幼児期から英語教育をはじめたいと考えるパパやママはとても増えています。
日本語にはない英語独特の発音を聞き取るには、子供の頃からネイティブの英語の発音を聞いて、英語耳を作ることが大切。
でも、時間の制限や経済的なこともあって、なかなか思うように英語教室に連れて行ってあげられないという方が多いもの...。
そんな時は通信教育で英語学習を取り入れてみるのも一つの手です。
この記事の目次
英語教室 v.s. 英語の通信教育
英語の学習で大切なことは、たくさん耳で聞くこと(インプット)と、たくさん話すこと(アウトプット)です。
英語教室のメリット/デメリット
英語教室はとても人気があり、赤ちゃんから大人までを対象に展開されていますが、その理由は、英語ネイティブの先生の発音を聞いて会話するというインプットとアウトプットがバランスよくできるから。
でも、デメリットとしては、英語教室では1対1で教えてくれることはまずありません。
ちょっとシャイな子だとお話をしないまま授業時間が終わってしまうことも…。また、送り迎えが必要なので、親も英語教室に通わせようと思ったらスケジュールの調整をする必要があります。
英語の通信教育のメリット/デメリット
通信教育であれば、パパかママの都合の良い時間にできるだけでなく、英語教室とは違い、毎日英語に関わる時間を作ることができるため、インプットの習慣化が身に付くメリットがあります。
一方、通信教育のデメリットは、英語塾にあるアウトプットが少ないデメリットも。
ネイティブの人と話す機会がないため、通信教育ばかりだとコミュニケーション能力が育ちにくいといった問題もあります。
英語教材と英語の通信教育はちがうの?
厳密に言うと少しだけちがいます。
定期的におうちに教材が届くものが「通信教育」。
DVDやCD、本、カードなどを一度にセット購入するのが「英語教材」です。費用はピンキリなので一概にどちらが安いとは言えません。
でも、どんなに安く購入しても子供が一度も教材に触らなかったということではもったいないですよね。
経済的な面よりも、子供が興味を持って取り組める内容かどうかを子供の様子を見て判断しましょう。
教材選びはイード・アワードをチェックするのがポイント
出典:イード・アワード2018「通信教育」結果発表
顧客満足度No.1は、幼児は「こどもちゃれんじ」、小学生・中学生・中高一貫生・高校生は「Z会」に決定
毎年、幼児と子供を持つ家庭で、英語教材・英語通信教育を実際に使用している先輩ママを対象に行われている「イード・アワード」という、おすすめ教材のアンケートがあります。
どの教材が良いか悩んだ時は、イード・アワードの情報をチェックするのがおすすめです。
>>参考記事<<
イード・アワード2018「通信教育」結果発表
顧客満足度No.1は、幼児は「こどもちゃれんじ」、小学生・中学生・中高一貫生・高校生は「Z会」に決定
これがおすすめ!英語の通信教育
英語塾と英語教材、そして、英語の通信教育の違いを見ていきましたが、どの方法にも良いところを悪いところがあります。
そのマイナス点を理解して、できるだけマイナス点がカバーされた、自分の子供にあったものを見つけるようにしましょう。
ベネッセコーポレーション 「こどもちゃれんじぷちEnglish」
昨年までは2歳から6歳までが対象だった「こどもちゃれんじEnglish」ですが、今年から対象年齢1歳から受講できる「こどもちゃれんじぷちEnglish」ができました。
未就学児を持つママに一番の人気を誇る通信教育です。
内容は、英語の音とリズムを遊びながら聞き取るもの、身近なシーンの英語、英語を使って親子で遊ぶという3つのポイントから構成。もちろん、英語が苦手…というご両親でも無理なく使えるように工夫されているので心配なし。
4~5歳対象の「すてっぷEnglish」に上がると話す力にも注目して構成されるようになります。また、オプションでオンライン英会話も可能。実践のアウトプットが欲しい場合は利用してもいいですね。
【費用】一回3,751円(税込、こどもちゃれんじの会員は2,880円)
【サイト】こどもちゃれんじぷちEnglishの公式サイトはこちら
Z会「小学生コース」
幼児コースからあり、通信教育でとても有名な「Z会」。イード・アワード2018「子ども英語教材」小学生部門で優秀賞と継続性で部門賞を獲得している優秀なプログラムです。
小学3年生から英語が教科に含まれますし、英語の専科コースも小学3年生から始まります。2020年からは英語コースの低学年への実施が始まるかもしれませんね。
【費用】一回3,162円(税込)
【サイト】Z会「小学生コース」の公式サイトはこちら
スマイルゼミ「小学生コース」
タブレットで学習するという新しい形式のスマイルゼミ。英語は小学生コースから始まりますが、人気の通信教育システムのため、幼児コースも今年から出来ました。
タブレットを見せて、子供の目に悪くない?とちょっと気になりますが、時間を制限してうまく使えば、効率的に英語に触れさせることが出来ます。
子供がテレビゲームばかりしているので困ったと思っているママには、ゲーム感覚で英語の触れられる教材があるのは嬉しいですね。
30分経つとアラームが鳴る仕組みになっています。子供の年齢にもよりますが、スクリーンを見る時間は1日2時間以内に抑えるようにいわれています。
また、前述のイード・アワード2018「子ども英語教材」小学生部門で、最優秀賞を獲得している人気の通信教育です。自分の発音を録音して発音チェックができますよ!
【費用】一回2,980円(税込、別途専用タブレット代9,980円がかかります)
【サイト】スマイルゼミの公式サイトはこちら
進研ゼミ 小学講座・Challenge English「小学生版」
とにかく、コスパが良いのが進研ゼミ。
通信教育として確かに実績もあります。英語コースは習熟度別に受けられるので、学校の授業が簡単すぎてつまらないという英語上級者にも対応しています。
聞く、話す、読む、書くの4技能をまんべんなく伸ばすために、タブレット学習を導入しています。タブレットは、返却すれば無料で貸し出してくれます。
【費用】一回3,343円(税込、6月号以降は3,613円)
【サイト】進研ゼミ小学講座の公式サイトはこちら
スピードラーニング・キッズ
石川遼くんがやっていたということで有名な英語の通信教育、キッズバージョンです。「CDを聞き流すだけ」というのが売りで、キッズ版では日常で使う英会話を意識した構成になっています。
子供が興味がないようでも、流しておくだけで自然に耳から英語が入ってくることで英語に慣れていくというコンセプト。
少し大きくなって、スピードラーニング・ジュニアを受講するようになると毎月2回の電話でのフリートークを受けることが出来、実際に英語を使う機会も作ることが出来ます。
【費用】一回6,000円
【サイト】スピードラーニング・キッズの公式サイトはこちら
ディズニーの英語システム
通信教育と英語教材は少し異なると書きましたが、小さい子供向けの英語学習方法で断トツに高い人気を誇っている英語教材なのでご紹介します。
家で学ぶだけでなく、教材でインプットした英語でネイティブの先生とお話しできるイベントもたくさんありますよ。
また、ネイティブの先生と毎週英語を話せる「テレフォン・イングリッシュ」もあるので、アウトプット対策も万全です。
我が子も2歳の時、ディズニーの英語システムのお試し教材のDVDにハマり、一人で英語でDVDのストーリーをブツブツ呟いていました!
【費用】セット内容により異なる(25万~90万)
【サイト】ディズニーの英語システムの公式サイトはこちら
子供が興味を持てるものを選ぼう!
英語の通信教育は幼児ではまだ少なく、小学校に上がるようになると増える傾向にあります。
小さい子への通信教育のアピールポイントは、定期的に新しいものが届くということです。幼稚園くらいになると「次は何が届くかな」と楽しみにする子供も多くなります。
でも、子供が楽しく手に取るようなら通信教育ではなく、教材としてまとめて購入するのも一案です。いくつかのウェブサイトを子供と一緒にチェックして「やってみたい?」と話し合ってみましょう。
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