2歳~3歳頃になるとどんどん遊びの幅も増えてきます。外遊びも大好きな子供も多いでしょう。しかし日が短い冬場は、家遊びが増えてしまう上にワンパターンになりがちです。

2歳・3歳・4歳ごろの子供たちは遊びで学ぶ年齢。知育やアート、おうちで出来る運動遊びなど、冬の家遊びアイデアをまとめてみました。


この記事の目次


頭や手先を使う!知育遊びは季節行事を取り入れて

頭や手先を使う知育遊びは、子供の脳の発達にもとても大切です。冬の家遊びで取り入れたい日本の伝統的な遊びと、季節を問わずに遊べる知育グッズを紹介します。


福笑い


冬の家遊びの代表と言えばやはり「福笑い」ではないでしょうか。パパやママはもちろん、じぃじやばばなど、親世代、祖父母世代も楽しんできた日本の伝統的な遊びでもあります。遊びを通じて、日本の文化に触れることはとても大切


目を隠しての福笑いは小学生ぐらいからでないと難しいかもしれません。目を隠さずなら、3歳~4歳でも十分に楽しめます。いろんな表情を作って楽しみましょう。


 

1歳~2歳なら絵合わせパズル


1歳~2歳くらいですと細かなパーツを置くのは、少し難しいかもしれません。また誤飲の可能性もあります。顔を3つに分けた、絵合わせパズルをうまく取り入れるといいでしょう。


 

ドミノ


ドミノは季節関係なく遊べる知育玩具です。3歳ぐらいになると、ドミノ遊びができるようになります。丁寧に並べて、倒すだけですが、これがなかなか楽しいものです。3歳になりたての頃ですとまっすぐドミノを並べることができる子も。


4歳くらいになると、カーブをつけて並べることが出来てきますので、どんどん難易度をあげて楽しんでみてください。


ピタゴラスイッチ好きな子供ですと、かなり真剣に取り組んでくれますよ。


 

キャラクターのドミノだと、ドミノ以外でも楽しめる

筆者撮影


我が家の娘はミニオンが大好き。そのため、ドミノもミニオンです。普通のドミノと違い、キャラクターのものだと、子供もとっつきやすいようです。また、向きにもこだわりを発揮してくれます。

そして、ドミノ以外にもお人形ごっことしても使えるので、キャラクターもののドミノ、おすすめです。


 

感性を養う!アート遊びは100均をうまく利用しよう

家遊びでアートを取り入れる場合、困るのが画材の準備です。また絵具などを使用する際、気になるのが汚れ。ここでは100円均一で売っている商品を使って、汚れを気にせず楽しくおうちでアート遊びできるものをまとめてみました。


100均のシールでクリスマスツリー!


シールだと、汚れがないので安心です。100均にある画用紙でツリーの形に切ったものに、ペタペタとシールを貼れば、クリスマスツリーの完成です!


シールが貼れるようになった、1歳~2歳から楽しめます。こだわりたいママは、シールを画用紙で自作して、両面テープでペタリとするのもいいですよ!


100均のねんどで粘土遊び


口におもちゃをいれなくなった3歳前後なら、どんどん家遊びで取り入れたいのが粘土遊びです。

ですが『粘土ってなんだか独特のにおいがするし、色もくすんでいてかわいくない…』という風に少しマイナスなイメージを持つママやパパも多いかもしれません。


最近の粘土は、親世代が子供の頃より進化しているので、色も可愛くにおいも少ないものがあります。


キャン★ドゥで手に入るマカロンカラーねんどがおすすめ

筆者がおすすめなのはキャン★ドゥの「マカロンカラーねんど」
カラフルで、子供の好奇心をくすぐります。手触りも柔らかく、よく伸びます。100均のテーブルクロスをひいて遊べば、テーブルなどにひっつく心配もなし!

さらにお菓子用の抜き型も100均で購入すれば、遊びの幅が広がります。


削りアートも100均で調達可能!


絵がしっかり描けるようになってきた4歳ごろの子供たちに是非チャレンジしてほしいのが、ダイソーで購入できる「こすってレインボーペーパーシート」です。


付属のペンで黒色の部分を削るとカラフルな模様が出てくるというものなので、絵具やクレヨンと違って塗料で汚れる心配がありません。普段とは違うお絵描きに、子どもたちもワクワクして取り組んでくれるはず。


自由にカットすることもできるので、はさみが上手に使える子供さんは、カッティングからチャレンジしてみてもいいかもしれません。

 

身体を動かす!運動遊びは工夫次第で思いっきり遊べる

お外に行きたいけれど、冬の寒空のもと長時間遊ぶのは心配ですよね。また下のお子さんがいる場合だと、冬場は特に外出がためらわれるものです。そんな時は、家遊びで身体を使ってもらいましょう!


ボールプールで遊ぶ


夏につかったビニールプールは冬にも活躍できるアイテム。子供たちはボール遊びが大好きなので、プールにボールを入れれば自由に遊んでくれますよ。お座りが出来れば0歳から遊べます。
3歳~4歳の子供たちには、宝探しゲームと一緒にしてあげるとより楽しめるかも。


宝探しゲーム

茶封筒の中に、おかしやおもちゃを詰めて、ボールプールの底に隠します。探してもらって封筒を開けてもらいましょう。封筒がなければ、ボールで隠れる程度の小さめのおもちゃを隠し、目隠しで探してもらうと盛り上がりますよ。


お布団で遊ぶ


子供たちは、たくさん積まれたお布団や座布団などで遊ぶのが大好き。特に冬場は毛布など布団もかさばりがちでママは大変ですが、子供にとってはまさに遊びがいのあるもの。
そんなお布団は体力が有り余っている子供たちのいい遊び相手です。家遊びでしか出来ない、お布団を使った遊びを楽しみましょう。


お布団おばけ

1~2歳なら、タオルケットや大き目のバスタオルをかけてあげるだけで大喜びです。見た目がおばけみたいになっていて、みている親もほっこりします。
出れなくて悲しそうな声が聞こえたら、めくってあげましょう。いないいないばぁをしてあげるのも楽しいですよ。
また、親子で一緒にかぶるのも◎。即席の秘密空間に、子供は大満足なはず。


お布団かくれんぼ

3歳~4歳ぐらいになると子供に潜り込んでもらって、ママが探す、というのも楽しいでしょう。お部屋の中に布団を無造作に積んで、その中に隠れてもらいます。
ボールプールと同じく宝探しも可能です。布団の中を“泳いで”もらって体力を使ってもらいましょう!


※布団のかぶりすぎは窒息する恐れがあります。保護者の方は決して目を離さないようにしてください。


家遊びで本格的なごっこ遊び(模倣遊び)

ごっこ遊びを通じて、子供たちは社会性を養うといわれています。家遊びでもごっこ遊びを取り入れて、社会勉強ができるといいですよね。冬場は家にいる時間が長くなってしまうので、長時間楽しめるごっこ遊びを紹介します。


DVDで映画館ごっこ


普通にDVDをみるのもいいかもしれませんが、どうせならごっこ遊びを取り入れたDVD鑑賞にしてみてはいかがでしょうか。映画鑑賞に見立てたごっこ遊び、意外と盛り上がります。


映画館デビューをした2歳~3歳の子供なら、ママが映画館の人になりきってもてなしてみましょう。


  1. ①いつもとは違う椅子やクッションで映画館の座席のような特等席を作ります。
    ②3Dではないですが、100均やテーマパークのお土産などの伊達メガネをかけて鑑賞してみるといつもと違う雰囲気になります。
    ③ポップコーンを紙コップに入れ、ジュースをストローとふた付きのコップに入れて特等席の横に置けば気分はもう映画館かも!

3歳~4歳ぐらいになれば映画館スタッフになってもらうのもいいですね。チケットも手作りしてもらいましょう。チケットが出来たら、エプロンをつけてもらってスタッフ気分を高めてごっこ遊びをスタート。
ポップコーンを紙コップに入れてもらう、DVDの再生ボタンをおしてもらうなどしてお客さん役のママやパパをもてなしてもらいましょう。


パン屋さんごっこでお手伝い欲を満たそう


2歳~4歳の子供たちはお手伝いをしたい、と思う時期。ですが、普段は忙しいので「また今度ね。」とそのお手伝いを断ることありませんか?(私は結構あります…)
思い切って、お手伝いを遊びにしてみましょう!


混ぜる、こねるは2歳からでもできる!

簡単なのは、混ぜる、こねるです。これなら2歳からでも可能。パン屋さんになりきって作ってみるのはいかがでしょうか。肝心なのはごっこ遊びを演出するアイテム!コックさん帽子やエプロンがあるとより一層気分が上がって真剣に取り組んでくれます。


実際に我が家でも2歳の頃におうちで作ろうパン屋さんを使って、パン屋さんごっこをしてみました。お父さんと娘の2人でせっせとこねこねしながら、カタチを作って、オーブンで焼いて出来上がり。

焼きあがったパンは家族みんなでおいしくいただきました。自分で作ったものは特においしい、と感じるようで本人もばくばく食べていましたよ。


混ぜてこねて、かたちを作って焼くのであれば、クッキーなどもおすすめ。暑い時期はなかなかできそうにありませんが、冬だからこそほっこりできる、パン屋さんごっこはおすすめです。


ふれあい遊びでパパとママもリフレッシュ


冬の家遊びなら、親子でふれあって寒さを吹き飛ばしてみてはいかがでしょうか。ふれあい遊びで子供は楽しく、パパとママはふれあい体操でリフレッシュしましょう!


足じゃんけん

じゃんけんが理解できる3歳ごろから。手のじゃんけんより身体を使うので、閉じこもりがちの冬の家遊びにぴったりです。


股のぞき

さかさまに見える世界は子供にとって新鮮そのもの。1歳でも楽しめる股のぞきをしながら挨拶してみましょう。ママやパパは、腰や足の筋肉が伸びるのを意識してやるとストレッチになりますよ。


背中ふみ

ママやパパがうつぶせになり、その背中を落ちないように歩いてもらいます。子供はバランス感覚を養うことができます。冬場は寒くて肩こりも起こりやすい…そんなママやパパは指圧されている気分になって癒やされるかも。

 

冬は家遊びで頭も身体も使って楽しもう!


閉じこもりがちな冬。幼稚園児の子供さんは冬休みもあり、家で過ごす時間が多くなります。家で過ごす時間も楽しいものであるように、ママやパパはたくさんの工夫をされていることでしょう。


ここで紹介したものはほんの一部です。いろんなアイデアや便利なアイテムを使って、冬こそ家遊びを楽しみましょう。


(Photo by:写真AC