年始に備えて年末の大掃除や、新年度から始まる新しい生活に向けて年度末に大掃除など、定期的に大掃除をする時期がやってきますね。子どもがいるご家庭では、子どもの記念品や作品、使わなくなった育児用品など、整理整頓に悩むものがたくさん!さらには子どもが小さいうちは大掃除自体が難しいかも?今回はお子さんがいるご家庭の大掃除についてみていきましょう!


この記事の目次


2549人のママの声!子どもの荷物&ベビー用品の収納について

乳幼児のお子さんを持つママたち2549人に調査した結果を紹介します。


子どもの記念品・制作物はひとまず自宅の収納へ


子どもの荷物で悩む「記念品」や「工作物」。多くのママたちは自宅の押し入れや納戸などの収納スペースで保管されているようです。


まだ入園していないお子さんや、月齢の小さいお子さんの場合はまだ持っていないケースもありましたが、工作物や記念品の写真を撮っておき、物自体は捨てるという方も。


思い出を画像に残しておくのは収納スペースの場所を取らずに済むので、かしこい保管方法ですね。


次の子のためにベビー用品は残す?残さない?

 


大掃除の時に悩むのがベビーカーやベビーベッド、バウンサーなどの「ベビー用品」。


今使っているものなら、キレイにお掃除するだけで問題はないのですが、1歳2歳となってくると不要になってくるものも多くあります。


しかし、ふたり目や3人目を考えている方など、家族計画の状況によってはなかなか処分は難しいもの。


とはいえ、大型のベビー用品は場所を取るので、保管するのも悩みどころです。


ママたちへのアンケートでは、多くのママが自宅の中で保管していましたが、なかには実家や義実家など、親族の家に保管してもらっている方もおよそ7人に1人の割合でいらっしゃいました。


また、その他に集約していますが、


保管せず、親族・知人等へ譲った…2.4%
保管しない…2.3%
親族・知人から借りていたので返却…2.2%


と、保管しない派の方もいらっしゃるようです。


実は困っている…子どもの荷物&ベビー用品の置き場


ベビー用品だけでなく、子ども用品、工作物などの保管は悩みますね。


アンケートで「ベビー用品、子供の工作物・記念品等の置き場に困っていませんか?」と尋ねたところ、


困っている…70.4%
困っていない…29.6%


と、保管場所に困っているママが多くいらっしゃることがわかりました。


子どもや赤ちゃんの荷物収納のために貸し倉庫やスペースがほしいわけではない

しかし「ベビー用品や子供の工作物をきちんと保管してくれる「貸倉庫サービス」があれば、多少お金を払ってでも使いたいですか?」という問いに対しては、


欲しい…21.9%
必要としていない…78.1%


と、保管スペース自体は必要としていない、という声が多い結果に。


つまり、荷物置き場で困っていることは、収納スペースの広さではなく、子どもの荷物の整理整頓ができずに困っている方が多いことがわかります。


整理整頓のポイント!「収納を増やさない」「取捨選択」


大掃除の際に子どもの荷物を整理整頓するときのポイントをご紹介します。


収納のサイズを決めて必要不必要を振り分ける

収納に入りきらなくなると新たに収納ボックスを購入しようとしますが、これがNG!


収納スペースが増えると、ものをため込んでしまうことに繋がります。

ものが増えることで整理整頓する必要のあるものが増え、管理ができなくなります。

すると整理整頓が追い付かず、片付きにくい家になっていくのです。

 

そうならないためにはまず「収納」のサイズを決めます。(本棚やおもちゃ箱、洋服ダンスなど)
 

ものが増え、収納しきれなくなったら、必要不必要の取捨選択をします。

必要なものは残して、不要なものは捨てる。


これを繰り返すことで、ものが増えすぎることが防げるため、管理しやすい、整理整頓しやすい環境を保つことができるでしょう。


取捨選択の設定と見直し

とはいえ、子どもの年齢やライフスタイルに合わせて収納スペースの見直しは必要です。


例えば、子供服ですが、サイズ80の服ですと10着は入る引き出しも、サイズ120になると5着しか入れられない、なんてことがあります。


成長に合わせて収納を拡張することも必要ですので、大掃除の際などに収納サイズの設定見直しをしましょう。

 

ルールを決めたらまずは子ども本人に!

 子どもが幼い頃は、親の判断で子どもの荷物の必要不要を判断し、整理整頓をしていきます。


しかし、早ければイヤイヤ期がくる2歳頃~社会性が養われる年少の頃には、自分のものへのこだわりや、強い関心があらわれます。


そのため、親に勝手に捨てられたら悲しむものもあるかもしれません。パパやママも幼少期に親に勝手に処分された経験がある方なら、その気持ちはよくわかることでしょう。


『この箱からあふれるものは捨てるから、捨てるものを自分で選んでね』


と、収納スペースに限りがあること、入らないものは処分することをおしえましょう。

自分で選べない場合は、親子一緒に取捨選択してみてください。


親の目から見れば、「これはいらないのでは?」と思うものが子どもにとっては宝物の場合がありますので、子どもが主体となって子どもの荷物は管理できるようにしていきたいですね。


子どもの工作・制作物は写真に残そう


保育園や幼稚園、小学校と子どもがどんどん成長するにつれ、工作や制作物はどんどん増えていきます。描いた絵を飾る壁のスペースもなくなってくることでしょう。


こうなると処分するかどうかの選択を迫られるように(特に大掃除の時が多いかもしれません)


子どもの意思も大切ですが、親自身もこの作品は残してあげたい、と思うものは写真に残すことで収納スペースを取ることなく思い出を残すことができます。


先ほどのアンケートでは写真に残す人は少数でした。


しかし、子どもが大きくなるにつれ作品のクオリティが上がってくるので、子どもより親が手元に残したい、手元に残して成長をかみしめたい、という気持ちがわいてくるのです。


小さいころの作品も、是非写真で残してみて下さい。


写真を撮るのが大変!そんな時は「とっておき」だけ残す

とはいえ、数多くの写真を1枚ずつ写真に残すのは手間がかかる…。


という場合は、「とっておき」を選択してそれ以外を処分するようにしましょう。


どれもこれも力作で、残したい気持ちはあります。しかし、飾るスペースも収納スペースも限りがあるもの。


1年のうち1つだけ、などといったルールを設けて、負担のない程度にとっておきだけを残すのがいいかもしれませんね。


小さな子どもがいるご家庭の大掃除術


まだ子どもが小さいから、子供用品にあふれかえっていない、工作物もないけれど、乳幼児を見ながら大掃除ってどうすればいいの?と悩むママも。


外部サービスに頼る

子どもが小さいうちは大人の手が必要不可欠です。近くに頼れる祖父母がいればいいですが、遠距離である、高齢や体調に懸念があるなど、大掃除のサポートが望めないこともあるでしょう。


こういった時はベビーシッターや家事代行、便利屋などの外部サービスの大人の手を借りましょう。


ベビーシッターに子どもを見てもらっているうちに夫婦で大掃除をする、子どもをみている間に家事代行で大掃除をしてもらうなど、人手を借りてする方法もあります。


私も実際、便利屋さんに来てもらって本の整理をお願いしました。小さな子どもがいると、大人の手が一人増えるだけで作業スピードがUPしますよ。



DVD無双をする

テレビがみれるお子さんであれば、DVDを観てもらうというワザも。お気に入りのキャラクターの作品なら小一時間ほどは時間が確保できるかもしれません。


日にちを小分けにする

大掃除は朝から晩まで一気にしたい!という気持ちがあるかもしれませんが、小さなお子さんがいるご家庭ではそのスタイルでの大掃除は難しいでしょう。


今週はキッチンまわり、今週は洗面所とお風呂、など大掃除をするエリアを分けて、日にちをずらして行うと短い時間で行えるので、育児しながらでもうまくやり切れるかもしれません。


あきらめることも大切

今年の大掃除をあきらめるのも手です。筆者は第2子を出産した年は年末に大掃除をしていません。


生後2ヶ月と2歳3ヶ月の育児をしながらの大掃除は無理でした!


また季節的にも寒さが厳しいので、思い切って大掃除を翌年のゴールデンウィークまでずらすことに。


いい気候の中、大掃除がはかどりましたよ!春の大掃除、おすすめです。


慣例にとらわれすぎず「今」を生き抜く工夫を


年末は大掃除をするもの、という習慣が私たちにはありますが、その時期にかならず毎年しなければならないものではない、と筆者は思っています。
例えば、災害や感染症の流行などで今まで通りの生活ができないことがあるでしょう。赤ちゃんがおうちにやってくることは嬉しいことですが、今まで通りの生活ができなくなることも多々あります。
慣例にとらわれすぎず、先人の知恵は参考程度にとどめ、現代のライフスタイルに合った生き方や工夫を知ることも大切です。大掃除は気候のいい時期に先送りして、今年の冬は「小掃除」で乗り切る、なんていう1年があってもいいと思いますよ。


【調査概要】

期間: 2017年4月4日~5月4日

方法: カラダノ―トママ部調査

対象: 妊娠・育児中のママ部ユーザー(N=2549)

 

 (photo by photoAC)