「子供には、塾や習い事には通わせず、のびのびと好きなことをさせて育てたい!」
そんな考えをお持ちの方は多いはず。私も、子供には興味のあることを学ばせ、好きなことをして遊ばせる「自由教育」をしてきました。
その一方で、子供と同年代のお友達が幼児教室や塾へ通い、入園前から字が読めることに焦りを感じていたのも事実。
今回は、早期教育が広まる中でも私が自由教育を選んだ理由、自由教育の素晴らしさをご紹介します♪
この記事の目次
- どうして今早期教育が人気なのか
- 早期教育の落とし穴
- 自由教育って何?
- 私が自由教育をすすめる3つの理由
- 我が家の教育方針
- 我が家で実践した8つの自由教育
- 自由教育を取り入れている親子教室「ベビーパーク」もおすすめ
- 自由教育は子供の能力が伸びる
どうして今早期教育が人気なのか
早期教育とは、本人の意思と関係なく親が独断で一般より年齢を繰り上げて教育すること。今、早期教育を始める家庭が増えています。
その背景には、様々な理由が考えられます。
理由1.勉強で苦労させたくないため
早期教育をしなかったがために、子供が授業についていけず苦労するのではないかという不安から早期教育を始める方もいるようです。
また、親自身が勉強が苦手だったという経験から、子供には同じ辛さを味あわせたくないという考えの方もいます。
理由2.私立幼稚園の入園が有利になる場合があるため
私立幼稚園の受験は、他の入園希望の子との競争。
他の子と差をつけるために早期教育を始めているようです。お受験塾でも早期教育をしているところが多いです。
理由3.適正年齢でなくても教えれば覚えるため
一般よりも早く字や計算を覚えれば、「うちの子は天才だわ!」と思いますよね。
そしてますます早期教育に力を入れるようになり、子供は親に褒められたくて勉強をします。
子供は小さい頃からなんでも吸収するので、適正年齢でなくても教えれば覚えてしまうので、早期教育に夢中になります。
早期教育の落とし穴
もう一度よく考えてみてください。勉強ができる子に育てようとして、勉強しかできない子になっていませんか?
一見、頭のいい子を育てるのに早期教育は有効なように思われますが、その一方でいくつか落とし穴もあるのも事実。
ここでは、その「落とし穴」を見ていきます。
その1.子供のやる気がなくなり苦痛に感じる場合がある
早期教育は、子供が本当にやりたいことではありません。
教育を楽しんでいたとしても、それは子供が本当にやりたいこと、学びたいことを蔑ろにしていることになると私は思います。
小学校に上がる頃にはもう中学受験の塾に強制的に入れられて、毎日塾の他にお稽古の毎日…
一方の私は反抗して勉強をしなくなり、父親からも母親からもお金出してるのにと言われ勝手にやらされてたのにという感情が芽生えてすごく辛かったです。
出典:Yahoo知恵袋
やりたいことを思い切りできる時期は限られています。
幼児期から我慢して早期教育を受けていた子供は、思春期になってから幼児期に精神的苦痛を感じていたと話している例もあるようです。
その2.学校の授業が退屈になる
早期教育を受けた子供が授業内容を退屈に感じ、逆に勉強への意欲がなくなってしまうケースもあるようです。
すでに知っている授業内容に、子供の知的好奇心を満たすものはないでしょう。
日本には残念ながら飛び級制度はありませんので、先の教育を受けることはでいません。
早期教育は、子供から自由に学べる時間を奪い、退屈で不自由な時間を与えてしまっていると私は考えます。
その3.結局は「先取り」しているだけで個性を見失いがちに
適齢期になれば、周りの子も同じように学び、早期教育をしていない子でも同じような知識が身につきます。
どんなに先取りしても、早期教育をし続けない限りいつか学力は追いつかれてしまいますよね?
周りの友達に追いつかれてしまったとき、子供は自分の適性や他の子より優れている点を親自身が見いだせるかどうかが、ポイントになってきます。
自由教育って何?
個性を尊重し、自由に才能が伸びるように、児童の自発的な活動を重んじる教育。
出典:goo辞書
自由教育とは、子供の個性に合わせた教育をすること。
そのためには、子供何に興味があり、何を伸ばして上げるべきか親が理解する必要があります。
<自由教育=放任>ではない
子供が何かに興味を示したとしても、学ぶ環境がなければ育ちません。
例えば、本が好きな子なら絵本を買ってあげたり、図書館へ連れて行く。電車が好きな子なら一緒に色々な電車を見に行く。
自由教育はあくまで「教育」なので、子供が学ぶ環境は、親が与える必要がありるのです。
私が自由教育をすすめる3つの理由
人間が生きていく上で必要なのは、必ずしも学校で習うような勉強だけではありません。
社会を生き抜くちから、「生活力」が大切に。
もちろん家庭学習は必要ですが、幼児期に始める必要はなく、適齢期に学校で習うのが良いと考えています。
ここでは、私が自由教育をおすすめする3つの理由を紹介します。
1.コミュニケーション能力が育つ
好きなことや楽しいことをしているとき、自然と会話も弾みます。
子供は何かを「知りたい」時、大人に質問します。そして、楽しいことをしているときは、誰かに気持ちを共有したくなります。
自由教育では、子供の話をよく聞き、感情を共有してあげることが大切です。
そうすることで子供のコミュニケーション能力が育ち、親子関係も良くなりますよ!
2.思考力が育つ
興味、関心があることだからこそ【どうして?何故?】と考えます。
思考力は、自宅で机に向かって勉強をしているだけでは育たないのです。
思考力を育てるには外へ出かけるのが1番!
外には、家の中にはない子供の興味を引く【なに?なんで?】がたくさんあります。
子供が疑問に思ったことは一緒に考えるのがポイント。すぐに答えを教えず、一緒に考えることで子供の思考力が育ちますよ。
3.体験・経験が子供の知識や感情を豊かにする
知識を増やすためには、本物と触れることが大切。
ひらがなで「りんご」と書くことができても、その「りんご」の文字から、赤いりんごなのか、青いりんごなのか、中に蜜は入っているのか、どうして蜜が入っていないのか、モサモサ舌食感なのか、子供は想像してくれるでしょうか?
実物から得られる知識は、紙とペンで学ぶ知識とは比べ物にならなりません。
【我が家の体験】
我が家でりんごを買うときは、私と、長男、次男でそれぞれ一番美味しいと思うりんごを選び、食べ比べをします。
それはある日、息子が
ママ、このりんごなんで美味しくないの?
と言った一言がきっかけでした。
どんなりんごがおいしいか考えることで、知識に繋がり実生活に生かされます。
子供が興味を示すことはどんどん体験させてあげることで、知識が増えていくのです。
我が家の教育方針
ここでは、自由教育で子育てをしてきた我が家の教育方針をご紹介します。
2歳からの教育方針:「一緒に」「本気で」
私の教育方針は、「一緒に」と「本気で」です。
・一緒に本気で遊ぶ
・一緒に本気で考える
・一緒に本気で楽しむ
といったように、いつでも子供と本気で向き合うようにしています。
これは年齢に関係なく行っており、子供が小学生になった今でも変わらない方針です。
5歳からの教育方針:自分で考える癖を身につける
子供が疑問に思ったことには、
「どうしてだと思う?」
と自分なりに考える癖をつけさせます。子供が直ぐに思い浮かばなかった場合は無理に考えさせることはしません。
「自分で考えて表現する」ことを繰り返すことで、子供の思考力と表現力が養われると考えます。
我が家で実践した8つの自由教育
自由教育では「子供の興味に大人が合わせる」やり方が前提としてあります。
好きなことを学ぶのも大切ですが、興味とやる気を引き出してあげることも大切。
子供のコミュニケーション能力を高めるには、目を合わせて会話をし、感情を合わせてあげましょう。
ここでは私が実際にやっていた自由教育をご紹介!
とはいえ、自由教育は子供ひとりひとりに合ったやり方があると思います。
私が子供の趣向に合わせて考えたことなので、参考程度にご覧ください。
1.お手伝いは断らない
お手伝いをすることで、社会性が身につきます。
お手伝を通して、自分の仕事を責任を持って行うことで人の役に立つことの大切さを理解します。
お手伝いして褒められれば、自分は家族の一員、役に立つ必要な存在だという実感がわいてくるのです。
僕もやりたい!
子供がお手伝いをやりたがったら、一緒に進めましょう。
時間がかかり面倒だからといってママがすべてやっていたのでは、ママの家事スキルは上がっても子供の生活力は向上しません。
洗濯物をたたみたい!
じゃあ、タオルをお願いね。
お料理をしてみたい!
じゃあ、ゆで卵をむいてみようか
など、さり気なく子供ができそうなことをやらせてあげましょう。
2.子供の質問・疑問は真剣に答える
おしゃべりが上手になってくると、色々なことに興味をもち、「これ何?なんで?何してるの?どうして?」と質問攻めに合うことがあります。
忙しいときだと、質問攻めの相手をするのは大変。
ですが、子供の知識の量をどれだけ増やせるかは、子供の質問攻めにどれだけ答えてあげられるかにかかっていると言っても過言ではありません。
子供の質問が質問攻めになるのは、質問の答えからさらに質問が広がって、もっと知りたい!という欲求につながっているのです。
ママ、どんぐりが落ちてるよ!どこから来たのかな
あそこにどんぐりの木があるよ
なんで丸いどんぐりと細長いどんぐりがあるの?
細長いのは、マテバシイの木のどんぐりで、丸いのはクヌギの木のどんぐりだよ
どうしてうちの裏山にはどんぐりの木がないの?
そしたら、このどんぐりを持って帰って植えてみよう。
子供の知りたい欲求を満たしてあげることで、子供はどんどん知識を増えていきます。
3.ねんど遊びを一緒にする
ブロック、パズル、ねんどといえば、想像力を養う3大知育玩具(個人的な見解)ですが、粘土はその中でも群を抜いて自由度の高い遊びです。
同じ年齢の子供が作っても、作品に大きな差ができることは明白。
我が家では、粘土遊びをするときは私も一緒に作ります。
各々自由に好きなものを作るのですが、本気で作品を作りますよ!
細い棒はこうやって作るんだよねー
こうやって爪楊枝の先でこすってつなぎ合わせるとキレイにつくんだよねー
など、ヒントを与えるんです。子供は賢いのでどんどん技を盗んでいきますよ♪
4.協力しながらテレビゲームで遊ぶ
子供が小さい頃はちょうど任天堂DSやPSPが流行っていましたが、私はあえて、自分用にスーパーファミコンを買いました。
選んだソフトは「星のカービィスーパーデラックス」。2人で協力してコースをクリアしていくというものです。
スーパーファミコンは、私が幼少期に兄弟で思い切り遊んだ思い出のゲーム機。スイッチを入れて私が始めると直ぐに食いつきます。
僕もやりたい!
と息子2人が言い出したので貸すことに。私と息子2人で、仲良く遊びました!
協力プレイのいいところはコミュニケーション能力が問われるという面。2人の連携がうまく行かないと、なかなかクリアできない仕様になっています。
ゲームを通して兄弟の絆が深まります。
5.大人もジャージを着て公園へ
公園へおしゃれなブラウスやスカートを履いて子供を連れてくるママもいますが、私はジャージかつなぎを着ていきます!
はい遊んで来ーい!
では、子供はもくもくと一人で遊ぶしかありません。
公園にお友達がいて、お友達と子供が一緒に遊んでいるなら親は見ているだけでも構いませんが、公園に一緒に遊ぶ相手がいないなら大人が相手をしなければならないと私は考えます。
本気で子供と遊んであげれば、楽しさ倍増です!
うちの子が好きだったのは丘滑り。
各自ダンボールで船のようなものを作り、公園へ持参。ひたすら丘を登っては滑る、登っては滑るを繰り返しときには競争したり2人乗りをして遊びました♪
6.絵本の読み聞かせをする
絵本を読み聞かせるときは、女優になりましょう!
声色を変えて感情移入して読むことで、子供も絵本の世界へ入り込んでいきます。
何度も読んでいるうちに覚えたのか、長男は幼い次男にも絵本を読み聞かせるように。いつの間にか「読み手」に興味を持ったようです。
上手だね!凄いね!ママより上手だね!
と言えば、どんどん弟に読み聞かせをしてくれるので私はとても助かりました♪
7.家で遊べる砂で遊ぶ
ラングスジャパン(RANGS) ラングスサンドテーブル と キネティックサンド セット
雨で外へ出かけられなくても、この砂があれば家の中で砂遊びができます!柔らかくほわほわしていて、とても不思議な感触。
子供に大人気で贈り物としても喜ばれます♪
Amazon価格:¥4,081 (税込)
購入はこちら:Amazon
▼我が家での遊び風景▼
我が家では兄弟仲良く砂遊び♪セットの型枠に砂を詰めれば色々な形を作れ、創造力も膨らみますよ。
8.自然体験をさせる
動物と触れ合ったり、野菜を育てたり、自然と触れ合う機会をたくさんつくりました。
▼こちらは乗馬体験に参加した時の写真▼
最初は怖がっていましたが、慣れてくると堂々と馬に乗れるようになり、「もう一回乗りたい!」と言うように。何事も挑戦です♪
▼こちらは、おばあちゃんときゅうりの苗を植えている写真▼
苦手なきゅうりですが、自分で植えて水をやり、収穫したきゅうりで苦手を克服しました!
きゅうりは食べられなかったはずなのに、実が小さいうちから
「まだ食べられないの?もう食べられるんじゃない?」なんて言っていましたよ。
今年はさつまいもを育ててみたい!と言っていたので、さつまいもの苗を買いました。
他にも、カヌーに乗ったり釣り堀に行ったり、自然には子供の刺激になる体験をいっぱいしました!
「いこーよ」というサイトで、自然体験ツアーを見つけました。
>>「いこーよ」はこちらからどうぞ<<
自由教育を取り入れている親子教室「ベビーパーク」もおすすめ
数ある幼児教室の中でも、ベビーパークは個性を尊重し、発達月齢にあったレッスン内容が充実しています。
遊びやゲームの中で楽しく学ぶカリキュラムなのにもかかわらず、IQ150以上の実績なんです!
現在体験教室に参加すると、Amazonギフト券1,500円がもらえるキャンペーンを実施中!ぜひ体験してみてください♪
自由教育は子供の能力が伸びる
子供に必要な勉強は、必ずしも学校で教わるものばかりではありません。
うちの子は小学5年生と小学3年生。塾に通わせず、家でも勉強ばかりさせているわけではありません。
みんながやっているゲームも、ルールを決めたうえでやっています。
それでも私なりに行ってきた自由教育で、テストではほぼ90点から100点をとって帰ってきます。
長男は、サッカーを習っている友達からサッカーを教えてもらいながら休み時間や放課後にサッカーを楽しんでいます。
次男は自分で作った間違い探しで友達を楽しませています。
私はこの先も子供が興味を持つことに耳を傾けながら自由教育を続けていきます。親の教育は子供が学校に上がったら終わりではありません。
皆さんも真剣に子供と向き合い、自由教育を始めてみてみませんか?
Photo by unsplash