12月は1年の終わり。年末は大掃除ですね。

でもちょっと待ってください。

妊娠・出産・小さな子どもを育児中のご家庭では思うように大掃除ができずストレスを感じることがあるんです!


夫婦間でも大きな溝になりかねない「大掃除」。


そんな大掃除のコツはズバリ計画すること。

そして計画をかき出すことが重要です。


計画表作成のポイントや、計画によるメリットを解説♪


さらに子育て家庭ならではの気をつけたいポイントや、「思い切って大掃除をあきらめる」意識の変革など、大掃除にまつわる子育てママの知恵をご紹介します!


この記事の目次


大掃除のコツは「間取り」「スケジュール」を書き出して計画表をつくること!

大掃除をやるぞ!と決めたらなんとなく掃除をし始める前に、まずは「間取り」「スケジュール」を書き出しましょう。


そして書き出した計画表を夫婦や家族としっかり共有します。


間取り


まずは大掃除をするポイントを書き出します。

箇条書きよりも間取りを書き出すのがおすすめです。


図面におこして家全体を把握しやすくなるので、掃除のやり残し防止になります。


スケジュール


間取りができたら掃除のスケジュールをたてます。


スケジュールのコツ
・部屋の奥から手前への順番
・上から下への順番
・余裕のあるスケジューリング

間取りを見ながら、奥から進めていけるように書き出します。

掃除の際は上から下へが基本。


先に床掃除を始めてしまうと、あとからガスコンロや窓のサッシ、エアコンなどを掃除した際にホコリが落ちてしまい、再び掃除をする羽目になるからです。


2度手間をできるだけ減らしてスムーズに進めていけるようにスケジューリングしましょう。


スケジュールは余裕をもって決めていく

大掃除は普段やらないエリアを入念に掃除しがちなので、思っている以上に疲れます。


また、小さなお子さんがいるご家庭では計画を立てても思うように進まない、なんてこともあり得るでしょう。


特に出産前のキャパシティで見積もると、予想以上に進まず途方に暮れてしまうかもしれません。


子どもに手がかかるのは仕方のないことです。


スケジュールを無理なく進めるコツは「目安時間」

エリアや掃除内容ごとにあらかじめ目安時間を決めておくことで「時間内に終わらせる」ことに意識が向くため、効率的に進めていくことができます。


子どもとの時間を考慮に入れつつ、目安時間を記入してみてください。


大掃除で「計画」をたてるべき3つの理由


大掃除に計画表なんて大げさな、と思うママもいらっしゃるかもしれません。

しかし、1年の終わりの大掃除だからこそ、計画を立てることをおすすめします。


計画を立てることで、「集中力がUPし」、「達成感が得られ」、「自己認識が高まる」からです。


①集中力UP

計画を立てることで、集中して大掃除することができます。

スケジュールをくめば、今日の掃除範囲が理解できているため迷いなく掃除ができるからです。


②達成感が得られる

小さな子どもを育てているうちは、達成感って得られにくいですよね。

大掃除の計画を立てれば、日々の達成感のなさを大掃除で充足することが可能です。


ただし、無理は禁物。

無理なスケジュールでは予定通りに進められず、達成感が得にくいでしょう。


③自己認識が高まる

計画を立てることは、自分を客観視することに繋がります。


妊娠出産、子どもの成長に応じて、ママのライフステージも変化します。

大掃除の計画を可視化することで、目標や価値観の変化を客観視しましょう。


子どもがいると予定を詰め込み過ぎて失敗する、など今の自分が客観的にとらえられるようになれば、次の計画はもっと余裕をもって組めるようになります。

子育てママ必見!大掃除で気をつけたい3つのポイント


大掃除の計画を立てる時や大掃除をする際に気をつけたい3つのポイントをまとめました。


①「捨てる」

大掃除は普段使っているものをキレイ掃除するだけではなく、捨てることも大切です。

捨てずにいると要らないものがどんどんたまり、自分で管理ができず整頓もできなくなるからです。


捨てる(整理)→掃除して整える(整頓)の順番で進めましょう。


捨てる際は


すべて引っ張り出す



要る・要らないに分ける



要らないを捨てる

という進め方でするのがベストです。

しかし、状況によっては「すべて引っ張り出す」のが難しい場合も。


その場合は、該当エリアは来年に持ち越しでもいいかもしれません。

③つ目のポイントで解説しますがあきらめが肝心です。


②「掃除をするときの服装」

服を気にしながらの掃除は集中できません。

洋服が全部汚れてもいいようなスタイルでやりましょう。


何なら、着た後は捨てる!くらいの洋服でもいいかもしれません。


汚れを気にしなくてもよくて、動きやすい服…極端な話、学生の頃のジャージがあると使い勝手もよさそうですね(笑)


ゴム手袋やマスクなどの装備品も忘れずに!


③「あきらめが肝心」

妊娠中や出産前後、小さな子どもの育児中に冬の「大掃除」は無謀です。


実際、筆者は秋生まれの子ども達のため、出産した年の年末は大掃除を一切していません。

その後も、小さい子どもをワンオペ育児で育てていたため、年末に大掃除をがっつりと行うことはできず「いつもよりきれいにする」くらいの範疇でした。


今までできていたことが思うようにできなくなるのは仕方のないこと。

それだけ、妊娠出産育児による変化は大きいものなのです。


あきらめることも大切です。


子育て中の大掃除は「延期」や「自分でやらない」という選択肢も大切


妊娠期から産後数年は、女性のライフステージの中で心身ともに大きな変化がある時期です。


この間は、変化が大きくストレスも多いので、人によっては大掃除が大きな負担になるタイミングかもしれません。


「年末は大掃除をしなければならない」思考を取っ払う

大掃除が負担、という場合は意識改革が必要です。


◆年末は大掃除!思考を取っ払うヒント
・大掃除は12月の中旬の1日で出来る範囲
・大掃除は春にするのもひとつの手
・ハウスクリーニング業者に頼んでやり過ごす

大掃除は12月の煤払い(積もった煤を払って、お正月に神様を迎える)が由来の風習。

江戸時代に大掃除が庶民に広まり、この頃は12月13日に行われていました。

また、欧米では年末に大掃除する文化はなく、掃除がしやすい春先に行います。


つまり、年末にこだわらず、12月の早いうちに終わらせてOK。

さらには欧米のように、掃除がしやすい季節に延期するのもアリでしょう。


先述の通り、筆者の子どもは秋生まれ。

そのため、年末に大掃除はせず、年度末(3月末)や5月のゴールデンウィークに延期をしました。

個人的には春の方が気候もいいので掃除がしやすかったですよ。

子どもが小さいうちは春にして、成長し、学校などで「大掃除」の文化を学びだすころに、年末の大掃除を再開するのもいいかもしれませんね。


そもそも掃除が苦手!という人は大掃除をハウスクリーニング業者に頼むのも手です。

ちなみに、年末は混みあうそうなので、年始や春先などにずらすのもいいかもしれませんよ。


ママや子どもの成長に合わせて「大掃除」も変化させるのがコツ!


年末の行事と言えば「大掃除」。


小さな子どもがいるうちは大掃除についてのとらえ方を変えて臨むのがコツです!


大掃除を実施できる環境にある人は、まずはしっかりと計画を練りましょう。

その際は「間取り」と「スケジュール」を家族としっしょに共有しながら書き出すことが大切です。


今まで、そんな計画をしたことがない、という人はこの変化を取り入れてみてください。

集中して大掃除にとりくめて、達成感が得られるはずです。

そして毎年計画しておけば、子どもが成長したときに一緒に取り組みやすくなりますよ。

 


また、出産直後など、大掃除が難しい状況の人は、延期やハウスクリーニング業者に頼むなど柔軟に対応しましょう。


今年1年くらい、年末に大掃除ができなくても大丈夫。


変化の大きい時期だと割り切って、その年の状況に応じて大掃除も変化させてみてくださいね。