「フラッシュカードで右脳をきたえることはできません。」


0歳児向け早期教育の代表的な学習方法であるフラッシュカードの弊害が取りざたされている一方で、確実にフラッシュカードの学習効果を得ている0歳児もいます。


フラッシュカードは効果と弊害を理解し、正しく使用することが大切。


そこで、今回はフラッシュカードの弊害を最小限に抑える、0歳児の正しい使い方についてご紹介します。


この記事の目次

<動画あり>0歳から取り組める学習方法「フラッシュカード」とは


早期教育の重要性が叫ばれる昨今、フラッシュカードは0歳から取り組める学習方法として人気です。


フラッシュカードとは、その名の通りカードを用いて、描かれている内容を子どもに正しい知識や単語をインプットするという教育法。


短時間でたくさんの知識を0歳児にインプットできるので、とても効率的な学習方法と言えます。


▼▼フラッシュカードの取り組み方(動画)▼▼


高速すぎてびっくりするパパ・ママもいるかもしれませんね。


中には「フラッシュカードによる学習って本当に意味があるの?」と疑問を抱く方もいるかもしれません。


しかし、これが正しいフラッシュカードの使い方。幼児教室でおなじみ、「七田式」でも採用されていることでも有名です。


0歳児向けフラッシュカードの効果と弊害


数年前までは、0歳ごろからフラッシュカードによる学習を行うことで、「右脳が鍛えられる」「IQが高くなる」などと、その効果が過大評価されていました。


しかし、実際にフラッシュカードによる教育を受けた0歳児が成長し、見えてきた課題・弊害も多々あるのが現実。


そこで、フラッシュカードによる0歳児教育を始める前に、フラッシュカードの効果と弊害を理解しておくことが大切です。


効果:効率よく単語や知識が身につく


フラッシュカードによる最大の効果は、0歳でもたくさんの知識をインプットできること


絵本を読んだり散歩をしながら物の名前を教えることに比べて、格段に効率よく知識を擦り込めます。


0歳からフラッシュカードを使って早期教育を受けた子供は、1歳でひらがなが読めるようになったり、猫を指さして「キャット(Cat)!」と英単語を発するようになるなど、大人も思わず驚くような成長がみられます。


弊害:自主性が失われる!?


0歳から日常的にフラッシュカードによる学習を取り入れていると、自主性が失われるとの声があります。


一方的に知識を詰め込まれることが習慣化することで、


・いつもブツブツ何か言っている

・元気がない

・いつもパパやママの指示を待っている

・いろいろなことに興味を示さない


など、さまざまな弊害が浮き彫りになってきました。


本来子供は、興味を持ったものについて「もっと知りたい!」と思い知識を深めるもの。


しかし、フラッシュカードによる学習は「触覚」「臭覚」「聴覚」をまったく使用しません。


そのため、0歳からフラッシュカードによる学習を始める際はフラッシュカードにだけ頼りきるのは危険。


フラッシュカードは短時間で効率よく学習できるため、それ以外の経験をないがしろにしがちですが、バランス良く学習させることを意識しましょう。


0歳から始める!正しいフラッシュカードの使い方


0歳児への早期教育にフラッシュカードを取り入れる際は、弊害を最小限に抑えるためにも、


・フラッシュカードに頼りすぎないこと

・フラッシュカードをやりすぎないこと


が大切。


フラッシュカードは大量の知識を与えることができるため、その効果にパパやママの方がのめりこんでしまうこともあります。


しかし、先述の通りフラッシュカードによる弊害は深刻です。


0歳児への教育にフラッシュカードを取り入れるときは、1日に見せる回数や枚数を決め、場合によっては中断する余裕を持ち取り組んでいきましょう。


1.フラッシュカードは❝1日10分❞が目安


自宅でいつでも手軽に取り組めるフラッシュカードですが、1日に見せる時間は合計10分以内が目安。


0歳児の集中力が続くのはせいぜい1~2分。


1セット1~2分でめくれるフラッシュカードを用意し、回数は多くても1日5回までと考えましょう。


子供の体調を見ながら臨機応変に

目安があるとはいえ、「1日10分必ず取り組もう!」と気合を入れすぎるのは危険。


子供の機嫌や体調に合わせ、「フラッシュカードをお休みする日」「1回だけ取り組む日」など、臨機応変に対応していきましょう。


2.フラッシュカードは子供の興味に合わせて選ぶ


0歳児に利用するフラッシュカードの種類を選ぶときは、子どもの興味に合わせて選びましょう。


その内容は「食べもの」「のりもの」「どうぶつ」「ドッツ(数)」「ひらがな」などさまざま。


0歳へ見せるフラッシュカードによる学習効果を高めるには、子どもが集中して見てくれるカードを選ぶことが大切です


3.リアルな環境とのバランスが大切


フラッシュカードによる学習効果をより高め、かつフラッシュカードによる弊害を予防するために、学習した情報を活かす場を用意しましょう。


◆動物のフラッシュカードを学んだら動物園へ

たとえば、「どうぶつ」のフラッシュカードで動物の名前をインプットした後は、動物のぬいぐるみで遊んだり、動物園へ行ってみるのがおすすめ。


そうすることで、子どもは言葉の知識として身につけた動物と実際に目にした動物が結びつき、より深い知識として脳にインプットできます。


さらに自分から目の前の動物に興味を持つことで、フラッシュカードの弊害としてよく挙げられる「自主性の欠陥」対策にもつながります。


0歳児に人気!おすすめフラッシュカード8選


ここからは0歳児でも使えるフラッシュカードのおすすめ商品をご紹介していきます。


フラッシュカードにはさまざまなデザインのものがあります。


知育おもちゃとして楽しめるものもあるので、0歳児の好みやパパ・ママの教育方針に合わせて選んでみてくださいね。


1.カサカサ音で0歳児もご機嫌に!「はらぺこあおむしソフトフラッシュカード」


大人気絵本『はらぺこあおむし』のフラッシュカードは、知育おもちゃとしての側面が強いフラッシュカード。


触れるとカサカサ音が鳴るので、0歳児のご機嫌も上々!


カラフルな色味で、デザインもおしゃれ。


ベビーカーにぶら下げて、いつでも触れられるようにしておくと0歳児の興味をより引き付けるかもしれませんね。


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2.はじめてのフラッシュカードにぴったり!「七田式おためしカード」


0歳児の学習方法にフラッシュカードを取り入れる前に、その効果をちょっと試してみたい!というママにおすすめの商品。


0歳児向けの「ドッツカード」と「絵カード」がセットになっています。


フラッシュカードの使い方を解説したガイドもセットに。


はじめてフラッシュカードを取り入れようとしているパパ・ママも安心して使えます。


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3.身近な物の名前が学べるくもん「くだものやさいカード」


リアルな絵柄が魅力の「くもんの生活図鑑カード」シリーズ。


こちらは身近なくだものと野菜が次々と登場し、0歳児の興味を引き付けます。


くだものや野菜は普段の生活でも触れる機会が多いもの。


フラッシュカードで覚えたくだものを見つけると、0歳児が反応した!など、うれしい声が多いです。


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4.のりもの好きにおすすめ!くもん「マーク標識カード」


0歳児とのお散歩やドライブでよく目にする「標識」を集めたフラッシュカード。


標識などのマークはカラフルでわかりやすい絵柄なので、標識だけでなく標識に描かれた「自転車」や「文字」などにも同時に興味をもってもらえます。


のりもの好きな0歳児にぴったりです!


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5.カラフルで0歳児も興味津々!七田式「国旗カード」


世界120カ国の国旗カードセットになった商品。


大きめサイズのカードに色鮮やかな国旗が描かれていて、0歳児にも見やすいと好評です。


フラッシュカードをめくって国旗の名前を覚えるだけでなく、カードの裏面にかかれた各国のくわしい解説でさらに知識を深めることもできます。


親子で長く楽しめるフラッシュカードです。


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6.フラッシュカードに慣れてきたら使いたい!七田式「かな絵ちゃん」


A5サイズのフラッシュカード600枚と白紙カード10枚がセットになった七田式の「かな絵ちゃん」シリーズ。


大ボリュームのこちらは動物や植物、食べ物などはもちろん、スポーツや職業など絵柄のジャンルが豊富。


ジャンル別に分けて保管しておくと、その日の気分に合わせて使いわけがしやすいです。


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7.オリジナルカードを作ろう!「フラッシュカード500枚」


自宅でオリジナルのフラッシュカードを作るのに最適なA5サイズの無地カード500枚セット。


手描きのフラッシュカードも作れますし、インクジェットプリンタ対応なので、お気に入りの写真やイラストを印刷してもいいですね。


世界でたった1つのフラッシュカードを作ることで、0歳児も興味津々!


フラッシュカードの学習を楽しみながら進められます。


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8.DVDでフラッシュカード学習ができる!「Goomies ENGLISH FOR KIDS」


歌とダンスを中心に楽しく英語を学べる「Goomies(グーミーズ)」のDVDでは、会話や歌の合間に英単語のフラッシュカードが登場!


楽しい映像の中にフラッシュカードが含まれることで、娯楽の一環として知識を深められます。


フラッシュカードの効果をより高められますよ。


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【番外編】0歳児の教育に幼児教室を利用してみませんか


0歳児用にフラッシュカードを購入したけれど、もっといろいろな学習方法に触れさせたい!というママにおすすめなのが幼児教室。


幼児教室で行う学習は、家庭でもまねできるものがたくさん!


遊びや音楽を通じて心と脳を育てるという独自のメソッドを掲げている「ベビーパーク」でも、0歳児の学習ヒントがたくさん会得できます。


現在、「ベビーパーク」の無料体験レッスンを受講すると、Amazonギフト券1500円分をプレゼント中。


0歳児の教育方法をもっと知りたい!というパパ・ママ、この機会をお見逃しなく!


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我が家もフラッシュカードの効果を体感中


フラッシュカードの弊害が取りざたされてから、世間の見方が少し変わってきましたよね。


しかし弊害を理解していれば、フラッシュカードは安全に取り組める学習方法です。


うちの子供も、1歳半から幼児教室でフラッシュカードに取り組んでいますが、英単語や数字はもちろん、2歳で四字熟語も言えるようになりました!


早期学習としてだけではなく、パパ・ママと0歳児のコミュニケーション手段のひとつとして、フラッシュカードを正しく取り入れていきましょう。


Photo by Photo AC