ファーストカットは記念として残すのがおすすめです。

何故なら胎毛を残せるのはこのファーストカットのタイミングだけ!だからです。


筆者は2児の母ですが、2人とも赤ちゃん筆を制作しました。

しかし、赤ちゃん筆は、出来上がるまでに時間は数カ月かかり、費用も安くありません。

そのため、最近はファーストカットアートとして記念に残す人も増えています。


今回は、王道の赤ちゃん筆のほか、自分でもできるファーストカットアートもご紹介。


カタチに残すことで「記念になる」「健やかな成長を願う」とともに、母子の絆を感じることのできる記念品にもなりますので、今このタイミングでしかできない記念品作りに挑戦してみてください。


この記事の目次


ファーストカット記念の王道は「赤ちゃん筆」!


赤ちゃんのファーストカット。


はじめてのヘアカットは「赤ちゃん筆」にして記念に残すのがおすすめです。


何故なら一生に一度しか作れない記念品だから。


赤ちゃんの髪の毛は胎児の時からはえていたので胎毛です。

つまり、産まれて一度もカットしたことのない胎毛の毛先はこの時だけしか残すことができません。


ファーストカットでしか作れない一生に一度のチャンスなのです。


またへその緒と同じく「赤ちゃんがお腹にいた証拠」と母子の絆の記念品、という側面もあります。


そのため子どもが成長し、子どもが不要な場合は赤ちゃん筆を自分の棺に入れてほしい、と願うママもいらっしゃるようです。
少なくとも、筆者はそのようにしてほしい、と願っています。


また、お子さんの健やかな成長や、頭脳明晰に育つようにという願いを込めて、赤ちゃん筆を記念に作る、とも言われています。


美容院やネットで注文する


赤ちゃん筆は製作メーカーに注文します。方法は大きく分けて2通り。


美容院・理髪店

赤ちゃん筆を作っているメーカーと提携している美容院や理髪店でカットしてもらい、お店からメーカーに発注してもらう方法です。


プロにカットしてもらえるのでファーストカット後、髪型を整えてもらうことが可能。


必要な長さや量も十分に確保できるでしょう。


ネット注文(郵送申し込み)

自分でカット、もしくは提携外の美容院などでカットした髪の毛をご自身でメーカーに郵送する方法です。


自分でカットする場合は、毛の長さや毛量、カットした髪の毛のまとめ方に注意しましょう。



どちらの方法も手作りですので、完成までにおよそ2~3ヶ月ほどかかります。


赤ちゃん筆「光文堂」


長さは5cm以上・価格はおよそ7000円~


自分でカットする場合も、プロに切ってもらう場合もまず大切なのが髪の長さ。


赤ちゃん筆には髪の毛の長さが5cm以上が望ましいです。


注意してほしいのはヘアカット後の髪型。


赤ちゃんの頭は小さいため、5cm切ると一気に短くなります。

カットした後もある程度の長さを求めるなら、カットは遅めがいいかもしれません。


赤ちゃん筆はおよそ7000円~から製作が可能です。


メーカーや筆に使用する素材、保存箱など条件によっては数万円するものもあります。


ファーストカットアートは飾れる記念品!メリットと制作方法

筆者の子ども(1歳)の後頭部。ファーストカット後はしばらくおうちカットでした。


赤ちゃん筆ですと


「せっかく作ったのに、保管しておくだけなんてもったいない」

「高額でつくるのを悩んでしまう」


と、なかなか手が出しにくかったり、ためらってしまったりする人もいるでしょう。

そんな方におすすめなのがファーストカットアートです。


ファーストカットアートの5つのメリット

ファーストカットアートには5つのメリットがあります。


・アート作品なので、飾ることが可能

・少ない毛量で制作が可能

・比較的安価でできる

・自作が可能

・祖父母へのプレゼントにもできる


まず、アート作品なので飾ることができます。さらに筆をつくるのとは違い、少量の髪の毛で制作が可能です。

筆をつくるよりも安価なものも多く、工夫をすれば自作だってできちゃいます。

さらに、少量でつくれるということは、それだけたくさん作ることができるということ。

ママやパパの記念だけでなく、祖父母へのプレゼントとしても喜ばれます。


では、どのように制作するのでしょうか。大きく分けると下記の3通りになります。


①自作する

先ほどもお伝えした通り、ファーストカットアートは自作が可能です。


自分で赤ちゃんのイラストを描き、カットした髪の毛をプラス。
額縁に入れて飾れば、立派なファーストカットアートです!


自作だと安価で記念品が作れますね。


②キットを購入する

自分で絵を描くのは苦手、デザインが難しい、などの場合はファーストカットアートのテンプレートやキットはいかがでしょうか。


ママやパパがカットした髪の毛を、テンプレートやキットにプラスするだけで記念品が完成!


こちらの方法ですとキットがあればすぐにできるので、赤ちゃん筆ほど納期に時間がかかりません。


そして比較的安価に作ることが可能です。


minne(ミンネ)のファーストカットアート関連を見る


Creema(クリマ)のファーストカットアート関連を見る
 

③外注する

よりとっておきの記念品にしたいなら、オーダーがおすすめ。


我が子のためにクリエイターが手がけた世界でひとつだけの記念品となること間違いなしです!


ファーストカットアートのオーダー品でおすすめなのは「ファーストカット似顔絵」です。


赤ちゃんの画像をもとに作家さんが作風を活かした似顔絵を作成。


そしてその似顔絵作品にファーストカットをプラス。


髪の毛と一緒にその頃の子どもの表情も残せるのが嬉しいですね。


★ファーストカット似顔絵


ただし、オーダーの場合は赤ちゃん筆と同じかそれ以上の納期・費用の場合もありますので、あらかじめ予算を決めておきましょう。


ファーストカットの時期は人によって違う

 


そもそも、ファーストカットってどのタイミングでするの?

時になる人も多いでしょう。


ママびよりの調査ではおよそ4人に1人が1歳~1歳半でファーストカットをしていますが、他の時期をみても0歳~3歳未満でばらつきがありました。


半数は生後7ヶ月~1歳半の間

もう少し大きくくくると、生後7ヶ月~1歳半の間に55.1%と半数は超えることがうかがえます。


7ヶ月~9ヶ月   13.6%
10ヶ月~1歳未満  13.9%
1歳~1歳半    27.6%


つまり、腰がすわりはじめてから、ひとりで歩きだすまでの間にファーストカットをする人が多い傾向にある、と言えるかもしれません。


参考:「ファーストカットについて(2017年8月10日~8月18日)」(回答者/アプリ「授乳ノート」及び「ステップ離乳食」ユーザー 有効回答者数/585名)(カラダノート)

赤ちゃんによって髪の毛の多さや長さは違う

ここまでばらつきがある原因としてはこ赤ちゃんによって産まれた時の毛量や長さが異なることが考えられます。


そのため、どの時期にファーストカットをするべき、というものはありませんので。ママが切りたい!と思うタイミングで挑戦してみてください。


・機嫌がいい

・体調がいい

・髪の毛が目に入ってうっとおしそう


など、赤ちゃんの様子を観察しながら、カットの時期を見計らってみましょう。


 

 

【筆者の体験談】我が家は1歳の誕生日記念に「赤ちゃん筆」を制作

筆者の子ども。赤ちゃん筆をつくるため、はじめて美容室へ。


我が家の子どもは2人とも産まれた時からしっかりと毛が生えていたタイプ。
そのため、上の子は生後5ヶ月で前髪カット(ファーストカット)をしています。


そしてしっかり伸び切った1歳の誕生日のあとに赤ちゃん筆用に全体をはじめてカットしました。


下の子は上の子より前髪が伸びにくい体質だったため、1歳の誕生日までカットせず、赤ちゃん筆用の全体カットが正真正銘のファーストカット。


どちらも、赤ちゃん筆のメーカーと提携している美容院から申し込みで、出来上がりはまでは2ヶ月ほどかかりました。


成長のお祝い・記録

1歳の誕生日の記念として赤ちゃん筆を作ったのは、成長のお祝いと記録に残すことが目的です。


0歳の一年は自分自身も慣れない育児、産後の体調不良と戦いながら『この小さな命を守らなければ』という一心で過ごす日々。


赤ちゃん筆を作ることができるくらい、成長した、ということを1歳の誕生日に記念として残したかったのです。


そして、成長記録。


成長した子どもの髪の毛は、やわらかい子どもの毛です。
しかし、胎毛と比べると随分としっかりとした髪質に変化しています。


記録しておくことで、筆に触れて、赤ちゃんの頃の我が子を懐かしく思い出すことができます。


そのほか「怒りすぎちゃったな。明日からは母ももう少し成長しよう!」など振り返ることで今の育児へのモチベーションUPにもなりますよ(笑)


飾らず保存

今はへその緒と一緒に保存しています。
先述の通り、子どもが要らないようなら、自分の棺にいれてもらうつもりです。


赤ちゃんの時期はあっという間!だからこそカタチに残そう


赤ちゃんの時期はあっという間。


産まれたての柔らかい髪の毛もいつの間にかしっかりとした髪質になっていきます。

成長した我が子の髪にはもうその名残も感じません。

喜ばしいことなのですが、さみしさも募る。そんな複雑な母親心です。


だからこそ、カタチにして残しておくのは大切なこと。

 

「記念になる」

「健やかな成長を願う」

「母子の絆」


として、ファーストカットの髪の毛を残しておきましょう。

あの時残しておけばよかった、という後悔はできる限りしたくないものです。


そんな後悔をしないためにも、あなたの生活にあったカタチで残していてくださいね。

子どもが成長するにつれ『慣れない育児の中でよく胎毛を残した私グッジョブ!』と思うことも増えますよ~!