最近では女性の社会進出も当たり前になってきました。子育てをしながら仕事をするママも増えてきています。
とはいえ、子育てと仕事の両立はなかなか難しく、子育て前と同じような仕事ができずに物足りない思いをしているママも多いのではないでしょうか。
今回は、そんなママのために、おすすめの資格をご紹介!資格取得は長い目で仕事に役立てるものが多いので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の目次

仕事と育児の両立におけるママの現状


実際のところ、ママは仕事と育児に関してどのように考えているのでしょうか。とある調査によると、以下の結果が出ています。


Q.今後のキャリアアップ志向や子育てについてママはどう考えているか?


■キャリアアップに励みたい(60.1%)

■子育てに専念したい(42.7%)


(出典:株式会社GABA)


ママは、子育てをしながらキャリアアップを積みたいと考えていることがわかります。同じ調査によると、産休・育休中に資格取得の勉強をしたママは約30%いるそうです。


空いた時間を有効利用して、仕事復帰を考えているママがいるということがわかります。


仕事をしたいというママは昔と比べて増えてきていて、その中に資格取得を検討する方も増えてきていることがわかります。


ママの資格取得:メリットは?

では、ママが資格取得をすると、どんなメリットがあるのでしょうか?3つほどあげてみます。


【資格取得のメリット①】空き時間を有効活用できる


育休・産休中だと、外出が難しく家で過ごすことが多くなりますよね。自宅でできることも限られてきます。


その自宅での空き時間を資格取得の勉強時間にあてると、外出しなくても有効活用できることがわかります。


【資格取得のメリット②】仕事の選択肢を広げることができる


資格が取得できれば、新しくできることが増えます。


仕事によっては資格取得者を優遇することもありますので、結果的に仕事の選択肢を増やすことができますね。


仕事の選択肢が増えれば、その分キャリアアップにつなげられます!


【資格取得のメリット③】日常生活に活かせる資格もある


資格内容によっては、普段の生活に直結するものもあります。例えば、FP(ファイナンシャルプランナー)や整理収納アドバイザーなどです。


FPはお金の管理に詳しくなるため、家計を効率よく管理することができたり、整理収納アドバイザーであれば、家の片付けをスムーズにすすめることができるようになったりします。


取得資格によって得られるものをきちんと整理して、ママとして成長できるようにしたいですね。


ママにおすすめの資格を3つ紹介

ここでは、多くのママに選ばれている資格のうち、おすすめの3つを紹介します。資格取得の候補を考えるときの参考にしてみてください。


おすすめ1.医療事務


【仕事内容】

病院の受付業務・会計業務・請求業務の3つが主な仕事内容です。


受付業務

外来の受付で診察券や保険証を受け取り、診察まで案内する部分を指します。


会計業務

医師が診察した内容によってつけられる点数によって、会計計算を進めていきます。

この会計計算をスムーズにすすめるためには、国が定める診療報酬というものを理解しておかないといけません。


請求業務

一般的に、医療費は個人負担3割、保険組合の負担7割となっています。その基準に基づき、保険組合に医療費の7割分を請求する業務のことを指します。(レせプト業務とも言われています)


最近では、このレセプト業務は機械化されているので、仕組みがわかれば簡単にすすめることができます。


【資格取得方法】

学科試験と実技試験の2種類が用意。


独学で勉強することも可能ですが、多くのママは通信講座を受けたり、専門学校に通ったりしているようです。


学科試験と実技試験の点数の合計で70%の得点率であれば試験に合格するといわれています。


【ママへのおすすめポイント】

資格取得できれば、どこでも仕事可能!医療事務の勤務先は病院やクリニックですが、全国各地に病院やクリニックはありますので、仕事探しに困ることは少ないです。


旦那さんの転勤があっても安心ですね。


おすすめ2.認定ベビーシッター


【仕事内容】

利用者の自宅に訪問して、0歳から12歳までのお子さんの面倒を看る仕事です。


ベビーシッター自体は無資格でもできる仕事ですが、認定ベビーシッターであれば、専門性や基礎的な知識があると認められるため、ベビーシッターの中でも箔が付きます。


【資格取得方法】

全国保育サービス協会が主催する研修に出た後に、実務を重ねます。


その後、筆記試験と論文試験を受けて合格すれば、晴れて認定ベビーシッターの資格取得となります。


【ママへのおすすめポイント】

自分が経験してきた育児のスタイルを、そのまま仕事に活かすことができます。


また自分の子供よりも年上の子供の面倒を見る場合もあるので、自分の子供が大きくなった時に活かすこともできますね。


3.調剤薬局事務


【仕事内容】

薬局での薬剤師の仕事の補助がメイン業務。また、医療事務でお伝えした受付業務や請求業務も行います。
簡単に言えば医療事務の仕事を薬局で行うための資格、ということになりますね。
具体的な仕事内容は、医療事務と重複しますので、そちらをご参考にしてみてください。

【資格取得方法】

医療事務と同じように、筆記試験と実技試験をクリアすると資格取得可能。勉強方法は、通信講座や専門学校で勉強するとスムーズです。

【ママへのおすすめポイント】

医療事務よりも勉強範囲が狭く、取得しやすい資格です。医療事務と似たような業務ですが、調剤薬局事務は「薬局のみ」で活かす資格のためです。
久しぶりの勉強で抵抗があるママは、この調剤薬局事務からスタートして、将来的に医療事務を目指すのもよいかもしれません。

4.マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

【資格内容】

エクセル・ワード・パワーポイントを使いこなせるようになるための資格です。
この資格を持っていれば、一般的なPCスキルがあると認められることが多いです。

【資格取得方法】

試験会場で実際にPCでエクセル・ワード・パワーポイントを操作し、所定のスコアを目指していただきます。
試験が終わったらすぐ、PC上で点数も公表されるため、合否がすぐわかります。

【ママへのおすすめポイント】

復職してからも安心してPC操作ができるようになります。

むしろ、この資格を取れば、復職前よりもPC操作がスキルを上げることができるかもしれません!


5.TOEIC

【資格内容】

リスニング・筆記合わせて990点満点の試験で、総合的な英語の能力を測れるものです。スコアによって自分の英語のレベルがわかります。

ママの中に1度は受けたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

【資格取得方法】

年10回行われる試験を受けてスコアを確認することができます。

少しでも高いスコアを目指したいのであれば、市販のテキストなどを使って時間をかけて勉強しましょう!


なお、TOEICのスコアの有効期限は2年間なので要注意!

【ママへのおすすめポイント】

ご自身の英語スキルの見直しと、それを上げることができます。

グローバル化の中で英語が使えるのは、自分の強みにもつながります。

ママの強みを活かして、資格取得を考えてみましょう!


世の中には資格がたくさんあります。資格取得すればもちろんメリットもありますが、資格取得には勉強の時間をかけないといけないのも事実。


闇雲に資格取得するだけでは、せっかくの勉強時間も無駄になってしまいますので、自分にあった資格がどんなものなのか考えて選択するようにしましょう。


どうせなら、自分のためになる資格を取得したいですよね。


ママ友やパパとも相談しながら、どんな資格がよさそうか選んでもよいかもしれません。


(Photo by Photo AC)