赤ちゃんや幼児への英語の早期教育を考えているパパやママは多いと思います。


子供へ英語の早期教育に対しては賛否両論がありますが、今回は、海外在住で小さい子供を持つ私が考える、英語教育をする上で注意すべき6つのポイント、それを踏まえて、赤ちゃんや幼児へのベストな英語教育の方法をいろんな角度から考察してみました。


この記事の目次

日本で赤ちゃん・幼児の頃から英語教育が注目される理由


2020年に東京五輪の開催も決まり、留学や海外旅行、仕事で海外の会社と取引をするような場面は日常的に多くなってきています。


今、子育て中のパパやママのなかには、高校や大学で海外に短期語学留学、もしくはワーキングホリデー制度などを使って1年間長期留学した経験がある方もいるのではないでしょうか?


英語教育が日本で重視されればされるほど、子供に英語を流暢に話して欲しいと感じたり、英語の成績で伸び悩んで欲しくないという親の想いが子供の英語早期教育への意欲に繋がるのは当たり前のこと。


結論として、私自身は英語の早期教育は悪いことではないと思います。大切なのは正しい方法で子供に英語の世界を体験させることだと考えます。


英語学習で注意すべき6つの落とし穴


英語教育の早期化は最近顕著ですが、子供への英語教育にはいくつかの落とし穴があります。


1.親の希望を強要


幼児が英語を習いたいと言い出さない限り、英語の早期教育は100%親の希望です。


高い教材を買ったから、月謝を払っているから、将来役に立つから、と思う親の都合や思いを幼児に強要することのないようにしましょう。


好きこそものの上手なれと言います。英語も、子供が好きで楽しんでやってこそ身につくものです。


2.英語教材や英会話教室に頼りすぎ


子供に英語教材のDVDをみせたり、英語学校に送っていくだけでは英語力は伸びません。パパやママに毎日話しかけられて日本語を覚えたのと同じで、英語も毎日繰り返し聞くことで力になります。


教材や教室に頼りすぎず、もらってきた教材で遊んだり習った歌を歌うなどして親も一緒に英語に触れ、できるだけ家でも英語環境を作ってあげましょう。


3.目に見える成果にこだわる


赤ちゃんが日本語を話しだす時期がバラバラであるように、子供によって英語を話しだす時期もバラバラです。


同じ年の近所の子が英語を話せるからと言って、もっとまじめに取り組みなさいなどと叱ると子供はやる気をなくし、自分が怒られる原因を作っている英語が嫌いになってしまうかもしれません。


また、幼児でも友達と比べられて非難されれば劣等感を抱いてしまいます。


4.よく英語は学ばせるけど、よく遊ばせない


よく学び、よく遊べ、です。赤ちゃんなら外で自然を見て感受性を高めたり、幼児なら公園で遊んだりすることはとても大事です。


友達とただ遊んでいるだけに見えても、子供はそこから仲間の中での自分の立ち位置を把握したり、交渉したりするスキルを自然と学んでいます。


英語学習だけに時間を割いて社会性を身に着けていないと、大人になってから空気が読めなかったり、逆に空気ばかり読んでいる人になってしまうかも…。


5.日本語学習など他の学習をおろそかにする


母国語(日本語)と第2外国語(英語)は、全然違うように見えて、頭の中でその根っこは繋がっています。


語学とは関係ないように見える他の学習も英語力を伸ばすために必要なことです。


例えば、日本語学習をおろそかにして英語ばかりを学ばせると、ハーフリンガルというどちらの言語も高度なレベルで使用できない状況になってしまう可能性がありますよ。


6.語学は続けさせてこそ力に


英語学習を始めさせる歳ばかりに気を取られてしまっていませんか?


語学は続けていかなければ身に付きません。人間の脳は必要のない情報は忘れるように作られていて、母国語でも使わなければ次第に忘れ、話せなくなってしまうんです。


細くでもいいので、長く続けられる方法を選びましょう。


もちろん、英語の早期教育はメリットもある


大人になってからでも仕事でつかえるレベルの英語習得は可能です。


私自身、25歳から英語を本格的に勉強し始め、今は英語で雑誌記事を書いています。


私の英語はネイティブからは程遠く、細かい文法や言い回しを間違って使うことが多々ありますし、発音は日本語の訛りがあります。


しかし、大きな間違いでなければ雑誌社の校正担当がサッと直してくれます。日本語で漢字が違う、「てにをは」が違うという時と同じ感覚です。


また発音は、海外に住んでみると都市部では特に、訛りのない英語を話す人の方が少ないくらいです。


それでもやっぱり、私が英語の早期教育をおすすめするのは、英語学習を幼児期に始めるメリットが大きいからです。


1.英語耳が育つ


言語の敏感期と言われる7歳までの時期なら「英語耳」が楽に育ちます。


7歳以降は徐々にその敏感さが落ちていき、11歳までが楽に手に入れられる限界だと言われます。


英語耳とは、日本語にはない英語のリズムや発音を聞き分ける能力です。


例えば、RとLなどの発音はもちろん、意外と聞き取れない人が多い「bowl(お椀、ボウル)」と「ball(球、ボール)」の違いや、「she(彼女)」と「sea(海)」の違いも簡単にはっきりと聞き取ることが出来ます。聞き取ることができれば正しく発音もできるようになります。


2.英語脳が育つ


英語脳とは、聞いた英語をそのまま理解し考え、(英語で)返答できる力です。


赤ちゃんが母語である日本語を学ぶときは、繰り返し話しかけらるフレーズを頭にしみ込ませ、さらに自分でも使ってみて覚えます。


英語がしみ込んだ英語脳が育つと、日本人が苦手な英語の冠詞や可算名詞、不可算名詞も問題なく使えるようになります。子供なので理屈ではなく、フレーズとして覚えてしまうからです。


3.自己主張ができたり、自分に自信が持てる


日本語と比べると、英語はストレートに自分を表現する言語です。そのため、はっきりとものが言えるようになりやすいと思います。


合わせて、英会話教室に通っていれば自分の限られた語彙の中で相手に伝えようと頑張る力など、メンタル面も鍛えられます。


また、英語が特技となることで自信がつきます。


そのため、パパやママが「できたね!」とほめてあげてください。自信が育った子供は、他の教科の勉強をはじめ、多くのことに前向きに取り組めるでしょう。


4.多様性への理解力が育つ


子供のうちに英語に触れることで、英語圏以外の国を含む異文化全体に対する興味が増し、多様性への理解力を育んでいくことができます。


グローバル社会で活躍する人材となるには、異文化を受け入れて尊重し、その垣根を越えたコミュニケーションを取ることのできる能力が必要となってきます。


赤ちゃん、幼児の頃から英語の学習をスタートするならコレ!おすすめ教育法5選 


では、赤ちゃんや幼児に英語を学ばせるにはどうしたらよいのでしょうか?


楽しく、無理なく英語学習を行うために、おすすめの勉強法やグッズをご紹介します。


1.英語で話すおもちゃを取り入れよう


赤ちゃんから早期教育をするなら、以下のような英語で話すおもちゃがおすすめです。


・フィッシャープライス バイリンガル・ラーニングボックス


光ったり音が鳴ったりするものが大好きな赤ちゃん。楽しみながら英語の単語や歌に触れることができます。


価格:1,745円

購入はこちら:Amazon


・学研のあそびながらよくわかる えいごタブレット


ちょっと大きくなって文字に興味が出てきたら、こんな英語を話すおもちゃがおすすめです。


価格:2,512円

購入はこちら:Amazon

2.英語のCDやDVDでストーリーを聞かせよう


一定の年齢以上になると流し聞くだけでは英語は上達しませんが、赤ちゃんや幼児であれば頭の中に自然と蓄積されていきます


パパやママが英語を話すことができれば、毎日英語の絵本を読んであげましょう。


身近に英語を話せる人がいない場合は、絵本やDVDなどの映像を使って目からのサポートを入れながら、文章としての英語を聞かせましょう。


・ディズニーの英語システム


他と比べると頭一つ飛び抜けた価格に反して、とても人気のある英語教材です。


そんなに払う価値があるの?と思っていたのですが、デパートでデモ販売があった時、我が家の当時3歳後半の娘は1時間ほど教材に釘付けに…


ビデオの登場キャラと一緒に歌い、踊り、話し、楽しそう。売り場の人はさぞかし迷惑だったことでしょう。


お財布に余裕があるパパ、ママはどんな教材か覗いてみてもいいと思います。


価格:セットによって異なる

サイト:詳細はこちら


3.ママの携帯に触りたい時期。動画を見せるなら英語で


Youtubeでは幼児用の英語の歌がたくさんアップされています。


携帯やタブレットを使いたがる子が多いと思いますので、家事をしている時や車の運転中など、見てあげられないときには利用しましょう。


また、携帯アプリには無料なのに優れたものがあってびっくりします。ただし、アプリ内課金があるので気を付けて。


・おすすめアプリ

たまひよ はじめてのえいごのおうたえほん (iPhone/iPad用)



ママたちに人気の「はじめてのえいごのおうたえほん」のアプリバージョンです。


全20曲中、アプリでは「abcのうた」「マクドナルドじいさん」「ビンゴ」の3曲が無料で聴くことができます。


ネイティブスピーカーが綺麗な発音で歌ってくれるところがおすすめポイントです!


ABC Flashcards HD (iPhone/iPad用)



フラッシュカードを使ってフォニックスに触れながらゲーム感覚で英語を学ぶことができます。


フォニックスは英語の発音のルールをまとめたもの。英語の習い初めでの導入を勧めている人も。


確かにフォニックスは大切です。


でも、話すことと読むことは全く違うスキルなので、私は、アルファベットを並べて単語にすると発音が変わる?と子供が気づいたときが導入するタイミングだと思います。


文字が読める喜びを知った幼稚園年長さんくらいから小学校低学年のお子さんにおすすめのアプリです。

 

4.英語教室に行って遊ぼう


少し大きくなったら英会話教室でお話する練習もいいですね。


年齢別、目的別にたくさんの教室があるので、体験レッスンなどを利用して自分の子供に合ったところを見つけてあげてください。


お友達ができると子供もやる気が倍増しますよ。


親は通わせていることで満足してしまいがちなので、おうちでのサポートを忘れずに!


5.オンライン英会話で実践


座っていられる幼児限定の方法ですが、1対1で行われるので英語を話すチャンスが増えます


また、教室に通うよりお財布に優しい金額設定のことが多いので、日ごろからおじいちゃん、おばあちゃんとスカイプをしているなどで、スクリーンの前でお話しできるようならトライしてみてください。


英語教室と同じく、担当の先生と合う合わないがあるのでこちらも体験レッスンは必須です。


英語の早期教育は、無理なく、楽しく、バランスよく!


私は英語を早期からスタートさせることについては推奨派です。でも、英語だけに集中しないように心がけてほしいと思います。


言語は自分の考えを伝えるためのただのツールです。元となる思考力や人間力がなければ英語を身に着けても意味がありません


例えば、ただ言われたことを訳しているだけに見える通訳さんは、話し手の気持ちを汲んで行間を読みながら訳しています。最も必要なのは英語力ではなく、心の機微や日本語を読み取る高いコミュニケーション能力なんです。


日常にバランスよく英語を組み込んで、楽しく、伸び伸びと子供の可能性を伸ばしてあげましょう!



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