子供が2歳になると、少しずつ言葉を話すようになり、やりたいと思うことも増えてきますよね。そうすると自己主張が強くなってしまい、いわゆる「イヤイヤ期」を迎えたと感じるパパママも多いことかと思います。
そんなときに「いつからちゃんと子供をしつけたらいいんだろう」と悩むパパ・ママも多いと思います。
今回は2歳の子供向けの「しつけ」についてお話します。イヤイヤ期を無事に乗り越えるための参考にしてみてください。
この記事の目次
【子供のしつけ】2歳児の特徴
冒頭でもお話しましたが、おさえるべき特徴は「1人でできることが増えること」と「イヤイヤ期」の2つです。
【2歳の特徴】1人でできることが増える
2歳になると、言葉を話すようになったり、歩くようになったりするだけではなく、中にはおむつを外して、トイレで用をたせるようになったりする子供もいるようです。
2歳になった瞬間に、手がかからなくなると感じるパパママが多いのも事実です。
【2歳の特徴】イヤイヤ期だと感じることが増える
2歳になるとできることが増える一方、自己主張も強くなります。
その自己主張を子供自身でコントロールできなくなることが、いわゆる「イヤイヤ期」と呼ばれるものです。
1人でできることが増えても、それがうまくできなかったり、自分の思った結果にならなかったりしても、2歳の子供にはまだその感情を処理できません。
そのことにイライラしてしまい、どんなことに対しても「いやだいやだ!」となってしまうんです。
ただ、この「イヤイヤ期」をきっかけに、子供のしつけについて考えるようになるパパ・ママが多いみたいですよ。
そもそも2歳の子供にしつけは必要?
結論からお伝えすると、2歳は子供のしつけを始めるにはよいタイミングと考えてもらうことがよいかなと思っています。
0歳にしつけを、と思っても子供の主張は「泣く」の一点張り・・。もちろんパパ・ママの言うことは理解できませんよね。
また、1歳になると子供が発する言葉は「喃語」ですよね。パパ・ママが理解するには結構難しかったりします。
2歳になると、子供が発する言葉は、少しずつパパ・ママでもわかるようになり、また子供も、パパ・ママが言っている言葉を少しずつ理解できるようになっていく時期になりますよね。
2歳は親と子供の双方のコミュニケーションが成立しやすい時期なので、しつけをするにはよいタイミング、と考えることができるんです。
ただ、0歳でも1歳でもしつけをすることは可能ですし、根気強く教えることも大切。
あくまでしつけを考えるきっかけを作りやすいのが2歳だと考えるようにしてください。
【2歳のしつけ】:効果的なポイントとは?
ここでは、実際に2歳のお子さんをしつける時の効果的なポイントを整理していきます。
【2歳のしつけポイント】1.継続的に行うこと
2歳のしつけは、途中で諦めることなく子供をほめたり叱ったりすることが大事です。
例えば、外食するときに食器で遊び始めたときに叱ったのであれば、自宅で同じことをしたときも叱るようにしましょう。
しつけに一貫性がないと、「このときはやっても大丈夫なんだ」と子供自身がパパ・ママからの抜け穴を探すようになってしまいます。
【2歳のしつけポイント】2.いいこと・悪いことをその場で伝えること
パパ・ママにとって子供がいいことをしたら、子供を褒めてあげる、逆に悪いことをしたら、叱ったり指摘したりするようにしましょう。
そして【可能な限りその場で行う】ことが大切。
2歳の子供にとってその場ではなくあとから言われてしまうと、なんのことか忘れてしまって指摘を受け入れなくなり、しつけが逆効果になってしまいます。
パパ・ママが適切なタイミングでしつけを教える必要があります。
【2歳のしつけポイント】3.パパ・ママがお手本を見せること
子供は、パパ・ママの行動を見ながら自分に取り入れていきます。
また2歳になると身じたく・食事など基本的な生活習慣を身につける時期にもなるので、パパ・ママがお手本を見せられる場面もたくさん出てきます。
もし子供がパパ・ママの思うような行動をしてしまう場合、パパ・ママの何かを改善する必要があるのかもしれません・・・。
【2歳のしつけポイント】4.パパ・ママで十分に話し合いをすること
2歳の子供のしつけといっても、家庭によってさまざま。
それこそパパ・ママも違った環境で育ったわけなので、しつけに対する考え方もさまざま。
1人の2歳の子供をきちんとしつけるためには、パパ・ママの間で「どういう子供に育てたいか」といったことを目線合わせしておくことが大事です。
これができていないと、子供から「パパはこれいいっていったのに、なんでママはだめっていうの?」のような質問がきてしまいます。
大切な子供が判断を迷わないためにも、パパ・ママの話し合いは大切です。
【2歳のしつけ】:しつける時の注意点
ここでは、2歳のしつけで効果的なポイントを踏まえた上での注意点を記載します。
【2歳のしつけ】:決して厳しくする必要はない
しつけという言葉のイメージから、「子供に対して厳しく接すること」と考えるパパ・ママもいるかと思いますが、それはNGです。
しつけというのは、厳しくすることではなく、親としての意図を子供に伝えること。
つまり、子供に伝わって子供の行動が変わればそれでよいので、厳しくするときもあれば褒めるときもあるでしょう。
いわゆる、アメとムチをうまく使いながら、しつけをしていくことが大切です。
【2歳のしつけ】:「しつけ」と「叱る」は別物
上の項目と一部重複しますが、しつけることと叱ることはしっかり分けて考えるほうがよいです。
特に2歳のしつけの際には、叱ることは最終手段にしましょう。
少し前でお話したとおり、2歳の時期は子供がいろいろなことを覚えて行動する時期です。
パパ・ママの思うような行動になっていないことをすべて叱ってしまっては、逆に子供の成長を妨げる可能性があります。
命に危険のあることや、パパ・ママがこどもにやってほしくないことだけを叱る、というように叱る時の一定のルールを決めるのも2歳児しつけのポイントです。
【2歳のしつけ】:決して手は出さない
手を出すことは、しつけをする上で一番逆効果。
一度手を出しても子供に伝わらないと、さらに手を出してしまって、最悪のケースで虐待までエスカレートしてしまいます。
特に2歳のイヤイヤ期は、パパ・ママにとっても何をしたらよいかわからず、イライラすることがありますよね。
でも子供も頑張ってイヤイヤ期を乗り越えようとしています。
決して感情的にならず、子供と歩み寄ってしつけをしていきましょう。
2歳児のしつけを理解して楽しい生活を!
しつけを始めるタイミングには正解はありません。
2歳から始まるイヤイヤ期を見ると、しつけについて考え始めるよいきっかけかと思います。
2歳の子供も、たくさん話すようになったり、たくさん動き回ったりと手がかかることも増えてきますが、それも子供がきちんと成長しているからこそ!
ポジティブに捉えて、効果的なしつけを考えていくようにしましょう。
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