夏になると水遊びの時期ですね。しかし、コロナでおでかけも気を遣う今日この頃。プールや人里離れた川などへ、小さな子供を連れての遠出は気持ち的に控えたい方も。とはいえおうちで水遊びをしようにもお庭もベランダもない住宅事情も…。実はおうちの中でも水遊びはできるんです。
この記事の目次
水遊びをするメリット
夏場になると「水遊び」をさせたい、と思うパパやママも多いはず。水遊びには涼む以外にも子供の遊びとしてメリットがあります。
水に慣れる
新生児の時の沐浴で、泣く我が子を必死に支えながら体を洗っていたこと、覚えていらっしゃいますか?
胎内にいた時は羊水に包まれていたのに、生まれてくると水につかっていない時間が長くなるせいか、水に慣れない子供も。
特に1~2歳の頃になると今まで普通に入っていたお風呂もイヤイヤすることがあります。
お風呂はイヤイヤしても、水遊びとなると夢中で遊んでくれる、なんてこともあるんです。
遊びを通じて水に慣れさせることで、お風呂のイヤイヤも克服できるかもしれません。
五感に刺激を与える
水に手をつけて「冷たい」を体感する・コップですくうなど、さまざまな方法で水に触れて水を知ろうとすることで五感が刺激されます.
水はかたちがないので、すくってこぼすなど感覚遊びで楽しむことができるのです。自分の動きによって水しぶきが上がることもとても楽しいはず。
水遊びで、五感を使うことで感受性を養います。5歳ごろまでは特に自然物に触れて感受性を養うのが大切な時期ですので、どんどん遊ばせてあげたいですね。
水遊びは熱中症・水難事故・体力消耗に注意!
そんな水遊びですが注意がいくつか必要です。
通常多くの場合は、外で水遊びを行いますが、暑い中での水遊びは熱中症になることもあります。
乳幼児は特に熱中症になりやすいので注意が必要
暑いから水遊びをしているのに、熱中症?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、近年子供たちのプールサイドでの熱中症が多くなってきています。
水遊びでも、気温や湿度・水温などの環境や、水分補給不足、普段より激しい運動をすることによって、熱中症は起こるのです。
特に生まれて初めての夏や、2~3回目の夏を迎える乳幼児は要注意。
何故なら、乳幼児は暑い環境にまだ体のしくみが十分に対応しきれない上に、自分の体調を言葉で伝えるのが難しい年ごろだからです。
これぐらいの環境だと、水遊びは禁止!という明確な基準はありませんが、暑さ指数を基準にその日の水遊びの有無を決める園も多いですので、是非参考にして下さい。
暑さ指数(WBGT)の実況と予測(環境省 熱中症予防情報サイト)
水難事故や体力消耗も要注意
また、川や海などでの水遊びでは、流されてしまう水難事故も毎年起こっています。
プールなどでも溺れてしまうなどのトラブルもあります。お風呂でも水深20cm程度でおぼれる、なんて話もよく耳にしますよね。
また水遊びは思った以上に体力を使います。
月齢や年齢、普段どれだけ水に触れあっているかによって多少の変動はありますが、小さい子供の夏場の水遊びは30分~1時間程度にとどめておくようにしましょう。
0歳1歳2歳におすすめ!室内水遊びの方法と子供の様子
そんな水遊びですが、室内であればある程度環境をコントロールできるため、小さい子供がいるご家庭では思い切って室内でできるおうち水遊びにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
筆者が実際にやった方法を紹介します。
準備物
・ブルーシート
・小さめのビニールプール
・足ふきマット
・水(プールに水深1cmぐらいになる量)
・バスタオルやタオル4~6枚
・水を飛ばさないおもちゃ(なくてもOK)
室内水遊び場の設置方法
1.まずはじめに室内で濡れては困るものの防水対策をします。
我が家は絵本やおもちゃが入っている棚にゴミ袋でおおいました。
畳んでいない洗濯物などもゴミ袋で覆っています。
※再利用をするため、ゴミ袋はカットせずに使用。
2.ブルーシートをしきます。
3.ビニールプールを膨らましてから、ブルーシートの真ん中に置き、水を入れます。
水はプールのサイズにもよりますが、水深1cm程度でOK。
4.足ふきマット(タオルで代用可能)をひいて完成です!
子供の様子
早速1歳の息子が走ってきました。誰も教えていないのに、足ふきマットの場所で停止し、お洋服を脱がすと、そこからプールへ。
パシャパシャ遊びつつ、徐々に動きがダイナミックに。
水深は浅いですが、バシャバシャとご機嫌に大はしゃぎ!
水滴は飛びますが9割がたはブルーシートの上。
残りは多少壁に飛んでます。ゴミ袋で覆っておいてよかったです。
遅れて3歳の娘がやってきました。
息子の様子を見て、同じスタイルになるよう衣類を脱ぐも、1歳ほどははしゃげず、後半はずっとブルーシートの上の水滴を拭いてくれていました…。
というのも、ブルーシートの上の水滴が多くなると、滑って転んでしまうんです。
そのため、子供が遊んでいる間、バスタオルでブルーシートの上をこまめに拭いていました。
水遊びが終わった後に子供の身体を拭く用を含め、タオルは多めに準備しておくことをおすすめします。
娘と息子の様子を見ている限りですが、室内での水遊びは腰が座ってからの0歳児~2歳児ぐらいが一番楽しみやすいかもしれません。
一心不乱に水をバシャバシャする息子。水深1cmでも髪の毛に水が滴るぐらい遊んでいて、お風呂で遊ばせるよりはるかに気持ちよさそうでした。
最後は子供たちも一緒に拭き掃除をしておしまいです。
楽しんだ後はお片付け、というのも同時に学ぶことができました。
室内水遊びの嬉しいポイント
一見、準備が大変そうに見えますが、お庭やベランダでするプールと同じぐらいの準備でできました。そして「室内だから」こそのおうち水遊びのメリットも。
小さいプールなので、空気入れがラクチン
室内で大きなプールを使うのは、水濡れのリスクが高くなります。
そのため豪邸でもない限り、必然的に小さめのプールになるのですが、小さいプールは空気を入れる量が少なくて済むため、プールの準備がラクチンです。
水は少量でいいから節約&安心
水遊びというと、たくさんの水を使ってプールにたっぷり水をはって遊ぶイメージかもしれません。
しかし0歳~2歳ぐらいなら、水たまり程度の水でも遊べます。また溺れることもないので、安心です。
※ただし、濡れたブルーシートは滑りやすいので注意が必要。
日焼けしない&格好を気にしなくていい
お外のプールですと遊んでいる子どもはもちろん、ママも日焼け対策が必要になってくるでしょう。しかし、室内なのでその必要がありません。
また、おうちの中ですので、着替えやママの服装も「お外用」に気を遣う必要もありません。
ママが濡れても、室内なので人の目を気にすることなく、着替えができます。
暑さ指数が高くてもできる
暑さ指数が高いと、保育園のプールは晴れているのにおやすみなんてこともあります。
しかし室内なら、ある程度暑さを回避できる空調が整っていますので、外が暑すぎても室内の環境を整えてあげることで水遊びを楽しむことができます。
おうちで水遊びも楽しい!遊んだ後はしっかり休息を
水深1cmの水遊びなんて、子供は満足しない…なんてことは小さな子供たちに限ってはどうやら少なそうです。
30~40分程度の水遊びでしたが、1歳の息子は水遊び後に爆睡、3歳の娘もそれに沿うように少し寝ていました。少ない水でもやっぱり水遊びだなぁ、と実感。室内水遊びの後もしっかりと休息をとりましょう。
暑すぎてお外に行けない、コロナが気になってなかなか子連れでお外を出歩けない、そんな時はおうちで水遊びを楽しんでみませんか。