とうもろこしは甘みがあるため、離乳食期に人気の食材の一つ。
ですが、そのとうもろこしはいつから食べることができるかご存知でしょうか?
今回はとうもろこしの栄養素や赤ちゃんに食べさせる時の注意点など、離乳食期のとうもろこしにまつわる様々な情報をご紹介!
この記事の目次
- 食物繊維はさつまいもの約4倍!とうもろこしの栄養素
- とうもろこしはいつから食べられる?
- とうもろこしを食べさせる時の注意点
- 美味しいとうもろこしの選び方
- とうもろこしの缶詰の選び方
- 時短料理に活躍!とうもろこし下ごしらえレシピ
- 離乳食初期編:とうもろこしレシピ
- 離乳食中期編:とうもろこしレシピ
- 離乳食後期編:とうもろこしレシピ
- 離乳食完了期におすすめ!とうもろこしレシピ
- 離乳食にはとうもろこしの甘みが大活躍!
食物繊維はさつまいもの約4倍!とうもろこしの栄養素
とうもろこしの主成分は炭水化物で、エネルギー源としての役割を果たす優れもの。便秘解消に効果のある食物繊維はさつまいもの約4倍。
そして糖質代謝を促すビタミンB1、タンパク質代謝を促すビタミンB6、血流サポートを行うビタミンB群などのビタミンが含まれています。
さらに便を柔らかくするマグネシウム、白米のおよそ8倍にもあたる量の鉄分など、ミネラル類も豊富。
とうもろこしは甘いだけではなく、離乳食期の赤ちゃんにも必要な栄養素がたくさん含まれている、優秀な食材の1つなのです。
とうもろこしはいつから食べられる?
とうもろこしは、薄皮を取り除いてペースト状にすることで、離乳食初期から食べさせることのできる食材の1つです。
離乳食中期では、火を通したとうもろこしの実を細かいみじん切りに。
離乳食後期では、粗いみじん切りで問題ないとされています。
しかし、赤ちゃんによっては薄皮の舌触りが苦手だったり、一人一人離乳食の進むスピードが異なったりしますので、赤ちゃんの様子に合わせてあげてくださいね。
とうもろこしを食べさせる時の注意点
とうもろこしの一粒一粒についている、薄皮。
この薄皮は消化が悪いため、離乳食初期は必ず裏ごしをしてペースト状にしてから食べさせる必要があります。
離乳食中期以降も、赤ちゃんのお腹の様子を見ながら食べさせてあげるのがおすすめです。
また、とうもろこしはアレルギーを起こしにくい食物と言われてはいますが、稀にアレルギー症状を発症する場合もあります。
初めて食べさせる時は念のため、注意してあげてみてくださいね。
美味しいとうもろこしの選び方
とうもろこしの旬は、夏から初秋。
収穫と同時に糖分がでんぷん質に変化していき、甘みが減っていってしまうため、収穫の時期がそのままとうもろこしの旬の時期となります。
美味しいとうもろこしの選び方のポイントは3つあります。
①ずっしりと重たいもの
重いとうもろこしは、それだけ実がぎっしりと詰まっている証。ぜひ手に持って確認してみてください。
②ひげ根がしっとりしていてふさふさしているもの
とうもろこしのひげ根は、めしべの一部。よって、このひげ根がふさふさしていると、身がぎっしり詰まっているというポイントになります。
また、収穫したてのとうもろこしのひげ根はしっとり。乾燥しているものは収穫してから時間が経っているものになるため、しっとりしているものの方が鮮度が高いということになります。
③色が濃いものを選ぶ
皮の色は濃い緑、ひげ根は濃い茶色の方が新鮮です。ぜひ見比べてみてくださいね。
④どこのブランドが販売しているか
野菜によっても産地や販売しているブランドによって、食材の質はことなります。離乳食で取り入れるとなると、どういった肥料が使われているのかなど気になるママも多いものです。
そんな時は、自然食品を置いているスーパーや、生協などで購入するのがおすすめ。私自身も息子が3歳になった今でも、無農薬野菜を選ぶように意識しています。
ちなみに生協は毎度必ず頼む必要がないので、とりあえず契約して必要な時に食材を注文していましたよ。
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とうもろこしの缶詰の選び方
離乳食にとうもろこしを使いたいと思った場合、旬の時期でなければ缶詰を使うこともあるかと思います。
実はとうもろこしの缶詰にも、いろいろな種類があるのです。
粒がそのまま残っている「ホールコーン」、粒をすりつぶした状態になっている「クリームコーン」。
そして、原材料がとうもろこしだけでなく、砂糖や食塩などで味付けがされているものもあります。
よって、離乳食期の赤ちゃんに食べさせるのであれば、「食塩無添加」「砂糖不使用」といった表記がされているものが安心です。
また、生産を効率よく行うために遺伝子組み換えがされたとうもろこしが使われている缶詰もあります。
赤ちゃんの口に入るものなので、念のためこの部分についても原材料表記で確認してから購入することをおすすめします。
時短料理に活躍!とうもろこし下ごしらえレシピ
離乳食期の下ごしらえにおすすめの、とうもろこしレシピをご紹介します。
①簡単にできるとうもろこし下ごしらえ
旬のとうもろこしを使った、下ごしらえレシピ。
それぞれのお子さんの離乳食の進み具合に合わせて、裏ごししたり粒の大きさを調整したりしてみてくださいね。
参考:https://cookpad.com/recipe/5140493
②コーン缶とブレンダでつくるストックとうもろこし
コーン缶とブレンダ―を使った、とうもろこしの下ごしらえ法。楽にたくさん作ることができるので、冷凍保存もおすすめです。
参考:https://cookpad.com/recipe/4962123
離乳食初期編:とうもろこしレシピ
それでは早速、離乳食初期におすすめの、とうもろこしレシピをご紹介します。
①とうもろこしのスープ
とうもろこしだけだとボソボソしてしまいがちなため、離乳食初期の赤ちゃんだと食べにくいことも。ぜひこちらのレシピを参考にしてみてくださいね。
参考:
https://cookpad.com/recipe/3308626
②じゃがいもとコーンのおかゆ
おかゆにじゃがいもととうもろこしをプラスした、甘みと栄養満点のおかゆ。
豆乳は離乳食初期から使うことができるとされていますが、赤ちゃんの様子に合わせて食べさせてあげてくださいね。
参考:
https://cookpad.com/recipe/4869883
離乳食中期編:とうもろこしレシピ
ある程度離乳食に慣れてくる中期。基本的にはコーンスープにいろんな食材を入れて食べさせてあげるのがおすすめですよ!
①とうふコーンスープ
豆腐ととうもろこしを合わせた、スープ。いろいろな野菜との相性も良く、具だくさんスープにするのもおすすめです。
参考:
https://cookpad.com/recipe/800814
②トウモロコシプリン
甘みのあるとうもろこしを、おやつにも。このレシピなら離乳食期の赤ちゃんにも安心して食べさせることができます。
参考:
https://cookpad.com/recipe/4225245
離乳食後期編:とうもろこしレシピ
ある程度固形のものを食べられる離乳食後期。コーンをすりつぶす作業も不要になってくるので、いろんな料理に取り入れることができるようになります。
①手づかみ離乳食最適!米粉のコーンパンケーキ
手づかみ食べが盛んな時期におすすめのパンケーキ。小麦、牛乳、卵不使用なので、アレルギーを持っているお子さんでも食べられるレシピです。
参考:
https://cookpad.com/recipe/2169595
②ほんのり甘いコーンとシラスの炊き込みご飯
ほんのりしたとうもろこしの甘みが引き立つ、炊き込みご飯。白ご飯だけだとなかなか食べてくれないこともあるので、そんな時は甘いとうもろこしを混ぜてみては?主食になる嬉しいレシピです。
参考:https://cookpad.com/recipe/4342704
離乳食完了期におすすめ!とうもろこしレシピ
最後に離乳食完了期におすすめの、とうもろこしレシピをご紹介。私の息子も、ゆでたとうもろこしを毎日パクパク食べていました!
①離乳食完了期✨キャベツとコーンの温サラダ
小分け冷凍も可能なサラダのレシピ。副菜1つでも常備しておくと、離乳食の準備も楽になるのでおすすめです。
参考:
https://cookpad.com/recipe/4474651
②コーンチーズコロッケ
揚げずに作れるコロッケのレシピ。パン粉をフライパンで炒るのがこのレシピのポイントです。揚げ物を毎日食べるのはあまり良くないと言われていますが、たまに作ってあげると非常に喜んでいました!
参考:
https://cookpad.com/recipe/3138666
離乳食にはとうもろこしの甘みが大活躍!
離乳食初期から食べさせることのできる、とうもろこし。甘みがあるため赤ちゃんに人気の食材の1つでもあります。
離乳食初期〜中期は、下ごしらえが少し大変な部分もあるかもしれませんが、冷凍保存したり缶詰を使ったり、ぜひ気軽にとうもろこしを離乳食に取り入れてみてくださいね。
また離乳食後期以降になると、茹でるだけで食べてくれるので忙しい日は特に助かります。ぜひご参考下さい!
(Photo by:写真AC)