離乳食がはじまると、離乳食作りに苦戦するママの声が上がります。そこで活用したいのが「ベビーフード」。でもどんな風に活用したらいいの?と悩むママや、ベビーフードって愛情不足ではないの?と「手作り神話」に悩まされるママも。今回は600人以上のママの声を集めてみました。


この記事の目次


ベビーフード利用調査!離乳食完了までの利用率は8割以上

厚生労働省の「平成17年度乳幼児栄養調査」によると、年々ベビーフードの利用率は伸び続けています。



ベビーフードの使用状況は、10 年前に比べ、「よく使用した」と回答した者が 13.8%から 28.0%に増加する一方、「ほとんど使用しなかった」と回答した者が 34.0%から 24.2%に減少した。「よく使用した」、「時々使用した」をあわせると、昭和 60 年には 48.2%だったが、平成7年には 66.0%、平成 17 年には 75.8%に増加した


厚生労働省 平成17年度乳幼児栄養調査結果の概要


アンケート調査全体の結果は73.5%のママが利用


今回のアンケート調査では、上記の厚生労働省の調査とさほど変わらない結果になりました。


回答者のうち、およそ4人のうち3人が離乳食にベビーフードを取り入れている状況です。


離乳食が完了する頃には85%以上のママがベビーフードを取り入れたことがあると回答

しかし離乳食期別にみていくと、このような結果になりました。


今までにベビーフードを使用したことがある割合

ゴックン前期/1回食(5~6ヶ月ごろ):54.3%
ゴックン後期/2回食(5~6ヶ月ごろ):75.3%
モグモグ期/2回食(7~8ヶ月ごろ) :79.3%
カミカミ期/3回食(9~11ヶ月ごろ)  :85.4%
パクパク期(1歳~1歳6ヶ月ごろ)  :85.7%


離乳食の開始時期は2人に1人のママがベビーフードを取り入れていますが、離乳食が進むにつれ、ベビーフードの使用経験があるママの割合が85.7%まで増加していました。


はじめからベビーフードを取り入れようと考えるママ、途中から適宜ベビーフードを使いはじめるママ、いろんな考え方がありますが、離乳食にベビーフードを取り入れるのは当たり前の時代なのかもしれませんね。


ベビーフードを使うきっかけや利用状況について


多くのママがベビーフードを取り入れていますが、どのようなきっかけで取り入れるようになったのでしょうか。またベビーフードの利用シチュエーションについても聞いてみました。


きっかけは「料理のバリエーション」「おでかけ時」「ストレス」

ベビーフードを使うきっかけで最も多かったのが「食事のバリエーションを増やしたかったから(39.9%)」という声です。


続いて、「おでかけ時の衛生面が気になったから(25.4%)」「離乳食を作るのにストレスを感じたから(19.2%)」が上位を占めています。


利用するのは「おでかけ」と「時短」「メニューに悩むとき」が多い

ベビーフードを利用するタイミングは「おでかけの時(37.2%)」が一番多い結果になりました。


それ以降は「メニューに困ったとき(16.9%)」「スピードアップしたいとき(15.8%)」「品数が少ないと感じた時(11.1%)」「栄養をプラスしたい時(10.9%)」と回答がわかれました。


しかし、これらの回答は共通して、手作り離乳食での問題を解決するために活用している側面が感じられます。


問題を解決したい、というママの気持ちは子供に愛情があるからこそですね。


ベビーフードを毎日使う人は4人に1人!


ベビーフードを使用しているママに使用頻度を聞いたところ、「毎日(26.5%)」と最も多く、「1週間に1回程度(24.9%)」「3日に1回程度(21.6%)」と続く結果に。


1週間に1回以上取り入れているママが7割以上で、ベビーフードは特別なものではなく、日常的にうまく取り入れていくものという意識で取り入れているママが多いのかもしれませんね。


離乳食にストレスを感じるママは毎日取り入れている割合が高い

ベビーフードを使うきっかけで「離乳食を作るのにストレスを感じたから」と答えたママたちの利用状況をみてみると、


毎日     :44.2%

3日に1回程度 :27.9%

1週間に1回程度:16.2%


88%のママが1週間に1回以上取り入れており、毎日取り入れているママも半数近くいらっしゃいました。


産後はホルモンバランスの乱れや慣れない育児、ライフスタイルの変化などでストレスにさらされやすい時期です。ストレスが多くなると体調不良がおこり、育児どころではなくなります。


育児スタイルは多様化しています。自分の育児スタイルに合った育児アイテムを取り入れて、ストレスを減らして行くことが、ママにとっても赤ちゃんにとってもプラスになるでしょう。


ママに人気のベビーフードはコレ!宅配やサブスクも


ママが使っているベビーフードの多くは「和光堂」もしくは「キューピー」がほとんどでした。


特に持ち運びができるお弁当タイプ(カップ容器入り)の「和光堂 栄養マルシェ」「キューピー ニコニコボックス」はおでかけ時に、レトルトパウチに入っている「和光堂 グーグーキッチン」「キューピー ハッピーレシピ」はおうちで使う時に人気のようです。


他にも「コープ生協」「パルシステム」などの宅配サービス独自の冷凍ベビーフードや、離乳食初期から使えるフレーク状の野菜をお湯に溶かすだけでできる「大望の野菜フレーク」をあげているママも。


また、離乳食のサブスク「ミタス(現在は「カインデスト」)」を利用されている声もありました。


筆者はコープ生協の冷凍離乳食をかなり活用していましたし、太望の野菜フレークも愛用していました。


ベビーフードも多様化していますね。


ベビーフードを使わないのには理由1位は「コスト面」


一方で、ベビーフードを使用しないママも4人に1人の割合でいらっしゃいました。どのような理由があるのでしょうか。


「コストがかかるから(25.9%)」

ベビーフードを取り入れない理由としては、コスト増がネックになっている人が多いようです。


「手作りにこだわりたい(15.4%)」

料理の得意なママなど、手作りの離乳食にこだわりたいから、という声も全体的に多くみられました。


「(おでかけ時・復職後・手間が増えだしたら等)そのうち使う(14.8%)」

現時点では使っていないものの、この先使うことを考えているママも。子供の月齢が低いほどこの回答が目立ちました。


「アレルギーが心配(13%)」

赤ちゃんはまだどんな食品にアレルギーを示すかわからないため、アレルギーの心配をする声もありました。


他には「子供がベビーフードを食べないから」と、ママではなく子供が利用を拒むケースや、「手作りが負担ではないから」など、離乳食作りに問題を感じていないママは利用していない、という声が。


筆者自身は「手作りじゃないと愛情がないのでは…」という悩みがあったのですが、「ベビーフードは愛情がないから」という声は全くありませんでした。


先輩ママが実践!ベビーフードの活用術

それでは、実際にママたちはどのようにベビーフードを活用しているのでしょうか。


おかゆに混ぜる

おかゆ自体は家で炊いて、それをベビーフードと合わせています。

(毎日利用・モグモグ期/2回食)

野菜フレークを水で溶かしてお粥に混ぜています!

(毎日利用・ゴックン前期/1回食)

野菜スープとかならおかゆに混ぜて五目がゆとかにしてあげる。

(2週間に1回程度利用・モグモグ期/2回食)


多かったのがおかゆに混ぜる使い方でした。


離乳食のかさ増しに

野菜やたんぱく質の食材を離乳食に混ぜる、ごはんを混ぜてかさ増しする。

(3日に1回程度利用・パクパク期)

かさましでじゃがいものフレークを使っています。

(毎日利用・モグモグ期/2回食)


よく食べるお子さんなど、育児本通りに進まないお子さんもいます。私もおやきなどのかさ増しにじゃがいものフレークを使っていました。


調理が難しいものはベビーフードを使用

準備が面倒な食材で使用。

(1週間に1回程度・ゴックン前期/1回食)

鶏ささみなど、加工が難しいものはよく使用しています。

(1ヶ月に1回程度・モグモグ期/2回食)

フルーツや手間のかかる食材はベビーフードを使用しています。あと、私自身魚が苦手(触ったり臭いも苦手)なので、魚系は頼りがちです。

(1週間に1回程度・モグモグ期/2回食)

 

レバーなど、なかなか自分では調理するのが難しい食品が入っているのもベビーフードのいいところですね。


子供を預ける時に

実家に預けるときに使うことが多い。

(1週間に1回程度・ゴックン前期/1回食)


実家の母親なら、大丈夫、なんてことはありません。なんせ離乳食を作っていたのはもう20~30年前という方も多いでしょうし、自分で使ったお箸は使ってはいけないなど、離乳食に対しての常識も変わっています。さらに衛生面の子とも考え、実母や義両親も、ベビーフードの方が助かるという声もよく聞きます。


月齢に応じた野菜の大きさ確認に

季節の野菜でないものが入っているものを使って、バランスよく食べられるようにしている。また、レトルトを見ることで、その月齢にあう野菜の大きさがわかる。

(3日に1回程度 ・カミカミ期/3回食)

 

筆者もレトルトの野菜の大きさは、とても参考にしていました…!

 

ベビーフードは愛情があるからこそ!ママがこだわりたいところはひとそれぞれ


離乳食はベビーフードを使ってもいいし使わなくてもいい。毎日使ってもいいし、おでかけの時だけ使ってもいい。大切なのはベビーフードを使う使わないの選択で愛情の大きさは測れないということです。


子供の個性と同じようにママにも個性があります。手作りであれ、ベビーフードであれ、ママの個性にあったスタイルで離乳食ライフも親子で楽しめるのが一番ですね。


【調査概要】

期間: 2020年7月3日~7月8日

方法: アンケート方式

対象: アプリ「ステップ離乳食」ユーザー(N=611)


(Photo by:写真AC

(Photo by:筆者)