新生児期が過ぎ、赤ちゃんとママの健康状態が良好と認められたら、赤ちゃんとパパ・ママが一緒にお風呂に入れるようになります。
とはいえ、沐浴と違って大きな湯船…どうすれば安全にお風呂に入れるの?と沐浴後の入浴に不安なパパ・ママも多いはず。
そこで今回は、筆者の経験をもとに、赤ちゃんとのお風呂の入浴手順を解説するとともに、赤ちゃんと一緒のお風呂であると便利なグッズをご紹介します。
また、上の子も含めて複数人の子供と一緒にお風呂に入るコツなども解説します。赤ちゃんとお風呂に関する不安を解消し、楽しいお風呂タイムを満喫してくださいね。
この記事の目次
- 赤ちゃんとの入浴に必要な7つの入浴グッズ
- <基本>赤ちゃんと一緒に入浴する6つの手順
- 赤ちゃんとのお風呂で気を付けたい3つのこと
- 先輩ママ絶賛!赤ちゃんのお風呂に役立つ便利グッズ8選
- 【番外編】育児の時間確保のために生協を活用しよう
- お風呂はパパ・ママと赤ちゃんの大切なふれあいタイム
赤ちゃんとの入浴に必要な7つの入浴グッズ
赤ちゃんとのお風呂で最も大切なのが、しっかり準備をしておくこと。
入浴中や入浴後、片時も赤ちゃんから目を離さないためには、脱衣所に必要なものをすべて用意しておくことが欠かせません。少なくとも、以下の7つの入浴グッズは用意しておきましょう。
◆7つの入浴グッズ
①ガーゼやスポンジ(お風呂の中で使う)
②ママのバスタオル
③ママの着替え
④赤ちゃんのバスタオル
⑤赤ちゃんの着替え&おむつ
⑥保湿ローションや綿棒などケア用品
⑦麦茶や白湯、ミルクなど
赤ちゃんをすぐに拭けるよう事前にセッティング
お風呂から上がったら、すぐに赤ちゃんの体の水分をふき取れるよう、赤ちゃん用のバスタオルは事前に脱衣所に敷いておくと安心。
フローリングなど床がかたい場合は、パズルマットや座布団などをバスタオルの下に敷いておくと、赤ちゃんも快適に過ごせます。
寒い時期はパパ・ママ用にバスローブを用意しておいてもいいですね。
家族みんなが湯冷めしないよう、万全の準備をしておきましょう。
<基本>赤ちゃんと一緒に入浴する6つの手順
しっかり事前準備ができたら、いよいよ赤ちゃんと一緒にお風呂へ入りましょう。
赤ちゃんのお風呂の入れ方は、赤ちゃんが一人でしっかりと立てるようになるまでは基本的に同じ方法で大丈夫。それでは赤ちゃんをお風呂に入れる6つの手順を紹介いたします。
何度か赤ちゃんとお風呂に入っていると、自分なりのやり方が見えてくることもあるので、基本を守りつつ適宜アレンジして快適なバスタイムを過ごしてくださいね。
手順①赤ちゃんを脱衣所に寝かせて、パパ・ママが先にお風呂に入る
まず、赤ちゃんを肌着+おむつの状態にして、パパ・ママが先に自分の髪の毛や体を洗いましょう。
家族がいる場合は、パパ・ママのやることがすんでから声をかけ、赤ちゃんを連れてきてもらっても構いません。
一人で赤ちゃんをお風呂に入れる場合は、赤ちゃんの様子が心配になりますよね。
そんなときは、お風呂のドアを少し開けて赤ちゃんの様子が見えるようにしておくといいですよ。
また、脱衣所が寒い場合は、コンパクトヒーター等を利用するのもおすすめ。
逆に暑い時期は扇風機を置いておくと安心です。
手順②赤ちゃんの肌着を脱がせてお風呂へ
赤ちゃんの肌着やおむつを脱がせたら、赤ちゃんの体を洗う用のガーゼやスポンジをもって赤ちゃんと浴室に入ります。
パパ・ママが椅子に座り、赤ちゃんを膝の上に乗せると赤ちゃんの体が洗いやすいです。
このとき、赤ちゃんの足を開いてママのお腹をはさむようにして向かい合わせにすると、安定感がありますよ。
手順③お湯で体の汚れを大まかに流したら湯船へ
赤ちゃんの体全体に、やさしくお湯をかけて汗やお尻の汚れなどを大まかに落としましょう。
ざっと全体の汚れが落ちたら、湯船に入ります。
湯船に入る時はお尻から入れてあげると、赤ちゃんが怖がりにくいのでおすすめ。
たくさん声をかけながら、しっかりと温まりましょう。
手順④顔、頭、体を洗う
しっかりと温まったら、湯船を出て赤ちゃんを丁寧に洗います。
脇や腕・脚のしわの中にはホコリがいっぱい!
しっかり石鹸を泡立てて、丁寧に洗っていきましょう。
手のひらで洗ってもいいのですが、ガーゼやスポンジがあると洗いやすさがアップします。
ぜひ試してみてくださいね。
全身をきれいに洗えたら、お湯でしっかり泡を流します。
手順⑤再び湯船で温まる
赤ちゃんがきれいになったら、もう一度湯船で温まりましょう。
ただ、夏場など暑い時期はこの手順は省略しても大丈夫。
せっかくきれいになったのにまた汗をかいてしまわないよう、臨機応変に対応しましょう。
手順⑥お風呂を出たら、すばやくタオルでくるむ
お風呂上がりはすぐに赤ちゃんをバスタオルの上に寝かせて包みましょう。
その後、パパ・ママもざっと体を拭いて湯冷め対策を!
パパ・ママもスキンケアをしたい場合は、オールインワンタイプの化粧水等で手早く済ましてくださいね。
赤ちゃんの体の水分をふき取って、全身に保湿ローションをしっかり塗ったら、おっぱいやミルク、白湯などで水分補給をしてあげましょう。
赤ちゃんとのお風呂で気を付けたい3つのこと
赤ちゃんとのお風呂は慣れれば楽しい時間になるのですが、慣れるまでは神経を使うもの。
そこで、赤ちゃんとのお風呂で気を付けたいポイントをまとめました。
慣れるまではしっかりとチェックしてくださいね。
それでは3つの注意点を解説いたします。
注意点①湯船の温度は「ちょっとぬるめ」で時間は5~10分
大人が高めの温度の湯船が気持ちいいと感じることがありますが、赤ちゃんは「ぬるいかな?」と感じるくらいの温度がベスト。
夏場は38度、冬場は40度と「ちょっとぬるめ」を意識してお湯を用意しましょう。
外気温や給湯器の種類によって設定通りの温度のお湯が出ないこともあるので、不安な場合は赤ちゃんが湯船に入る前に温度をチェックすると安心です。
湯船に浸かる時間の目安は5~10分ほど。
ただ、赤ちゃんの体調や機嫌によっては早めに切り上げた方がよいこともあるので、入浴中はしっかりと赤ちゃんの様子を観察してくださいね。
注意点②お風呂からあがった後はすぐ保湿!
赤ちゃんの肌は非常にデリケート。
パパやママの肌よりも早く乾燥してしまいます。
そのため、入浴後のスキンケアは赤ちゃんを優先に!
全身まんべんなく保湿ローションを塗ってあげましょう。
余裕があるなら、ローションを塗りながらベビーマッサージをしてもいいですね。
私はいつも入浴後にベビーマッサージをしていましたが、寝つきがよくなって夜泣きの回数も格段に減りました。
ぜひ試してみてくださいね。
■おすすめのベビーマッサージ方法(動画)
注意点③赤ちゃんのお風呂は夕方早めの時間がおすすめ
基本的に赤ちゃんのお風呂は1日1回、夕方のまだ明るい時間(目安としては16時~17時ごろ)がおすすめ。
入浴中は肌の異常などを発見しやすいですが、その時間ならまだ小児科が開いていることが多いので、すぐに受診できて安心です。
また、汗をたくさんかいたときは、1日に何度かお風呂に入れても大丈夫。
ただし、その都度きちんと保湿しなければ肌トラブルが起きることもあるので、お風呂の入れすぎには注意しましょう。
先輩ママ絶賛!赤ちゃんのお風呂に役立つ便利グッズ8選
先ほど、赤ちゃんとの入浴に必要なものをご紹介しましたが、続いてはあると便利なグッズ8選をご紹介します。
赤ちゃんとのお風呂を楽にするグッズばかりなので、気になる商品があったらぜひ利用してみてくださいね。
グッズ①湯冷め防止に!パパ・ママ用のバスローブ
お風呂上がりは赤ちゃんのスキンケアを優先させるため、パパ・ママ自身のことは後回しになりがち。
だからといって、パパ・ママが風邪をひいてしまってはどうしようもありませんよね。
そんなときはバスローブが便利。
男女兼用のバスローブなら、パパ・ママどちらが赤ちゃんのお風呂を担当しても活躍します。
パイル地よりもワッフル素材など乾きやすい素材の方が、洗い替えの用意が少なくてすむので楽でした。
■購入者レビュー
生地は薄めですが、さほど寒くもないし、洗濯で乾きやすいのがお気に入りです!
出産した娘のために購入しました。
期待通り吸水性がよく軽くて使いやすいです。赤ちゃんをお風呂に入れる時に着用していますが、大変重宝しているそうです。
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グッズ②赤ちゃんが動けるようになったら便利!ベビー用バスローブ
赤ちゃんが寝がえりやハイハイができるようになったら、体を拭く前に動き回ってしまうことも増えます。
そうすると、バスタオルでははだけてしまって湯冷めが心配。
そんなときは、ベビー用のバスローブが大活躍します。
特にフード付きタイプは髪の毛の水分まで吸収してくれて便利。
フードがあるだけで、動き回っても脱げにくく安心です。
■購入者レビュー
安かったのでそんなに期待せずちょっと使えればいいかなーと思って買ったのですが、クマさんの顔も可愛く、肌触りもいいです!洗濯してもフワフワのままです!
こういう赤ちゃんの肌に直接触れるものをいつも慎重に選んでいます。この値段でこの質だと結構いいと思います。
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グッズ③冷たくかたい床でも安心!バスルーム用マット
赤ちゃんを石鹸で洗っているとき、ついツルっとすべってしまいそうになった経験があるパパ・ママは多いもの。
そんなときに備えて、お風呂の床には柔らかいマットを敷いておくといいですね。
事故を完全に防げるわけではありませんが、若干の保護効果は期待できます。
また、赤ちゃんが大きくなってきたらマットの上に赤ちゃんを座らせて洗うことも可能。
かわいいマットを選べば、お風呂嫌いな赤ちゃんもお風呂が好きになるかもしれません。
■購入者レビュー
製品の厚みは1cmくらいと少々薄いですが子どもの喜びように
大満足です。寝かせて体を洗います。狭いお風呂場に丁度良い。
首の座らない赤ちゃんを洗うときに役立ちました!サイズがちょうど良いです!
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グッズ④赤ちゃんが沈むのを防ぐスイマーバ
スイマーバとは世界中で大流行した赤ちゃん用の知育グッズです。
本来は、赤ちゃんの首にスイマーバを装着して、赤ちゃんの手足をバタバタ動かすトレーニングに使うのですが、お風呂での事故予防に使うパパ・ママが急増。
ただ、スイマーバをしていれば絶対安全というわけでもないので、入浴中は絶対に赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
■購入者レビュー
生後一ヶ月から使い始めました。
お風呂の時ぬるめのお湯に一緒に入って遊んでます。
おふろで毎回使っています。
使わないと目でスイマーバを追いかけて着用をせがんできます。
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グッズ⑤赤ちゃんに待ってもらうときに便利!赤ちゃん用バスチェア
こちらは、新生児から使えるバスチェア。
上の子がいる場合など、どうしても赤ちゃんに待ち時間ができるときに便利です。
浴室に十分なスペースがあるなら、ママがお風呂に入るときに一緒に入って座らせておいてもいいですね。
バスチェアに座らせたまま赤ちゃんの体を洗うことができるので、パパ・ママの負担も軽減できます。
■購入者レビュー
生後3か月の赤ちゃん用に購入しました。両手を使って体を洗うことができるので、重宝してます
生後半年から使用してますが、とても良いです。もっと早くに出会いたかった。
ガードがしっかりしていて、赤ちゃんも抜け出せないようで、安心してお風呂に入れます。
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グッズ⑥お湯の温度をこまめにチェック!湯温計
「ちょっとぬるめのお湯がいい」と言われても、なかなか温度がわかりにくい。
そんなときに役立つのが湯温計です。
こちらの湯温計は室温も測れるうえデジタル表示なので見やすさ抜群!
湯温が設定温度より高温もしくは低温になるとランプでお知らせしてくれるので、赤ちゃんの温まりすぎや冷えすぎ対策にぴったりです。
■購入者レビュー
デジタル表示で、湯に入ってからの時間を計測してくれるのでのぼせなくていいと思います。
子供とのお風呂用に買いました。
旦那が目が悪く、普通の温度計では見えないため、高温アラームにひかれて購入。
アラームのおかげで、子供も熱すぎないお風呂に入れて良かったです。
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グッズ⑦シャワーを好きなところに取り付けられる!吸盤式シャワーフック
シャワーフックが高い位置にあると、赤ちゃんを抱っこしながらシャワーを使うのが難しいですよね。
そんなときは、好きな位置にシャワーを固定できる吸盤式フックがおすすめ。
フックは自在に動くので、好きな角度で固定しておけば、両手を使って赤ちゃんを洗えます。
締め付けリングつきなのでしっかりシャワーを固定でき、安全面もしっかりと確保できますよ。
■購入者レビュー
取り付け・外すのも楽、シャワーの高さ調整がしやすく便利。子供のお風呂で重宝しています。
子どもの高さにしっかり固定され便利です。
洗濯の手洗いも大変便利になりました。
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グッズ⑧細かい部分の汚れもきれいに!お風呂用手袋
赤ちゃんの体はガーゼやスポンジで洗いますが、洗っている最中片手の自由が奪われますよね。
しかし、手袋タイプのスポンジなら指を自由に動かせるので、万が一のトラブル時も安心。
ループ付きなのでお風呂に吊るしておけば保管場所にも困りません。
ママ用サイズ・パパ用サイズが選べるので、大きすぎることもなくしっかりと赤ちゃんの体を支えられますよ!
■購入者レビュー
子供は嫌がることもなく洗われているのでザラザラして痛いという事はないようです。
普通のタオルやスポンジで洗うよりも手早く細かいところまで洗えるので便利です。
めっちゃ使いやすいです。
泡立ちもいいし、やわらかくておすすめです。
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【番外編】育児の時間確保のために生協を活用しよう
赤ちゃんとのお風呂は慣れるまで大変ですよね。
赤ちゃんのお風呂はちょうど晩ごはんの準備タイムとも重なってしまうため、バタバタして負担になってしまう…というパパ・ママにおすすめなのが、生協のサービスです。
生協では、今後始まる離乳食づくりに役立つ便利食材や、普段のパパ・ママのごはんづくりをサポートする食品がいっぱい!
育児を時短で済ますのは難しいですが、生協なら家事の時短に大いに貢献してくれます。
今なら資料請求をするだけで、人気商品がもらえるチャンス!
ぜひこの機会に、生協の導入を検討してみてくださいね。
お風呂はパパ・ママと赤ちゃんの大切なふれあいタイム
赤ちゃんとのはじめてのお風呂。慣れるまでは緊張してどっと疲れてしまうかもしれません。
しかし、お風呂タイムはパパ・ママと赤ちゃんのスキンシップに欠かせない大切な時間。
便利グッズを活用しながら、お風呂が少しでも楽しい時間になるよう工夫してみましょう。
赤ちゃんもお風呂に慣れてきたら、お風呂の気持ちよさに眠ってしまうこともあります。
安全にだけはしっかり気を配って、親子で癒しの時間を満喫してくださいね。
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