幼稚園を選んでいくときに、多くのパパ・ママはその園の教育方針に目がいくのではないでしょうか。最近では園によってさまざまな特徴がありますよね。


そのなかでも今回は、幼稚園の英語教育についてご紹介!

2020年には、小学校3年生から英語教育もスタート予定。英語の早期教育、ますます気になりますよね。


私自身が学生時代に英語とドイツ語を勉強しており、語学の重要性をさらに思い知っています。


グローバル化と言われるようになったこの時代、お子さんの教育方法の参考になりましたら幸いです。


この記事の目次

おさらい!英語教育改革の背景


みんな英語、英語って言っている。うちも習い事始めるべき?

政府がまた新たなことを始めるわ。日本語がおろそかになりそう…


お伝えした通り、日本の英語教育は2020年に大きな転換点を迎えます。幼稚園での英語教育は、小学校やその後につながるもの。


英語教育改革にはどんな狙いがあり、なぜ小学校3年生からなのかどう変わるのかをおさらいしておきましょう!


これまでの英語教育:不自然な教え方が招いた英語力の低下


これまでの日本の英語教育は、通常中学1年生から、それも文法や文型から入りました。これって実は、日本語に置き換えてみると不自然なこと。


お子さんの言葉の発達を思い出すとわかりやすいですが、日本語では最初に単語、そして短い文から少しずつ長い文になっていきます。


言葉の習得段階に合わせた英語教育ができていない。


これが、今までの英語教育です。


◆英語教育を10年以上受けたのに「話せない」大人が多数

こちらもこれまでの英語教育の弊害とも言える点ですが、試験に受かるための英語しか勉強してこなかったため、英語を話せない大人がほとんど。


グローバル化が進んでいるにもかかわらず、日本はアジアで下から2番目の英語力といわれています。


これからの英語教育:「異文化理解」と「アウトプット力」が重要に


遅れた英語力を取り戻すべく、2020年より小学3年生から週1回、5年生からは週3回の本格的な英語の授業が始まります。


最初は慣れ親しむことや語彙力の習得が目的ですが、小学校高学年では異文化理解とアウトプットする力も重要となってきます。


小さい頃から日本語の習得と同じように意味がわからなくても繰り返す、とにかく体に染みつくように触れさせる。


毎日少しずつ習得し、話せる英語、コミュニケーションとして英語を使う機会を増やそうとしているのです。


約半数の私立幼稚園で英語教育が開始!


では幼稚園での英語教育については、どうでしょうか。国公立・私立の間で実施状況が大きく異なるようです。


・国公立・・・全体の16.7%が英語教育を実施
・私立・・・全体の47.5%が英語教育を実施

(出典:ベネッセ次世代育成研究所)


この数値を見るとやはり、私立幼稚園の方が積極的に英語教育を導入していることがわかります


とはいえ幼稚園全体からの割合で考えると、英語教育を導入している幼稚園は全体の半分程度。


これから英語教育を導入する幼稚園が増えてくる予定です。


幼稚園の英語教育:メリットとデメリット


子供の早期教育は能力が上がると言われる一方、「いろいろ詰め込んでしまっても大丈夫なのかな」と不安になるパパ・ママもいらっしゃるでしょう。


そんな方のために、幼稚園の英語教育についてのメリット・デメリットを整理していきます。


幼稚園での英語教育:4つのメリット

メリット1.英語の習熟度が加速する

これは言わずもがなですね。


★「臨界期」を理解する★


一般的に言語の習得には「臨界期」があると言われており、言語学習は始める時期が遅いほど習得が難しくなるのです。


子供の脳は低月齢ほど物事を吸収するキャパシティが多くあるため、英語教育を早期に始めることで、習熟も早くなります


メリット2.異文化に触れることで視野が広がる

英語を習得していくと、日本とは違う文化や考え方も一緒に習得することができます。それが幼稚園の子供にとってとてもよい刺激に!


ネイティブの先生がいる幼稚園だと外国の方へ接する抵抗が少なくなり、コミュニケーション力が促進されます。


メリット3.リスニング力が向上する

一般的に9歳までに普段聞かない音は、脳内で「聞かなくて良い音」と判断されると言われています。


これを解消できるのが、幼稚園の英語教育!


普段から英語の音を聞き文字や単語を覚えるだけではなく、それを聞いて理解することができるように。


英語独特の「L」と「R」の発音の違いがわかり、リスニング力が向上します。


メリット4.日常生活の中で自然と英語が身につく

多くのパパ・ママは、中学校から英語教育をスタートしたのではないでしょうか。なかには、その勉強が苦痛で仕方なかった方もいるのでは?


しかし幼稚園の英語教育は別物!


基本的には「楽しむ」ことがメインなので、踊り・音楽・工作などを通じてプログラムが進むところがほとんどです。


日常生活の延長に英語があれば、やらされ感がないため習得もスムーズです。


幼稚園での英語教育:3つのデメリットと解決策

デメリット1.日本語の習得を妨げる可能性がある

一般論ですが、第二言語は母国語以上に発達することがない言われています。


幼稚園の時期は、子供にとってまだ日本語の習得も不十分。


そんな時期に英語習得を同時並行で進めると、日本語の習得が進まない可能性も。


日本語・英語の習得状況のバランスはきちんと見定めていく必要があります。


デメリット2.日本の習慣や慣習を理解できない可能性も

幼稚園の英語教育によって、自然と子供の周りには英語があふれます。


それゆえ、自由な文化が自然なものとなり帰国子女が経験するような窮屈さを感じることも。


小学校になじめないことがないように、普段の家庭の中でもきちんとサポートしていくことが重要です。


デメリット3.英語教育を継続できなければ子供も忘れる

幼稚園の英語教育を選択するのは、子供ではなく大人。


子供に過度な負担がかかると、それがストレスで子供が英語を嫌いになってしまうことも。


決してプレッシャーを与えず、どうやったら継続していけるかを子供と一緒に前向きに考えるようにしましょう。


我が子の幼稚園で行われている英語教育


実際英語教育を取り入れている幼稚園ではどのようなことをやっているのでしょうか?


我が子はこの春から幼稚園に通いだし、少しずつ英語に触れています。ここでは、その様子をご紹介します。


ネイティブの先生が英語のみで授業!


年少クラスでは、毎週月曜日10分程度、耳で聞いたり、体を動かしたりしながら英語学習に取り組んでいます。


英語のレッスン中は、歌・絵本の読み聞かせをすべて英語で行っています。


◆耳で覚える!英語独特の発音

自然と子供が発音を覚えるためにも、早くから「英語を聞ける耳」を育てることは大切です。


この「発音」に一役買うのがネイティブの先生!


先生の出身国によって発音が異なることもありますが、日本人の先生が教えるよりはスムーズな発音を教えられるという点でネイティブの先生が大活躍しています。


英語学習のモットーは「楽しむ」こと


年少の英語教育のモットーは、「楽しむ」こと。まずは、「英語を聞ける」耳にしておくことに重点を置いています。


◆気になる授業内容は・・?

まずは年齢の数え方や「Hands up 」「sit down」「stand up」など簡単な英語の動きから。


最近では「Hello」や「Nice to meet you!」と挨拶を覚えたり、「ドレミの歌」や「ロンドン橋落ちた」など教わっており、家でもつたない英語で歌っています♪


耳慣れた歌を英語で聞くことによって、子供の英語へのハードルが下がるため、自然に英語と触れ合えているようです。


◆英語教育の際、親が注意しておきたいこと

幼稚園より、『耳で聞いて楽しむことを目的としてやっているので、毎回子どもに「何をしてきたの?」と確かめたり、結果を追うようなことはしないで』と注意喚起がありました。


学習要素よりも、子どもたちの楽しむ想いを大切にしたいという幼稚園の狙いが感じ取れます。


◆補足情報1:ご近所にはインターナショナルスクールに近い幼稚園も

私の近所では、登園の挨拶から、帰りの時間までがすべて英語で行われている幼稚園もありますインターナショナルスクールのようなイメージです。


インターナショナルスクールのメリットは、語彙力アップが目に見えてわかること。


英語習得のスピード感を求めるなら、インターナショナルスクールを見学するのもおすすめです。


◆補足情報2:英語が学べる習い事も人気

やる気スイッチグループの「英語で預かる学童保育/プリスクール Kids Duo(キッズデュオ)」は、小学校にあがっても学童として通えるため、子供にも親にも大人気の習い事。


英語教室ではしっかりカリキュラムが組まれており、ステップに合わせて以下のような流れで英語を習得していくことができます。


<ステップ例>

ステップ1:自分の名前を言えるようになる

ステップ2:英語の歌を大きな声で先生と一緒に歌うことができる

ステップ3:先生が言う英語を聞いて、その動作を3つすることができる


幼稚園以外でも英語でのコミュニケーションをしたい!と考えるママは、習い事を検討してみてはいかがでしょうか?


ディズニー英語が人気!家庭でできる「英語教育」


英語教室に限らず、英語に触れ合う環境は自宅でもあります。


「通いに行かせるのは大変!」という方は自宅で英語学習をしてみませんか?


1.英語のCDをかけてみる


教材とまでいかなくても英語の歌をかけ流すことから始めてみましょう。シンプルで欲張りすぎない内容が人気です。


我が家は出産祝いとしてもらいましたが、3歳になった今でも大活躍!

テキストが薄いので0歳から絵本の読み聞かせをしています。


普段は、CDを流しっぱなしにしていますよ♪ぜひお試しあれ。


楽天市場価格:¥2,880(税込)

購入はこちら:楽天市場


2.どんどんしゃべれるようになる「ディズニー英語システム」


出典:公式HP


実際にディズニー英語システムをやっているママ友は、子どもがどんどんしゃべれるようになると言っていました。


ディズニー英語システムのおかげで、我が子は日本語と英語っていう区別をしていなさそう。とっさに出る言葉が「uh-oh」や「oh my god」の時もあります


最近では映像も新しくなり、ラプンツェルなどのキャラクターも加わったそう!

まずは無料サンプルの取り寄せがおすすめです!


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ディズニー英語システムはママの語彙力もあがる!?

「はしごって英語でなんていうの?」

「〇〇って英語でなんていうの?」


なんていう子供からの質問に、ママもたじたじになる場面が・・!(笑)パパママの英語勉強にも、一役買いそうです。


3歳になると、CDをかけておくだけ、DVDを流すだけ、ではなくしっかり学ぶ機会があるようです。


ディズニー英語は自宅学習だけでなく、通い学習もOK。ユーザー会でお友達と交流したり、教育熱心な方々と触れ合える機会もありますよ。


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3.興味を示す?Eテレ「えいごであそぼ」を見る

出典:公式HP


英語教材はある程度お金がかかるのも事実。無料で試したいなら、テレビがおすすめです!


そのなかでも、Eテレの「英語であそぼ with Orton」(月~金曜日 午前 6:45~6:55)は、子供たちに大人気!


テレビの反応に触れてみてから習い事や教材を検討するのも良さそうです。


Eテレでは「英語であそぼ」以外にも楽しい番組あり!

・「基礎英語0~世界エイゴミッション~」(土曜日 午後6:50~7:00)


・「ボキャブライダー on TV」(月曜日 午前5:45~5:50)


など、大人が見ても勉強になる番組はいくつかあります!テレビで英語が学べるのは、時短になるしママもラクなのが一番嬉しいですね。


語学教育の4つのポイント


私自身、今まで英語とドイツ語を学び、世界を広げ自分の可能性を伸ばしてきました。


英語やドイツ語は、日本語と比べると簡潔明瞭!


自己主張もしやすく、曖昧な文化の日本と異なり学校での過ごし方はもちろん、ビジネスにも向いていることを痛感します。


とはいえ、一度英語に苦手意識を持つとなかなかそのループから抜け出せないのも事実。


ここでは、私が必要だと思う語学教育のポイントを4つご紹介します。


ポイント1:語彙力の多さ=英語力


学生時代、単語テストが嫌いだった方は意外と多いもの。とはいえ、単語を覚えなければ文章も理解できません。


私の同級生の話


ある日突然、記憶力を武器に英単語を人一倍多く身につけ、英語の成績を挽回した男の子がいました。他の科目はそこそこでしたが、英語の成績が突出していたため、みごとW大学に合格!


単語の重要性を痛感した出来事でした。もちろん挽回はいつでも可能。


しかし、無理なく語彙力を増やしたり単語を覚えるなら、何でも吸収できる幼少期がベストタイミングだと感じます。


ポイント2:文章の意味がわからなくても繰り返し発音する


私は高校生のとき、暗唱しながら英語の文章を日本語に訳すことを行いました。


この「暗唱」がポイント!


声に出して耳で聞くことで、自然と文章の構成や文法の仕組みが見えてくるのです。


英語教育の当初から数多くの文例に触れておけばもっとシンプルに、自然と理解することができたのになという後悔も同時にあります。。


(ちなみにドイツ語は、英語に比べもっと論理的で秩序に厳しいですが、ルールがわかれば簡単です♪)


幼少期の<繰り返し暗唱学習>が、英語力を鍛える近道といえます


ポイント3:留学経験を通じ、英語が聞ける耳を養う


私自身、学生時代に短期語学留学でニュージーランドとドイツに1か月行きました。


ニュージーランドではホームステイもしたので、四六時中英語に浸りきることで、自ずと英語を聞くのも話すのも楽になったのです。


たくさん聞いた分だけ、耳は英語を受け入れてくれることを実感しました。


そのため、子供が好きな英語の歌を歌ってあげたり、一緒に聞いたりDVDを見たり、まだ留学ができなくても、日常生活のなかで、英語が聞ける耳を養いましょう。


(ちなみに私は学生時代、ゴスペルミュージックをたくさん聞いていました♬)


ポイント4:英語学習と同時に自分の考えを育てる


結局、言語はツールでしかありません。


海外に行って痛感したのが、自分が話したいことや自分の考えがないと何も始まらないということ。


例えば文化や伝統について学ぶ授業があっても、それに対しての自分の意見や思いがないと理解が進まないのです。


異文化に触れることは文化を知るというだけではなく、そこから何を学ぶのか、自分はどう考えるのかといったことをアウトプットする力が必要になってきます。


子どもたちが大人になる頃には、英語は話せて当たり前の世界になっているでしょう。


その時に、少しでも自分の考えをしっかり持てる人に育てることが親の役目だと思っています!


【番外編】英会話教室へ通う必要なし!?


幼児教室『ベビーパーク』では、7歳くらいまでには普通に英語で英米人と話せるように育てる育児法をお母さまにお伝えします。


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子供にあった幼稚園の英語教育を!


子供の語学の習得は、運動などと異なりタイミングが大切。


早ければよいですが、必ず早くやらなければいけないというものではないのです


幼稚園の英語教育のメリット・デメリットをパパ・ママがきちんと整理したうえで、子供の人生が豊かになるような選択ができるようにしていきましょう。


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