出産が近づくと赤ちゃんに会える楽しみと陣痛や出産に対する不安で、気忙しくなりますよね。
衣類など出産入院準備も終わっているけれど、まだ不安かも…。
今回は出産に際して先輩ママが「あって良かった!」と感じた神グッズを9つご紹介。
「これ、使えるかも!」
「これ、準備しておこう!」
と思ったらすぐに出産準備をしているカバンに追加で入れちゃってください♪
出産の教科書には載ってない、先輩ママたちがリアルで活用したアイテムです。
さらには「ママの心の出産準備」についてもまとめました。
出産は、女性にとって大きな変化です。
赤ちゃんが産まれることは嬉しいことですが、その変化の大きさから受けるストレスも大きいもの。
神グッズを取り入れてストレスフリーな出産に備えよう♪
とっておき!出産&産後の入院であって良かった神グッズ9選
先輩ママが出産時に持参してよかった神グッズをご紹介します。
①ペットボトルストローキャップ
②ゼリー飲料
③ツボ押し棒
④保冷剤
⑤円座クッション
⑥紙パック飲料
⑦サンダル(スリッパ)
⑧乳頭保護オイル
⑨汗拭きシート
産褥ショーツや悪露パッド、産後の服、歯ブラシなどと違い、かならず準備しなければならないものではありません。
しかし、出産や産後の入院生活のストレスを減少できること間違いなしのグッズたちです。
出産はママに大きな変化をもたらします。
命を落とすことすらありうるのですから、まさに命がけの大変化。
変化はストレス。
大きすぎると心身ともに大きな負担となります。
出産だけでもとても大きな変化なのに、それ以外の部分でちょっとした不便、ちょっとした不満が増えるとどうなるでしょうか?
さらにストレスが増え、心身への悪影響も大きくなるのは想像に難くありません。
だからこそ、出来るだけストレスがかからないようにする工夫が大切なのです。
あって良かった①ペットボトルストローキャップ
(出典:Amazon)
筆者も先輩ママに言われて準備したグッズ、ペットボトルストローキャップ。
ペットボトルに装着するストローがついたキャップで、キャップを付け替えるだけでOK。
飲みたいときに片手で開けられます。
飲んでいるときに、急な陣痛で落としてしまってもストローがついているので激しくこぼれません。(多少はこぼれます)
ストローがついているので分娩室で寝そべりながらの水分補給が可能です。
ストローだけでもいいですが、倒してしまったときの懸念があります。
ストローマグもいいですが、飲み終えた後、マグを洗って飲み物を入れる作業が陣痛中は難しいでしょう。
ペットボトルなら、新しいものに取り換えるだけなので衛生的かつ素早く出来るので安心です。
◆あるとき
・分娩室に持っていける
・分娩中も素早く水分補給ができる
・ペットボトルに付け替えるだけなので陣痛がひいているうちに付け替えできる
◆ないとき
・ペットボトルのキャップの開け閉めが必要
・陣痛中に飲みにくい
・ストローマグだと飲料の入れ替えを要する
あって良かった②ゼリー飲料
(出典:Amazon)
長期戦を想定して準備したのですが、私は使わなかったグッズ…それはゼリー飲料。
(私は第2子が1時間、第1子も4時間という短時間出産でした)
しかし、まわりのママたちがこぞって準備しておいてよかった!と太鼓判を押しています。
初産の場合、10~12時間ほどかかりますので、どうしても空腹がやってきます。
陣痛のタイミングによっては固形物を食べるのは難しいでしょう。
陣痛が強い人や陣痛促進剤を使用した人は吐き気が起こることもあり、水分摂取も難しい可能性があります。
私は第1子出産時に陣痛促進剤を使用しましたが、途中から吐き気が起こりました。
【陣痛中の吐き気体験談】
10:00から点滴の陣痛促進剤を使用し、分娩室へ。
11:15ごろに「お昼どうする(入院職は準備してくれていた)」とスタッフから声掛けが。
その時は「分娩室で食べるならおにぎりなどで」と話していられる程度の陣痛でした。
その30分後には、おにぎりを食べることすらできない陣痛とともに吐き気がやってきてしんどかったです。
そのあと産まれてくるまでは、陣痛の合間に軽く給水する程度でした。
(飲みたくても飲めずストローで水を口に含ます程度)
24時間以上の長期戦になる可能性や、陣痛が引いて仕切り直しになる、なんて可能性もあります。
カバンの中で場所をとらず長期保存できるゼリー飲料は出産のお供にぴったりです。
産後も授乳が始まると、意外とのどが渇いたり、小腹がすいたりします。
入院中はお買い物もいけない(購買がしまるのが早い・品ぞろえが少ない)ので、夜間授乳の際は持ってきたゼリー飲料を飲んでいましたよ。
◆あるとき
・長期戦になった時の栄養補給
・吐き気があっても飲みやすい
・産後の入院時にも飲める
◆ないとき
・長期戦時に心もとない
・のどが渇くのに吐き気があって飲み物が飲みにくくてつらい
あって良かった③ツボ押し棒
(出典:Amazon)
陣痛時に旦那さんにツボを押してもらうときや、自分でツボ押すときに「テニスボール」があると言い、という話はよく耳にします。
しかし、テニスボールじゃ大きすぎて、ツボにフィットしない、そもそも家にテニスボールがない、なんて声も。
新規で購入するならおすすめしたいのがツボ押し棒です。
ツボ押し棒は指圧をイメージして作られているので、指で押さえる代わりのものに最適。
テニスボールやゴルフボールがおうちにない方はこちらを購入してみては。
【wumio ツボ押し棒】
価格:550円(2021年11月30日現在)
◆あるとき
・陣痛中の骨盤周りの痛みを耐える時に使える
◆ないとき
・ゴルフボールやテニスボールでも代用可能
・指圧で対応
あって良かった④保冷剤
(出典:Amazon)
実母が準備してくれていて役立った、筆者イチオシの神グッズは保冷剤です!
産後3日ぐらいするとおっぱいが熱を帯びるようになったのです。
熱いし痛いしどうすれば…?と困っていたところ、助産師さんから「胸を冷やすといい」というアドバイスが。
ただし、急激に冷やすと母乳の出が悪くなるとのことでしたので、保冷剤をタオルに巻いて使いました。
季節を問わず2~3つ持って行っておくといいですよ。
ミルクを冷ますのにも使えます。
産後ハイで寝付けないとき、頭を冷やすのにも使いました。
眠るときに使う際は「耳から上の後頭部」を冷やすことを意識してくださいね。
◆あるとき
・母乳ので初めのおっぱいの張りをクールダウンするのに使える
・ミルクを冷ますのにも使える
・産後ハイで寝れないときに頭を冷やせる
あって良かった⑤円座クッション
(出典:Amazon)
円座クッションは必須です。
産後のおしりはとってもデリケート!
産後、痔になるなんて知らなかった私は、座るのがつらくてつらくて…。
さらに会陰切開の傷がひっかかるのか、普通に座ると痛いのです。
授乳は座りながらするので、痛みに耐えながらの授乳が大変でした。
第1子出産後、翌日に実母に買ってきてもらいました…。
退院後も1ヶ月ほどは使いました。
事前に円座クッションを購入し持参することをおすすめします。
【助産師が監修】 円座クッション ドーナツクッション全5色
価格:2,980円(2021年12月1日現在)
私の頃はなかったのですが、産後用の円座クッションもありました。
それだけ多くのママが産後のおしりに悩まされてきていたって証拠ですよね…!
◆あるとき
・気軽に座れる!
◆ないとき
・会陰切開の部分が痛む
・痔が痛む
・気合いを入れてしか座れない
・授乳がつらい
あって良かった⑥紙パック飲料(常温保存可能品)
手軽に飲み切れる紙パック飲料も重宝します。
入院中は気軽に外へ買い物ができません。
購買のない産院や、あっても品ぞろえが豊富ではないことも多々あるので持参が無難。
紙パックジュースはストローなので陣痛中も飲みやすく、飲みきりサイズなのでいろんな味を楽しめます。
来客時にも活用できます。
特に上のお子さんがいらっしゃる場合、お見舞いで不機嫌になった時などかなり重宝しますよ。
※感染症予防の観点からお見舞いNGの場合もあります
◆あるとき
・陣痛中に飲みやすい
・いろんな味が楽しめる
・来客用にも活用
・(第2子以降の出産の場合など)上の子が飲める
あって良かった⑦サンダル(スリッパ)
季節問わず、着脱しやすい履物があると快適です。
出産後、入院時は意外と移動が多いからです。
悪露のチェックや子宮の戻り具合など、病室~診察室間の移動のほか、新生児室や沐浴室などへも移動します。
その際に履物の着脱をする必要がある場合、履いてきた靴だと着脱が負担になることも。
私は普段履いているサンダルを持っていきましたよ。
◆あるとき
・院内を移動するときに便利
◆ないとき
・履いてきた靴を着脱せねばならず、意外と産後の身体にこたえる
あって良かった⑧乳頭保護オイル・馬油
(出典:Amazon)
先輩ママに言われて準備していました!乳頭ケアオイル。
産後からおっぱいは急激に変化します。
特に、赤ちゃんがくわえる乳首は、傷つきやすくケアが欠かせません。
赤ちゃんもママも初心者ですから、上手にくわえられない、くわえさせられないということが続くことで傷がつくと授乳の際に痛みが生じてしまうことも。
そうならないためにも授乳後は乳頭保護をするようにしましょう。
【カネソン Kaneson ピアバーユ 25ml】
価格:999円(2021年12月1日現在)
◆あるとき
・乳頭ケアができる
◆ないとき
・乳頭ケアができず、乳首を傷つけてしまうかも
あって良かった⑨汗拭きシート
夏に出産予定の方には持っていってほしいアイテム、それが汗拭きシートです。
出産は思った以上に汗をかきます。
陣痛中もかきますが、お風呂に入ることはできません。
汗でべとべとするのは不快ですし、産後もシャワーを浴びることはできません。
(産後翌日の健診以降シャワー許可が下りるケースが多い)
汗拭きシートがあれば、陣痛中もサッとケアができて不快感が減ります。
◆あるとき
・陣痛中のリフレッシュに活用できる
・シャワーを浴びれなかったときに代用できる
見落とさないで!出産前・入院前にしておきたいママの心の準備3つ
出産準備はグッズだけではありません。
ママの心の準備も必要です。
出産へのイメージトレーニング以外に見落としがちな準備ポイントを3つご紹介します。
心の準備①「出産時の入院期間の延長を想定しておくべし」
まず入院期間です。
病院や産院によって若干の差はありますが
初産婦:5~6日
経産婦:4~5日
帝王切開:7~9日
位が一般的です。
ただし、妊娠中の状況や陣痛の状況によっては赤ちゃんが産まれてくるまでの入院期間が数日プラスされる可能性があります。
特に、自然分娩から緊急帝王切開に切り替わった場合などは当初よりかなり長い入院期間になるでしょう。
『一般的な日数よりプラスの日数がかかるかも』と心づもりをしておくことで、もしもの懸念を払拭しておきましょう。
心の準備②「お産はひとりひとり進みが違う!長期戦も覚悟せよ」
お産はひとりひとり違います。
陣痛が長期戦になることや、先述の通り緊急帝王切開に切り替わることだってあり得ます。
新型コロナウィルスの登場によって、入院後はなかなか外部の人とも接触しにくいため、気軽にほしいグッズやアイテムの補充もままならないでしょう。
準備不足で思わぬお産ハプニングに遭遇して後悔するより準備した結果、使わずスムーズに出産できたほうが後悔は少ないです。
心の準備③「産後こそ準備が必要!悪露・後陣痛・痔・母乳に注目!」
初産ママにありがちなのが、ゴールを「産む」にしていること。
そのため、陣痛の和らげ方や、お産の呼吸法、など出産に向けての準備は入念にもかかわらず、産後の準備を怠り、トホホな産褥期になるケースがあります。
実際、私も産後の「痔」と「思ったように母乳が出ない」は想定外で、勉強不足を痛感しました。
産後の直後のトラブルであるあるなのが
・悪露トラブル
・会陰切開、縫合のキズトラブル
・痔になる
といったお尻まわり問題から
・後陣痛
・腰痛
などの痛みのトラブル
・母乳が出ない
・おっぱいが痛い
・乳首が切れる
などの授乳に関する悩みです。
産前に準備をしておくことで、産褥期のストレスがぐっと減りますよ。
神グッズをプラスして出産準備を万端に!ストレスフリーなお産&産後を目指そう
今回は出産に必須アイテムではなく、出産と産後の入院を快適にする神グッズのご紹介でした。
ここで9つのグッズを改めておさらい。
①ペットボトルストローキャップ
②ゼリー飲料
③ツボ押し棒
④保冷剤
⑤円座クッション
⑥紙パック飲料
⑦サンダル(スリッパ)
⑧乳頭保護オイル
⑨汗拭きシート
です。
出産は、女性にとって大きな変化。
赤ちゃんが産まれることは嬉しくもあり、喜びでもありますが、その変化の大きさから受けるストレスも大きいものです。
事実、産後はうつになりやすい時期です。
厚生労働省の情報サイトでも妊娠中や出産後は、うつ病が起こりやすい時期で、お子さんも可愛く思えず「自分は母親失格」などと考えがちになりやすいと明言されいています。
参考:「妊娠・出産に伴ううつ病の症状と治療(東京大学大学院医学系研究科 精神保健学分野 准教授 ⻄ ⼤輔)2020/2/6」(e-ヘルスネット・厚生労働省)
出産の変化は避けられませんが、それ以外でストレスを減らせることはたくさんあります。
神グッズはなくても出産はできますが、取り入れることでストレスが減るならそれに越したことはないのです。
一人でも多くのママの出産が、ストレスのないものでありますように。