出産準備と合わせて揃えるのが「オムツ」。実はこのオムツ、たくさん種類があるのはご存知でしょうか?今回はオムツの種類についてまとめてみました。どんどん成長する赤ちゃんに合わせてどんなオムツがいいのか、参考にしてみてくださいね!

 

この記事の目次


オムツは布と紙の2種類


大きなくくりとしては「布オムツ」と「紙オムツ」の二種類があります。


布オムツ

洗って何度も使えるため、経済的。そして尿が漏れた不快感が伝わりやすいため、オムツ外れが早い傾向にあります。


その一方で洗濯が大変、お出かけ時の荷物がかさばる、といったデメリットもあります。


紙オムツ

現在の主流は紙オムツ。


そのまま汚物袋にくるんで破棄するだけなので、衛生的。ただしその分、ごみの量は増えるのが難点。


オムツが外れる年齢(2歳前後~)まで、ひと月5,000円前後かかるため、布オムツよりコストがかかります。


最近はオムツを捨てられる「赤ちゃん休憩室」のある施設も増えてきているので、お出かけ時にオムツごみを持ち歩く負担は減りつつあるかもしれません。



布オムツ・紙オムツはどちらが良い・悪いはなく、育児者の好みで選んでいい部分ですので、試しにいろいろトライしてみてから判断するのもいいでしょう。

※赤ちゃんの健康被害などがある場合を除く


また、家で布オムツ・外出時は紙オムツ、といった使い分けも可能ですよ。


紙オムツのサイズは体重別!


現在は紙おむつユーザーが主流のため、ここからは紙オムツの種類について細かく見ていきます。まずはサイズです。


新生児サイズ

主に新生児用です。一般的な新生児用は出産後~5kgまでの体重の赤ちゃん用。

未熟児など小さ目で生まれた赤ちゃんにはさらに小さいサイズ(~3kgまで)のオムツもあります。


Sサイズ

生後1ヶ月前後~。

メーカーの規格で誤差はありますが、体重がおよそ4~8kgの赤ちゃん用です。


Mサイズ

体重がおよそ6~11kgの赤ちゃん用。


寝返りをしてズリバイをする子、活動的な子の場合はこのころからパンツタイプに替える方も。


Lサイズ

体重がおよそ9~14kgの赤ちゃん用。


個人的には一番長く使うオムツのサイズだと思っていますが、個人差あり。


ビッグサイズ(XL)

体重がおよそ12~22kg前後の子ども用。


こちらもLサイズと同じくらい長く使うサイズ。体格のいい子だと、Lのサイズアウトも早いため、XLの期間が長いでしょう。

 

ビッグより大きいサイズ(XXL)

紙オムツは排尿後の不快感が布オムツより薄いため、オムツ外れが遅くなりがちに。そのため、体格が大きくなってもオムツ、という場合もあります。そんな子どもに合わせて登場したのがXXLサイズ。


生まれつき体格の大きい子どもで、XLだとすぐに尿があふれてしまう子にもいいかもしれません。


おねしょをしてしまう幼児や小学生も使えるサイズです。


このサイズの商品が発売されているということはそれだけ需要がある証拠、と言えるのでトイトレやおねしょに悩むママやパパにうまく活用してほしいと感じます。


テープタイプとパンツタイプ


上記のサイズのほか、紙オムツには「テープタイプ」と「パンツタイプ」があります。


ねんね時期は断然テープ!

テープタイプは側面をテープでとめるタイプ。新生児からねんね期までは断然テープタイプがおすすめです。


寝た状態で、オムツをはいたままの赤ちゃんのお尻の下にオムツを敷きます。

履いていたオムツのテープをとって手前に引き出せば、赤ちゃんのお尻は下に残っている新しいオムツに。


そしてテープで側面を止めればおむつ替え完了です。


ハイハイを始めだしたらパンツが楽

寝返りをし始めると、テープではよれてしまい尿漏れを起こすことが出てくるかもしれません。またうつぶせの状態やズリバイの状態だと、テープの部分がずれたりすることも。


縦横無尽に動き出し始めると、ゆっくり落ち着いてテープを止める、なんてことができにくくなりますので、サッと履かせられるパンツタイプがラクチンです。


これも個人差があるので、「この時期からパンツ!」という明確な決まりはありませんが、ズリバイを含めハイハイをする頃にはパンツの方が楽です。


我が家ではおっとりさんの娘は生後7ヶ月のころに切り替え。

成長スピードが速かった息子は生後5ヶ月の時点で切り替えました。


体調不良の時はテープがあると便利かも

切り替えのタイミングは人によってさまざまなのですが、この寝返り期~ハイハイ期のころの体調不良時はパンツよりテープが楽な場合もあるかもしれません。


筆者の場合ですが、生後7ヶ月ごろの娘が下痢で夜中に何度もオムツを変えたときと、RSウィルスで生後9ヶ月の息子が入院したときは、Lサイズのテープオムツが重宝しました。 


紙オムツのメーカーと柄の紹介


紙オムツはさまざまなメーカーから出されています。

性能や機能性、お子さんの体形や肌質にあったものという観点での選び方もあるかとは思いますが、正直なところ使ってみないとわからない上に、使い心地を知るのはオムツをつけられている我が子のみ…。


であれば、オムツのブランドメーカーや、キャラクターで選んでみるのもいいかもしれません。

特に1歳を過ぎてからは、子ども自身がオムツの柄で選びたくなるかも?!


パンパース

(出典:Amazon


P&Gのオムツで、しまじろうがデザインされています。

シャンプーなどほかの洗剤がP&Gの方は、オムツもそろえてみてもいいかもしれませんね。


ベネッセのこどもちゃれんじユーザーにもおすすめです。


メリーズ

(出典:Amazon


花王のオムツです。一昔前に、オムツの性能の良さから中国人の爆買い騒動があったほどの人気商品。

デザインはオリジナルキャラクターのメリーズうさちゃん。


グーン

(出典:Amazon


ディズニー好きにはたまらない!?ミッキーやプーさんがデザインされているオムツ。

ティッシュで有名なエリエールを作っている大王製紙のオムツです。


ママベアー

(出典:Amazon


アマゾンブランドからもオムツが登場。

ロゴにクマが描かれているので、クマのデザインかと思いきや、オムツは動物が描かれた北欧風のオリジナルデザインです。


マミーポコ

(出典:Amazon


ユニ・チャームのオムツです。ソフィの生理用品が有名ですね。超立体マスクやシルコットウエットティッシュも新型コロナウィルスで一時期品切れ続出でした…。

デザインには2019年よりドラえもんを採用されています。


ムーニーマン

(出典:Amazon


こちらもユニ・チャームのオムツ。マミーポコは価格重視、ムーニーマンは機能性重視だそう。

リニューアルでムーニーちゃんのオリジナルデザインに変更されました。


ゲンキ!

(出典:Amazon


王子ネピアから出ているオムツには子どもが大好きなアンパンマンがデザインされています。

オムツを嫌がる子どももアンパンマンなら喜んで履く、なんてこともある様子。


鼻セレブにもアンパンマンがデザインされているものがありますが、我が家で大人気です(笑)


カラードライパンツ

(出典:Amazon


女の子のツボを心得ているオムツ!ハローキティデザインもそうですが、オムツ自体がピンク色なんです! オムツ=白 のイメージを覆す商品ですね。


「激落ちくん」で有名なメラニンスポンジのレックのオムツです。


※デザインはすべて2020年4月のものです。


オムツにも夜用デザイン!

(出典:Amazon


オムツにも生理用品と同様「夜用」があるのはご存じでしょうか?


0歳のころはあまり意識することもないかもしれませんが、成長するにつれ膀胱に尿がしっかりと貯められるようになってきます。


そうなってくると、夜間排尿の量が多くなり、いつも使っているオムツだと明け方に漏れてしまうこともあるのです。


そんな時は夜用のオムツを夜だけ使うのがおすすめ。


トイトレトレーニング中のお子さんですと、日中はパンツ・就寝時は夜用オムツを使用している方も多いようです。


オムツは好みで選んでみて!


赤ちゃんの肌荒れなどの健康被害がないようであれば、オムツはサイズの除き、素材もメーカーも好みで選んでいい、と思っています。

何故なら、どれも赤ちゃんが使うことを考えて作られている商品だからです。


私たち大人と同じように赤ちゃんの身体付きや性格にも個性があります。足の太い子、細い子。よく食べる子、小柄な子。我が子に合うパンツが他の子に合うとも限りません。


体形に合わせて選んだり、ママの好きな柄で選んだり、そんなざっくりした感じでいいんじゃあないかな、と筆者は感じます。少しでも紙オムツを、というのもママの節約術だと思います。


筆者もひとり目の時はオムツの性能や漏れについて、色々調べましたが、結局漏れる時は漏れる!という結論に至りました(笑)


先述の通り、どれも赤ちゃんのことを考えて作られた商品ですので、どのオムツがダメ、なんてことはないはず。ママやパパが選んだオムツで育児していきましょう。

 

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