赤ちゃんを囲んで、ゆっくりと家族で過ごすお正月はとても楽しみですね。
しかし、離乳食中という赤ちゃんのためにおせちや雑煮をどうしたらいいのか悩んでいるママも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、安心して赤ちゃんに与えられるおせちの離乳食雑煮レシピなどを2児のママが紹介します。
この記事の目次
お正月におせち・雑煮を食べる意味とは
子供への教育にかねて、そもそもなぜお正月におせち・雑煮を食べるのか知っておくと良いでしょう。
日本特有の文化であるこのおせち料理は、新年に縁起の良いものを食べて、1年を幸せに過ごすという意味合いが込められています。
神様にお供えするおもちを、家族で分け合って食べることで、その年は豊作・繁栄すると言われお雑煮はお正月に欠かせない1品。
赤ちゃんは、お餅はまだ食べられませんが、家族で離乳食用の雑煮を食べてその年の健康や成長を一緒に願う大切な時間にしましょう♪
おせちの雑煮はいつから?
大人と同じようなお餅を使ったおせちやお雑煮を食べるのは、しっかり咀嚼ができ、水分と一緒に食べることができる3歳前後。
お餅は、どんなに小さくしても赤ちゃんはのどに詰まらせてしまう危険性があるため、注意しましょう。
おせちやお雑煮の注意点
正月は家族でおせちや雑煮を食べ、楽しいこともあり、ママやパパの気分も普段よりゆったりしがちです。
お正月は、赤ちゃんが食べられない食材に沢山触れる機会でもあり、少し目を離した隙に事故につながることもあります。
また、おせちの味は大人用の濃いめのものが多くなっており、一見赤ちゃんも食べられそうなものでも、離乳食中は特に注意が必要です。
我が子も親戚の家で、色鮮やかなおせち料理に惹かれ、目を離したすきに食材を手に持っていてヒヤッとしました。
自宅以外の場所などはベビーチェアがなかったりと勝手が違うため、想定外のことも起こる可能性を予測しておくといいかもしれません。
赤ちゃんも食べられる離乳食の雑煮レシピ
お正月といえば、おせち・お雑煮!お餅が食べることができない赤ちゃんにも、離乳食のおせちや雑煮を作ってあげましょう。
早速、お正月用のおせち・雑煮の離乳食レシピをご紹介していきます♪
1:お焼きの雑煮風
おうちにある野菜を使ってとても簡単に作れる離乳食レシピ♪
忙しいお正月に一手間で作れるおせちのお雑煮です。こちらのレシピにはお雑煮以外のおせちレシピもあるため、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<材料>
お粥 離乳食で普段食べている月齢にあった量
片栗粉 適量
ほうれん草など青味野菜 適量
<作り方>
1.お粥に片栗粉を混ぜて食べやすい大きさに等分して丸く平らにし油で軽く焼き、大さじ1程度の水を入れて蓋をし蒸し焼きにする。
2.器に入れて薄めに味付けした出汁汁を注ぎみじん切りした青みをのせる。食べる時に鰹節入れました。
☆参考:おせち・雑煮離乳食レシピ☆
2:お餅の代わりにもちもちご飯
ご飯とお味噌汁で作れてしまうもちもちの離乳食のお雑煮です。軟飯を使用するため、赤ちゃんに優しい初めてのママのおせちのお雑煮になります。
<材料>
軟飯 スプーン1杯
お吸い物 又は お味噌汁 1杯
必要な方は鰹節粉 少々
<作り方>
1.軟飯をスプーン1杯をラップに包み揉み四角く形をつける
2.焼きもち風にしたい場合鰹節粉をふるう
3.油をしかずフライパンで焼く。焼くと焼きもちっぽくなります。焼かずにそのまま入れても大丈夫です4.大人のお吸い物に入れ出汁などで薄めたら完成(※お味噌汁でも大丈夫です!)
☆参考:おせち・雑煮離乳食レシピ☆
3:1歳からのおせちのお雑煮☆
ご飯と片栗粉だけで、赤ちゃんにも与えることができる離乳食用のお餅を作り、大人用のお味噌汁やおすましに入れるだけの簡単おせちレシピです。
はじめてのもちもちした食感も、食べなれたママのお味噌汁と一緒なら抵抗なく食べられるはず♪お味噌汁の好きな赤ちゃんにおすすめです!
<材料>
お味噌汁やおすまし 子供用お椀1杯
ご飯 30g
お湯 少量
片栗粉 小さじ2
<作り方>
1.温かいご飯を用意(冷ご飯は温める)。すり鉢で擦り潰す。水分が少ない場合、お湯を少し加えながら擦り潰す。
2.粒が大体無くなったら、片栗粉を加えて混ぜる。混ざったら手を濡して、ご飯を形成していく。
3.少量の油を引いたフライパンで両面焼いていく。
4.お椀に焼いたご飯とお味噌汁を入れたら出来上がり
☆参考:おせち・雑煮離乳食レシピ☆
4:お餅なしお雑煮
離乳食後期でも、もちもちしたものを与えるのは心配というママには、おせちとしてお野菜やお肉のみのお雑煮を作りましょう♪
我が子も、第一子の時は慎重になっていたため、お餅なしのものを与えていました。赤ちゃんの好きな具を入れてあげて、つぶしたり小さくしてあげると喜んで食べてくれますよ。
*材料の三つ葉はアプリ「ステップ離乳食」で紹介していない食材ですが、ゴックン期から試すことのできる食材です。初めは加熱して少量を試しましょう。香りが強いので苦手な赤ちゃんも。ほうれん草などほかのお野菜で色味を足すのもおすすめです。
<材料>
鶏肉 15g
型抜き人参(金時人参) 2〜3個
型抜き大根 2〜3個
三つ葉 葉のみ
<作り方>
1.お鍋に水を入れて大根人参を入れて茹でる。(人参のアクが出たら丁寧に取る。
)
2.沸騰したら鶏肉を入れてしっかり火を通す。(ここで使用する材料分大人から取り分けます。)
3.三つ葉を入れてできあがり。
☆参考:おせち・雑煮離乳食レシピ☆
5:離乳食中期から食べられるお雑煮
離乳食の中期以降に食べることができる里芋を使ったレシピです。大人のおせちや雑煮、顔負けの色鮮やかな仕上がりに。
里芋のおやきは、もちもちとしてとろみのある食感が美味しいため、おせちのお雑煮としてでなく普段のおやつとしても美味しく食べてくれますよ♪
<材料>
里芋のおやき用
・里芋 1/2個(正味15g)
・すりごま 小さじ1/2
・醤油 1/2滴
大根 5g
ほうれん草 5g
鶏ひき肉 5g
和風だし 大さじ3
醤油 数滴
水溶き片栗粉 適量
<作り方>
1.里芋は柔らかくなるまで茹でて潰し、胡麻・醤油を混ぜ合わせる。
2.1を4個に分け、フライパンで中火で軽く焼き目がつくまで焼けば完成。(テフロンのフライパンのため、油は使いませんでした)
3.大根・ほうれん草の葉先は茹でてみじん切り、鶏ひき肉は茹でて細かくてほぐしておく。
4.鍋に和風だし・醤油を入れて沸かし、水溶き片栗粉でとろみをつけてお椀に注ぐ。
5.2に1と里芋のおやきを浮かべて完成!
☆参考:おせち・雑煮離乳食レシピ☆
6:ベビー雑煮
離乳食初期でも赤ちゃんと一緒に楽しめる「ベビー雑煮」。
里芋の自然なとろみで食べやすくお正月気分を味わえる1品に仕上がります。桜海老は普段あまり使う食材ではないため、硬さや舌触りをみて使用してください。
<材料>
里芋 少々
大根 少々
ほうれん草 少々
桜海老 少々
昆布 少々
<作り方>
1.昆布は水につけてだしをとる。
2.里芋、大根、ほうれん草は軟らかくなるまでゆでる。 茹で上がったら、ほうれん草はみじん切り、里芋、大根は食べやすくつぶしておく。桜海老も細かいみじん切りにする。
3.器に1と2をよそい、レンジでチン。
☆参考:おせち・雑煮離乳食レシピ☆
はじめてのお雑煮で、家族で過ごす初めてのお正月を満喫しよう♪
お正月におせち・お雑煮を食べると新年の訪れを感じることができますよね。今回ご紹介したレシピは、忙しいお正月でも手間をかけずに簡単に作れるものばかり。
大人用に作ったものを味付けを薄く変えることで赤ちゃんも美味しく食べられます。パパとママも赤ちゃんと一緒におせちやお雑煮を食べて楽しい初めてお正月を満喫しましょう♪
Photo by Photo AC