ワンオペ育児には悩みはつきもの。その悩みの中のひとつが子供のお風呂問題。今回は狭小住宅で2児のワンオペ育児をしている筆者がどうやってワンオペ風呂を乗り切った(乗り切っている)のかを紹介します!
この記事の目次
- ワンオペ育児のお風呂で困ること
- 我が家のお風呂スペック・構成員をご紹介
- 【1人目】ワンオペ育児で0歳児とのお風呂の入り方
- 【2人目】2歳差!2歳と0歳をワンオペ育児でお風呂に入れる方法
- 子供だけをとりあえずお風呂に入れる方法も有!ただしこれはママのSOSサインかも!
- ワンオペ育児での二児のお風呂は過酷!だからこそ他で手を抜こう!
ワンオペ育児のお風呂で困ること
ご出産おめでとうございます!産後はママの身体が大切ですね。産褥期のシャワー生活や、沐浴生活が終わり、ようやく子供と一緒にお風呂に入れるようになる…!
しかし、そんなママたちに襲い掛かるのが「ワンオペ育児」。
お風呂の時間までに夫が帰ってくるご家庭ばかりではありません。筆者の夫は終電帰宅が多く、上の子も下の子もほとんどワンオペ育児でしたので入浴は本当に試行錯誤でした。
お風呂から子供をあげてくれる人がいない
まずワンオペでのお風呂で困るのがこれ!一緒にお風呂に入って赤ちゃんの身体を洗ってあげたあと、お風呂から赤ちゃんをあげてくれる人がいません。
自分の髪を洗う時や洗顔時に緊張する
お風呂ですから、ママだって身体を洗うわけです。頭や顔を洗う時はどうしても目をつぶってしまいます。しかし、その数十秒、子供がみえないことが怖い!何か起こらないかと緊張してしまうのです。
特に寝返りをし始めた時や、つたい歩きをし始めた時、2人目が生まれて2人をワンオペでお風呂に入れる時の緊張感はマックスでした。
自分の身体は洗えない・長湯できない
0歳児の入浴は非常に短時間!沐浴もせいぜい5分ぐらいではないでしょうか。となると、まだ生後数ヶ月の赤ちゃんとの入浴もスピーディーに済ます必要があります。
そのため、独身のころ楽しんでいた長湯でリフレッシュは無理。子供が2人になると、自分の身体を洗う余裕がない時期すら出てきます。
お風呂に入れなくともどうか落ち込まないでください。割と普通にワンオペ育児なら起こる事ですし、みなさん言わないだけで、冬場はお風呂入らなかった…なんて日もあるものです(筆者の周り調べですが)
熱いお風呂に入れない
さらに子供と一緒だと熱いお風呂に入れません。冬場は43~44℃くらいの熱いお風呂に入るのが大好きだった筆者はここ数年ずっと39~40℃のお風呂です。
夫が帰ってきてからはいったらいい、という声もありますが、ワンオペ育児で疲弊している私に25時まで起きている元気はありませんでした…。
ワンオペ育児であろうとなくとも「お風呂=リラックスタイム」 から 「お風呂=緊張タイム」の変化は結構つらいものがあると思います。
お風呂でリラックスしていた分、どこか違うところでリラックスできるようにしないと、産後どんどんしんどくなってしまうかもしれません。
我が家のお風呂スペック・構成員をご紹介
まずはワンオペで子供を入浴させるにあたり、我が家の状況を紹介します。
家:集合住宅、狭小住宅
風呂のサイズ:1216
オペレーション:
母(筆者)167.5cmの割と背の高い女性、産後太りがヤバイ
子供:2歳差の子供2人
1人目:温厚な性格・おっとりさん
2人目:トップアスリート系・常に動いている
父(夫):
平均帰宅時間24時半(!)のブラックを通り越した業界にお勤め。コロナ前は海外出張もあり。コロナ後は22時頃に帰宅も多くなるが、国内出張で不在がち。そもそも22時帰宅では戦力外。
実家:
夫婦ともに新幹線・飛行機の距離。
続いて、1人目のワンオペ風呂、2人目誕生後のワンオペ風呂の入り方をそれぞれお伝えしていきます。
【1人目】ワンオペ育児で0歳児とのお風呂の入り方
1人目のワンオペ育児でのお風呂は子供の性格もあってか、さほど難しくはありませんでした。
肌着の状態でリッチェル Richell ひんやりしないおふろマットRに寝転んでもらうだけ。
その間に、ママの身体を先に洗ってしまいます。
お座りが出来るようになるとイスタイプのリッチェル Richell ひんやりしないおふろチェアRに買い換えるのも◎ですが、我が家では友人から譲り受けたカリブ ベビーチェアで代用していました。
ポイント:身体を洗いながら声掛けをする
洗顔や洗髪時は目線が赤ちゃんから離れますが、それ以外の時は、出来るだけ子供に話しかけながら自分の身体を洗っていました。そうすると大人しく寝そべっていてくれたように思います。
ポイント:待ってる間のおもちゃを持たせる
とはいえ、赤ちゃんにとってはヒマな時間。ですので、水濡れOKなおもちゃを渡しておくとしばらくご機嫌で遊んでくれています。
ポイント:肌着は着せたまま!
先述の通り、肌着は着せたままがポイントです。お風呂に入る=裸になる、というイメージですが、裸で待っている方が赤ちゃんにとっては不快かもしれません。裸でタオルをかけると、タオルが落ちないか心配になりますが、肌着ならそんな心配もありません。
ちなみに肌着のままお湯をかけながらorお風呂につかりながら脱がしてあげると泣くことが少なかったです。お風呂で泣いちゃう新生児~3.4ヶ月までの間の赤ちゃんに一度試してみてあげてみてください。
【2人目】2歳差!2歳と0歳をワンオペ育児でお風呂に入れる方法
まず、「諦める」覚悟が必要かもしれません。小さなお風呂では手狭なせいもあってか、自分の身体はきちんと洗えない日も多々ありました…。身なりを最低限整える程度の洗い方で充分!と思って乗り切った方法を紹介します。
2歳と0歳(つかまり立ちまで)の2児のお風呂スタイル
まず2歳の身体を洗います。その間、0歳の下の子は脱衣所にバウンサーをおいてその上にいてもらいます。
0歳児の不安泣き対策「ドアを開けておく」
ママがみえなくなると泣く子が多いかと思いますので、風呂場のドアは半分ほど開けておくのがいいかもしれません。うちはママもしくは上の子がいないと泣くタイプだったため、ドアを開けて入浴していました。そして、ずっと下の子に声掛けをし続けていました。
お風呂のお湯は40℃以下、少なめ
2歳の子供の身体が洗い終わったら、湯船につかってもらいます。お湯はのぼせないように40℃以下、溺れないように子供のひざぐらいの深さまででした。
そして5分以内にママ自身の身体を洗います。(上の子ののぼせ防止)
髪の毛は短い方が無難かもしれません(筆者はショート)この間も、0歳児に声掛けを続けます。
自分の身体が洗い終わったら、バウンサーにいる0歳児の服を脱がし、身体を洗います。この時着ている服が濡れてもOK。先述の通り、生後3ヶ月頃までは肌着を着た状態でお湯をかけると泣きにくいです。
0歳の身体を洗ったら、一緒に浴槽につかります。
上がるのは下の子とママから!
数分で0歳と一緒にママがあがります。この時、2歳の上の子は浴槽に残っていてもらいます。
洗い場で待ってもらうのもいいですが、滑ってこけたり、0歳の下の子のお世話を邪魔しに来たりする可能性があります。
下の子を拭いて、おむつを履かせたら、次は上の子をお風呂に上げます。この時、ママ自身はサッと拭いてバスタオルを巻いているのみ。
上の子の入浴時間が長くなるのでしっかり水分補給を
2歳の子供の入浴時間が長くなりますので、お風呂から上がったらしっかりと水分補給をしてあげるといいですよ。お肌も乾燥しやすくなりますので、お風呂から上がってできるだけ早くに保湿してあげましょう。
我が家はこれで0歳と2歳のワンオペお風呂を乗り切りました。
子供だけをとりあえずお風呂に入れる方法も有!ただしこれはママのSOSサインかも!
正直子供と一緒にお風呂にはいるのはかなり大変です。体力が必要です。特に小さなお風呂だと、スペースがないため一緒に入るのは本当に頭を使います。
そのため、今日は一緒にお風呂に入るのがしんどい…という時が来るかもしれません。
そんな時は「親はお風呂そのものをあきらめる」のはいかがでしょうか。
ママ自身は服を着たまま袖をまくり、子供を洗い、お風呂につからせるだけ。
ただし、この入浴手段を取るということは、ママがかなり疲労困憊の状態なはず。つまり一緒にお風呂に入る体力すらない状況ということです。この行動をとった時点で『私、かなり参っている』と自覚することも大切ではないでしょうか。
乗り切れるのはたまたまラッキーなだけですので、この手段を使った後は、ママが休めるようにしてください…!
兄弟で別々に入浴するときも有効
ちなみにこの方法は上のこと下の子が別々に入浴するときも有効です。
我が家のケースでは、どちらかの子が夕食後に夕寝をした時など、先に親子2人で入浴。そのあと、もうひとりの子供を上記の手段で入浴させていました。
ワンオペ育児での二児のお風呂は過酷!だからこそ他で手を抜こう!
筆者宅のお風呂:1歳4ヶ月の息子の入浴
正直、なんとかこなしてきましたが0歳2歳のお風呂は本当に過酷でした。子供のお風呂ケアだけのサービスがあれば利用したいくらいです。
広いお風呂ならまだやりようがあるかもしれないのですが、狭いお風呂はより一層工夫が必要だと感じます。やはり、環境って大事ですね。
普段仕事を頑張っている夫に「毎日ひとりでお風呂入れて羨ましい!」と八つ当たりをしたことも…。
過酷すぎると心が荒みます。ワンオペ育児の多くがコロナもあって大変な状況かと思うと、みなさんギリギリのところで踏ん張ってるんだろうなぁ、と会ったこともないどこかにいる踏ん張り系ワンオペ育児ママに想いを馳せます…。
昔とは違います。こんな生きにくい世の中で、育児するだけでも本当に気苦労が絶えませんし、孤立奮闘しているママも多いはず。ワンオペ育児は本当に大変です。夫に憎しみを抱く前に、どうかママが楽にできる方法で育児していきましょう。手が抜けるところはどんどん抜いていきましょう。そしてそのことに罪悪感を持つママがひとりでも少なくなればいいと思います。
(Photo by:写真AC)