子どものうちからしっかりと自然に触れることは、子どもにとってたくさんの良い影響があります。とはいえ、小さな子どもを連れてのキャンプや外遊びは不安もつきもの。今回は自然遊びにぴったりな関東にあるグランピング施設を紹介します。
この記事の目次
- 自然と触れ合うことは子どもの生きる力につながる
- 子どもの自然体験の機会が減少している
- グランピングは家族単位で楽しめる自然体験
- 2021年オープン&リニューアルしたグランピング施設3選【関東】
- グランピングで大人も子どももリフレッシュ!
自然と触れ合うことは子どもの生きる力につながる
自然体験は、子どもたちにとって大きなメリットがあります。
自然体験や生活体験といった体験が豊富な子供やお手伝いを多くしている子供,生活習慣が身に付いている子供ほど,自己肯定感や道徳観・正義感が高い傾向が見られます。
・自然体験や生活体験といった体験が豊富な子供やお手伝いを多くしている子供,生活習慣が身に付いている子供ほど,自己肯定感や道徳観・正義感が高い傾向が見られる。
・子供の頃の体験と大人になってからの資質・能力との関係を見ると,子供の頃に自然体験やお手伝い,友達との遊び,地域での活動などの体験が豊富な人ほど,大人になってからの人間関係能力や自尊感情,意欲・関心といった資質・能力が高い傾向が見られる。
文部科学省および国立青少年教育振興機構の調査によると、いろんな体験をしている子どもの方が、生きる力が身につくといわれています。
また、保護者による体験の提供についても以下のような結果が。
・保護者が子供に積極的に体験の機会を与えていたり(体験支援的な関わり),子供に生活習慣を身に付けさせることに力を入れたりしている(生活指導的な関わり)ほど,その子供のコミュニケーションスキルや礼儀・マナースキルが高い傾向が見られる。
つまり、保護者が小さなうちから自然体験や生活体験を提供することで、子どもの生きる力や社会性、教養を養うことにつながるのです。
子どもの自然体験の機会が減少している
しかし、年々子どもの自然体験は減少傾向に。
都市部の自然減少や、オンラインで楽しむなど家でできる遊びも増えているため、外遊びの時間が減ってしまうのです。
自然体験の機会が減ると、体力低下へとつながる傾向もあります。
1歳で1キロ2歳で2キロ歳の数のキロ数は歩ける?
未就学児は自分の年齢のキロ数を徒歩で歩けるようになるそうですが、みなさんのお子さん(生後1歳以上)はどれくらい歩けそうでしょうか?
あまり歩かない、すぐ座ったり抱っこをせがむ、というのはもしかすると自然体験の機会が少ないのが原因、だったりするかもしれません。
我が家では1歳で1キロ、2歳で2キロ、3歳で3キロ…6歳で6キロを歩けることを目標に育てています。
そのため、ベビーカーは1歳過ぎ、しっかりと歩き出すころには不要となりました。
また、筆者自身がキャンプやアウトドアが好きなため、自然体験は比較的多くとらせている家庭だという自負があります。
しかし、新型コロナウィルスの流行によって2020年からは今までよりもグッとその機会が減りました。
おそらく、他の多くのご家庭もコロナ禍でお出かけの機会が減少したことにより、自然と触れ合うことが少なくなったかと思います。
そのため、体力低下は全国的にその傾向は加速しているのではないのか?と筆者は感じています。
自然体験が足りないと想像力が欠如する
自然体験が少ない子どもは想像力が乏しくなるとも言われているそうです。
たとえば、切り身が海を泳いでいるなど、実物を見たり触れたりする経験が乏しいため、想像できなくなるとのこと。
想像力の乏しい子どもは「相手の立場を想像する」ことも乏しくなり、思いやりのない子どもになってしまうかもしれません。そうならないためにも小さなうちからたくさんの経験をさせてあげたいですね。
公園や海、山、川、など自然に触れる場所はたくさんありますが、その自然に囲まれて食事や寝泊まりができる「キャンプ」は子どもにとって多くの自然体験を提供することができるでしょう。
グランピングは家族単位で楽しめる自然体験
とはいえ、キャンプ未経験で赤ちゃんや小さな子供をキャンプ場に連れていくのは不安、と感じるママやパパも多いはず。
以前であれば友達家族と集まって、キャンプ経験のある友達におしえてもらいながら楽しむ、ということも気軽にできたかもしれません。
しかし、コロナによって、お出かけは「家族単位」というのが感染症対策のひとつとして意識されるようになりました。
しかし、未経験で赤ちゃんをキャンプに連れていくのはハードルが高いもの。
そんな方にはもちろんのこと、キャンプ経験者でも子連れでのんびり自然を満喫したい人におすすめしたいのがグランピングです。
リゾートスタイルでアウトドアを満喫
グランピングはグラマラスとキャンピングをかけ合わせた造語で、ぜいたくにアウトドアを楽しむ、リゾートスタイルのキャンプのこと。
そのため、空調があるテントやセンター内に家族風呂や温泉があるなど、快適性が抜群。
そのため、赤ちゃん連れでアウトドアを楽しむのにももってこいなのです。
また、同じリゾートでもホテルとは違い、キャンピングスタイルなので、自然に囲まれて過ごせるのがポイントです。
2021年オープン&リニューアルしたグランピング施設3選【関東】
それでは、筆者厳選の関東で2021年にオープン&リニューアルしたグランピング施設を紹介します。
高滝湖グランピングリゾート
2021年4月20日に千葉県市原市でオープンしたグランピング施設。
ドームテント・クリアドームテント・ベルテントの3種類が選べます。
ペットも宿泊可能(一部のみ)
キッズチェア、お子様用カトラリー、ベビーバスチェアの用意もあり。
貸切風呂があるので、赤ちゃんと一緒に家族でお風呂にはいれるのが安心。
子ども用の木製遊具もあるので子連れには嬉しいですね。
290-0557
千葉県市原市養老1012-1
047-701-8872 (10:00〜17:00)
那須ハミルの森
2021年2月に栃木県那須でオープンしたグランピング施設。
ドームテント・クリアドームテント・ベルテントの3種類が選べます。
ペットも宿泊可能(一部のみ)
キッズチェア、お子様用カトラリー、ベビーバスチェアの用意もあり。
貸切風呂があるので、赤ちゃんと一緒に家族でお風呂にはいれるのが安心。
小学生未満は宿泊無料。※子どもの食事は別途3,500円必要です(小学生と同じメニュー)
325-0304
栃木県那須郡那須町大字高久甲5310-1
047-701-8050(10:00〜17:00)
BUB RESORT
2021年4月にリニューアルした千葉県長生にあるグランピングリゾート。
ドームテント・ベルテント・コテージの3種類が選べます。
さらに飲食・アクティビティの料金を含むオールインクルーシブなのが魅力。
アクティビティは子どもが楽しめるような、季節に合わせたさまざまな自然・文化体験ができるので、大人も普段できない体験ができるでしょう。
コテージにはバスルームがありますが、テントは共用のシャワー利用になるため、赤ちゃん連れには少し不向き。
299-4332
千葉県長生郡長生村金田2811
0475-36-3219(10:00〜19:00)
グランピングで大人も子どももリフレッシュ!
自然体験は決して子ども達だけにメリットがあるわけではありません。「森林浴」という言葉があるように緑を眺めながら、きれいな空気に浸ると大人もリラックスできます。
緑を見ることで身の疲れや疲労を和らぐそうですので、室内にこもりがちな日々が続いているなぁ、と感じるパパやママもぜひグランピングでリフレッシュしてみてくださいね!
photo by photoAC