幼児教育に関心はあるものの、1歳で習い事はちょっと早すぎるかな?なんて迷っているママも多いのではないでしょうか。1歳の子供にはまだ自分でやりたい内容を選ぶことはむずかしいため、習い事にはママの判断が重要です。


今回は1歳で習い事をはじめることにはどんなメリットとデメリットがあるのかを踏まえた上で、1歳からはじめられる習い事を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!


この記事の目次

1歳から習い事をはじめるメリットとデメリットを知ろう


表情や感情表現が豊かになる1歳。さまざまな刺激をどんどん吸収してくれるからこそ、早期教育として習い事を検討しているママもたくさんいます。


ただし、1歳の子供はまだ自分で「やりたい」という主張もままならないですし、習い事そのものがなにかという理解も当然できません。


そのため、1歳の習い事にはママの理解がとっても大切。ママがメリットとデメリットをきちんと把握し、適切に対応していきましょう。


1歳から習い事をはじめるメリット


「はじめての習い事」として1歳から教室に通うことにはどんなメリットがあるのでしょうか。さっそくみていきましょう。

習い事のメリット1.子供の世界が広がる

1歳の子供にとって環境の変化は世界を広げる大きなきっかけとなります。


家でも保育園でもない習い事の時間は、たとえそれが「習い事」として理解ができなくても、1歳の子供にとっては刺激がたくさん!


また、習い事の先生も教育のプロとして1歳の子供の可能性を最大限に引き出そうと協力してくれます。


習い事をはじめることでスキルや教養が身につくだけでなく、子供の世界をどんどん広げてくれるのです。


習い事のメリット2.社会性が身につく

子供にとっては習い事もちいさな「社会」です。


先生との関わりや、他の子供たちとの交流を通じて、1歳の子供にも社会性を育んでくれます。


保育園に通っていない場合は習い事がはじめての「集団」となるケースもありますし、おなじ年齢の子供が集まって活動をする場は子ども同士のふれあいにも繋がります。


ふだんなかなか家庭の外でパパやママ以外と過ごす機会がない!という家庭でも、習い事をはじめることで1歳の子供に社会性を身につけるきっかけをつくることができますよ。


習い事のメリット3.成長を後押ししてくれる

習い事をはじめることで1歳の子供には「できた」が増えていきます。


それは習い事で教えてもらっている内容だけでなく、言葉の発達であったり、体を動かす能力であったり、思いがけない部分に成長を感じることも少なくありません。


さまざまな刺激を全身で吸収してくれる1歳だからこそ、習い事はさらなる成長を後押ししてくれることでしょう。


習い事のメリット4.ママにとっても勉強になる

1歳で習い事をはじめると、ママにとっても勉強になることがたくさんあります。


それは習い事の先生が教育のプロとしてわが子に接しているところや、いつも自分のそばにいるわが子を客観的に見る機会ができるところなどです。


「あんな風に話しかければよかったのか」や「あの子にはあんなことができたんだ!」なんて発見もあり、ママとしても役に立つポイントがきっと見つかるでしょう。


1歳から習い事をはじめるデメリット


1歳の習い事では取り組みかた次第でデメリットも発生してしまいます。事前に知識をつけておくことで、デメリットにも正しく対処できるようにしておきましょう。


習い事のデメリット1.子供にとっては負担になる場合がある

当然ですが、1歳の子供に習い事の意味を理解することはほとんど不可能です。


ママが子供の習い事に熱心になり過ぎてしまうと、それが1歳の子供にとっては大きな心の負担になってしまうことも。


むりやり通わせたり、子供の気分がのらずに泣いているのをママがイライラした態度で接してしまうのは親子にとってデメリットになってしまいます。


習い事のデメリット2.ママにとってもストレスの原因になりやすい

ママの習い事に対する期待が大きすぎて、子供の様子に思うような結果が見られない場合は期待の分だけストレスに変わってしまいます。


1歳の習い事にはまず「子供が楽しむこと」を優先してママは気楽に構えておくことが大切。


また、あまりにも習い事の頻度が高かったり、遠い教室に通うことはママの生活リズムにも負担がかかりやすくなるため、習い事はその点にも注意しましょう。


習い事のデメリット3.レッスン代が割高だと感じやすい

1歳からはじめられる習い事には、毎月のレッスンの回数や時間の長さに対して「レッスン代が高い!」と感じるママも多いはず。


子供の教育を豊かにするための習い事ですが、習い事をしなければまともに育たない!なんてことはありません。


習い事の内容とレッスン代を見合わせながら、気持ちよく通える範囲で続けるようにしましょう。


おすすめ!1歳からはじめられる習い事5選


ここからは1歳からはじめられるおすすめの習い事を紹介していきます。


教室によっては1日体験や無料レッスンのイベントを行っている場合もありますので、気になる習い事がみつかったら、まずは近くの教室に問い合わせてみるのもおすすめです。


1.幼児教室


幼児教室とは、小学校入学前の幼児(0~6歳)を対象にした学習教室のことです。レッスンの内容は教室によってさまざま。学力だけでなくスポーツや音楽に特化した幼児教室もありますよ。


1歳の子供が受けるレッスン内容は「知育あそび」や「数かぞえ」「フラッシュカード」などが多く、歌をうたったり、教室で購入した教材をつかってレッスンを進める場合もあります。


1歳の子供は幼児教室に通うことで学習能力だけでなく協調性やコミュニケーション能力が身につくといわれています。


2.リトミック


リトミックは音楽教育のひとつ。


音楽を通して1歳の子供の身体と心の成長にはたらきかけてくれます。歌や曲に合わせて手あそびをしたり、身体をうごかしたりしながら「感じる力」「想像する力」「表現する力」を育てる習い事です。


1歳のリトミックでは「親子リトミック」と呼ばれる親子で参加するレッスンが人気。ママもいっしょに身体をうごかします。習い事としてだけでなく、親子のふれあいの時間をつくれることでも人気ですよ。


3.英会話教室


バイリンガル育成に注目があつまる中、わが子にも「はやくから英語を習わせたい!」と考えるママに人気なのが英会話教室。


「ECC」や「イーオン」などの有名な英会話教室を中心に1歳からを対象に幼児向け英会話教室を展開しています。


1歳のレッスン内容は歌に合わせて楽しく英語とふれあったり、遊具や教材をつかって英単語を学んだりします。


まずは「英語を身近に感じてもらうこと」「英語を好きになってもらうこと」を第一に取り組んでいる教室がほとんどのようです。


4.おえかき教室


表現力を豊かにしてくれる「おえかき教室」も1歳からはじめられる習い事として人気です。


幼児向けのお絵かき教室では絵が上手になる技術を身につけるというよりも、その子が自分を表現する力をのばしていく効果があります。


レッスンでは絵具やクレヨンだけでなく粘土やおりがみを使う場合も多く、いろいろな素材にふれながら幅広く楽しめることが魅力的。


数や言葉などを「インプット」する習い事とちがい、おえかき教室では自分の感性を「アウトプット」する能力が育まれていきますよ。


5.ベビースイミング


赤ちゃんの頃からはじめられる習い事としてまず「ベビースイミング」が浮かぶママも多いのではないでしょうか。


1歳のレッスンではママも一緒にプールへ入り、コーチの指導を受けながら水面にぷかぷかと浮かんだり、ママが子供を抱っこしてプールの中を歩いたりします。泳ぐというよりも、水遊びをするイメージです。


1歳からはじめるベビースイミングではまず水に慣れることを目的としているので、親子で気軽にはじめることができますよ。


1歳の習い事はがんばりすぎないことが大切


せっかく1歳から習い事をはじめるのなら、「きちんと通わなきゃ」という気持ちにもなりますよね。


ところが、1歳の子供はその日の機嫌もさまざま。教室までの車内ではごきげんだったのに教室に着くなりギャン泣き…なんてこともしょっちゅうです。


けれど、それはママのせいでも、もちろん子供が悪いわけでもありません。


ある程度のアクシデントには「しかたないか」と思える余裕をもって、親子で習い事を楽しんでみてくださいね。


Photo AC