子どもが誕生し、賃貸の暮らしでは手狭なのでそろそろ新居に引っ越そうかな、とマイホームの購入を検討するママやパパも多いはず。予算をもとに探し始めている方もいらっしゃるでしょう。でも、マイホーム購入するのには税金がかかるのをご存じですか?


税金のことを考えてないと購入後に予算オーバーになります。


なぜなら、住宅購入にかかる税金はいくつか種類がある上に、その金額も大きく家計の負担となるからです。


今回は一戸建ての新居購入を検討しているパパやママへ固定資産税など住宅購入にかかる税金についてお伝えしていきます。


この記事の目次


一戸建てにかかる税金一覧


子どもが生まれ(もしくは生まれる予定)て、おうち探しを始めたとき、気になるのがお金のこと。
購入費用はもちろんのこと、住宅取得に当たってさまざまな費用・税金が掛かります。


①住宅購入時

住宅購入時にかかるのは


  • ・印紙税
  • ・登録免許税
  • ・消費税

です。

印紙税

不動産を取得するにあたり、契約書を作成します。その時に印紙税がかかります。不動産譲渡に関する契約書は印紙税法で課税文書として定められているからです。


印紙代は契約書に記載されている金額に応じて変わります。


住宅ローン契約書・不動産売買契約書・工事請負契約書など


登録免許税

マイホームの土地や建物が「誰のものか」をはっきりするために登記手続きが必要となります。


所有権の保存登記・所有権の移転登記・抵当権の設定登記など


消費税

おうちを購入する=商品の提供を受ける、ということですから消費税もかかります。


ただし、土地については商品の提供というよりは所有権などの権利の譲渡と考えられているので、消費税はかかりません。


とはいえ、建物でも1000万、2000万、とかかるのがほとんど。


現在の消費税率は10%ですから、1000万の建物であれば、税込みで1100万と7桁台で上乗せされます。

しっかりと予算に組み込んでおくのが無難です。


②住宅購入後

住宅購入後は


  • ・不動産取得税
  • ・固定資産税
  • ・都市計画税(該当区域のみ)

がかかります。


不動産取得税

土地購入の際にかかる税金です。
入居後しばらくすると自治体から納税通知が送られてきます。


固定資産税

土地や建物などの所有する資産に対してかかる税金で、マイホームに住み続ける限り毎年支払う税金です。


購入時のみではないため、後々の家計にも影響がある税金と言えるでしょう。


都市計画税

住む場所によっては都市計画税がかかる場合があります。


住んでいる地域の都市計画事業や土地区間整理事業の費用に充てるための税金で、自分が購入を検討している地域が該当するかは


  • ・不動産屋さんの担当に聞く
    ・自治体の窓口で聞く
    ・ネットで【該当の市区町村名 + 市街化区域】で調べる

上記の方法でチェックすることができますよ。


③住宅購入にかかるその他の税金

他にも


  • ・贈与税
  • ・相続税

がかかってくるケースもあります。


贈与税

住宅取得時に親などから金銭援助があった場合、贈与税がかかる場合があります。


相続税

親などが死亡した際に、資産を相続される人にかかる税金で、親から土地を相続する場合、相続税がかかる場合があります。

 

固定資産税はこうやって算出する!


先述の通りマイホームを購入後、継続して支払い続けなければいけない固定資産税。


購入時にかかる税金も高額ですが、1回のこと、と思えばまだ負担は少ないかもしれません。


しかし継続的にかかる税金は、新居に引っ越し後の生活にも影響を及ぼします。


住宅ローンとは別にかかる固定資産税もきっちりと念頭に置いて住宅購入計画を建てましょう。


固定資産税の算出方法


固定資産税は


課税標準額 × 税率(1.4%)


で計算します。


課税標準額とは税額を算出するにあたり、課税対象となる額面のこと。


この課税標準額を決めるために、新築時や増築時に役所の資産税担当職員がおうちの状況を見にきて評価されます。これが評価額です。


評価は土地・建物・間取りといった部分から、おうちに使用している素材や設備なども評価対象です。


農地など住居が建っていない土地については評価額=課税標準額です。


しかし住居が建っている土地は特例措置や負担調整措置がありますので、評価額>課税標準額となります。


住宅用地にかかる課税標準額の特例

・小規模住宅用地

 200㎡までの住宅用地の場合、評価額の6分の1


・一般住宅用地

 200㎡を超える部分は、評価額の3分の1


なお、評価額は


・固定資産税の課税明細書

・役所の固定資産税評価証明書


で確認することができますよ。


参考:総務省【固定資産税等について】



見逃し厳禁!住宅ローン・税金以外にも費用が掛かる3選


引っ越し費用

当たり前ですが引っ越し費用が掛かります。単身とは違い、家族での引っ越しとなると家財道具の量も増えるうえ、子どもが小さいとなかなか荷造りも思うように進まないかもしれません。


引っ越し業者に任せる範囲が広くなれば、その分料金もUPしますので、多めに見積もっておきましょう。


クーラー設置費用

忘れがちなのがクーラーの設置費用。


  • クーラー本体
    クーラー取付、室外機設置等の工事

このふたつの費用がかかります。


また、家族で住む家ですので、クーラーも3台4台、と複数台必要になります。


そのため、クーラーだけで数十万しますので要注意。


外構費用

注文建築の場合、土地・建物のほかに庭やガレージなどの外構工事にも費用が掛かります。

 


新居購入の年齢は30代が多数!


税金を考えるとそこそこの金額が必要となる住宅購入。どれぐらいの年齢の方が新居を購入しているのでしょうか。


国土交通省の調査によると、注文住宅・分譲住宅の取得者で最も多いのが30代で、全体の半数ほどを占めます。続いて、40代が22~25%を占め、30代40代が7割以上を占めています。


そして20代が13~17%ですので、新居購入は子育て世代が多いことがわかります。


実際、新居購入を意識したのは子どもがきっかけ、という方も多いようですね。


参考:国土交通省「【資料2】令和元年度 住宅市場動向調査 ~調査結果の概要~」


一戸建ては分譲住宅(建売)と注文住宅がある

新築一戸建てには、ハウスメーカーや工務店が建てた家を購入する「分譲住宅」と、土地選びから間取りまで施工主で自由に選べる注文住宅があります。


分譲住宅は建売、もしくは建築中の家が多いため、購入後比較的早くに新居に移住できるでしょう。


注文住宅は土地選びから、建築士との間取りの打ち合わせの期間があるため、引っ越しするまでに1年、長い人なら3~5年かかるケースもあります。


施工するハウスメーカーが指定されている・建築時期が指定されているなど、建築条件付き土地での注文住宅や、すでに所有している土地に注文住宅を建てる場合は、注文住宅の中でも比較的早くに移住できそうですが、個人差が大きくなります。


住宅購入に悩んでいるなら「かぞくとおうち」


この記事を読まれている方の多くが、おそらくマイホームを検討されていることかと思います。

税金のことを考えてないと購入後に予算オーバーになりますので、予算については事前に夫婦でしっかり話し合うことが大切です。

 

おおよその予算が決まるとハウスメーカーや工務店との相談もスムーズです。


とはいえ、どのハウスメーカーが良いかわからない、ということもありますよね。


そんなママやパパに利用してほしいのが「かぞくとおうち」です。


 一括で資料請求ができて、見積もりはもちろん、住みたいおうちのイメージ作りにも活用できます。


 

 一生に一度といっても過言ではない、大きな買い物ですので、


まずは夫婦で話し合い、自分たちにあったおうちを考えるところから始めてくださいね。


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