最近ではグローバル化が進み、社会人に英語でのコミュニケーションを求められることが多くなってきましたよね。
そんな環境の中で、「自分の子供にも早いうちから英語を学ばせたほうがよいのでは・・」と考えるパパ・ママもいらっしゃるのではないかと思います。
今回は、子供に英語を教育するメリット・デメリットをご紹介!自分の子供に英語を習わせたほうがいいかを悩んでいるパパ・ママは必見です。
この記事の目次
子供の英語教育の現状
文部科学省によると、2020年から小学校3年生から英語教育が必須化すると言われています。
それに伴い幼稚園でも少しずつ英語教育を取り入れ始めているところがあるようです。
幼稚園での英語教育
参考までに、国公立と私立の幼稚園での導入状況を見てみると、
国公立の幼稚園・・・全体の16.7%が英語教育を実施
私立の幼稚園・・・全体の47.5%が英語教育を実施
(出典:ベネッセ次世代育成研究所)
となっています。
まだまだ子供の英語教育を導入している幼稚園は少ないようにも見えますが、特に私立幼稚園ではほぼ半分のところが子供の英語教育に力をいれているようです。
実際に私自身も、周りでも習い事として英会話を始めているご家庭をよく見かけるようになりました。
遅かれ早かれ「子供の英語教育をいつから始めるか」という点は、早めに考えなくてはいけないと言えるでしょう。
子供の英語教育:メリット・デメリットとは?
子供のうちに英語教育が始まることがわかったところで、パパ・ママの中には
「本当に子供のうちから英語教育をするべきなの?」
と思う方もいらっしゃるでしょう。
ここからは、子供の英語教育のメリット・デメリットを整理していきます。
【子供の英語教育のメリット】
【子供の英語教育のメリット】1.英語の習熟が早くなる
一番イメージしやすいメリットかもしれないですね。
人間の脳の特徴で、なにかを習得に適切な時期=限界期があると言われています。特に言語習得となると、9歳が臨界期とされています。
理論上ですが、9歳より前に英語教育をスタートしておければ英語の習得も早くなることがわかります。
英語を早いうちから教育していくことは、脳の構造を考えてもよいことだといえます。
【子供の英語教育のメリット】2.普段の生活の中で英語を身につけられる
小さい頃の英語教育は、机に向かって黙々と習得するものではなくあいさつなどの日常生活から英語に触れられるような工夫がされています。
また、ゲーム性を持った英語教育が多いので、子供も楽しみながら英語習得が可能です。
日常的に英語に触れることで、子供も自然と英語が聞き取れるようになり、リスニング力も鍛えられます。
【子供の英語教育のメリット】3.異文化に触れて子供の視野が広がる
例えば、幼稚園で英語教育が取り入れられていると、英語を教える先生がネイティブの方の場合があります。
小さいうちから外国人と接する機会が自然と増えると、将来的に外国人と接するときも、子供にとって違和感なく接することができます。
さらに、日本と違う文化を自然と受け入れられるようにもなりますね。
【子供の英語教育のデメリット】
【子供の英語教育のデメリット】1.日本語の習得が不十分になる可能性も
言語習得には臨界期があることは、上記のメリットでお伝えしました。裏を返せば、日本語の習得にももちろん臨界期があります。
その臨界期までに日本語の習得がうまくできていない中で英語教育を進めてしまうと、母国語の日本語もままならず、英語を習得してしまう可能性も。
あくまでも、供の母国語は日本語。
将来コミュニケーションを取れる人になるためにも、基本的な日本語を習得した上で、英語教育を進めていくことが重要です。
【子供の英語教育のデメリット】2.子供が英語教育を継続しなければ意味がない
英語を習得するのは、パパ・ママではなく子供自身。
子供自身が英語教育を続けていける意志を持たなければ、子供の英語教育は進んでいきません。
単なる親のエゴで英語教育を進めてしまい、子供が英語に対してストレスを感じてしまう場合もありえます。
適宜、子供と向き合いながらフォローしていくのがポイントです。
【子供の英語教育のデメリット】3.どうしてもお金がかかってしまう
英語が得意なパパ・ママでも、英語の文法から子供に教えるわけにはいかないですよね。
そうすると、どうしても英会話スクールや子供向けの教材を用意しないといけなくなってしまいます。
市販の英語教材を調べていくと、ディズニーなどのキャラクターが使われた英語教育の教材もいくつかでてくると思います。
しかし、その値段を調べると安いもので10万円、高いものだと100万円弱がかかってしまいます・・・。
決して安い買い物ではありませんので、子供の英語教育を始めるときには家のお財布とも向き合って決めていくようにしましょう。
子供の英語教育はいつから始める?
さて、英語教育のメリット・デメリットが整理できたところで、子供の英語教育をいつから始めたらよいかを考えていきます。
実は、英語教育を始める時期に正解はありません!
強いて言うなら、英語教育を始める時期は早いに越したことはない、ということくらいです。
私自身の周りにも小さい頃に英会話教室に通っている友達はいましたが、いま彼らが英語について特筆すべき点があるかというと、特になかったりします。(ちょっと残念ですが・・)
社会人になってからでも英語力アップは期待できる!?
むしろ社会人になってから「英語を使った仕事をするようになった」という理由で、苦手だった英語を頑張って再勉強した人のほうが、英語が使えるようになっていたりするんです。
つまり、英語習得にも目的意識がないと無駄になってしまいます。
小さい子供が目的意識を持つためには、パパ・ママが「なんのために英語教育を受けさせるのか」を考えて進めていくことが大切と言えそうです。
子供が無理なく続けられる英語教育を!
これからの時代はグローバル化が進み、英語のニーズが必須になることは間違いなしです!
早い時期から英語教育を始めるメリット・デメリットを整理し、かつ子供が継続的に英語を学習できる環境を用意してあげるようにしましょう。
子供だけでなく、パパ・ママも一緒に楽しみながら英語教育を進めていくと、家族の楽しい時間が生まれそう。ぜひ参考にしてみてくださいね。
(Photo by Photo AC)