チャイルドシートには3つの種類があり、さらに細かく5つのグループに分類されています。


これらの分類を参考に、年齢や体格に合うチャイルドシートを使い分けることが安全への第一歩。


ここでは、安全性が確認されているおすすめのチャイルドシートを分類別にご紹介。チャイルドシート選びに失敗しないためにも、ぜひ参考にしてくださいね。


この記事の目次

チャイルドシートは年齢に合わせて使い分けよう


「子供が車に乗るときはチャイルドシートを利用しましょう」と言われますが、チャイルドシートであればどんなものを選んでもよいわけではありません。


チャイルドシートで子供を守るためには、年齢や体格に合ったものを選んで正しく装着しなければ意味がないのです。

 

子供に合うチャイルドシートを選ぶ際に参考にしたいのが、チャイルドシートのグループ分け。このグループ分けにより、体重や年齢でチャイルドシートを使い分ける際の目安がより明確になりました。


グループ00+(ベビーシート)

出典:MAXI-COSI


生後すぐ~乳児期は「ベビーシート」と呼ばれる、進行方向に背中を向けるような形で利用するチャイルドシートを使います。ベビーシートは「グループ0」と「グループ0+」に分類されていますが、いつまで使えるかで分類が異なります。

 

【グループ0

対象年齢:生後すぐ~9ヶ月ごろ

体重:~9kg

【グループ0+

対象年齢:生後すぐ~15ヶ月ごろ


グループⅠ(幼児用チャイルドシート)

出典:Amazon


おすわりが上手にできるようになってきたら、「幼児用チャイルドシート」を利用できるようになります。


幼児用チャイルドシートになると、パパやママと同じように進行方向を向いて座れるようになり、運転中のパパやママからも鏡を通して子供の姿が確認できるので安心。

 

【グループⅠ】

対象年齢:9ヶ月~4歳ごろ

体重:918kg


グループⅡ・Ⅲ(ジュニアシート)

出典:Amazon


「幼児用チャイルドシート」はベルトをお腹の前で固定するタイプでしたが、「ジュニアシート」は大人と同じようにシートベルトを使用するようになります。


ただ普通にシートベルトを着用すると子供の首を圧迫してしまうので、子供の肩の位をシートベルトが通るようにジュニアシートで高さやシートベルトの位置を調整します。

 

【グループⅡ】

対象年齢:37歳ごろ

体重:1525kg

【グループⅢ】

対象年齢:512歳ごろ

体重:2236kg


チャイルドシートを買い替えるタイミング


チャイルドシートのグループ分けと対象年齢をご紹介しましたが、グループ0~Ⅲまでのチャイルドシートをすべて購入する必要はありません。


一般的にチャイルドシートの買い替えは12回と言われています。

 

というのも、チャイルドシートはグループの分類に合わせて作られているわけではないのです。1つのチャイルドシートで23つのグループの要素を満たしているチャイルドシートもたくさん。

 

グループ分けに使用されている対象年齢や体重も目安でしかないので、育ち具合によってはぴったり合う分類が見つからないことも。

 

チャイルドシートは子供を事故の衝撃から守る大切な安全装備です。


グループ分けを参考にしながら、自分の子供の体格に合うチャイルドシートを選び、成長に合わせて賢く使い分けていきましょう。


ベビーシート3選


ベビーシートはベビーキャリーとして使用できたり、ベビーカーとドッキングして使用できるなど、工夫を凝らした商品が充実。対象年齢は短めですが、使ってよかったという声が多いです。


Cybex新生児用チャイルドシートShima(グループ0+


CybexのチャイルドシートShimaは別売りのベビーカーEtuにドッキングできる便利なチャイルドシート。対象年齢は生後すぐ~15ヶ月ごろまですが、スタイリッシュなデザインで車のインテリアにもなじみやすいと人気があります。

 

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STOKKE イージーゴーX1(グループ0+


STOKKEのイージーゴーX1重量が5.4kgと軽いため、ベビーキャリーとして使う際も負担が少ないと好評。チャイルドシートのパッドも成長に合わせて使用量を調節できるので、大きく育った赤ちゃんでも快適なドライブを楽しむことができます。

 

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MAXI-COSIチャイルドシートプベルプラス(グループ0+


MAXI-COSIのチャイルドシートプベルプラスの対象年齢は生後すぐ~15ヶ月ごろまで。ベビーキャリーはもちろん、ベビーチェア、バウンサーとしても使用可能なので、旅行や帰省が多い家庭におすすめのチャイルドシートです。全21色とカラーバリエーションが豊富なのもうれしいですよね。

 

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幼児用チャイルドシート3選


幼児用チャイルドシートを使用する年齢は、ちょうど子供のイヤイヤ期と重なってしまいます。そのため、おでかけのたびにチャイルドシートに乗るのをいやがって苦労するというママも。

 

そんな苦労を軽減するためにも、幼児用チャイルドシートの安全性はもちろん、乗り心地を重視して選ぶのがポイント


店舗では実際に子供を座らせて乗り心地を試すこともできるので、子供と一緒にチャイルドシート選びをするのもおすすめですよ。


Joieチャイルドシート04チルト(グループ0~Ⅰ)


Joieのチャイルドシート04チルトの対象年齢は生後すぐ~4歳ごろまで使用可能。コンパクトサイズなので、軽自動車やセダンでも使いやすいと人気があります。

 

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Combiチャイルド&ジュニアシートジョイトリップエッグショックGC(グループⅠ~Ⅲ)


CombiのジョイトリップエッグショックGCの対象年齢は1歳~11歳ごろまで。安全性能は保ちながら、子供に圧迫感を与えるようなパーツを排除しているため、ロングドライブ時の子供の負担が少なくてすみます。

 

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AILEBEBE サラット3ステップクワトロST(グループⅠ~Ⅲ)


AILEBEBEのクワトロSTの対象年齢は1歳~11歳ごろまで。成長に合わせてインパクトシールドやハイバックシールドを外しながら使用できるのが特徴。背面の通気性が抜群なので、夏のドライブにぴったりなチャイルドシートです。

 

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ジュニアシート3選


ジュニアシートには背面つきのタイプと座面のみのタイプがあります。


背面付きのジュニアシートの方が衝撃から子供を守る効果が高いですが、体格によっては身動きか取れずつらいという声も。

 

一方背面がないタイプだと、子供が車中で寝てしまったとき頭がグラグラして不安になるというママの声もよく耳にします。


ジュニアシートはほかのチャイルドシートと比較しても安価なので、成長に合わせて買い替えてもいいのかもしれませんね。


GRACOジュニアシート ジュニアプラス(グループⅡ~Ⅲ)


GRACOのジュニアプラスは衝撃が加わった際も頭をしっかり保護するクッションがあるので安心。カップホルダーもついているので、飲み物を飲みたいときにわざわざチャイルドシートから降りる必要もなし。ドライブ中の子供の体を常に守り続けてくれます。

 

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LEAMANジュニアシート リーマンジュニアEX(グループⅡ~Ⅲ)


リーマンジュニアEXは座面だけのジュニアシート。リーマンジュニアEXはほかのジュニアシートと比較してもかなり座面が高いので、窓からの風景を楽しみたい子供がいる家庭におすすめです。

 

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mifoldジュニアシート携帯型(グループⅡ~Ⅲ)


Mifoldのジュニアシートはズボンのポケットに入るくらいコンパクトに収納できる携帯型ジュニアシート。家庭での使用はもちろん、タクシーや長距離バスでの移動時も大活躍。孫の帰省時のみ使用するおじいちゃんおばあちゃんにもおすすめのジュニアシートです。

 

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すべての年齢を網羅するチャイルドシート


一般的にはチャイルドシートは12回買い替えるものとご紹介しましたが、実は生後すぐ~12歳ごろまで使い続けられるチャイルドシートも存在しています。


その代表格がGRACOのロングユースチャイルドシート「マイルストーン」。


出産準備でこのチャイルドシートを購入していれば、その後買い替えることなく使い続けることができます。


カバーも洗濯機で丸洗いできるので、11年間使っても清潔を保てるのもうれしいポイントですよね。

 

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チャイルドシートはレンタルや中古品も人気


チャイルドシートは年齢別に用意しなければならないため、経済的に負担になってしまうこともあります。


そんなときは、チャイルドシートのレンタルや、リサイクルショップで販売されている中古品を使用するのがおすすめ。

 

チャイルドシートは分解して洗浄できるので、レンタルや中古品でも問題なく清潔に使用できるものがほとんど。

 

体に合っていないチャイルドシートを使用中、万が一事故に遭ってしまったら…と考えると本当に怖いですよね。


便利でお得なサービスを利用しながら、子供にぴったり合うチャイルドシートを用意して子供の安全をしっかり確保してあげたいものです。

 

Photo by Photo AC