離乳食がはじまると、気になるのが市販のベビーフード。使ってみたいけど、離乳食は手作りがいいの?毎日使っていいの?ベビーフードの食事頻度や使い方など677人のママたちに徹底調査しました!
この記事の目次
- ベビーフード利用者はおよそ6割!
- ベビーフードを使う理由「ストレス軽減」「メニューの幅」
- ベビーフードの頻度は毎日から週1までさまざま!
- 購入先は「ドラックストア」購入金額は「ひと月2,000円以下」
- ベビーフードのメリットデメリット!使って感じたママの本音
- ベビーフードは子育ての味方!後ろめたいことなんて何もない!
- 離乳食にこんなに手間暇かけるのは実は日本だけ?!
- ベビーフードは需要があるからこそ誕生した!うまく使って育児を楽しもう
ベビーフード利用者はおよそ6割!
普段の離乳食でベビーフードを取り入れているママは58.1%。およそ6割のママが離乳食でベビーフードを使っています。
離乳食にベビーフードを取り入れ始めた時期は、生後5ヶ月~生後6ヶ月ごろが83.7%、生後7ヶ月~生後8ヶ月ごろが12.2%です。95%以上のママが離乳食初期~中期にかけてベビーフードを取り入れていました。
ベビーフードを使う理由「ストレス軽減」「メニューの幅」
ベビーフードを使う理由で最も多かったのが「ママのストレス軽減」で33.6%、「外出用」が29.3%、「離乳食のバリエーション増加」23.4%と続きます。
3人に1人が、離乳食作りにストレスを感じているようです。
確かに大人の食事と別にアレルギーやかたさやサイズなど色々気を使う必要がある離乳食の両方を毎日作るのは、献立を考えるのも一苦労ですね。
衛生面から外出用にという声や、離乳食のメニューの幅を広げるためという意見も多く見られました。
少数ですが、「災害時に食べてくれるよう、練習」という理由も。近年の日本は全国各地で自然災害の甚大な被害が出ています。子供が離乳食期に被災しないとは限りません。こういった防災意識からも、ベビーフードは注目を浴びていますね。
ベビーフードの頻度は毎日から週1までさまざま!
ベビーフードを使っているママは「週に1回」が27.7%ともっとも多く、続いて「2~3日に1回」が24.9%、「1日に1回」が17.3%でした。毎食ベビーフードを使用しているママは13.2%でした。
週に1回以上ベビーフードを使っているママが83.1%と、8割以上でした。
使い方としては「メインの副菜として」が54.7%、「もう一品用の副菜として」が31.3%を占めました。おかゆやうどんなどの主食は手作りで、おかずにベビーフードを使うママが多いようです。
購入先は「ドラックストア」購入金額は「ひと月2,000円以下」
ベビーフードの購入先を聞いたところ、トップに輝いたのは、アカチャンホンポや西松屋などのベビー用品専門店ではなく、ドラックストアでした。
身近にあって買いに行きやすいですよね。ただし品ぞろえはベビー用品専門店の方が充実しているようです。
毎月のベビーフードの予算は500円~2,000円程度が多い
ひと月のベビーフード購入額は、500円~2,000円程度が68.4%と、およそ7割のママがこの予算内でやりくりをしているようです。500円以下を含めると、79,4%になりますので、ひと月のベビーフードにかかる予算は2,000円以下のご家庭が多数のようです。
ベビーフードのメリットデメリット!使って感じたママの本音
実際にベビーフードを使っているママたちの声から、みえてきた特徴をまとめてみました。
ベビーフードのメリット
長期保存が可能
種類が豊富
カンタンに調理ができる
衛生的に安心
心身ともに楽になる
不足しがちな栄養素が摂れる
外出に便利
親子で過ごす時間が増える
ベビーフードを普段から使っているママたちからは、このような声が上がりました。
ママのストレス軽減や、外出や防災などのメリットの他は、基本は子供のことを考えていることがうかがえます。
ベビーフードのデメリット
コストがかかる
好みや量が合わない
特にデメリットは感じていない
ベビーフードのデメリットで圧倒的に多かった声が「コストが高い」ということでした。やはり、手作りよりもコストがかさむのがネックのようです。
しかし、特にデメリットは感じていないという声もありました。離乳食を作る手間を考えたら、コストとのバランスはとれていると感じているママも思ったより多くいるようです。
ベビーフードは子育ての味方!後ろめたいことなんて何もない!
筆者も離乳食期にはベビーフードにお世話になりました。今は胸を張ってベビーフードは便利で親子の時間も増えるからどんどん使おう!と言えますが、最初はベビーフードに頼る後ろめたさを感じていたママのひとりでした。
続く産後の体調不良…育児がままならない
妊娠出産は比較的スムーズな方だったのですが、産後の体調がよくなく、病院でいろんな科を受診、通院していました。そのため、仕事もせず育児と家事だけなのに、離乳食が作れない時が多く、またそんな自分を自分で「母親失格」と責めていました。
責めている時点で、だいぶ産後のゆらぎがひどかったのですが、そんなことにも気づかず、インスタなどのSNSで素敵な離乳食の写真を見るたびにひとりで落ち込んでいました。(見なきゃいいのに見てしまう)
ある一言でとらえ方に変化が
産後の体調は悪化していき、気持ちもどんどん落ち込んだある日、『このままではいけない!』と産後相談の対応をしている託児所つきの病院を受診しました。
この時、はじめて子供を預けての相談だったせいか、ボロボロと涙が…。
詳細は割愛しますが、「ベビーフードばかりで(娘に)申し訳ない。」ということを話した時に
「ちゃんと子供のことを考えて、ご飯を用意しているのでしょ?自分がどれだけしんどくてもそれを欠かさずしているだけで、立派なママなの。」
「ベビーフードは離乳食期の赤ちゃんが食べられるように開発されたものだから、食べていいの。企業が作る商品は需要があるからうまれるの。ベビーフードが販売しているということは、それだけ多くのママがベビーフードを必要としているんだから気にしなくていいのよ。」
と言われて、なんとなく感じていた罪悪感や自分を責める気持ちが、ぱっと晴れたのを覚えています。
離乳食にこんなに手間暇かけるのは実は日本だけ?!
離乳食は手作りでないといけない、おろしたりこしたり、いろんな味を楽しませたり…と離乳食に手間をかける風潮は世界的にみると実はあまりありません。特に欧米では市販のベビーフードが主流のようです。手作りの場合も離乳食用のフードプロセッサーで簡単に作れるとのこと。
つまり、手間暇かけた離乳食でなくても元気に大きく育つのです!
もちろん、手の込んだ離乳食を作りたい!と思うママはぜひとも作ってあげてほしいと思います。しかし、料理が苦手なママや、体調不良が続くママ、もう仕事をはじめているママ、特に理由はないけど離乳食よりベビーフードを使いたいママは市販のベビーフードを使ってほしいと思います。
手作りの離乳食と市販のベビーフード、どちらがよりいい、ということではありません。
どっちを選んでもいいのです。大切なのはママと子供がいかにしあわせと感じられるか、ということなのではないかと思います。
ベビーフードは需要があるからこそ誕生した!うまく使って育児を楽しもう
子育ては大変、だからこそ楽しむことが大切です。大変なことが続くとママの顔も曇りがちになります。そんなママの顔を子供は見たいとは思わないはず。ベビーフードを使うことで、育児が楽しめるならそれが親子にとってもいいことではないでしょうか。
育児中はラクできるところはどんどんラクをしていいと思います。いつも大変でかつかつだと、ハプニングやトラブルが起きた時の対応が出来ずに、どんどん自分を追い詰めてしまうことになるかもしれません。実際私はそうでした。
子供が幼いうちこそ、余裕をもって育児をしていけるといいですね。
【調査概要】
期間: 2019年9月30日~10月15日
方法: アンケート方式
対象: アプリ「ステップ離乳食」ユーザー(N=677)