もうすぐ、お正月。そろそろおせちの準備を始めているママも多いのではないでしょうか。


離乳食であっても、せっかくだから赤ちゃんも一緒に楽しみたいですよね。


そこで今回は、離乳食期の赤ちゃんでも食べられる離乳食のおせちレシピをご紹介します。


この記事の目次

母として知ってきたい♪お正月のおせちの意味


おせち料理は、もともとは季節の変わり目とされる「節」に、宮中行事で用いられていた料理です。


それが庶民にも浸透し、お正月のおせち料理として定着しました。昔は、おせち料理に、豊作や家内安全、子孫繁栄を願う意味を込めいたそうです


そのため、おせちの各料理に食べる意味があります。


将来、子供に伝えられるようチェックしてみてくださいね♪我が子は意味を理解すると食べてくれる料理もありました。


数の子


ニシンを「二親」として、魚卵は卵の数が多いことから、子孫繁栄を願う縁起物とされています。


黒豆


黒豆には邪気を払い、黒く日焼けするほどマメ(勤勉)に働けるようにと願いが込められています。


また、豆そのものが、健康を意味するため、今年一年の健康を家族みんなで祈って食べましょう♪


きんとん


きんとんは、黄金に例えて、豊かな一年を願う、金運を呼ぶとされる縁起物です。甘くてしっとりしているため、離乳食の子供にも好評のレシピです♪


かまぼこ


かまぼこは、紅白で正月のおめでたさを表現。


紅白で形どったかまぼこは、初日の出を表すとされ、赤は魔除けや慶び、白は神聖や清浄を示すとされています。


伊達巻き


形が巻物に似ているため、知識が増えるようにとの願いが込められています。伊達巻は、甘くてたまごのふわふわ感があるため、子供が喜ぶレシピです♪


離乳食期のおせちレシピを大公開!


市販のおせちは、味が濃く作られているため、離乳食期の赤ちゃんにとりわけはおすすめできません。でも、お正月もママ業にお休みなく忙しい。


そこで、今回はいつもの食材で簡単に作れて美味しいレシピを集めました。離乳食のおせちレシピを参考につくってみてください♪


【初期】レシピ1:チビちゃん用御節 離乳食


離乳食初期とは思えない、色鮮やかなおせちレシピです。おかゆや食べなれた野菜を使って、安心のママの味と華やかな見た目にお正月気分を赤ちゃんも感じてくれるはず。


<材料>

かぼちゃ 8分の1ほど
にんじん 半分
ジャガイモ 半分
お粥 少量
黒豆 少量
蒲鉾 ひときれ


<作り方>

1.かぼちゃ、にんじん、ジャガイモは茹でてマッシュする。ラップで丸く整え脇をお箸で筋をつけて花のカタチをつくる。

2.カタチを整えたにんじん、ジャガイモには上にカボチャを少量のせる。カボチャには少量の黒ゴマをのせる。

3.好みのかたさにしたお粥にお雑煮のだしをあわせて味付けをする。飾りににんじん、蒲鉾、さやいんげんをのせる。

4.黒豆は皮をむいてから潰すか刻むなどして細かくしてから盛り付ける。

☆参考レシピ☆

チビちゃん用御節 離乳食


【初期】レシピ2:離乳食(初期)でも御節


このレシピは、離乳食初期らしいとてもかわいいおせち


大きくなってから写真を見返した時に、成長を実感し、思い出話に花が咲きそうですね。


野菜をつぶして丸めるだけのレシピのため、普段の離乳食と変わらず負担にならずに作ることができそうです♪


<材料>

じゃがいも(つぶしたもの) 小さじ2
かぼちゃ(つぶしたもの) 小さじ2
小松菜(裏ごししたもの) 小さじ1
にんじん(つぶしたもの) 少量


<作り方>

1.つぶしたジャガイモを2つにわけて、丸め、鏡餅のように重ねる。
少量のジャガイモににんじんをまぜ、丸めて橙のようにする。小松菜の水分を絞って、葉っぱにして、じゃがいも、にんじん、小松菜の順に飾る

2.潰したかぼちゃを2:2:1の3つに分ける。
少ないかぼちゃに小松菜(水分を絞る)を混ぜる。
それぞれを丸め、ラップで茶巾しぼりにする。

3.食べる時には、湯冷まし、またはミルクを加えて、どろどろにしてあげる。

☆参考レシピ☆

離乳食(初期)でも御節


【初期】レシピ2:離乳食初期~後期さつまいもりんごきんとん


これは、離乳食初期から食べられるきんとん。赤ちゃんの大好きなりんごとさつまいもを組み合わせたおせちです。


我が子は、初めてのおせちでこのレシピが大好きになり、その後もおやつなどであげていました。


<材料>

さつまいも 半分(150g)
りんご 1個
水 適量


<作り方>

1.さつまいもの皮をむき、角切りにする。中期以降なら、お子様に応じた大きさで。初期は後で潰すため、1cmぐらいでok

2.りんごも皮をむき、8等分にして、薄切りにする。中期後期はお子様に応じて切ってください。やわらかくなるため大きくてもok

3.さつまいも、りんごを鍋に入れ、水がかぶるぐらい水を入れて、弱火中火でやわらかくなるまで煮る。

4.水が足りなければ、足しても大丈夫ですが、なくなる頃にはやわらかくなってます。初期は潰してあげてください。

☆参考レシピ☆

離乳食初期~後期さつまいもりんごきんとん


【中期】レシピ3:離乳食中期 おせち


さまざまな種類のおせちの中から、いつもの離乳食の作り方の範囲でできるものを飾ったレシピです。


4品を飾りと一緒に盛り付けるだけでとても華やかに。


離乳食おせちは作りたいけど、お正月は忙しくておせちの離乳食までは作れないというママにおすすめです♪


<材料>

にんじん、大根 直径2cm、厚さ5mm
さつまいも 10g
鯛 10g
かぼちゃ 1口大1こ分
じゃがいも 10g
のり 3cm×5cm


<作り方>

1.●紅白なますの代わり
にんじんと大根は梅の花の形にして柔らかくなるまでゆでる。

2.●栗きんとんの代わり
ゆでたさつまいもはラップに包んで指で潰しながら、茶巾絞りの形に。

3.●鯛の焼き物の代わり
ゆでた鯛の身をほぐして、魚の形に整える。

4.●伊達巻の代わり
ゆでたかぼちゃの黄色い部分の1/2をじゃがいもに混ぜる。

ラップに①を3cm角くらいの四角になるように広げる。かぼちゃの残りの1/2を塗る。

のり巻きみたいに巻く。巻いたら、残りのかぼちゃを塗る。

冷凍庫で1時間くらい凍らせる。

少し凍ったら、つまようじ等で筋をつけて、1cmくらいの幅に切る。

5.黒豆の代わり
のりをできるだけ細かくちぎり、のりがかぶるくらいの水(分量外)を入れてレンジで加熱。のりが佃煮のようになったらOK。スプーン等で丸く見えるようにお皿に乗せる。

☆参考レシピ☆

離乳食中期 おせち


【中期】レシピ4:おせち離乳食 松風焼き


これは、松風焼の代わりとなるレシピで、鶏肉、豆腐、卵などたんぱく質が多く栄養もしっかりとれます。


トースターで作れ、お料理が忙しいお正月にガスコンロを使わずに作れるのは嬉しいですね♪


<材料>

鶏ミンチ 20g
豆腐 10g
卵 1/4個
味噌 0.5g
青のり 少々


<作り方>

1.ボウルに青のり以外の材料を混ぜます。

2.アルミホイルを四角に形どって、1を流しいれます。

3.青のりをふりかけてトースターで10~15分焼きます。

4.爪楊枝を刺して、お肉がついてこなければOK。

☆参考レシピ☆

おせち離乳食 松風焼き


【後期以降】レシピ5:初お正月☆離乳食期お節風おかず


離乳食後期になると、食べられる食材の種類や味が増えてきますよね。


見た目も大人と同じようなものになり、一緒におせちの時間を楽しめそうです♪


このレシピは、茶わん蒸しや煮物は、味付けをだし汁のみとし、素材の味を感じれるようになっていておすすめです。



<材料>

■ 紅白飾り(上)
 人参 適量
 大根 適量
 りんごジュース(無くても可) 適量
 レモン汁  数滴


■ 栗きんとん風だんご(左)
 さつまいも 適量
 かぼちゃ 適量


■ 煮物風(下)
 ひじき 適量
 水煮大豆 適量
 水煮里芋 適量
 人参 適量
 だし汁(茹でる用)  適量


■ 茶碗蒸し(右)
 卵 適量
 だし汁  適量
 青のり(トッピング) 小量               


<作り方>

1.紅白飾り
人参、大根を厚み5mm位に切り茹でて花型に抜き、りんごジュースとレモン汁に浸しラップを密着させて浸透させる。

2.普通に茹で野菜でもオッケーですが、今回は煮物にかつおだし使用のため、違った味にしたくて。勿論出汁煮もオッケーです。

3.栗きんとん風だんご
かぼちゃとさつまいもを茹でて(レンチン可)潰し丸めるだけ

4.まとまりにくいようなら、水分かミルクを足す。

5.■煮物風 下準備
水煮大豆は薄皮をとり、ひじきは水で戻す。水煮里芋もさっと洗い大きそうならカット。(小丸が可愛いです。)

6.水煮大豆は水を張ったボールの中で薄皮むきすると楽です♪必ず刻むか潰して細かくしてから盛り付けます。

7.■煮物風
里芋、ひじきをかつおだしで炊く。柔らかくなったら大豆を加え軽く炊き、火を消して味を浸透させる。

8.■煮物風
蓮根の代わりに1で抜いた花形人参の花弁と真ん中をストローで抜いて蓮根風にする。

9.■茶碗蒸し
卵とだし汁を合わせて一旦濾し、小さい器にお弁当カップを入れ低ワット数でレンチン。

10.高いワット数ですると巣が入るため、なるべく低いワット数でしてください。

11.食べる直前に青のりぱらぱらで。

☆参考レシピ☆

初お正月☆離乳食期お節風おかず



【後期以降】レシピ6:おせち離乳食 赤ちゃん筑前煮


離乳食完了期頃からのおせちにおすすめのレシピです。


お店で出てくるような見た目もとてもきれいな一品。味付けもだし・しょう油のみで、さっぱりと大人もいただけそうです♪


<材料>

鶏むね肉 20g
にんじん 10g
大根 10g
れんこん 5g
ほうれん草 少し
かつお昆布だし 300ml
しょう油 0.5ml


<作り方>

1.にんじん、大根、レンコンを1cm角に切ります。鶏むね肉は、細かく切る。ほうれん草は下茹で。

2.かつお昆布だしでにんじん、大根、れんこんを煮ます。

3.軟らかくなったら、鶏肉を加えコトコト。

4.しょう油で風味をつけたら器に盛ってほうれん草を盛り付ける。

☆参考レシピ☆

おせち離乳食 赤ちゃん筑前煮


初めてのおせちで新年を迎えよう♪


レシピはあってもおせちは、とても手間がかかって難しそうと思うママも多いはず。私自身も難しいイメージがあり、作るか直前まで悩んでいました。


しかし、今回ご紹介したレシピは、普段から食べている食材で簡単に作れるものばかり


見た目が華やかなおせちに赤ちゃんもお正月気分を味わい、喜んでくれます。是非チャレンジしてみてください♪


Photo by Photo AC