離乳食後期に入ると食べられるものが増えてきます。
そのため、まだ大人と同じものは食べられないけど、お正月のおせちの中で一緒に食べられるものはないかな?と考えるママは多いのではないでしょうか?
そこで、今回は、離乳食後期に最適におすすめのレシピをピックアップしてみました!
この記事の目次
おせちを食べる意味
おせち料理は、元々は節句に作られる五節句の料理すべてが含まれていましたがそのうちに、一年のうちで最も重要とされる節句であるお正月の料理を指すようになりました。
黒豆、数の子などの祝い肴、焼き肴、酢の物、煮物を重箱などに詰めることで、「福を重ねる」「めでたさを重ねる」という意味が込められているそうです。
離乳食後期におせちを上げる際の注意点
離乳食の後期におせちを与える際の抑えておきたい注意点をご紹介します。
初めての子供とのお正月を迎えるママは時に、改めて楽しいお正月にするための注意点をチェックしてみてくださいね♪
おせちの注意点1:お餅はNG
小さくカットしても、赤ちゃんはのどに詰まらせてしまう危険があります。自分でしっかりと咀嚼できる3歳までは絶対にあげないようにしましょう!
離乳食の後期は、お餅の代わりにご飯と片栗粉とで作るレシピなどがあります。子供に合わせたレシピを作ってあげてくださいね。
おせちの注意点2:市販品は味が濃い
おせち料理は日持ちをさせる目的もあり、一般的に味付けが濃めに作られています。
また、添加物・保存料を使用している市販品もあるため、離乳食後期とはいえ赤ちゃんへの取り分けは控えた方がいいでしょう。
おせちの注意点3:いつもと異なる環境
お正月は規制したり、親戚のお家にお邪魔したりしますよね。
家とは違う環境や人に会ったりするため、ママ自身が注意していても、思わぬ事故になることもあります。
「離乳食の後期であり、大人の食べ物は食べれないこと」「お菓子は●●はNG」など、周りの方に周知しておくようにしましょう。
自分から言いにくい場合は、パパや実母にお願いしておくといいですよ。
【離乳食後期】おせちの離乳食レシピ
早速、離乳食後期でも、一緒に食べられるおせちをご紹介します。ママやパパと食べるはじめてのおせち。赤ちゃんもお正月気分を味わってくれるはずです♪
1:おせち・お正月プレート
これは、離乳食後期に食べられる食材を組み合わせて、彩りのある大人顔負けのおせちです。味付けはだしと素材の味のみのため、赤ちゃんにも安心して与えることができます♪
<作り方>
1.【共通】大根、にんじんを薄く切り、梅の型で抜く。
2.【なます】にんじん、大根をお子様に応じた大きさの角切りにする。
3.【共通】1、2の大根、にんじんと枝豆、大豆の水煮を和風だしか水でやわらかくなるまで煮る。
4.【お雑煮】じゃがいもの皮をむき、8こぐらいに切り分け、水にさらす。耐熱性の器に入れて、レンジでやわらかくする。
5.やわらかくなったじゃがいもを潰して、丸める。
6.かたくり粉をまぶして、フライパンで軽く焼きめがつくまで焼く。
7.【なます】やわらかくなった大根、にんじんをさまし、ヨーグルトであえる。
8.紅白でめでたく♪
9.【豆マメ】串に交互に刺す。マメに暮らせますように。
10.【錦卵】錦卵を砂糖少々で作る。黄身と白身を逆さにしたのを作り、格子状に並べました。
11.【お雑煮】大根、にんじんを煮た和風だしにほうれん草を入れる。器にじゃがいもだんごを入れ、和風だしと野菜をかける。
12.しばらくするとだんごが崩れるので、写真をとるなら早めに。だんごが崩れて食べやすいです。
☆参考:レシピ☆
*写真にある串に刺したお豆は誤飲の危険性が高いため省いています。豆類は奥歯の生える4歳頃までは細かくして与えるのをおすすめします。
2:離乳食☆後期 おせち
これは、離乳食後期は赤ちゃんの好き嫌いが出てくる時期。ママとしては、はじめてのおせちを一生懸命作ったからには、きちんと食べてほしいですよね。
このレシピは、かぼちゃの巾着や伊達巻など、ほんのり甘くて赤ちゃんの好きなものが詰まっているレシピです♪
<作り方>
1.☆伊達巻☆卵、パン粉、砂糖を入れ混ぜ合わせる。
2.温まったフライパンに混ぜ合わせた材料を四角になる様に流し入れて両面焼く。
3.焼きあがったらあったかい内に巻いて暫く寝かす。
4.寝かしたら好きな大きさに切って出来上がり。
5.☆かぼちゃの巾着☆かぼちゃを茹でて裏ごしする。
6.リンゴを煮てみじん切りにする。
7.かぼちゃとリンゴを混ぜ合わせて丸くして出来上がり。
8.☆飾り☆大根と人参を好きな太さに切って型抜きで型を抜く。
9.柔らかくなるまで煮る。
10.☆雑煮☆里芋を茹でる。
11.10に火が通ったらごはんと混ぜ合わせて形を作って焼く。
12.両面に焼き色がついたら出来上がり。
13.大根と人参の型抜きした残りを粗みじん切りにする。足りない時は足して短冊切りにして茹でる。
14.出汁、砂糖、醤油を合わせて温める。
15.温まったら茹でた大根と人参をいれる。
16.食べる時に焼いたごはんと汁を入れて出来上がり。
☆参考レシピ☆
3:【離乳食】*お正月プレート*雑煮&おせち
野菜中心に、離乳食後期に食べることができるおせち料理のレシピです。にこちゃんマークやお花など赤ちゃんが喜ぶ可愛い盛り付けになっています。
<作り方>
1.【お焼きの雑煮風】
お粥に片栗粉を混ぜて食べやすい大きさに等分して丸く平らにし油で軽く焼き、大さじ1程度の水を入れて蓋をし蒸し焼きにする。
器に入れて薄めに味付けした出汁汁を注ぎみじん切りした青みをのせる。食べる時に鰹節入れました。2.【紅白マッシュポテトのお花】
茹でたジャガイモを潰し半量にはすり潰したトマトを混ぜて色付けする。それぞれ丸めて少し平らに潰したら竹串で5箇所に筋を入れ花形にし中心に丸めたカボチャペーストをのせる。端はヒビが入りやすいので豆乳を塗る。3.前日用意したので当日成形してから豆乳塗りましたが、全ての工程を当日作る場合は最初から豆乳入りで作っても。
4.【栗きんとん風茶巾】
茹でたサツマイモを丸めてラップで包み茶巾にする。仕上げに黒ごまのせる。5.【なます風】
輪切りに切った人参と大根を柔らかく茹でてから食べやすいサイズにし紅白なます風にする。お好みで出汁汁を注ぐ。6.【ニコちゃんマーク】
レバーペーストを丸く敷き、ほうれん草とカボチャで目鼻をつける。
7.【紅白のお花】
人参と大根を型抜きしてから茹でる。少し厚めの方が柔らかくなります。
☆参考レシピ☆
4:離乳食deおせち ☆10ヶ月
おせちというと、買い物や下準備が大変そうというイメージですが、このレシピは、冷蔵庫にあるものを使って、レンジなどで簡単に作れるものになっています。
お餅の代わりに里芋やご飯を使っています。手間なく安心できるものを作りたいママにおすすめのレシピです♪
<作り方>
1.〜雑煮風〜
茹でた里芋を潰し、丸く成形しブロッコリー、出汁と共にチンして、飾り切りして出汁で茹でた人参を1スライスのせる。2.〜蒲鉾風〜
タラを少しチンして包丁で叩く。卵少しをつなぎに加え、ラップで、ギュッと細長く包みチンする。破裂注意!!3.〜栗きんとん風〜
チンして柔らかくなったサツマイモをラップで茶巾絞り風にする。4.〜伊達巻風〜
小さな四角いタッパーにラップをひき、卵を薄く流す。少しずつチンして卵に火を通す。5.火が通れば、ラップごと取り出し、クルクルっと巻く。巻いたら冷めるまでラップでキュッと形どっておく。
6.〜鏡餅風〜
ご飯を丸くし少し平にして、2段重ね1の人参1スライスをのせて飾る。
☆参考レシピ☆
5:離乳食後期~完了期 簡単お節
離乳食後期から完了期の赤ちゃんのために作られたおせちレシピです。穴子の柳川や筑前煮など、大人でも美味しく食べられそうなメニューになっています。
<作り方>
1.ごはんは、青海苔を混ぜて扇型でぬく。桜の花びら型で抜いたハムを飾る。
2.穴子の柳川風卵とじは、出汁にみじん切りにした穴子と下茹でしたほうれん草とにんじんを入れ、卵でとじ、桜の花びら型に入れる。
3.筑前煮は、大人の物から取り分けて、水洗いする。里芋は周りを削ぐ(味を薄くするためです)
4.さつまいきんとんは、さつまいもを茹でて、すりこぎでつぶし、ラップで包んでしぼる。
☆参考:離乳食後期のおせちレシピ☆
離乳食後期は食べられる料理も増えるもの。お正月は家族そろっておせちを食べよう
新年を迎えにあたり、離乳食後期のおせちを手作りするのはママにとっては大変。しかし、お正月に我が子と一緒に食べるおせちは、とても感慨深いものがあります。
出産やこれまでの成長を振り返ったり、今後の成長を家族で楽しみにする時間はかけがえのない時間になりますよ。是非、この記事を参考にしてはじめてのおせちを作ってみてください♪
Photo by Photo AC