離乳食がスタートすると、食器やカトラリー、調理器具などさまざまなものをそ用意しますよね。


離乳食に欠かせないスプーンですが、実はいろいろな種類があるのをご存知ですか?


離乳食のスプーンは、月齢や用途によって選び方も変わります。素材もプラスチック製からシリコン製、木製などさまざま。


そこで今回は、離乳食用スプーンの選び方やおすすめスプーンもご紹介します。


購入する際の参考にしてみてくださいね!


この記事の目次

離乳食の時期に合わせたスプーンの使い方&選び方


離乳食が始まる生後5~6ヵ月ごろのスプーンと、離乳食完了期の1歳~1歳6ヵ月ごろのスプーンは同じものでもいいのでしょうか。


ここでは、離乳食の時期に応じたスプーンの選び方とおすすめの形状をご紹介します。


【離乳食初期 生後5~6ヵ月】ママ・パパが赤ちゃんに食べさせやすいもの


離乳食初期(生後5~6ヵ月)の赤ちゃんは、パパやママに食べさせてもらう時期。


そのため、大人が持ちやすいスプーンを選ぶとよいでしょう。


そのほかのポイントとして


  • ・スプーンの先端が小さいもの
  • ・スプーンの横幅が狭いもの
  • ・スプーンの深さが浅いもの

などが挙げられます。具体的な形として、


 出典:Amazon


上記のような形状のスプーンをおすすめします。


【離乳食中期 生後7~8ヵ月】初期より少し大きめのもの


離乳食中期(生後7~8ヵ月)になると一口の量が増えてくるので、初期よりも少し大きめのスプーンを選びましょう。


しかし、急に横幅が広いものや深すぎるものを選んでは、赤ちゃんが食べにくくなります。


初期のころに使用していたスプーンがあまりにも浅すぎなければ、そのまま続けて使用してもよいでしょう。



【離乳食後期 生後9~11ヵ月】容量が大きめ・やや深めのもの


離乳食の進み方に個人差が出る頃ですが、手づかみ食べに興味を持つようになる時期でもあります。


手づかみ食べはスプーンの練習になる大事な段階。この時期は、ママ・パパは後片付けが大変ですが、積極的にやらせたい大事なプロセスです。


手づかみ食べと並行して、スプーンを持つ練習を徐々に進めていきたいところですね。


また、この時期になると食べる量もずいぶんと増えてくるので、小さなスプーンでは食べにくくなります。



出典:Amazon

容量が大きくなったスプーンを選ぶと赤ちゃんも食べやすいですよ!

【離乳食完了期 1歳~1歳6ヵ月】赤ちゃんが自分ですくいやすいスプーン


本格的にスプーンの練習を始めるのが、離乳食完了期(1歳~1歳6ヵ月)。


この頃になると、手から口へものを運ぶという流れが上手にできるようになります。


食べる量もさらに増えるので、容量が大きめのものでも。


赤ちゃんが、上からも下からもしっかり握れるもの・ひとりで持ちやすい形状のものを選びましょう。



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このスプーンのように、ハンドルがカーブしていると赤ちゃんも持ちやすいですよ。


知っておきたい離乳食用スプーンの素材


スプーンと一口に言っても、素材はさまざま。ここでは、素材の特徴とおすすめの時期を紹介します。


1.シリコン


メリット

・違和感が少ない

・柔らかく、腔内を傷つけにくい

・ペースト状のものもすくいやすい

デメリット

・色素が沈着しやすい

おすすめの時期

離乳食初期(生後5~6ヵ月)
~離乳食後期(生後9~11ヵ月)



シリコンは口当たりが優しく、乳首や哺乳瓶に近い感触


スプーンは、乳首や哺乳瓶意外で初めて口に入れる異物なので、違和感の少ないもののほうが、赤ちゃんも受け入れやすいでしょう。


また、柔らかい素材なので、赤ちゃんの歯茎にスプーンがあたっても傷つけることがなく、ペースト状の離乳食も集めやすいですよ。


ただし、ひとつだけデメリットが。白いシリコンスプーンだと、かぼちゃやにんじんなど色の濃いものを乗せると色素が沈着しやすくなります。


2.プラスチック


メリット

・離乳食初期から完了期まで長く使える

・口当たりがよい

デメリット

・固い

・キズがつきやすい

おすすめの時期

離乳食初期(生後5~6ヵ月)
~完了期(1歳~1歳6ヵ月)



プラスチック製のスプーンは、離乳食初期~完了期まで幅広く使える素材。シリコン製に比べると少し固いですが、口当たりが良いです。


食材をすくいやすいので、パパママが離乳食をあげやすいのもメリット。


一方で、歯が生えた赤ちゃんが噛むと、キズがつきやすいというデメリットもあります。


3.木


メリット

・幼児期まで長く使える

・ナチュラルな素材で赤ちゃんにやさしい

デメリット

・つけ置きや食洗器の使用は×

おすすめの時期

離乳食中期(生後7~8ヵ月)
~離乳食完了期(1歳~1歳6ヵ月)



木製のスプーンは、離乳食初期から完了期まで幅広く使うことができます。


何より、木のぬくもりが優しく、赤ちゃんの口に入れるものとして安全ですよね。


木のスプーンは、塗料が使用されていないか確認してから購入しましょう。


なお、熱や薬品に弱いため、つけ置き洗いや食洗機の使用には向きません。


4.ステンレス


メリット

・耐久性抜群で長く使える

・たくさんの量をすくえるものが多い

デメリット

・口に入れると冷たい

・鉄の味がするものも

おすすめの時期

離乳食後期(生後9~11ヵ月)
~離乳食完了期(1歳~1歳6ヵ月)



ステンレス製のスプーンは、とにかく耐久性に優れています。多少のことでは壊れないので、長く使えるのがメリット。


また、食材をすくいやすいので、量を食べるようになったり、1人でスプーンを使えるようになったりする離乳食後期(生後9~11ヵ月)以降に使うのがおすすめ。


デメリットは、口に入れると冷たく感じるところ。最初は嫌がる赤ちゃんもいるかもしれません。


【経験談】スプーンを変えたら、離乳食を食べるようにった


友人の話ですが「なかなか離乳食を食べてくれない…」と悩んでいたママは、なんとか食べてくれるように試行錯誤。スプーンも4種類ほど試したそうです。


離乳食もスプーンも、それまで母乳やミルクしか知らない赤ちゃんにとっては「異物」ですよね。


警戒心の強い・慎重な赤ちゃんならなおさら好みがありそう


結局、その赤ちゃんは「木」のスプーンに落ち着いたのだとか。「スプーンの違いで変わるんだな〜」と驚きました。


離乳食におすすめスプーン10選


ここからは評価の高い離乳食用スプーンを10個ご紹介します!


1.ラトルウッド RattleWood のベビースプーン(離乳食初期~中期)


先が小さく、浅めなので離乳食初期(生後5~6ヵ月)におすすめ。マッシュ用とペースト用があるので、好みに応じて選んでくださいね。


大人が離乳食をすくいやすい形にもこだわっているところもポイント!


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2.ののじ 離乳食スプーン 食べさせ用(離乳食初期~離乳食中期)


コチラのスプーンは、パパやママが食べさせやすいことに特化しています。


適正な一口の量が分かるので、食べさせすぎという心配もありません。


ほかのスプーンに比べると少々お高めですが、使いやすさ、お手入れのしやすさを考えるとお値段以上ですよ!


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3.ピジョン 食べるnoおうえん はじめてのフィーディング マルチカラー


離乳食初期~離乳食中期に使いやすいプラスチック製のスプーン。


はじめて離乳食を与えるとき、口のどこまでスプーンを入れていいか分からない人もいるはず。


このスプーンは、ストッパーがついているので、誤って口の奥に入れすぎることがありません!


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4.エジソン なめなめからはじめるはじめてのスプーン(離乳食初期~離乳食中期)


ちょっとユニークなスプーンをご紹介。こちらは赤ちゃんが食べることに特化したスプーンです。


赤ちゃんの中には、早くから自分で食べたいという意欲が出てくる子も。


このスプーンは、ペースト状のものにひたすと、自然と絡みつく仕組みになっています。


赤ちゃんがなめれば、自然と離乳食が食べられる仕組みに!


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5.リッチェル Richell おでかけランチくん 離乳食スプーンセット(離乳食初期~離乳食後期)


大きさの異なる2つのスプーンがセットになっています。小さい方は離乳食初期~離乳食中期に。大きい方は離乳食後期にピッタリなサイズ


シリコン製なので柔らかく、はじめてのスプーンにピッタリですよ!


また、柄が曲がっているので、赤ちゃんの口元が見やすくなっているのも使いやすいポイント。


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6.中川政七商店  ずっと使えるベビースプーン(離乳食後期~)


小さなスプーンと大きなスプーンがリバーシブルになっている、便利なアイテム。


堅くて丈夫なのに、口当たりも良いメープル(楓)を使用しています。


携帯用袋つきでプレゼントにもおすすめ!本品は食品衛生検査に合格した安全な素材を使用しています。


※対象月齢は記載がありませんでしたが、離乳食後期ごろ〜がよさそうです。


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7.アグニー agney わっかのカトラリー2本セット(離乳食後期)


離乳食の時間が思わず楽しくなるような、可愛らしい輪っかのデザイン♪


輪っかの部分をフックなどに引っ掛けておけば、乾きやすく衛生的にもよさそうです。


パッケージも愛らしく、名入れにも対応しているので、出産祝いにもおすすめ!


公式サイト価格:¥2,268 〜 (税込)
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8.ラトルウッド RattleWood のベビースプーン(離乳食後期~完了期)



フォークとスプーン2本のセットです。赤ちゃんの「ひとりで食べる」をやさしくサポート。


木のぬくもりがあたたかく、風合いも少しずつ異なるのが木製ならではの特徴ですね。


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9.カワイ 天然木のカトラリー サオキッズスプーン(離乳食後期~)


画像は「ウインク」タイプですが、「スマイル」タイプも選択可能です。お揃いのフォークの品揃えもありますよ。


ステンレス製やプラスチック製に比べ、太くて持ちやすいのでスプーンの練習をするのにピッタリ!


また、食べ物の熱さがスプーンに伝わりにくいのもポイント。先が大きめなので、離乳食後期以降におすすめ。


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10.エジソンのフォーク&スプーンmini(離乳食完了期)


赤ちゃんのひとりで食べたい!という気持ちを応援するカトラリー。


取っ手の形状が赤ちゃんにとってにぎりゃすい形になっているので、無理なく使えます。


また、スプーンは先端が平らなので、食べ物を集めやすいのが特徴。


フォークもギザギザになっているので、滑りやすい麵類も楽々食べられますよ!


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こだわりのスプーンで離乳食の時間を楽しく


離乳食の進め方、悩みますよね。「○○ちゃんは、順調そうなのに、うちはなんでうまくいかないんだろう」という声は、意外と聞こえてくるものです。


もし悩んでいるママがこの記事を読んでいたら「あなただけじゃないよ!」と声を大にしてお伝えしたいです。離乳食が進み出したきっかけも、本当にさまざま。


もしかするとスプーンが、そのきっかけのひとつになることも!


いろいろな素材のスプーンを試して、赤ちゃんにあったものが見つかるといいですね。


(photo by:写真AC)