「早く食べなさい!」「食べながら遊んじゃダメ!」食事中のしつけにおいて、誰もが1度は言ったことがあるのではないでしょうか?
子供の食事のマナーは、きちんとしつけておきたいですよね。
とはいえ、子供がすんなり言うことを聞いてくれるなんてそんなに甘くはありません。
そんなお悩みやイライラで悩んでいるママは必見。
この記事では、子供が「遊び食べ」をしてしまう原因や解決方法を探っていきます。
この記事の目次
- 子供の「遊び食べ」と食事マナー
- 子供の遊び食べ:4つの原因
- 食事中に遊んでしまう子供へ5つの対処法
- 我が家はこうしてみた!
- 子どもが夢中になる!おかずと調理方法
- 【番外編】しつけに悩んだらベビーパークへ
- 食事のしつけは一緒に楽しみながら伝えることが大切
子供の「遊び食べ」と食事マナー
「遊び食べ」には2種類ある
遊び食べは、大きく分けて以下があります。
1.食べ物をおもちゃにする行為
2.食事中に飽きて遊んでしまう行為
1つ目は、夜泣きと一緒で子どもの立派な成長段階です。
しつけやマナーの問題ではありませんので、怒ったり叱ったりしても意味がありません。
2つ目も食事の大切さを学ぶ大事なステップ。あわせて、しつけやマナーもあわせて習得できるといいでしょう。
遊び食べをしない子もいる?
私のママ友のなかに、2歳近くまで子供に食べさせてあげていたせいか「遊び食べ」はほとんどしなかった子供がいます。
そのせいか、子供は口の周りが汚れることを嫌がったりするそう。
一見すると、遊び食べ=子供の食事マナーが悪いと思いがちですが、食べ物の触感を感覚的に覚えたり、自分で食べようとする姿勢を育むためには、子供の意志に任せることも必要なのかなと感じます。
1~3歳の食事マナーとは
食事マナーというと、「お箸の持ち方」や「音を立てて食べない」「左手を添える」などをイメージしますが、こちらは幼稚園の年中さん(4歳頃)からでも間に合うと思います。
1~3歳の子供に対しては、
・食事のときに立ち歩かない
・残さず食べる
・好き嫌いしない
など、基本的なこと食事マナーとして教えるのが良いでしょう。
子供の遊び食べ:4つの原因
食べ物で遊ぶ、立ち歩く、食べ終わらないなど、悩みは尽きません。
「やめなさい。」と何度注意してもやめてくれない遊び食べ。
食事は日々のことですから「きちんとしつけたい!」と思えば思うほどストレスが溜まる一方です。
では、どうして子供は食べながら遊んでしまうのでしょうか?原因から考えていきましょう。
原因1.お腹が空いていない
おやつを食べてからさほど時間が経っていない・前の食事と間隔が空いていない・運動量が少ないなどの理由で、お腹が空いていないということが考えられます。
大人もそうですが、お腹が空いていないとご飯も食べてくれませんよね。
結果、遊び食べやダラダラ食べの原因になってしまうのです。
原因2.食事の量が多い
大人は、お腹がいっぱいになっていても出されたものは完食しますよね?
しかし子供は、お腹がいっぱいになれば無理をしてまでご飯は食べません。
さらに子供は、「お腹いっぱいになったらごちそうさまをする」という流れがまだ理解できていません。
そのため、目の前にある「ごはん」でダラダラ遊び食べを始めてしまうのです。
原因3.座っていることに飽きてしまう
個人差はありますが、小さい子供の集中力は15分程度と言われています。
いくら食事中とはいえ、長い時間じっと座っているのはとても難しいこと。
食事が終わるより先に、ずっと同じ場所に座っていること自体に飽きてしまい、遊び食べを始めたり、立ち歩いてしまうのです。
原因4.食べ物に興味が湧き、遊んでみたい
「食べ物を粗末にしちゃダメ!」「食べ物は遊ぶものではありません!」このような言葉も、食事中のしつけによく見られます。
それでも子供は食事中、食べ物同士を混ぜたり、手でぐちゃぐちゃにしたりするもの。
これは、食べ物の大切を理解していないというより、純粋に「混ぜたらどうなるんだろう」「潰したらどんな食感何だろう」という、好奇心でやっているのです。
食べ物も、子供にとっては遊びの対象ということですね。
食事中に遊んでしまう子供へ5つの対処法
ここでは、子供が食事中に遊んでしまう原因をもとに、食べ遊びをしてしまう子供に有効な方法を紹介します。
1.食事の量を減らす
子供は胃袋が小さい為、一度にたくさんの量を食べられません。
「この量なら自力で食べ切れる!」という、思っているよりも気持ち少なめの量にしてあげてください。
そして完食したらめいっぱい褒めてあげましょう!この経験の積み重ねが大切です。
少ない量の食事にすることによって、食べ終わるまで子供の集中力も続きます。
足りなければおかわりをするも良し!おかわりをすれば褒められるし、好きなものをまた食べられるというメリットがありますね。
栄養面が心配なら「おやつ」で補う
量を減らしてしまったら、栄養が足りないのではないかと不安になるママへ。
そんな時はおやつで栄養を補いましょう!
パンケーキに野菜をまぜてみたり、かぼちゃやさつま芋、とうもろこしなど、甘くて栄養価の高いものをおやつに与えるのもおすすめです!
2.食事中の雰囲気を作る
子供が食事をする上で、遊んでしまいやすい環境・遊びにくい環境というものがあります。
テレビがついていたり、隣に仲のいい兄弟がいたり、おもちゃが目の届くところにあるなら、今日からやめてみましょう!
子供は食事中に気が散ってしまい、集中できません。
ママの立ち歩きも食事マナー上はNG!
ママが食事中に何度も席を立って調味料を取りに行くということも、子供にちゃんと座って食べるようにしつける上では注意が必要。
我が家はこれができていませんでした。
お茶のおかわりなどのため、私が頻繁に席を立ってしまっていたのです。
子供が集中して食べられる環境を意識的に作ることが大切です。
3.食事の時間を決める
できるだけ毎日、<同じ時間から30分間>と時間を決めて食事をしましょう。
(ちなみに、我が家の夜ご飯は18:00~スタート。)
30分間はきちんと座って食べられるようにしつけておきたいもの。
とはいえ子どもが集中していられるのは15分。まずは15分で様子をみましょう。
遊びだしたらすぐに片付けます。毎日繰り返し教えることが大切です。
3歳頃の食事なら、時計の見方の勉強にもなるため一石二鳥!
子供に食べるペースや時間の感覚を教えることができます。
4.お腹をペコペコにさせてみる
量を少なくしても、時間を決めても遊んでしまうということもありますよね。
そんなときは「ご飯をきちんと食べなければお腹が空く」ということを学ぶチャンス!
食べ物が簡単に手に入る世の中ですから、お腹と背中がくっつくなんて感覚は、子供にはわかりません。
遊びだしたらすぐにご飯を片付けて、次の食事まで断固として他のものを与えないでください。
微妙に叱っているとずっと直らない!
「また言ってる」と取られる。
おやつの時間も「さっきご飯を食べなかったんだから、おやつも要らないよね?」ぐらいの気持ちで。
ご飯をきちんと食べずに、次の食事まで過ごせばお腹はペコペコになりますが、それでOK。
子供がお腹が空いたと言ったら、食事の大切さをきちんと教えてあげましょう。
「遊びだしたら片づける」をやってみた!
我が子の遊び食べは食事中の立ち歩き。
「ママが食べちゃうよ」と言うと「後で食べる」「ちょっと気になっただけ」とはぐらかされていました。
❝せっかく作ったのにもったいないなぁ…❞
❝あとでやっぱり食べると言われても面倒だしなぁ…❞
❝夜中起きたら明日にひびくかな…❞
そんな思いがあり、スッパリ片づけるということをなかなかできませんでした。
しかし片づけたことがあるママが周りにたくさんいたので、我が家もやるしかないと腹を決めて金曜日に実行!
案の定、娘は怒りながら大号泣。
こちらも心が折れそうでしたが、最終的に納得しお風呂に入り就寝。
ご飯を捨てるのはもったいないと思うようで「明日食べる」と言っていました。
「ママは本気だ」ということが伝わったようで、翌日からは席を離れなくなりました。1回は有言実行し、子供に本気を見せるのが良いようです。
5.ルールを決めて繰り返し教える
今日うまくいかなければまた明日、明日がだめなら明後日というふうに、根気よくしつけましょう。
子供は、理解するまで時間がかかるもの。
しかも言われたことをすぐに忘れてしまうので、何度も何度も繰り返ししつけをすることが大切なのです。
その際、
・テレビは食べ終わってから
・「食べなさい」と声かけるのは3回まで
・15分(もしくは30分)経ったら片づける
など家庭内でルールを明確に共有しておくと、お互いに楽です♪
できるようになったときはとことん褒めてあげることも大切!
今までの「全部食べなさい」「早く食べなさい」といった叱るしつけから、「全部食べられたね、偉いね」という褒めるしつけに徐々に変えていきましょう。
我が家はこうしてみた!
我が家も幼稚園に入園してから、園ではしっかり食べている反動なのか、家での「遊び食べ」に悩んできました。
毎回同じことを言っている自分に飽き飽き…
先ほど紹介した5つの対処法以外にも、いくつか試してみました。
効果があった方法をぜひご紹介したいと思います♪
1.一緒にご飯を作ってみた
食べ物に興味を持ってもらおうと、一緒に料理を作ってみました!
一緒に料理をすることで、ご飯を作ることの大変さと、食べ物の大切さを自然と学ぶことができます。
自分が作ったご飯なら、遊ばなくても楽しく食事をすることができました。
刃のついていない子供用の包丁も売っているので、それを利用するのもいいですね。
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2.座る位置を変えてみた
今までは、子どもの隣や近くにいて、食事を与えたり、口を拭いたりしていました。
しかし子供自身に自分で食べることも身につけてほしかったので、私の正面に座るように席を変えました。
すると私の食べている様子が子どもも見えるからか、促されるようにどんどん食べるようになりました!
これは、新たな発見でした。
3.食事に関するクイズを出してみた
「このお魚は何でしょう?」
「このお野菜(貝)の名前はなんでしょう?」
など、簡単で答えられそうな食事に関する質問を毎回出してみました!
すると、途中で立ち歩く機会がかなり減ったのです。
食事以外の話をすると気が逸れてしまいますが、もう少し大きくなれば、その日あった出来事など食事に関係ない話もできるのかなと、楽しみにしています。
子どもが夢中になる!おかずと調理方法
ここでは、「これなら子供が集中して食べた」という料理をご紹介!
それぞれお子さんによって好みはまちまちだと思うので、いろいろ試してみてください。
カレー・シチューなどの「一品料理」で集中力持続!
我が子はカレーが好きなので、同じような煮込み料理でミネストローネやクラムチャウダーならパクパク食べてくれました!豚汁も好きです。
栄養バランスもばっちりなので助かります。
食べる物がいろいろある方が飽きがこないと思い、品数も気にしていろいろ出していましたが、一品料理で集中させる方法もおすすめです。
品数ではなく、使う食材にこだわるのも◎
品数が減った分、使う食材にこだわってみるのはいかがでしょうか。
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ちょっと面倒ですが「たこ焼きパーティー」は子どもも楽しんで食べてくれます!
時間がかかるので飽きちゃうかなと思いきや、よく食べるんです。
一緒に作る楽しみや、同時にホットプレートの危険性なども教えられるので、我が家では重宝しています。
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食事以外でも子供のしつけに悩んだら、親子教室で一緒に相談してみてはいかがでしょうか。
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食事のしつけは一緒に楽しみながら伝えることが大切
子供は、大人のように物事を深く考えることができません。
「叱る」・「無理強いをする」というしつけ方では、食事そのものがつまらないものになってしまいます。
まずは子供の目線になって、食事について一緒に考えてみることが大切なのではないでしょうか。
「遊び食べ」はいつまでも続くものではありません。
ストレスが少しでも減り、毎日の食事が少しでも楽しくなるように参考にしてみてくださいね。
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