離乳食は、離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)から始めるのが適当と言われています。
ただ、特に初めての赤ちゃんだと、何をどう食べさせたらいいのか、どれくらい食べさせたらいいのかなど、悩むことも多いですよね。
今回は離乳食初期にこそ活用してほしい、離乳食の冷凍保存についてまとめてみました。
冷凍保存におすすめの容器や注意点、冷凍保存可能なレシピなども紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
この記事の目次
- 離乳食づくりのコツ
- 離乳食初期に冷凍保存がおすすめの理由
- 冷凍保存するときのポイント!
- 離乳食初期におすすめ!冷凍保存しておきたい一品
- アクセントにオススメ!だしのレシピ
- 冷凍を活用してもっと簡単に離乳食作りを
離乳食づくりのコツ
離乳食初期(生後5~6ヵ月)というと、まだ離乳食を始めたばかり。一度に食べさせられるのは、たった2~3さじ…ということもあり、品数も量も少ない時期です。
この時期はまだ授乳やミルクがメインで、赤ちゃんのお世話に忙しいですよね。
少しの離乳食のために、毎日何十分も時間をかけていられない!というママも多いと思います。また、ほんの少しの量の離乳食を作るのは、意外と火加減や調理器具の使い方が難しいもの..。
そんな時に活用してほしいのが、離乳食を冷凍するというワザです。
一度に多めの量を作っておき、冷凍保存しておけば、次回以降の離乳食づくりがぐんと楽になります!
離乳食初期に冷凍保存がおすすめの理由
離乳食を冷凍するときは、解凍のしやすさも考えた上で保存方法を選ぶことをおすすめします。
その理由は、離乳食初期は食べる量がとても少ないから。
例えば、おかゆをまとめてジップロックに入れて冷凍してしまうと、使うときに決まった量を取り出しにくく、とても不便。また、冷凍したおかゆはとても固く、簡単には割れません。
それぞれのご家庭によって冷凍庫に入れられる量も、使い勝手も異なると思いますが、離乳食初期に冷凍保存しておく方法を身につけておくと、これから先の離乳食づくりにも活用できます☆
では、どのような保存方法が適しているのか、チェックしてみましょう!
蓋つき製氷用トレー
100円均一のお店などでも手に入れることのできる、蓋つきの製氷用トレー。
おかゆやだしなど水分の多いものを冷凍するときに大活躍します!また、毎回決まった量を取り出せるので、わざわざ計らなくていいのも便利。
固まったらケースから外して冷凍保存可能な袋に移し替えておくと、冷凍庫のスペースを取らないので、オススメ!
メリット
- ・水分の多い食材を冷凍しやすい
- ・決まった量を出せる
デメリット
- ・冷凍庫の場所を取る(平らな場所が必要)
適している食材
- ・おかゆ
- ・だし
- ・野菜のペースト
フリーザーバッグ
どの家庭にも置いてあることが多い、フリーザーバッグ。上手に活用すれば、離乳食の冷凍保存に役立つアイテムです♪
つぶしたかぼちゃやじゃがいも、肉や魚など繊維質なもの、ほぐしやすい野菜などを冷凍するときにオススメします。
フリーザーバッグを使うときは、食材を薄く平らになるように入れ、ポキっと折りやすい状態にしておきましょう。厚みがあると折れません。
また、箸などで筋をつけておくと折りやすく、1回分の量が簡単に出せますよ!
メリット
- ・立てて保存できるので場所を取らない
- ・空気を抜けば冷凍焼けしにくい
デメリット
- ・保存方法によっては、1回に使う量が安定しない
- ・厚みがあると折りにくい
適した食材
- ・つぶしたかぼちゃ、いも類
- ・ほぐした肉、魚
- ・ほぐしやすい野菜(にんじん、ブロッコリー、トマトなど)
- ・ラップに包んだ食材
シリコンカップ
繰り返し使えるシリコンカップ。耐熱、耐冷に優れているため、冷凍と解凍ができる便利なグッズです。
形を崩したくない食材や、汁気のある食材などが適しています。大きさや形は食材に合わせて選んでくださいね。
メリット
- ・繰り返し使えてエコ
- ・そのまま冷凍と解凍ができる
- ・汁気のある食材もOK
- ・形を崩さず保存できる
デメリット
- ・冷凍庫の場所を取る
- ・空気に触れやすいため、冷凍焼けを起こす可能性がある
適した食材
- ・少量のおかゆ
- ・形を保ちたい食材
- ・ツナ缶やささみ水煮缶など汁気のある食材
ラップ
どの家庭にもあると言っても過言ではない、ラップ。
液体以外何でも包めるだけでなく、ピッタリ包めるので空気に触れにくいのが特徴です。
少量の離乳食を包むので、小さいサイズのラップが便利。
メリット
- ・家庭に常備してある
- ・液体以外何でも包める
- ・空気に触れにくい
- ・1回分の量が取り出しやすい
デメリット
- ・液体には不向き
- ・包み方によっては、取り出すときが大変
適した食材
- ・液体以外なら何でも
冷凍保存するときのポイント!
離乳食を冷凍保存するとき、いくつか注意しなければならないポイントがあるので、覚えておきましょう。
1.1週間以内に使いきる
家庭の冷凍庫は開け閉めする機会が多く、庫内の温度変化が激しくなります。品質が変化しやすいため、1週間以内には使いきりましょう!
2.冷ましてから冷凍する
できたての離乳食は必ず冷ましてから冷凍しましょう。ほかほかの状態で冷凍すると湯気が霜になり、味が落ちる原因に。
3.使うときは再加熱を
冷凍しているから大丈夫なのでは?と思うかもしれませんが、低温でも繁殖する雑菌はいます。
まだ抵抗力の弱い赤ちゃんを守るためにも、必ず再加熱をしてから与えましょう。
4.新鮮なうちに調理して
せっかく新鮮な食材を手に入れても、新鮮なうちに調理しないと美味しい離乳食はできません。
特に、素材そのものの味を楽しむ離乳食初期(生後5~6ヵ月)は、留意しておいたいポイントです。
5.清潔を保って
調理の際の基本ですが、手洗い、調理器具の消毒を必ず行いましょう。家庭の冷凍庫の温度帯では、細菌は死にません。
再加熱をするからと言って、衛生管理を怠らないようにしましょう。
離乳食初期におすすめ!冷凍保存しておきたい一品
ここからは、離乳食初期のレシピと冷凍保存の方法をご紹介します。
①ごはんで作る10倍がゆ
10倍がゆは毎日使うからこそ、冷凍保存して楽しましょう!
炊いたご飯を鍋でコトコト煮て作るレシピで、ブレンダーがなければ裏ごしでも作ることができます。
お米から炊くよりも簡単にできるので、時間がないときにもピッタリですよ。
【材料】
- ・ごはん:1/2カップ
- ・水:2カップ
【作り方】
- 1.鍋にごはんと水を入れ、蓋をして約20分火にかけます。
- 2.沸騰してきたら蓋の端を少し開けます。
- 3.火を止めて約10分蒸します。
- 4.ブレンダーでとろとろにしたら完成。
☆参考レシピ☆
②にんじんペースト
離乳食に取り入れやすい野菜のひとつである、にんじん。クセがなく甘いので、最初に与える野菜としてもオススメです。
簡単に作れるので、ぜひ離乳食初期(生後5~6ヵ月)の冷凍ストックに加えてみてください♪
【材料】
- ・人参:1/2本
- ・お湯:50ml
【作り方】
- 1.皮をむいた人参を厚さ5mm程度の輪切りにし、水にさらしておきます。
- 2.水にくぐらせた人参を、柔らかくなるまでレンジで加熱するか、鍋で茹でます。
- 3.柔らかくなった人参とお湯をミキサーに入れてペースト状にするか、裏ごししてペースト状にしたら完成です!
☆参考レシピ☆
③新玉ねぎペースト
いろいろな食材との相性が良い玉ねぎ。冷凍保存しておくと重宝しますよ!こちらは新玉ねぎを使っていますが、玉ねぎでも美味しく作れます。
【材料】
- ・新玉ねぎ:1個
【作り方】
- 1.新玉ねぎを薄くスライスします。
- 2.鍋にお湯を沸かし、柔らかくなるまでコトコト煮ます。
- 3.柔らかくなったらフードプロセッサーでペースト状にするか、すり鉢ですりつぶしたら完成です!
☆参考レシピ☆
④バナナ
バナナは、ほどよい固さと甘味のおかげで、赤ちゃんに好まれやすい食材。離乳食初期(生後5~6ヵ月)から使えるので、とても便利!
しかし、離乳食初期はバナナを丸ごと1本使うことはありません。余るともったいないので、ぜひ冷凍保存をしてみましょう♪
また、バナナは糖質が多いので、離乳食初期は主食扱いになります。
【材料】
- ・バナナ:1本
【作り方】
- 1.バナナを丸ごと、レンジで2分温めます。
- 2.皮がほんのり黒くなったら、レンジから取り出します。
- 3.皮をむいて冷凍保存可能な袋に入れたら、適当につぶし、平らにしたら完成です!
☆参考レシピ☆
⑤白身魚
白身魚は、離乳食初期の後半(6ヵ月以降)から取り入れることができます。少量しか使用しないので、刺身を使うのがオススメ!
骨や皮がないのはもちろん、1切れがだいたい10gになっているので、量が把握しやすいのです。
なお、片栗粉をつけすぎるとダマになるので、うっすらまぶす程度にしましょう。
【材料】
- ・白身魚:30g(刺身3切れ)
- ・片栗粉:適量
【作り方】
- 1.魚の裏表に片栗粉をまぶします。
- 2.沸騰したお湯に魚を入れ、茹でます。
- 3.離乳食初期であれば裏ごしをしたら完成です!
☆参考レシピ☆
アクセントにオススメ!だしのレシピ
離乳食初期(生後5~6ヵ月)は調味料を使用しないので、だしやスープを使って旨味をプラスしましょう。
味覚を育てる上でもだしの存在は重要です。ぜひ出汁のストックも冷凍に加えてみてください!
①昆布だし
昆布とお水で作る、昆布だし。昆布に含まれる旨味”グルタミン酸”が、離乳食をより美味しくしてくれます。
おかゆに混ぜたり、野菜や魚のペーストをのばしたりと、いろいろな使い方ができますよ!もちろん、大人が一緒に使ってもOKです。
【材料】
- ・水:2カップ
- ・昆布:10㎝くらい
【作り方】
- 1.水気を絞った布巾で、昆布を拭きます。
- 2.鍋に水と昆布を入れ、20~30分ほど置いておきます。
- 3.鍋を弱火で熱し、沸騰する前に昆布を取り出したら完成です!
☆参考レシピ☆
②昆布とかつおの一番だし
動物性と植物性の旨味が合わさることで、より旨味がアップします。だしをとった後の昆布は佃煮づくりに使えるので、ぜひ活用してみてくださいね!
【材料】
- ・昆布:5cm×5cmを1枚
- ・かつおぶし:10g
- ・水:2カップ
【作り方】
- 1.鍋に昆布を入れ、5分以上置いておく。
- 2.1を弱火にかけ、沸騰直前に昆布を引き上げる。
- 3.2にかつお節を入れてひと煮立ちさせ、火を止める。
- 4.キッチンペーパーでこして完成。
☆参考レシピ☆
冷凍を活用してもっと簡単に離乳食作りを
毎日の食事作りに加えて、離乳食が加わるとさらに忙しくなります。そんな忙しいママの救世主となるのが、冷凍保存です!
実はいろんな食材を冷凍することができ、解凍も短時間でできるので、どんどん活用しましょう。
最初は離乳食のことで悩んだり迷ったりすることが多いと思いますが、慣れていくと解消されることもありますよ。
冷凍保存も活用し、無理なく進めていきましょう!
\食材にこだわるなら生協/
赤ちゃんに食べさせる離乳食は作り方だけでなく、食材もこだわりたいと感じますよね。ただ、スーパーの数ある商品から国産や無添加商品などを探すのは結構大変..。
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