2人目のご懐妊おめでとうございます。しかし、1人目の時と違い「上の子のお世話」をしながらの妊娠生活。そのため、1人目とは違う不安を感じているママもいらっしゃるでしょう。年子や2歳差、3歳差ですと、まだまだ手のかかる時期ですので妊娠しながらの子育ても一苦労。今回は実際に第2子妊娠中に「安静指示」が出た筆者の体験談とともに、妊娠中の上の子のお世話についてみていきたいと思います。
この記事の目次
- ワンオペ育児で第二子を妊娠!しかし妊娠初期に安静指示が!
- ワンオペ育児 × 安静指示 を乗り切る11の方法
- 安静指示が出た時に他にも考えられる支援・サポート
- 妊娠も育児も「大人ひとり」の手でやろうとしないことが大切
ワンオペ育児で第二子を妊娠!しかし妊娠初期に安静指示が!
筆者の子供はおよそ2歳1ヶ月差の2歳差です。そのため、下の子の妊娠がわかった時は上の子はまだ1歳半でした。
1歳半といえばこんな時期
個人差が大きい時期ですが、我が家の上の子が1歳半の頃はこんな様子でした。
・歩くけれど、まだ不安定。まだ小走りもできなさそう
・まだまだ抱っこが必要
・離乳食終わりたて!進み具合はマニュアル通り
・スプーンの使い方はだいぶ上手
・マグカップで飲み物は飲める
・「ばいばい」「わんわん」などの言葉が10個ぐらいしゃべることができる
・まだまだオムツ
・トイトレも始めていない
妊娠9週目で「安静指示」
子宮内に出血があり、「動きすぎ、出来るだけ横になってください。座るのも負担になりますから」と妊婦健診で言われた第二子妊娠初期。
上の子がいるので、動きすぎになるのは正直仕方のないことだと思います。
しかし、お腹にやってきた命も大切な我が子…。
上の子には申し訳ないと思いつつも、出来るだけ安静にする生活がはじまりました。
ワンオペ育児 × 安静指示 を乗り切る11の方法
とはいえ、我が家はワンオペ育児。妊娠がわかる頃に激務となった夫は7時前に家を出て、24時以降に帰宅するスタイルに。しかも週6勤務です。
そのため、安静指示でもお風呂は絶対に私。実家も義実家も新幹線・飛行機の長距離のため近くに頼れる親戚や知り合いはいませんでした。
そんな中でも、安静指示を乗り切った方法をご紹介します。
ネットスーパーで注文
安静指示が出ている以上、出来るだけ自宅で横になっていなければなりません。
その場合、子連れのお買い物は避けるべきかと思います。とはいえ、食料は食べたら底をつきます。自分以外にお買い物に行ってくれる人がいないのがワンオペ育児。
そのため、ネット注文を利用していました。
配達枠に空きがあれば、当日注文でも受け付けてくれるのが魅力です。
クレジットなどで事前払いにすれば、商品受け渡し時の時間も短縮できます。
紙パック飲料を爆買い
役に立ったのが紙パック飲料です。125ccの子供用の紙パック飲料を、たくさんストックしておきました。
コップで飲めるようになったものの、こぼしてしまう可能性もまだまだある時期の上に、そもそも飲み物をコップに注ぐのって横になった姿勢でするのは難しいですよね。
飲み切れなかった飲み物が残っているコップを倒してしまうなんてこともありえます。
また、コップを洗うという仕事も増えます。
紙パックなら、倒れてもこぼれにくく、ストローなので飲みこぼしも少ないでしょう。飲み終わればゴミ箱に捨てるだけですので、コップ洗いの時間も不要です。
レトルト(幼児食含む)を常備
ネットスーパーもつわりなどの症状がきつい時や、配達上限数に達した時は当日に利用できないこともあります。
その場合、大人はまだ1食分であれば妊娠中だとしてもまだ我慢できるかもしれません。しかし、小さな子供であればあるほどそれは難しいとこでしょう。
そのため、長期保存のきくレトルトを常備しておくことをおすすめします。
子供の食事は朝はパン、昼はうどん、夜はレトルトカレー、というような日々を過ごして乗り切りました。
パックご飯もあると心強いですよ。
バナナとパンがあればしばらく大丈夫
レトルトも役に立ちますが、立ち上がれないほどしんどい、という時もあります。
私は妊娠初期の安静指示だったため、つわりもあり、子供にご飯をあげるのが困難な日も…。
そんな時は包丁を使用せずに手で簡単にむけるフルーツが重宝しました。
うちの子はバナナが大好きでしたので、安静指示の頃は毎日バナナでした(今も週2~3でバナナです)
手づかみで食べられるものは、子供が自分の力でパクパク食べてくれるので、パンも重宝した食材です。
他にも幼児用のヨーグルトやチーズ、ウィンナーなども活用していました。
お風呂はあきらめる
安静指示の時は、外出はほとんどゼロ。そう、おうちにこもりっきりです。そのため、お風呂は1日おきに入っていました。
子供だけは浴槽につからせる、ホットタオルで体をふいてあげる、といったことで入浴を2~3日パスしたこともあります。
おでかけをしないなら、2、3日くらいお風呂に入らなくても大丈夫。
もちろん毎日入りたいですし、入らせてあげたいのですが、この時はお腹の子供の命が最優先でした。
トイトレはあきらめる
1歳半ですので、トイトレをはじめる方もいらっしゃる時期ですよね。
しかし、安静指示の上につわりもあり、仮にこの先安静指示が解けても徐々に大きくなるお腹、産後にトイトレに付き合う根気がないと判断し、トイトレは先送りにしました。
育児書などにいろいろ書かれていますが、第二子の妊娠出産のタイミングや、そもそも子供はひとり、など、家庭の状況によってベストなタイミングは異なります。
・家庭の状況
・こども本人の状況
これを見極めるのは難しいですが、「育児書通りにしなければならない」ということはない、と思います。
上の子は3歳半まで毎日オムツでしたが、3歳7ヶ月のおよそ1ヶ月でトレーニングパンツから普通のパンツに変わり、就寝時も普通のパンツへとなりあっという間にオムツを卒業しました。
テレビに子守させるのも仕方ない
テレビに育児をさせるのはよくない、スマホに育児をさせるのはよくない、という声を聞きます。
確かに一理ありますが、ワンオペ育児の安静指示ではテレビは強い味方でしかありません。
非常事態と割り切って、思う存分Eテレタイムでいいと思います。(我が家はミニオンばかりみていました)
絵本を読む
つわりなど身体的にしんどい症状がない状態であれば、横になりながら子供と遊べる方法としてぴったりなのが絵本です。
絵本の読み聞かせは知育にもいいですし、上の子もママとの時間がとれてうれしいはず。
寝転びながら、手を上にあげて読めば腕の筋トレになるかも?!
洗濯機は乾燥機付き!
洗濯物を干すのも安静時は避けたいもの。
そのため、洗濯物がよく乾きそうな晴れの日でも洗濯物を洗濯槽に放り込んだら、そのまま乾燥までセット!
これだけでも横になる時間の確保がぐっと増えます。
一時保育を利用する
我が家は上の子が比較的おとなしい性格であるため、安静指示の時は利用しませんでしたが、つわりでしんどい時には一時保育を利用していました。
ワンオペ育児を乗り切るには、物理的に大人の手は必要です。
夫のことは考えない
多忙で1週間に1度会えたらいい、一緒に住んでいるのに単身赴任状態の夫には、ご飯はすべて自分でしてもらいました(と言っても、7時前に出て24時以降に帰宅ですので、基本はすべて外食)
洗濯もできない日も多かったため、仕事着や下着などは7枚以上そろえるようにしていたのもよかったかもしれません。
安静指示が出た時に他にも考えられる支援・サポート
私は利用しませんでしたが、他にも安静指示が出た際に役に立ちそうなサポートをまとめました。
両親のサポート
実の両親の支援が受けられそうであれば、それが一番ベストかもしれません。もしくは義両親も頼れるのであればこしたことはありません。
ご両親、もしくは母親に自宅に来てもらって支援してもらう、自宅から近いのであれば、上の子と一緒に安静のために一時帰省するのも手でしょう。
行政のファミリーサポート
行政にファミリーサポートのサービスがある場合もあります。詳細はお住まいの地域の子育て支援課にてご確認ください。
上の子が保育園に通園の場合、夫に業務調整してもらう
ワーママなどの場合、上の子が保育園に通園しているのであれば、夫が送り迎えできるよう勤務時間等の調整をしてもらうのもいいかもしれません。
安静指示期間の育児はフルでパパ担当!ママはお腹の子の「育児」に専念!というのも家族のチームプレーですね。
ベビーシッターを利用する
日中、安静指示ではどうしても遊んであげることができない、というのであればベビーシッターに来てもらうのもいいかもしれません。
第2子出産後、産褥期などにも利用することもあるかもしれませんので、妊娠中に利用しておけばシッターさんとの信頼関係も構築できるので、産後の負担が減らせるはずです。
家事代行を利用する
こちらも産後のことも考えて利用してもてもいいかもしれません。
家族構成を配慮した料理をしてくれるサービスもありますし、掃除専門、食事作り専門、といった特定分野に特化したサービスもあります。
また家事代行とベビーシッターがセットになっているプランもあります。
妊娠も育児も「大人ひとり」の手でやろうとしないことが大切
安静指示では、ママはできるだけ横になっている必要があります。そんなときはまだ『人の手は借りやすい』と思うかもしれません。しかし、安静指示が出ていなくとも、妊娠・出産・育児はママがひとりでやるのは、大変負担が大きいものです。
妊娠出産、産後の経過が順調で子育てが負担にならない、という方もなかにはいらっしゃいますが、むしろ少数なのではないでしょうか。専業主婦であれ、兼業主婦であれ、隣近所のママ友や、両親や親せき、ベビーシッターや保育園の先生など『大人』の手を借りずに育児をしてきた、という人は少ないはずです。
子供を守ることは大切です。生まれた子ももちろん。おなかの中の子ももちろん。しかしそれと同じくらい、ママの身体と心の健康を守ることも大切なのです。
感染症の流行もあり、なかなか大人の手を借りにくい状況かもしれませんが、ママ自身が「いざという時に頼れる大人」をたくさん作っておくことをおすすめします。
1日も早く、安静指示が解けますように。
(Photo by:写真AC)