば、こころよく対応してくれます。
しかし、保育所はただ見学しているだけではもったいない!
次のような点に着目して、保育所をチェックしてみましょう。
1.登園にかかる時間をチェック
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保育所には徒歩で行くのか、自転車で行くのか、車で行くのか。交通手段を決めたら、登所時間の道路の状況をチェックしておきたいですね。
混雑がひどい場合は、別の登所ルートを検討する必要も。
実際に保育所に足を運ぶことで、地図上では見えてこない課題が浮きぼりになってくるかもしれません。
2.おむつは持ち帰り?布おむつ?
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保育所で利用するおむつというと、紙おむつが一般的。
しかし中には布おむつを採用している保育所もあります。
紙おむつと布おむつではママの負担も大幅に変わってきます。しっかりと確認しておきましょう。
また、使用済のおむつを持ち帰るルールがある保育所もあります。
3.お昼寝ふとんは?
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お昼寝用のふとんを貸してくれる保育所もありますが、中にはお昼寝用のふとんを持ち込まなければならない保育園もあります。
持ち込みの場合は、週末布団を持ち帰る必要が。
他にも、ふとんは貸し出してくれるけれど、ふとん用のカバーを作成する必要がある保育園などもあります。
4.園の行事
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保育所には運動会や遠足などの行事がありますが、親の参加や祖父母の参加が必要な行事も多いです。
仕事環境などを考慮し、自分のスタイルに合う保育所を選びましょう。
5.園の指定グッズはあるのか?
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私が見学した保育所の中には、保育所指定のTシャツやリュックを買わないといけない園がありました。
他にも、袋物を同じ柄で統一しないといけない保育所もあり、持ち物に関するルールはさまざま。
手づくりの袋物が必要な場合、製作時間を確保しなければなりません。
保育所の持ち物に関しては「知らなかった」ではすみません。気になる点があればしっかりと質問してきましょう。
6.保育士や園児の様子は?
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最後に保育所見学の際にチェックしたい大事なポイントをご紹介。
保育所見学の際は、保育士や園児の様子をしっかりチェックしましょう。
保育士が気持ちよく挨拶してくれる園は印象がいいですよね。
横浜市立の保育所は、ベテラン保育士さんが多い印象でした。
保育所の開放イベントもおすすめ
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保育園見学に行けない場合は、保育所の開放イベントに参加するのもいいですね。
保育園主催の子育てサロンやおはなし会などに参加すると、より雰囲気がつかみやすいです!
他のママたちとも交流ができるので、保活の情報交換の場にもなります。
横浜市で第一希望の保育所に入所できた体験談
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私は横浜市に10月末に引っ越してきたため、保活自体は慌ただしく進めざるをえませんでした。
その上、それまで保活をしてきた人に比べて圧倒的に不利な状況。
しかし、無事第一希望の保育所に入所できた体験をお話します。
第一希望に入所できた私の保活体験談
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我が家は「加点0・Aランク」での保活スタートとなりました。1歳児の保育所入所を目指し行動していました。
両親は、市内と隣の市に住んでいるという状況です。
ただ、1歳児の受け入れ人数が10人以上の認可保育所が近所に3件あるという保活を行う上で好立地な場所に引っ越し。
引っ越し前に保活ブログを執筆しているブロガーなどを頼り保活情報を収集して、居住地を決めました。
私の保活スケジュール
・10月下旬
引っ越してすぐ区役所に行き区役所の職員から必ず保育所を見学するようすすめられました。
「申込みに間に合わなくても、必ず見学することをおすすめしますよ」とのこと。
保育所のリストを見ながらとにかく見学の予約を入れる日々。
電話した日から2週間以内にすべての保育所を見学できました。
・11月上旬
保育所の入所申込みを発送。
・翌年1月
この段階で、隣駅の駅近にある認可外保育所を申し込み完了。
認可保育所ですべて落選しても、仕事復帰ができることが決定しました。
・翌年1月末
認可保育所の入所通知書が届きました!
・翌年3月上旬
認可保育所の入所説明会がありました。
保活激戦区で第二希望に入所できた友達の保活体験談
![](/uploads/resized/201807/resized-800-18-1531993505769.jpg)
友達が住んでいるのは横浜市最大の保活激戦区と呼ばれる「港北区」。
特に認可保育所入所が厳しいと言われる日吉・綱島エリアにほど近い、「大倉山」エリアに住んでいました。
友達の子供は8月生まれで、1歳児クラスの4月入所を希望。
それまでは認可外保育所などに預けていませんでした。
それでも第二希望の保育所の1歳児クラスに入園が決定!
友達曰く、夫が夜勤していることで加点された1点が大きかったのでは?とのこと。
ランクは自分では操作できませんが、1点の重みを感じたと振り返っていました。
20以上の希望を記入!都筑区在住の友達の保活体験談
![](/uploads/resized/201807/resized-800-81-1531993541305.jpg)
保活激戦区都筑区の「北山田」エリアに住んでいる友達の保活体験談です。
北山田エリアは未就学児童が区内で一番多く、待機児童も多い地域。
それでも無事認可保育所に入所できたのは、友達の努力がありました。
友達の子供は5月生まれ。
0歳クラスの4月入所を希望していました。
横浜市の保育所の申込み用紙は第8希望まで記入欄があるのですが、
「どうしても保育所に入園できないと困る」
「待機児童になっては職を失うかもしれない」
という状況を伝えるために、レポート用紙に第9希望以降、最終的に20件以上の保育所の名前を記入しました。
結果的に無事、認可保育所に入所が決定。
レポート用紙を利用したことが結果にどうつながったかはわかりませんが、しっかり熱意を伝えれば何か変わるかもしれないという希望が見えた体験談でした。
保活は後悔しないよう全力で取り組もう!
![](/uploads/resized/201904/resized-800-23-1555572657944.jpg)
横浜市は待機児童や保留児童の件で話題に挙がりやすいこともあり、ママたちも必死。
「絶対に待機児童にさせない!」とがんばっているママがとても多い印象です。
認可保育所に入れず、待機児童になってしまったママたちは「あのときもっとこうしておけば…」と後悔することも多いようです。
今できること、すべきことは何なのか考え、後悔しないよう全力で保活に取り組みましょう!
(photo by:写真AC)