寒い季節や寒暖差が激しい時期は肌が荒れがち。特に子供は乾燥肌になる子も多いでしょう。今回は赤ちゃんにも使える子供におすすめの保湿剤、保湿クリームを紹介します。


この記事の目次


赤ちゃんや子供が乾燥肌になる理由


どうして冬場は乾燥肌になるのでしょうか。


原因は空気の乾燥

冬になり、気温が下がると空気が乾燥します。空気の乾燥が刺激となって、肌の水分を保持する力が弱くなり、肌から水分が逃げてしまうことで、乾燥肌になりやすくなってしまうのです。

また空気の刺激によって乾燥した肌はかゆみを伴います。


子供の肌は繊細

大人の肌ももちろん乾燥します。しかし、赤ちゃんや子供の肌はデリケートなため些細な刺激で肌トラブルが起きやすいもの。


赤ちゃんや子供は自分で保湿対策をすることが難しいうえに、乾燥肌によるかゆみを感じたら、我慢することが困難です。傷が付く付かないに関係なくかきむしってしまうでしょう。


乾燥肌を放置するのはNG

乾燥しているだけ、と放置するとカサカサが悪化し、さらにはかゆさからかきむしってしまい、肌から血が出るくらいボロボロになってしまうことも。


かくことで傷になり、治りかけた傷をまたかく。

繰り返すことで「色素沈着」や「黒ずみ」が起こることもありますのでそうなる前にしっかりケアしてあげたいですね。


肌を乾燥させないためには、保湿剤を使ってしっかり保湿を心がけることが大切です。



保湿剤は大きく分けて4種類


保湿剤にはいろんな種類があります。


ローションタイプ

サラッとした使い心地です。伸びが非常によく塗りやすいです。少しヒヤッとすることもあり、冬場は少し物足りない、という場合も。


クリームタイプ

 伸びがよく塗りがいいタイプです。しっとりした滑らかな使い心地なものが多く、赤ちゃんや子供向きにはローションからクリームタイプの間のものが多く展開されています。


オイル・ワセリンタイプ

馬油やオリーブオイルのもの。伸びがよくなくベタつきも感じやすいため使用感が苦手な人も。


フォーム(泡)タイプ

最近では泡タイプの保湿剤も見かけるようになってきました。
泡タイプのメリットは液ダレせず、ノビがいいところ。ローションやクリームより塗りはじめがヒヤッとしないのも冬場にはありがたいポイント。


保湿剤を塗るタイミングが大切


また保湿剤を塗るタイミングも重要です。空気の刺激から肌を守るため、おでかけ前の保湿剤は必須。あと、大切なのはお風呂上がりタイミングです。


お風呂上がりの肌は急速に乾燥する

お風呂に入ったあとの肌は一気に乾燥します。そのため保湿剤を塗らずにいるとデリケートな肌はあっという間に乾燥肌になってしまうかもしれません。そのためお風呂上がりのケアは早ければ早いほど良いのです。


子供用の保湿剤を選ぶときのポイント

お風呂あがりもおでかけ前もそうですが、育児をしている頃はなにかとあわただしいもの。そのため子供の保湿剤を選ぶときは、低刺激など成分も大切ですが、手早く塗れることもポイントです。

ポンプ式の保湿クリームが素早く塗れますよ。


0歳の赤ちゃんにも!現役ママおすすめ市販のポンプ式保湿剤

実際に筆者の子供に使った保湿剤を紹介します。


ピジョン ベビーミルクローションKA 300g

(出典:Amazon


参考価格:687円


我が子は2人とも新生児の頃からこのローションを愛用していました!
ポンプ式なので、片手でラクラク。


小さいサイズのものも出ていて、そちらは旅行や帰省など携帯用に使うことも。


とにかく伸びがよく、使い心地もなめらか。さらにしっとりするタイプもありますが、そちらはその分少しもったりとした使用感です。


上の子はこのミルクローションで0歳の一年を乗り切りました!赤ちゃんの肌質にもよるのかもしれませんが、あえばこの一本で保湿剤難民にならなくてすみます。


価格も比較的安価ですので、まずはお試しで小さいサイズを購入するのもいいかもしれませんね。



 キューピー ベビースキンミルク 330ml (牛乳石鹸)

(出典:Amazon


参考価格:673円


こちらは牛乳石鹸、カウブランドから出ているキューピーの保湿液です。


ポンプ式なのと、ボディーソープを使っていたので、同じラインで揃えてみたのですが、筆者の子供たちには少し合わず…というよりズボラママである私には合いませんでした…。


伸びもよく、塗り心地はさっぱりしています。その分保湿力が弱めなのか、朝晩の2回塗っていてもかゆがることがありました。数時間おきにこまめに塗れるようなら、赤ちゃんのデリケートなお肌にぴったりではないでしょうか。


ボディーソープも洗った後にお肌が突っ張らず、ずっと愛用していますので、赤ちゃんや子供の肌への気配りがあふれるシリーズと感じました。


 

 

ママキッズ ベビーミルキーローションお得用サイズ380ml

(出典:Amazon


参考価格:6,000円


ポンプ式は本当に便利です。使い心地は抜群!伸びも良く、つけ心地もさっぱりしているのにお肌はしっとり。
こちらも小さいサイズがあり、携帯用にできます。


ただコスパがよくないので、惜しみなく全身に塗りたくることができないのが難点でした…。
コスパを気にしない方にはとてもおすすめです。


 

 

ビオレu お風呂で使ううるおいミルク 無香料

(出典:Amazon


参考価格:687円

内容量:300ml


1歳を過ぎてから冬場のみ使っています。と言うのもお風呂上がりが1番乾燥しやすいと聞き、保湿はお風呂から上がってから早ければ早いほどいい、と知ったからです。


それならいっそお風呂場で使えるもの、と探してたどり着いたのがこのミルク。


身体をバスタオルでふく前に塗るのに最初は抵抗がありましたが、お風呂場のあたたかい空気の中、裸のままで子供も私自身も保湿剤を塗ってから出るので、お風呂上がりのケアがとってもラクでした…!


乾燥がひどい冬場は寒さも気になります。しかしお風呂上がりの裸の子供は何故か笑いながら逃げるので、なかなか保湿剤が塗れない、私もバスタオル一枚のまま追いかけて親子ともに体が冷えるという悪循環。


子供がなかなか保湿剤を塗らせてくれない!という方には、お風呂場内で保湿が完了できるこちらの商品がおすすめです。


 



※参考価格は執筆時点のもので、変更する場合がございます。


なかなか乾燥肌が治らない…!病院処方の「プロペト」や「ヒルロイド」も


実際に筆者の子供も「ヒルロイド」にお世話になっています。


下の子の体質や生まれた時期もあるのですが、冬に向かう時期だったため、生後2ヶ月になるころには皮膚がかたくなるくらいガサガサの乾燥肌に…!これはもう市販の保湿剤では駄目だと思い、小児科に駆け込んだ時に処方されたのが「ヒルロイド」でした。


塗ると1週間から10日ほどで回復し、使いきるころには赤ちゃん特有のもちもち肌に。

そのあとは先に紹介したピジョンの保湿剤で冬を乗り切りました。


大人は乾燥肌というだけで病院にかかる人も少ないかもしれません。しかし、赤ちゃんや子供の場合は乾燥肌をかきむしり、ひどい時はステロイドを処方されるくらい悪化することもあります。


また乾燥肌ではない、別の肌荒れや湿疹の可能性もありますので、気になる場合はまずは小児科で相談しましょう。


子供の乾燥肌ケアはお風呂のタイミングで家族まとめて


冬場は着るものも多いうえに、保湿ケアと育児も大変ですよね。筆者はズボラママなので、出来るだけラクしたいタイプ。そのためお風呂上がりのタイミングのケアを一番重点的にしています。乾燥肌は悪化すると回復に時間がかかってしまい本人が大変なのはもちろんのことケアする側も一苦労。大人も子供も保湿ケアを効率よく行い、乾燥肌に悩まずに過ごしたいものですね。

 

(Photo by:写真AC