赤ちゃんが食べやすい食材として人気のりんご。離乳食でも出番が多いですよね!ただ、毎回裏ごししたりすりおろすのは大変。そんなとき便利なのが冷凍保存です。ここではりんごの上手な冷凍保存方法と、冷凍したりんごを使ったアレンジレシピをご紹介。栄養たっぷりな万能果物「りんご」。ぜひ離乳食づくりに活用してくださいね。


この記事の目次

離乳食用にりんごを冷凍してみよう


離乳食のために、あらゆる食材をペースト状にして冷凍保存している方も多いのではないでしょうか。


にんじんやほうれん草は冷凍保存の定番野菜ですが、実はりんごも冷凍保存が可能。りんごはお腹の調子が悪い時などにも活躍する食材なので、ストックしておくと安心ですよ!

 

りんごには以下の3種類の冷凍保存方法がありますが、いずれもゆでてから冷凍するのが鉄則。


ゆでることで変色しにくくなり胃腸にもやさしくなるので、冷凍保存前のひと手間を忘れないでくださいね。


1.ペースト

離乳食初期に出番が多いのがりんごのペースト。りんごは皮をむいてから適当な大きさに切り、柔らかくなるまでゆでてつぶします。

 

なめらかな食感を求めるなら裏ごしもおすすめ。また、ブレンダーやミキサーを使うと短時間で舌触りのよいりんごペーストができますよ!

 

りんごペーストは離乳食用の冷凍保存容器に入れて冷凍しましょう。ジッパー付きポリ袋を使用する場合は、りんごペーストを薄く伸ばして冷凍し、必要な分だけ割って使えるようにすると使いやすいです。


2 .角切り

りんごを適当な大きさに切って、やわらかくなるまでゆでます。角切りの状態でりんごを保存する際は、皮をむかないという選択肢もあり。


りんごの品種や赤ちゃんの好みにもよりますが、皮ごと食べられそうであればしっかり洗って利用してみましょう。

 

りんごをゆでたら水を切り、離乳食中期なら5mm角、離乳食後期なら1cm角に角切りし、冷凍保存容器やジッパー付きポリ袋に入れて冷凍します。


3.スティック状

りんごの皮をむき、スティック状に切ってからゆでます。やわらかくなったら水気をしっかりと切り、ジッパー付きポリ袋に入れて冷凍庫へ。

 

凍った状態のままりんごを円を描くようにやさしくすりおろすと、粒の細かいトロトロのすりおろしりんごが完成。解凍してカットすれば角切りりんごとしても使用できるので、りんごをいろいろな形状で利用したい方におすすめです。


補足


冷凍りんごを離乳食に使用する際は、加熱調理の場合は解凍せずにそのまま利用しても大丈夫。

 

加熱調理しない場合は必要な分だけ耐熱容器に取り解凍しましょう。このとき水5cc程度加えてラップをすると乾燥が防げます。


冷凍りんごが使える離乳食初期レシピ5選


離乳食初期の間は、りんごペーストが大活躍。赤ちゃんが好む味なので、苦手な食材の克服にも利用してみてくださいね。

 

りんごは甘みの少ない食材とも相性抜群。りんごの風味を利用して、あらゆる食材の食感、味を赤ちゃんに体験させてあげましょう!


りんごとにんじんの甘煮


りんごとにんじんの自然な甘みが食欲をそそる離乳食レシピ。冷凍りんごを使用する場合は、にんじんが温かいうちに混ぜてしまえば、解凍の手間がかからず簡単に調理できます。にんじんの分量に対してりんごの分量が多い場合は、別途解凍してからフードプロセッサーにかけましょう。

 

参考:離乳食初期•中期 りんごとにんじんの甘煮


りんごのおかゆ


りんごを離乳食に使おうと思っても、品種によって酸味が強くて赤ちゃんがいやがってしまうことが。そんなときはおかゆに混ぜるのがおすすめ。おかゆのとろみがりんごの酸味もまろやかに仕上げてくれます。

 

参考:離乳食初期:りんご粥


りんごのポタージュスープ


りんごを使ったポタージュスープも冷凍りんごがあれば簡単。レシピではベビーフードの出汁を使用していますが、ベビーフードのコンソメや粉ミルクを使っても美味しいです。いろいろなアレンジを試してみてくださいね。

 

参考:離乳食初期~簡単*ポテップルスープ*


玉ねぎのりんご煮


冷凍保存しておいたりんごと玉ねぎを使ったお手軽離乳食レシピ。弱火でしっかり煮ることで、玉ねぎからも十分な甘みが引き出されます。玉ねぎが苦手な赤ちゃんにも試してほしい一品!

 

参考:離乳食初期~中期♡りんごと玉ねぎ


りんごとさつまいもの麩がゆ


食物繊維が豊富なので、便秘がちな赤ちゃんにおすすめの離乳食レシピです。麩のとろみが赤ちゃんの「ごっくん」をサポート。豆乳の代わりに粉ミルクを使うと甘みが増して食べやすくなります。

 

参考:【離乳食初期】リンゴとさつまいもの麩がゆ


冷凍りんごが使える離乳食中期レシピ5選


離乳食中期になると、小さめの角切りりんごも上手に食べられるように。最初のうちはペースト状のりんごと角切りのりんごを混ぜて使うのがおすすめ。

 

赤ちゃんが角切りのりんごをいやがるようであれば、柔らさをチェックしてみてください。指で簡単につぶれる柔らかさになるまでしっかりゆでると、案外ペロッと食べてくれるかもしれません。


鶏ひき肉のりんご煮


冷凍しておいたりんごは、少量の水と一緒に弱火にかけると数秒で解凍できます。鶏肉とりんごは意外かもしれませんが実は相性が抜群。りんごのとろみが、パサパサしがちな鶏ひき肉を食べやすくしてくれます。

 

参考:離乳食中期~*鶏ひき肉のりんご煮


トマトとりんごのゼリー


トマトとりんごを使用したベビーフードからインスピレーションを受けたて誕生したというアイデアレシピ。寒天を使うことで少しかためのゼリーに仕上がります。赤ちゃんがまだうまく「モグモグ」できないときは、スプーンの背などでつぶしてから盛り付けましょう。

 

参考:【離乳食】中期~ トマトとりんごのゼリー


さつまいもとりんごのチーズ和え


さつまいもとりんごの甘みにカッテージチーズが加わることでコクがアップ。しっかりとした味なので、おかゆやパンがゆにトッピングしてもいいですね。たくさん作って大人のおやつにするのもおすすめ。

 

参考:*離乳食*さつまいもとりんごのチーズ和え


ブロッコリーとりんごの和え物


ブロッコリーの蕾部分と同じくらい栄養があると言われている茎部分を使った離乳食レシピ。蕾部分より食感が滑らかになりやすく、りんごが加わることで風味もよくなります。ブロッコリーが苦手な赤ちゃんの場合、りんごの分量を増やせば克服できるかもしれません!ぜひ試してみてくださいね。

 

参考:簡単♪離乳食中期〜 ブロッコリーの和え物


すりおろしりんごヨーグルト


すりおろしりんごとヨーグルトに混ぜるだけで完成する離乳食。プレーンヨーグルトを使用する場合は「ふじ」のような甘みの強いりんごを使うと酸味が消えて食べやすくなります。赤ちゃんが大好きな離乳食レシピなので、体調が悪いときや食欲がないときなどにもおすすめ。

 

参考:離乳食 すりおろしりんごヨーグルト


冷凍りんごが使える離乳食後期レシピ5選


離乳食後期になるとチャレンジしたい手掴み離乳食レシピでも、冷凍りんごは大活躍。手軽に作れるパンケーキや蒸しパンなどのバリエーションを増やす際にも役立ちます。


りんごパンケーキ


ペースト状にして冷凍したりんごは、解凍してから使いましょう。りんごの果汁もすべて利用すると栄養価がアップ!砂糖を使わなくても十分甘みのあるパンケーキが完成します。

 

参考:りんごパンケーキ 離乳食後期~


*材料に含まれるベーキングパウダーはアプリ「ステップ離乳食」では紹介していませんが、離乳食高貴であればお使いいただける食材です。


さつまいもとりんごのおやき


さつまいもとりんごと薄力粉を混ぜるだけのお手軽離乳食レシピ。さつまいもは電子レンジで加熱するより、蒸すかゆでた方がもちもち食感になって美味しいです。焦げ目が香ばしく、大人にも美味しい一品。

 

参考:離乳食後期☆さつまいもとリンゴのおやき


りんごコロッケ


りんごとじゃがいもをベースにしたコロッケ。野菜はもちろん、肉や魚などを混ぜても美味しい離乳食に仕上がります。油で揚げないので手でつかんで食べても汚れにくいのもうれしいポイント!

 

参考:離乳食手掴み揚げない*りんごコロッケ


にんじんとりんごのサンドイッチ


にんじんと食パンのコントラストが映える、見た目もかわいい離乳食レシピ。にんじんの量をやや控えると、りんごのジューシーさが際立ってスイーツ感覚で食べられます。お出かけ用の離乳食にもおすすめ。

 

参考:にんじんリンゴのサンドイッチ


レバーのりんご煮


レバーの独特な臭みをりんごと一緒に煮ることで解消。レバーを塊のまま利用することで、「かみかみ」のトレーニングにも役立ちます。レバーが苦手な赤ちゃんにもぜひ試してほしい離乳食レシピの1つ。

 

参考:【離乳食 後期】レバーのりんご煮


冷凍りんごで赤ちゃんの健康も守ろう


りんごは離乳食でも出番が多い食材です。使いやすく入手しやすい食材であることも理由の1つですが、注目したいのはりんごの栄養価。

 

りんごはビタミンが豊富なので、体調不良の赤ちゃんにうってつけの食材。消化もよく整腸作用もあるため、下痢や嘔吐のあとの回復期にも欠かせません。

 

冷凍したりんごは1ヶ月程度なら保存が可能です。りんごがいつでも使えるようにストックをつくりつつ、毎日の離乳食づくりにどんどん活用してみてくださいね。

 

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