おせちは普段食べない料理が多いので、子供が食べてくれないっといったこともよくあります。
そこで今回は子供がパクパク食べてくれる!と好評の、子供に人気のおせちレシピを8つピックアップしてみました。
どれも簡単で、子供と一緒に作るのにも最適なレシピばかり。おめでたいお正月にぴったりな華やかなメニューもピックアップしたので、ぜひ今年のおせちづくりに役立ててくださいね。
この記事の目次
お正月のおせちのメニューはアレンジOK
おせちというと、ちょっと子供が苦手な味付けのものが多いイメージがありますよね。しかし最近はおせちの内容も変化。子供も美味しく食べられるようなものが増えてきました。
おせちはもともとお正月だけは家事をしなくていいように…と、保存できる料理をたくさん作ってお重に詰めていました。
しかし今は冷蔵庫もあり、お正月に営業しているスーパーも多いため、以前ほどおせちのメニューにこだわる必要がなくなっています。
せっかくのお正月です。おせちという伝統は守りつつ、少しアレンジを加えて、子供も楽しめるおせちにできるといいですね。
お正月に食べたい!子供に人気のおせちレシピ8選
忙しい年末、お正月のおせちを作る時間がない!というときでも、材料さえそろっていればパパっと作れるおせちレシピを厳選しました。
お正月、新年最初に口にする料理たち。ぜひ愛情を込めてつくってくださいね。
1.メープル田作り
田作りはお正月に欠かせないメニューの1つ。
しかし、ベタベタくっついて調理も食べるのも難しい時がありますよね。そんなときにおすすめなのが、メープルシロップとめんつゆを使って作る簡単田作りです。
メープルシロップを使うため子供にも食べやすい味で、いりこ同士がくっつきません。10分もあれば完成するので忙しいお正月前にもチャレンジしたいおせちレシピです。
【材料】
いりこ:50g
めんつゆ:大さじ1と1/2
酒:大さじ1と1/2
メープルシロップ:大さじ1
ゴマ:適量
【作り方】
1.炒り子のはらわたを取って、フライパンで乾煎りします。
2.めんつゆと酒、メープルシロップを火にかけ、一煮立ちさせたら火を止めます。
3.いりこを2に入れてからめ、ゴマをかけたら完成です。
参考:おせちに☆子供も大好きメープル田作り♪
https://cookpad.com/recipe/4838182
2.かまぼこの飾り切り
子供にも食べやすいおせちメニューの1つ、かまぼこ。
お正月向きの絵柄や、かわいいキャラクターのかまぼこも人気ですが、かわいく飾り切りしたかまぼこも子供たちが喜びますよ。とても簡単なので子供たちに手伝ってもらうのもいいですね。
【材料】
かまぼこ
【作り方】
1.かまぼこの表面から5mmくらいの場所を、皮をむくように包丁を入れます。ただし、片方の端は1.5cmほど残して、切り落とさないようにします。
2.スライスしたかまぼこの付け根側の中心に1.5cmほど切れ目を入れます。
3.切れ目からスライスしたかまぼこの端を下から通せば完成です。
参考:おせち☆お弁当☆かまぼこの飾り切り
https://cookpad.com/recipe/4866312
3.伊達巻
おせちの中でも子供に人気があるのがこの伊達巻。やさしい味わいが好きすぎて、お正月以外も食べるという子供も多いようです。
そんな伊達巻ですが、実はとても簡単にオーブンを使って作ることができるのです。今まで伊達巻は市販のものを食べていたという方も、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
【材料】
卵:5個
はんぺん:大1枚
三温糖:大さじ2
はちみつ:大さじ1
みりん:大さじ1
だし汁:大さじ2
塩:ひとつまみ
薄口しょうゆ:小さじ1
【作り方】
1.オーブンの天板にクッキングシートを敷き、天板に合わせてきちんと折り立てる。
2.オーブンを210℃に予熱する
3.ちぎったはんぺんと卵、調味料をミキサーに入れてしっかり混ぜる。
4.3を天板に流し込み210℃のオーブンで10分焼き、その後180℃のオーブンで7分焼きます。
5.焼きあがったら巻きすに載せてしっかり巻き、そのまま立てて冷ませば完成です。
参考:おせちの伊達巻
https://cookpad.com/recipe/2451774
4.栗きんとん
こちらも子供に大人気のお正月メニューの栗きんとん。
市販品は甘すぎて食べられい…という子供や、栗が少なすぎてケンカになる!という家庭にもおすすめのレシピです。
手作りなら好みに合わせてサツマイモや栗の分量を調節できるので、子供と味見をしながらつくるのも楽しいですよ。市販の栗きんとんを買うよりコストも抑えられるのもポイントです。
【材料】
サツマイモ:300g
栗(甘露煮):100g
栗の甘露煮のシロップ:100g
クチナシ:2個
【作り方】
1.クチナシをはさみで刻んでガーゼに包みます。
2.サツマイモの皮をむいたら輪切りにし、水につけてアクを抜きます。
3.鍋にサツマイモとクチナシとひたひたの水を入れ、15分煮ます。
4.ミキサーに栗の甘露煮のシロップを入れ、サツマイモを加えてよく混ぜます。
5.4と栗の甘露煮を混ぜれば完成です。
参考:おせちの栗きんとん♪簡単作り方子供大好き
https://cookpad.com/recipe/3578796
5.紅白なます
なますはお正月には欠かせない料理の1つですが、子供向きじゃないからとおせちに入れない人も多いようです。
しかし意外となますが好き!という子供は多いです。
こちらのレシピはユズ釜になますを盛り付ける見た目もかわいいレシピ。おせち料理の彩に最適で、さっぱりとしたユズの香りが病みつきになる本格メニューです。
【材料】
ダイコン:200g
キントキニンジン:30g
ユズ:1個
塩:5g
昆布茶:小さじ1/4
砂糖:大さじ1と1/2
酢:小さじ2
【作り方】
1.ダイコンとキントキニンジンの皮をむいて細切りにし、塩を振って10分おきます。
2.ユズの上部1/3を切り取り(蓋になります)、ユズの身をくりぬき、しぼり汁を取ります。
3.ユズのしぼり汁と昆布茶、砂糖、酢を混ぜます。
4.ダイコンとキントキニンジンの水気をよくしぼり、3と混ぜ合わせユズ釜に入れれば完成です。
参考:おせち&作り置き 紅白なます(柚子)
https://cookpad.com/recipe/4244075
6.イクラのみぞれ和え
甘酢でほんのり酸っぱいダイコンと子供が大好きなイクラを和えたカラフルレシピ。子孫繁栄の願いを込めた逸品は、お正月にぴったり。
すっぱい食べ物が苦手な子供の場合は、甘酢に使う酢を甘めの調味酢に変えてもいいですね。イクラをたっぷり使うと、子供たちの箸が進むこと間違いなしです。
【材料】
イクラ:50g
ダイコン:350g
【甘酢の材料】
米酢:1/3カップ
だし汁:大さじ1
砂糖:大さじ3
塩:小さじ1/6
ユズ:少々
【作り方】
1.粗めの大根おろしを作って水気をきります。
2.甘酢の材料を鍋に入れて火にかけ、砂糖が溶けたら火を止めて冷まします。
3.ボウルに1を入れ、2を好みの味になるまで加えます。
4.3にイクラと細かく切ったユズの皮を加えて混ぜて完成です。
参考:我が家のおせち@イクラのみぞれ和え
https://cookpad.com/recipe/3592920
7.梅花ソーセージ
おせち料理はどれも少し大人味。食べられるものがなかなかないと嘆く子供には、この梅花ソーセージはいかがでしょう。
お正月にぴったりな華やかな見た目の一品。子供が大好きなソーセージと卵を使ったシンプルメニューなので、お弁当などにもおすすめですよ。
【材料】
魚肉ソーセージ:5本
固ゆで卵:1/2個
砂糖:小さじ1/4
塩:少々
【作り方】
1.固ゆで卵を裏ごしして、砂糖と塩を加えてよく混ぜます。
2.アルミホイルに魚肉ソーセージを3本並べ、中心に1で作った卵ペーストを細長く伸ばします。
3.梅の花の形になるように残り2本のソーセージも載せて、アルミホイルで包んで成形します。
4.3を蒸し器に入れて10分蒸したら完成です。
参考:梅花ソーセージ★子供用おせち★
https://cookpad.com/recipe/1318750
8.牛肉の市松巻き
食べ盛りの子供にうれしい肉を使ったお正月メニューの市松巻き。甘辛い味付けで箸が進みますよね。
肉好きな子供の場合は、牛肉をさらに1枚余分に巻くとボリュームも出て美味しいです!牛肉は冷えた油でギトギトになりにくい、赤身の薄切りを使うのがポイントですよ。
【材料】
牛肉薄切り(赤身):200g
ニンジン:10cm
ダイコン:10cm
砂糖:大さじ1と1/2
しょうゆ:大さじ1と1/2
酒:大さじ1と1/2
ショウガのしぼり汁:小さじ1
だし汁(濃いめ):1カップ
小麦粉:少々
【作り方】
1.ニンジンとダイコンを1cmの拍子木切りにして、2分程度水から茹でます。
2.だし汁を沸かして、さらにニンジンとダイコンを10分程度煮ます。
3.牛肉を広げて小麦粉を薄く振り、ニンジンとダイコンを市松模様になるように置いてきつく巻きます。
4.砂糖、しょうゆ、酒、ショウガのしぼり汁を混ぜ合わせます。
5.油を熱したフライパンで3を焼き、4を加えてしっかりとからませたら完成です。
参考:おせち料理♪牛肉の市松巻き
https://cookpad.com/recipe/2451151
おせちを通じて日本の食文化を伝えよう
おせちのメニューは変化してきましたが、やはりおせちを食べるというお正月の伝統は子供たちに伝えていきたいですよね。お重がなければ、お皿に盛るのでも構いません。食べやすいスタイルで盛り付けましょう。
おせちは、お正月にふさわしい縁起のよい食材や願いを込めたメニューが豊富。1つ1つの食材やメニューの意味を話しながら食べると、食育にもつながります。
最近はお正月に洋風のメニューを食べるという家庭も増えてきているようです。しかし、できればお正月の1日だけでも、日本の文化や伝統に沿った過ごし方ができるといいですね。
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