「プレ幼稚園という名前は聞いたことはあるけれど、幼稚園と何が違うの?」
「友達の子供が通い始めたからプレ幼稚園に興味がある。でも、何から準備したらいいかわからない」
幼稚園のことは分かっていても「プレ幼稚園」のことがわからないパパ・ママは多いもの。
何を隠そう、私もそうでした!
そこで今回は、次年度のプレ幼稚園入園を目指して準備した私自身の実体験をご紹介。
プレ幼稚園入園に向け、準備しておきたいポイントをまとめました。。
この記事の目次
- プレ幼稚園に通える年齢
- 「プレ幼稚園」が人気な3つの理由
- プレ幼稚園での学習内容
- プレ幼稚園の準備は前年度の夏にはスタートしよう
- 「プレ幼稚園」を調べる4つの方法
- プレ幼稚園への問い合わせ。確認したい4つのポイント
- 幼稚園選びに失敗しないための知識
- プレ幼稚園に通わせて感じたメリット・デメリット
- 【番外編】プレ幼稚園の前に集団行動に慣れよう
- プレ幼稚園は親子で成長するチャンス!
プレ幼稚園に通える年齢
「プレ幼稚園」とは、幼稚園入園の1年前から通えるクラスのこと。
年少から幼稚園に通う場合は満2歳から、年中から幼稚園に通う場合は満3歳から通えます。
なかには、2年間プレ幼稚園に通い年中から入園できる幼稚園も。
家庭環境や教育方針に合わせて選べるので、詳しいことは入園を希望する幼稚園で話を聞いてみてくださいね。
「プレ幼稚園」の呼び方は幼稚園によって異なり、「未就園児クラス」「2歳児クラス」「プレ保育」などと呼ばれます。
事前にホームページ等でチェックしておきましょう。
「プレ幼稚園」が人気な3つの理由
1.幼稚園入園前に幼稚園の生活に慣れることができるため
プレ幼稚園は幼稚園のお試しや準備期間、慣らし保育という位置づけ。
プレ幼稚園に参加すると、「幼稚園で生活する」という環境に慣れることができます。
幼稚園入園後もスムーズに幼稚園生活に順応できるメリットがありますよ。
実際に子供をプレ幼稚園に通わせているママたちの間でも、「子どもが集団生活に向け気持ちの上で準備するきっかけになった」とたいへん好評なんです。
2.幼稚園入園の優先枠に入るため
私の周りの幼稚園は、プレ幼稚園に通う子供を優先的に入園させるところが多いです。
もしくは一年を前期・後期に分け、後期は入園希望者のみ保育の対象となるなど、幼稚園によってプレ幼稚園のスタイルはさまざま。
特に人気のある幼稚園では、プレ幼稚園の願書提出のために前日からパパ・ママが並ぶという光景も珍しくありません。
人気が高い幼稚園へ入園を希望している場合は、そういった事情もしっかりリサーチしましょう。
3.幼稚園は入園児を囲い込みたい
プレ幼稚園は、入園を希望する家庭にだけメリットがあるわけではありません。
実は幼稚園側も早期に来年度の入園児を確保しておきたいという願望が。
少子化が進む昨今、幼稚園も定員割れすることが少なくありません。
プレ幼稚園で園児を受け入れることで、幼稚園の様子が口コミで広がり、入園希望者が増えれば幼稚園としてもありがたいこと。
そのため、プレ幼稚園の間は「プレ」とはいえしっかりとした教育が受けられます。
結局、プレ幼稚園は入園を希望する家庭側も幼稚園側も、お互いにメリットがあるということなのです。
プレ幼稚園での学習内容
プレ幼稚園での生活は、幼稚園生活の縮小版と考えてよいのではないでしょうか。
プレ幼稚園の学習内容は、幼稚園のカラーが出てくるところ。
もちろん学習内容は、その年齢が無理なく取り組める内容になっています。
音楽や運動なども基本的に「あそび」感覚で取り組めるレベルなので、満2歳児でも「楽しい!」と思えるはず。
パパやママと離れて過ごす時間があるだけで、子供はうんと成長しますよ。
プレ幼稚園の準備は前年度の夏にはスタートしよう
プレ幼稚園の準備開始の最適なタイミングは人それぞれ。
一般的には、入園前年の秋ごろに募集要項が配布され、入園説明会を秋〜冬に開催する幼稚園が多いようです。
そのため、秋までには入園する幼稚園を決めておきたいもの。
できればプレ幼稚園入園前年の春から夏ごろにリストアップをスタートするといいですね。
なかには特に募集要項を作成せず、入園説明会等も一切行わないという園も。
気になる幼稚園が絞れたら、実際に幼稚園の見学にも出かけ、詳しい話を聞いてみましょう。
幼稚園の入園に大きくかかわるプレ幼稚園。
正規の幼稚園に通わせるときと同様、園選びには時間をかけたいものです。
「プレ幼稚園」を調べる4つの方法
プレ幼稚園の準備は何から始めればいいの?
そんな不安を感じている方へ。
プレ幼稚園の準備はポイントを追って順番に行っていけば大丈夫。まずは、プレ幼稚園の情報収集の方法についてご紹介しますね。
1.幼稚園や自治体のサイトをチェック
私がプレ幼稚園の準備段階で驚いたのは、プレ幼稚園の情報を掲載したサイトが少ないということ。
幼稚園の情報はたくさんあるのにどうして?と不安になりました。
プレ幼稚園に関する口コミサイトは存在しますが、幼稚園によっては「口コミゼロ」の場合も。
結局私が参考にしたのは、次の2つのサイトです。
・幼稚園の公式ホームページ
・自治体がまとめた幼稚園情報
これが一番有力で信ぴょう性のある情報でした。
2.近所のママから情報収集
幼稚園や自治体のサイトだけでは情報に新鮮味がない!ということで、次に私は公園等でママたちから情報を集めることにしました。
挨拶くらいしかしたことがない方にも勇気をもって声をかけたところ、意外にみなさん親切で。
同世代の子供を持つもの同士、プレ幼稚園以外の情報も聞け、有意義な時間を過ごせました。
ヒアリングの注意点:
当然かもしれませんが、自分の子が通っている幼稚園を悪く言う親御さんはあまりいません。
幼稚園の長所を知るには最適な方法ですが、短所を知りたいなら通いたいと思っている幼稚園とは別の幼稚園に子供を通わせているママたちに話を聞く方がいいですよ。
3.育児支援センター・児童館の職員に話を聞く
第三者から見た幼稚園の評価として参考になったのが、子育てひろば(未就学児の遊び場)の職員の話でした。
長く在籍している職員は、近隣の幼稚園に通う親子を多く見ています。
私は、近所の幼稚園が「お受験系」か「のびのび系」かなど、園の雰囲気を教えてもらいました。
育児支援センターや児童館の職員から詳しい話が聞けない場合でも諦めないで大丈夫。他のママとの橋渡しをしてくれることもあります。
プレ幼稚園選びで情報収集をしているということを伝えておくだけでも、得るものがあるはずです。
4.幼稚園に直接問い合わせる
幼稚園の情報を収集できたら、入園したい幼稚園を2~3園に絞り、直接幼稚園に連絡してみましょう。
幼稚園を絞る際チェックしたいポイントは次の通り。
1.自分が通える範囲の幼稚園をピックアップ
自治体の境界付近にお住まいの方は、自分の住んでいる自治体の幼稚園はもちろん、近隣の自治体の幼稚園も調べるといいですね。
私立幼稚園だと自治体の縛りがないので、近いからという理由で異なる地域から通っている子供もたくさんいました。
幼稚園バスがお迎えに来るかどうかも大切なポイント。
近所に希望する幼稚園に通っている子供がいるかリサーチしてみましょう。
実はプレ幼稚園をやっていた!という園もあった
プレ幼稚園選びの際、「プレ幼稚園を実施している」と書いていない幼稚園は検討リストから外していました。
しかし、公式サイトでプレ幼稚園のことに触れていない幼稚園でも、プレ幼稚園を実施していることがちらほら。
プレ幼稚園についてのは情報が少ないと感じたので、直接電話で確認することの大切さを痛感しました。
プレ幼稚園への問い合わせ。確認したい4つのポイント
プレ幼稚園の詳細を幼稚園に問い合わせる際、聞いておきたいポイントは次の4つ。
入園を決めてから「思っていたのと違った…」という状況になっても転園は難しいので、しっかりシミュレーションしておきましょう。
1.プレ幼稚園に入園すると年少(年中)での入園が有利になるか?
先述の通り、プレ幼稚園に通っていることがその後の入園に有利にはたらく園が多いです。
正式に幼稚園への入園を検討しているなら、その点を確認しておくことが大切。
逆に正式な入園を決めていない場合は、その旨も相談しておくと安心です。
2.プレ幼稚園の実施頻度は?
プレ幼稚園は週1〜2回、1~2時間の幼稚園もあれば、週5回、通常の保育時間と同様に、朝から夕方まで園児を預かってくれる幼稚園もあります。
幼稚園によって実施頻度は本当にさまざまなので、しっかり話を聞いておきましょう。
3.費用を確認
プレ幼稚園は月謝制や都度払いなど、園によって異なります。
入園料や給食費、バス代、保険料が必要な場合や、スモックや体操服の購入をしなければならない幼稚園も。
自治体からの補助金は年少からしか出ないので、費用についてもしっかり確認しておきましょう。
4.母子同室?分離?
プレ幼稚園の実施頻度が週1~2回、1~2時間の場合は親子で参加する場合がほとんど。
ただ、朝から夕方まで実施するプレ幼稚園は、子供だけで通うことが多いです。
子供の性格によっては、どうしてもパパ・ママと離れられないことも。
無理をしすぎて幼稚園を嫌いになってしまわないよう、子供の様子を見ながらプレ幼稚園選びを進めましょう。
幼稚園選びに失敗しないための知識
プレで通う幼稚園は、年少からも通うかもしれない幼稚園ですよね。幼稚園を選ぶ上で確認しておきたいポイントについてさらに詳しくまとめました。
幼稚園選びに迷ってしまったときは、ぜひ参考にしてください。
・教育方針
・宗教の有無
・のびのび系/お勉強系
・自然教室等自然とのふれあいの頻度
・小学校受験率
・預かり保育
・実施の有無
・時間と料金
・預ける理由に制限があるか
・規模、設備
・1クラスあたりの人数
・園庭の広さ
・施設・設備の衛生面
・交通手段
・園バスの有無
・自転車や車での通園は可能か
・昼食
・お弁当/給食/弁当・給食混合
・親の参加頻度
・親が参加する行事の頻度
・土日行事の有無
・実際に見学!
・園児や先生の雰囲気
・園児やママたちの雰囲気
プレ幼稚園に通わせて感じたメリット・デメリット
我が子をプレ幼稚園に通わせてよかったと思ったことは、友達とのかかわり方を早期に学べたこと。
2歳ごろはイヤなことがあってもすぐ忘れてくれますよね。
友達とけんかして泣いても翌日には忘れて仲よく遊んでいて。
何度かそういったことを繰り返すうちに、友達とトラブルになっても「○○くんにもいいところがあるし…」と自己解決できるようになりました。
パパ・ママと離れて2歳児が友達と遊ぶ時間は非常に貴重です。
おかげで、年少での入園後もスムーズに友達作りができて、いつも友達の輪の中心にいたように感じます。
デメリットは病気をよくもらってきたことくらいでしょうか。
私はプレ幼稚園に息子を通わせてよかったと思っています。
【番外編】プレ幼稚園の前に集団行動に慣れよう
プレ幼稚園に参加するにあたり、「集団行動ができるか」「パパやママと離れても大丈夫か」など不安が尽きませんよね。
そんなときは、同世代の子供と一緒に学習する機会が得られる幼児教室に行ってみませんか。
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この機会お見逃しなく!
プレ幼稚園は親子で成長するチャンス!
調べてみるとわかりますが、幼稚園って本当に教育方針がさまざま。
プレ幼稚園に通うことで「合う」「合わない」をチェックできるのは本当にありがたいですよね。
幼稚園の転園よりも、プレ幼稚園の中断→違う幼稚園に年少(年中)から通うというパターンの方が選択肢が広がり失敗も少ないはず。
プレ幼稚園似通うと、びっくりするくらい子供は成長します。
そんな子供に寄り添うことで、パパ・ママも一緒に成長できるはず。
納得のいく幼稚園を見つけ、新しい世界へ一歩踏み出してみましょう。