「在宅でパソコンを活かせる仕事をしたい!」

「ライターって主婦の私にもできるのかしら?」


在宅ライターに興味のある主婦の方は非常に多いです。またコロナ禍になり、在宅のまま仕事のできるライターは、インターネットとパソコンさえあれば、非常におススメの仕事の一つですし、企業側も企業で運営するブログによって、アクセス数を増やすためにブログ記事は必要であり、非常に需要のある仕事です。


しかし、企業側の需要がある分、多くの主婦が応募することから文章の上手い主婦や、実績のある主婦が単価や条件の良い仕事が優先されるので、多くの主婦は1文字0.5~1円という単価の安い仕事が多い印象です。


本日は、カラダノート株式会社でマーケティングを担当している筆者が、主婦がライターで稼ぐための3つのステップを詳しく解説いたします。


1記事5万円のライターも存在する!

ライターという在宅ワークだと、稼げても一か月あたり数万円のお小遣い稼ぎをイメージされているかもしれませんが、実は1記事5万円の単価のスゴ腕のライターも存在します。下記は弊社の記事監修を依頼している方に収入を聞いたのですが、


凄腕のライターの月収イメージ


4記事 × 5万円 × 消費税10% = 22万円(1ヵ月の収入)

も稼いでいるのです。なぜ、この方はこれだけお金を稼ぐことができるかと言うと、実績が豊富にあるためです。ここでいう実績とは記事の本数や記事の内容ではありません。SEO順位のことです。実は、単価を高めていくためには、このSEO順位を企業にアピールすることで、主婦でも高単価で仕事を受けることができるのです。


SEO順位とは?Googleの検索結果の順位のこと!


SEOというのは下記のページによると、Search Engine Optimizationの略語で「エスイーオー」と発音します。意味は、Googleで狙ったキーワードで検索したときに自社のホームページやブログ記事の順位を高めて、アクセス数を増やす施策のことです。


SEO とは 意味/解説/説明 (エスイーオー) 【Search Engine Optimization, 検索エンジン最適化】

例えば「子供 塾 おススメ」とGoogleで検索している人がいたとして、もし、検索順位の1番上に、自分の会社の学習塾のホームページが表示されれば、多くの人に見られることになり、ホームページのアクセス数があつまります。これがSEO対策です。


企業はSEO対策を実施するために、多くの主婦ライターを対象に仕事の募集をしているのです。ですから、企業としては、SEOの実績のあるライターを雇いたいので、これからライターを目指す方は、このSEO順位を意識することで、半年後の収入が全然違うものになるのです。


では、これらを踏まえて、本日は主婦がライターになる方法をステップに分けて解説いたします。


主婦がライターになるための3つのステップ

敷居の低い仕事ですので、多くの方がライターを目指すことができますが、しかし、それでも最低条件はあるので、それらを含めてステップに分けて解説します。

ステップ①パソコンを持っていて、ブラインドタッチができること!


まず、パソコンがあって、自宅にインターネット回線があることが必須条件となります。そして、ライターの仕事とは、パソコンで文字をタイピングする仕事でもあるので、キーボードを見ないでもタイピング(ブラインドタッチ)できなくては、仕事になりません。この点をクリアーしていない方は、下記のサイトをみて、ブラインドタッチができるようになってから、チャレンジしてみましょう。


タイピング練習 (日本語編)

ブラインドタッチができれば、ライターの仕事は誰にでもできる仕事ですが、なるべくならエクセルやワードも編集するくらいのスキルがあることが望ましいです。なぜなら、企業によっては、ブログ記事をワードで書かせる企業もあるからです。


ただ、エクセルやワードは、文字を太字にしたり、画像を挿入するなどカンタンなことができれば十分なので、初心者でもカンタンに扱うことができるので、この点は問題ないでしょう。


ステップ②文章が書けること(書いたことあること)


このステップが意外と、敷居を高く感じてしまう主婦の方が多くなります。義務教育を受けている方は、作文を書いた経験が皆さんありますが、企業から求められている文章とは、そのような感想文ではなく、あるいは、物語のような創作でもありません。


企業がライターに求める文章とは、総務省によると下記のような文章です。



ブログは、自分の考えや社会的な出来事に対する意見、物事に対する論評、他のWebサイトに対する情報などを公開するためのWebサイトのことです。当初は、個人サイトで利用されていましたが、最近では企業でも自社の情報を公開したり、新しい商品やサービスの情報を公開したりする場合に利用されることが増えてきました。


総務省:ブログの仕組み

例えば、育児に関して、自分の考えだけでなく、客観的に育児について論評している文章のことです。ブログの書き方については、インターネットやYouTube動画で公開されていますが、基礎からしっかりまなぶには、バズ部のブログがおススメです。


◆ブログの書き方を教えるメディア


たった1記事で8万人に読まれる文章を書けるようになるライティング術(バズ部)

ステップ③クラウドソーシングでライター求人に応募する


ライターの求人はクラウドソーシングで応募することができます。クラウドソーシングとは、案件単位で仕事を募集している仕事依頼サイトです。ライターは、まずここで求人を探します。クラウドソーシングの大手は下記の2社です。



①ランサーズ

②クラウドワークス


どちらの会社も大きな違いはありません。どちらかに登録するか、あるいは両方に登録して、ライターの案件を探してみましょう。


◆単価は1文字あたり


0.5円~2円程度

3,000文字あたり、1,500円~6,000円


相場は上記のとおりです。原稿用紙1枚が400文字ですから、原稿用紙8枚程度の分量で1500円~6,000円ですので、単価によって結構報酬が変わってきます。単価はライターの経験やジャンルによって変わります。


誰でも書けそうな内容であれば、単価は安くなり、逆に専門性が高かったり、ライターとしての実績があれば、単価が高くなります。ですから、SEOにおいて実績が豊富であったり、特定の分野に関して高い専門性があれば、1記事3万円以上のライターも存在します。


全くの初めてという場合は、低単価の仕事をいくつかこなして実績を作ることを優先しましょう。最初のうちは、SEOというよりはクライアントの指示によくしたがって、クライアントの意向に沿うブログを書くこと、期日中にブログを仕上げることに集中してください。


実績をあげて、評価されるとクラウドソーシングのシステムので評価ポイントがつきます。評価が高まれば、仕事を受注しやすくなったり、あるいは仕事の依頼がくるようになります。

主婦がライターをするメリットとデメリット

それでは、主婦がライターになるメリットとデメリットを解説いたします。


メリット①好きな時間に仕事ができる


子育て中の主婦にとって、スキマの時間で働けるのは最大のメリットです。子供を寝かしつけた後や、子供が学校や塾に通っている間に仕事ができるのが最大の魅力です。ただし、好きな時間に仕事ができるということは自己管理をしっかりできる人でなければ向いていません。


締め切りギリギリに原稿を書くと、どうしても誤字脱字が増え、クオリティが下がります。そうなるとクライアントからの評価も下がります。そうならないように、時間配分など事前に自己管理できる必要があります。



メリット②求人が多い!


コロナ禍で、多くの職種で求人が限られたものになっていますが、企業はインターネットで自社ホームページのアクセス数を増やそうとしており、ライターの求人は非常に多いです。また、企業はより質の高いブログ記事をかけるライターを探しており、実績があればより高単価の案件を探すことができます。



メリット③将来的にも需要のある仕事


すでにニュース記事はAI(人工知能)が代行して書くことの実験が始まっており、ニュースの原稿は今後人が書く仕事ではなくなるはずです。


◆参考記事


AIを使ったニュース原稿の自動生成が現実のものになる


しかし、企業が求めているライターは、今後もAIがとって変わることができない領域です。なぜなら、AIが代行可能な分野とはニュースなどの「データ」が存在する分野においてです。企業が必要としているライターには下記のような経験が求められます。


◆企業がライターに求めているもの


✓主婦の子育ての経験
✓何か特定分野の経験

✓商品やサービスを使った感想


このような経験はAIはデータとして持つことができないため、企業がもとめているブログ記事を書くことができないのです。そのため、10年後であったとしてもライターの需要はなくならいと筆者は予想します。


それでは、次にライターになるデメリットを解説します。


デメリット①単価が安い


実績を高めたり、企業から認められたりしないと単価が1文字1円程度だと、1つの記事で3,000円程度しか、稼ぐことができません。東京都の最低賃金は令和3年10月1日から1,041円です。ですから、1記事を3時間以内でかかないと、通常の仕事よりも1時間あたりの賃金が安くなります。


東京都の最低賃金は令和3年10月1日より1,041円になります


そのため、ライターになったのなら、1文字あたりの単価を高めたり、1記事あたりの仕事を受注することを目指さないといけません。



デメリット②企業都合で案件が無くなる


企業から評価されていたにも関わらず、急に記事案件が無くなることがあります。多くは以下のような理由です。


・もっと良いライターを見つけたから

・ブログ集客が上手くいかないので打ち切りになった

・企業側の担当者が変わった


このような理由が多いのですから、コントロールできる問題ではないのです。安定してライターとして収入を得たいのなら、複数の企業の案件を持つようにすべきです。



デメリット③スキルアップを感じずらい


どんな仕事でも、長く続けていれば誰でも上手になるものですが、ライターという職業はスキルアップを感じずらい仕事と言えます。なぜなら、文章の納品を受ける企業側が文章の良し悪しを判別する能力がないのです。また、フィードバックの内容も



「こういう内容を追加して」

「キーワードを意識して」

「文章をもっと書いて」


という程度のフィードバックしか得られず、その程度のことは誰でもできることであり、ライターとしてのスキルと直接関係がありません。ライターとしての本当のスキルとは「読者からのフィードバック」です。読者からのフィードバックとは以下のようなものです。


「この部分が意味がわからないかった」

「読んでいて○○みたいな誤解をした」

「わかりずらい」



つまり、実際の読者に役に立って、読みやすいブログ記事を書くことができれば、SEO順位も高くなり、実績を残すことにつながります。このようなフィードバックは、企業担当者から受けることはほとんどありません。なぜなら企業担当者はライターに書かせたブログ記事をいかに少ない労力で成果を出すかという点にしか興味がないからです。


そのため、ライターとしてスキルを高めるには、友人や夫に自分の書いた記事を読んでもらい、わかりにくい点などの感想をもらうようにしましょう。その際は「面白かった」とかは意味がありませんので、わかりずらい部分を指摘してもらうようにしましょう。



ライターが実績を残すなら、自分のブログ記事のSEO順位を計測してみよう


ライターとなって、実績を残すのなら、企業側の担当者にお願いして、自分の書いた「記事のURL」と「SEOキーワード」を教えてもらうようにしてください。そして無料のツールを使って、定期的にSEO順位を計測しましょう。SEO順位の計測方法は下記の記事をご覧ください。SEOチェキという無料のツールがありますので、それの使い方が下記の記事に書いております。


SEOチェキの使い方!初心者に最適な無料ツールを使いこなそう

そして、もし、狙ったキーワードでSEO順位が3位以内に入ったのなら、その記事は大きな実績となります。そのような実績が5つ以上できたのなら、クラウドソーシングでアピールすることもできますし、企業側に単価アップの根拠として提示することができます。


このSEO順位の計測をすることこそ、ライターの単価アップにつながることなのです。SEOで実績を増やせば、評判がたち企業側から文字数ではなく1記事あたりのオファーももらえるようになります。ですからSEOの計測は非常に重要なのです。

主婦目線こそ、主婦ライターの最大の武器となる!


主婦のライターの最大の武器は、主婦目線がわかることです。企業側が主婦ライターを探す場合は、主婦向けの記事を書いてもらう場合がほとんどです。ですから、企業、あるいはブログ記事を見るユーザーは、主婦目線の役にたつ体験談を見たいのです。ロボットが書いたような無味乾燥な記事を求めておりません。


ですから、普段の家事や育児の体験を文章にすることが求められます。これは主婦にしかできないことです。また、記事を書くことで、普段の家事や育児の最中も「こんなこと書いたら記事に役立つかも!」と思うようになります。


これからライターを目指す主婦の方は、そのような考え方を重視してみましょう。