里帰り出産すると決めたら、妊娠20週目までに準備を始めるのが一般的。そのため、里帰り出産を希望するなら早めにパパや両親と話し合う必要があります。
里帰り出産の場合、たくさんの荷物を抱えて帰省するのは大変!
ここでは、少しでも身軽に帰省するための、準備のコツもご紹介しているため、ぜひ出産準備の際にお役立てください。
この記事の目次
- 里帰り出産は夫婦で話し合って決めることが大切
- 20週目までに里帰り出産を希望する病院で健診を受けよう
- 34週までに転院するのが理想的
- 里帰り出産の手続きに必要なもの
- 里帰り出産でママのために準備するもの
- 里帰り出産で赤ちゃんのために準備するもの
- 里帰り出産で両親にお願いすること
- 出産までにやっておきたいことをやろう
- 里帰り出産の準備には心の余裕も大切
里帰り出産は夫婦で話し合って決めることが大切
実家の両親と仲がいいママは、里帰り出産を当然のように語ることがあります。
しかしママが里帰り出産している間パパは一人ぼっち。やはり寂しいと感じているパパは多いようです。
そのため、里帰り出産をしたいと思ったら、まず夫婦でしっかり話し合うことが大切。
その際に、産後いつ頃自宅に帰るのか、予定日前後にパパは帰省できるのか、パパの両親は遊びに行っていいのかなど、ある程度深い話までしておくと安心できるというパパの声もあります。
また逆に、パパが忙しすぎてサポートできないため、ママに里帰り出産をすすめることもあるんだとか。
その場合も、もし何か不満があるなら遠慮なく伝え、きちんと悩みや不満は解消しておくことが重要です。
夫婦のわだかまりが出産に悪影響を与えることもあります。お互いの気持ちを受け入れながら、里帰り出産すべきかどうか納得がいくまで意見を交わしましょう。
20週目までに里帰り出産を希望する病院で健診を受けよう
里帰り出産を決めたら、分娩を希望する病院と現在通っている病院にその旨を伝えましょう。
分娩を希望する病院で出産を受け入れてもらえたら、
妊娠20週目までに現在通っている病院に紹介状を準備してもらい、一度健診を受けるために帰省するのが一般的。
やはり分娩を担当する病院も、事前に健診を行い妊婦の状態を把握しておきたいもの。
中には、20週目までに健診に来ることができない妊婦の里帰り出産は引き受けないという病院もあるそうです。
分娩を希望する病院での20週目の健診で異常が見つかり、そのまま入院することになるということも稀にあります。
突然の入院することになっても周りに迷惑をかけないよう、里帰り出産を決めたら勤務先や身近な人に伝えておくのも大切ですね。
34週までに転院するのが理想的
里帰り出産のためにいつ帰省すべきかという問題に正解はありません。
ただ、多くの病院が34週までに帰省し、転院することをすすめています。
出産予定日ギリギリの移動は自家用車であってもママや赤ちゃんの負担になることが。また環境が変わったことで体調が急変することもあります。
2人目3人目の里帰り出産になると、「ギリギリで大丈夫!」と豪語するママもいますが、出産はママだけががんばるわけではありません。
お腹にいる赤ちゃんのことを考えて、余裕を持った行動・準備を心がけましょう。
里帰り出産の手続きに必要なもの
里帰り出産に備えて帰省する際は、忘れ物がないよう十分確認しながら準備を進める必要があります。
帰省先が自宅から遠い場合は、忘れ物をすると宅配便で送ってもらうなど手間も時間もかかってしまうので、早めに準備に取り掛かりましょう。
里帰り出産の手続きで必要なものは次の4つ
・母子手帳
・健康保険証
・印鑑
・健診を受けている病院の経過報告書(紹介状)
そのほか病院から提出するよう指示される書類があれば忘れず準備しておきましょう。
これらの書類は1つにまとめて荷物の一番上に入れておくのがおすすめ。帰省の道中に何かあった場合も、これらの書類があれば速やかに適切な対応を受けられる可能性が高いです。
里帰り出産でママのために準備するもの
里帰り出産の際は、できるだけ荷物を減らすよう工夫しましょう。
34週目に帰省するなら、出産予定日までまだ時間があります。実家周辺で購入できるものがあるなら、出産予定日までの時間を利用して準備をするのもおすすめ。
里帰り出産の際は、次に挙げるものを準備しておくと安心
・普段用の衣類
・普段用の下着
・化粧品
・入院中に着用するパジャマ類
・産後に使用する下着類
・産後用の衣類
入院時に持参するものは分娩する病院ごとに異なるため、病院の指示に従いましょう。
約2週間~4週間の帰省に備えて準備をしていると、かなり荷物が大きくなります。あまりにも荷物が増えてしまったら、宅配便を使うなどママの体に負担がかからないような方法を検討することも大切です。
里帰り出産で赤ちゃんのために準備するもの
里帰り出産を無事終えても、しばらくは実家で過ごすことになりますよね。そのため、生まれてくる赤ちゃんのためのベビー用品もしっかり準備しておくことが大切。
ただ、ベビー用品は育児を経験した両親と一緒に購入するというママも多いです。
パパと一緒にベビー用品を選ぶのも楽しいですが、おむつやチャイルドシート、ベビーバスのようなかさばるアイテムは帰省時に購入することを検討してみましょう。
里帰り出産の際は、次のようなベビー用品を準備し持ち帰る人が多いですよ。
・ベビー用肌着:5~10枚
・ツーウェイオール:1~2枚
・爪切りやベビー用体温計等かさばらないベビー用品
そのほかのベビー用品は帰省時に購入する人がほとんど。中には実家の住所を指定してネット通販で購入するという人もいます。
・おむつ
・おしりふき
・ベビー用せっけん
・ベビーローション
・ベビーバス
・沐浴用ガーゼセット
・ガーゼハンカチ
・哺乳瓶
・乳首
・哺乳瓶洗浄・消毒セット
・ベビーバス
・チャイルドシート
などは帰省してから購入するとう人が多いです。
里帰り出産で両親にお願いすること
里帰り出産をする際は、実家の環境を赤ちゃん仕様に整えてもらう必要があります。
できればママと赤ちゃんのために一部屋用意してもらえるといいですね。
その際はエアコンなどの空調設備がついている部屋をお願いしましょう。また、実家の屋内でペットを飼っている場合はベビーベッドもあったほうがいいです。
里帰り前に、一度部屋の環境をチェックし必要なものと取り揃えておきましょう。
出産までにやっておきたいことをやろう
出産すると1人で過ごす時間はほぼなくなってしまいます。そのため、最後の1人の時間と思って、やりたいことをやっておくのもおすすめ。
両親に頼んで、家事を手伝わない自由な日を作るのもいいですね。趣味や特技を満喫するのもいいですし、新しいことにチャレンジするママも素敵です!
中には、帰省中に赤ちゃんの衣類や靴を手づくりしたというママも。
帰省する際はやりたいことに必要な道具類を準備しておくことも忘れないようにしましょう。
里帰り出産の準備には心の余裕も大切
里帰り出産の準備をする際、準備し忘れたものがあっても取りに帰ることができないと非常に神経質になるママもいるようです。
しかし書類関係を除き、ほとんどの準備物はどこでも購入できるものばかり。
ベビー用品を出産前に準備して、その後一切何も買い足さずに育児が完了したというママはいません。「ベビー用品が足らないなら買えばいい。」そのくらいどんと構えでも大丈夫だと思います!
里帰り出産は準備が大変ですが、両親に頼れるという安心感は何物にも代えられません。
里帰り出産にまつわるすべての行動が、ママにも赤ちゃんにもプラスになるよう、常にゆったりとした気持ちで過ごせるといいですね!
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