毎日の夕ご飯の献立を考えるのも家事のひとつ。しかし毎日献立を考えるのに時間をとるのも困りものですよね。今回は1週間(平日5日間)の使いまわし献立をご紹介!仕事の繁忙期や、体調不良の時などパパっと時短で作れる献立を紹介します。


この記事の目次


使いまわしは「じゃがいも」「にんじん」「玉ねぎ」


1週間使いまわす食材ですが、長期保存が可能な「じゃがいも」「にんじん」「玉ねぎ」を使用します。


じゃがいも

カリウムやビタミンB1、食物繊維などを含んでいます。しかし、じゃがいもの芽にはソラニンという有毒物質が含まれていますので、料理の際はきちんととるようにしましょう。

男爵いもは加熱するとホクホクとした食感が楽しめるので、マッシュドポテトにして食べるのがおすすめ。
鍋料理やおでん、ポトフなどの煮込み料理にはメークインが型崩れしにくいのでおすすめですよ。


にんじん

緑黄色野菜のひとつで、βーカロテンが豊富。βーカロテンは、鼻・のどの粘膜・皮膚を丈夫にして風邪をひきにくくする効果があると言われいるので、冬はもちろん通年で摂りたい栄養です。


玉ねぎ

玉ねぎ自体の栄養価はさほど高くありません。しかし、他の栄養素の吸収を助ける成分が含まれているので、いろんなおかずに取り入れたい野菜です。


タンパク質はバランスよく

基本はあまり日持ちしないものが多いです。牛肉、豚肉、鶏肉、卵、魚をバランスよくとれるように献立は工夫したいですね。とはいえ、毎日主菜の素材を変えるのも大変かと思います。日替わりでなくとも1ヶ月のトータルで、バランスよくとれるように工夫しましょう。
冷凍の肉や魚などは日持ちしますので、いざという時に助かります。


平日5日間をのりきる!子供の献立


それでは、じゃがいもとにんじん、玉ねぎを使いまわして作る平日の献立を紹介します。


1週間の基本の食材

・卵 ・豆腐 ・ほうれん草 ・コーン
・じゃがいも ・にんじん ・玉ねぎ


1週間の献立

  • 1日目:スパニッシュオムレツ 味噌汁 じゃこご飯
    2日目:豚丼 味噌汁 ひじきポテトサラダ
    3日目:肉じゃが 味噌汁 鮭ご飯
    4日目:クリームシチュー ほうれん草とコーン炒め
    5日目:カレーライス ほうれん草とコーン炒め 

1日目に追加の食材

・豚ひき肉(冷凍OK) ・じゃこ(冷凍OK) ・青のり


2日目に追加の食材

・ひじき(パウチのものを) 


3日目に追加の食材

・お好きな肉(ひき肉OK) ・鮭


4日目に追加の食材

・ブロッコリー ・シチュールー


5日目に追加の食材

・お好きな肉(ひき肉OK)・カレールー


それでは「じゃがいも」「にんじん」「玉ねぎ」の使いまわし方をメインにそれぞれの献立のコツえおみていきましょう。


1日目じゃがいもはマッシュドポテト!にんじん&たまねぎは細かく


じゃがいもでマッシュドポテトを作ります。ゆがいてかわをむき、マッシュします。この時の下味は軽く塩を振る程度でOK!翌日も使うので、2日分まとめて作っておきましょう。


1日目はマッシュドポテトをオムレツに練りこみます。そうすることでスパニッシュオムレツの食感がホクホクに。子供も食べ応えがあってどんどん食べてくれます。


にんじんは細かく切ってオムレツに練りこむ

にんじんを細かく切ることで、火の通りを早くします。とはいえ細かくカットするのは手間ですので、スライサーで一気にカットすると楽ちんです。


玉ねぎはみじん切りでオムレツに練りこむ

玉ねぎを包丁で切るのは、みじん切りも手間ですが何より涙が出てきてしまうこと。これが地味につらいですよね…。
そんなママの味方が「ブンブンチョッパー」です!野菜を入れて蓋を閉め、蓋についてる紐を数回引っ張って離すを繰り返すだけでみじん切りが完成するすぐれもの。


子供もこれならお手伝いがしやすい上に、離乳食などでも役に立ちます。


2日目は1日目の残りを使う!


1日目のマッシュドポテトでポテトサラダを作ります。夏ならキュウリなどをスライスしていれるのがいいですが、冬場は高価な上、日持ちしない野菜です。使いまわすなら子供が大好きなコーンがおすすめ。食物繊維不足にひじきをいれてあげるといいですよ。


にんじんのスライスはみそ汁の具に

1日目と同じようにスライサーでカット。そして味噌汁用に煮込むだけです。お豆腐やほうれん草と一緒に煮込めばいろどりも鮮やかな味噌汁になります。


みじん切りで豚丼に

丼物の玉ねぎはくし切りのことが多いですが、くし切りの玉ねぎは苦手…と食べない子供も多いです。そんな時はみじん切りにすればOK。


使う肉もひき肉にして混ぜてしまえば、パクパクと食事が進みます。
また豚丼ならハンバーグのように成型する必要もなく、火の通りも早いので平日の時短レシピにぴったりです。


3日目週後半の献立は使いまわしが重要!下準備でらくらく


週の半ばになるとママの疲れも出てくる頃。残り3日間の乗り切りポイントは「下準備」です。この日の支度は大変ですが、ここを頑張れば残り2日の夕食の支度はかなり時短で済みます。


じゃがいも、にんじんを子供の一口サイズにきり、玉ねぎの食べやすい大きさに切る。だしで野菜に火が通るように煮込みます。4日目と5日目分はここで分けておきましょう。


味噌汁は昨日と同じでOK!さらに3日目に「鮭」をプラス!焼いてほぐして、ご飯と混ぜれば鮭ご飯の完成です。ゴマも一緒に混ぜると風味が変わります。そしてこの鮭は、4日目にも使いますので、焼いた後全てほぐさず、4日目の分は冷蔵庫で保存しておきます。


4日目は下準備済みの食材が豊富!


週の後半。ここを乗り切ればあと1日。この日は昨日のリメイク献立です。
下準備した野菜と、鮭、そしてブロッコリーを追加して、シチューの出来上がりです!


プラスの一品は、ほうれん草とコーンのバター炒め。こちらは常備菜にもなるので、作り置きで明日までOK!


5日目は休日の昼間にも使いまわせるカレーで!


平日最後の5日目は、下準備の野菜とお肉でカレー。副菜も昨日のほうれん草とコーンのバター炒めがあるから、ラクチンです。


カレーは翌日の昼食でカレーうどんにするなど、使いまわしができるのも嬉しいですね。


時短でできる子供の献立のポイント3つ


いろんな食材をいろんな調理法で味わってもらいたい、と願うママも多いはず。食育の観点からもそうでありたいと思う方もいるでしょう。しかし、下の子のお世話や、仕事が忙しい時、自身の体調が悪い時などはなかなか実践できないもの。
そんななかでもその気持ちを少しでも大切にしたい、そんな子供の献立のポイントをまとめました。


時短献立は食べるのも時短を意識する

手間をかけたくてもかけられない上での子供の献立です。ということは、子供自身においしく自発的に食べてもらえる献立であることがポイントになります。
カレーなどは子供が喜んで食べるレシピです。具材を変えれば、栄養もバランスよくとれます。


細かく切ると食べやすい!

食材を細かく切ればその分食べやすくなります。しかしよく噛まずに食べたり、食材を味わうことに欠ける場合も。他の日の献立とメリハリをつけましょう。


お魚不足は混ぜご飯でフォロー

お魚を摂りたいけれど、なかなか調理できない、というママの声もよく聞きます。そういう時はご飯に混ぜこむのが手。じゃこや鮭など混ぜこみやすいお魚を上手く取り入れましょう。


時短レシピで平日の子供の夕食は乗り切れる!


日々の献立を考えるのは本当に大変ですよね。パパやママの献立、子供の献立、さらに下の子が離乳食期ならそれも含むなんて…本当に毎日の献立を考えるだけで1日が過ぎていきます。
情報があふれている社会だからこそ、あれもこれもとしたくなりますがとても無理な話。適宜ラクチンな方法を取り入れて、日々を乗り切っていきましょう。


(Photo by:写真AC