新型コロナウィルスが広まりはじめて2年。
私たちの生活はこの新しい感染症によって、変わってしまいました。

どんなウィルスなのかわからない不安、対策への不安など様々な不安の声が上がっています。


子育て世代の私たちも不安を抱えていますが、そのひとつが子どもへの影響です。

ママびよりを運営するカラダノートの調査では


幼児のマスク着用に不安を感じる保護者は66%


さらに


5~11歳の新型コロナウィルスワクチンの接種に不安を感じる保護者は88%


という結果になりました。


今回、調査で分かったことをもとに、幼児の子を持つ母として、読者の皆さんと同じ悩みを抱える一人の保護者として、子育て世代のコロナの付き合い方についてみていきます。


この記事の目次


幼児のマスクに66%の親が不安!3つの身体的影響の懸念



今回、私たちが行った「子どものマスク着用に関する意識調査」では66%の親が幼児のマスクに不安を感じていることがわかりました。


■子どものマスク着用に心配事・不安はありますか?

出典:「6割以上の親は子どものマスク着用に不安を抱える着用による3つの身体的影響「息苦しさ・発育・免疫」を懸念(2022. 02. 28)」(カラダノート)

マスクのここが不安!3つの身体的影響

①息苦しさによる酸欠・窒息の恐れ
②相手の表情が読み取れない恐れ
③免疫低下の恐れ

マスク着用に対する不安は子どもの発達に伴う身体的影響が多く寄せられました。


①息苦しさによる酸欠・窒息の恐れ

大人がつけていても時によっては息苦しさを感じるマスク。

大人であれば状況に応じて着脱の判断ができるでしょう。

しかし、子どもにはその判断が難しいことも想定範囲内。


そのため、息苦しさを感じてもマスクを外すことをせず、酸欠になってしまうのではないか、という心配があります。


②相手の表情が読み取れない恐れ

これは2020年の新型コロナウィルスが流行り出した時から言われていたことです。

乳幼児の頃はまだバーバルコミュニケーション(言語交流)が十分にできません。

そのため、ノンバーバルコミュニケーション(非言語交流)が大切になります。


しかし、コロナ禍によって保育者がマスクをすることで、保育者の表情が読み取れず、コミュニケーションに影響がでるのでは、という不安が上がっていました。


さらに、子ども自身もマスクを着用することになると、子ども同士の会話でも表情が読み取りにくくなるだけでなく、表情を伝えるという学びができず無表情な人に成長してしまう可能性があります。


アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」では、コミュニケーションは


話す言葉の内容(言語情報)7%
声の質や大きさ(聴覚情報)38%
顔の表情(視覚情報)   55%

の割合で影響していると言われています。

参考:「人は見た目が9割」著:竹内一郎(新潮新書・2005/10/16)

言語でコミュニケーションを日常的にしている大人ですら、表情は半分以上の影響があるわけです。


学ぶは”まねぶ”、真似をするが語源と言われており、幼少期の頃は周りを見て真似て学ぶもの。

マスクで表情が学べないことが、大人になった彼らにどれだけの影響があるのかわからず、不安に思う親は多いのです。


筆者は教育学部卒なので、幼稚園や小学校勤務の学友が多いのですが、2020年当初は皆口をそろえて危惧していました。

そして幼児のマスク着用の提唱にさらに大きな不安を抱えています。


③免疫低下の恐れ

コロナによってさまざまな感染症対策がなされています。

それにより、他の感染症の対策になり、コロナ禍以降は他の感染症も減少傾向です。


例えばインフルエンザですと、例年12月の年末から感染者数が増え、1月下旬から2月上旬にピークが来ます。

しかし、2020年4月の緊急事態宣言以降、インフルエンザの流行どころか感染者数も例年よりもはるかに少ない数値を記録しています。

参考:「インフルエンザ過去10年間との比較グラフ(3/11更新)」NIID国立感染症研究所


子どもが病気にかからない。

それは親にとっては嬉しいことかもしれません。

しかし、免疫はどうでしょうか。


私たちの身体は、異物「ウィルス」が身体の中に入ってきてはじめて「抗体」をつくります。

この抗体ができることによって、今後同じウィルスが身体の中に入ってきても初回よりスムーズに対処するのです。(獲得免疫)

参考:「《子供の感染症あるある14》子供の鼻水が止まらないのはどうして?」(medicommi)


つまりコロナの感染対策によって幼少期に免疫を獲得しておきたいウィルスも対処してしまうので、獲得免疫がないまま成長し、大人になってからはじめて感染する、という心配があるのです。


実際、筆者もその心配から2020年に慌てて我が子のおたふく風邪の予防接種に行きました。

(おたふく風邪は成人してからかかると重病化しやすく、男性の場合は不妊の原因にもなると言われている)

参考:「《子供の感染症あるある13》今だからこそ!おたふくかぜの予防接種に行きました」(medicommi)


世間の目・周りの無理解に苦慮する親の声も

上記の他には


「子どもがマスクを嫌がる」


という声もありました。

その中でも

『発達障害があるためマスク着用を我慢できない。それを周りから理解してもらえるか不安』


30代・2児のママ


といった、周りの理解や世間の目に対する不安がある、という声が上がりました。


乳幼児のマスクは2歳未満は避けて!5歳以下もこだわらずに


WHOや日本小児科学会では2歳未満のマスクを勧めていません。


医師が作る医療メディア「medicommi」の子どもの感染症コラムマンガでも2歳未満のマスクはNG、としています。

参考:「《子供の感染症あるある11》子供の感染症予防、気になる疑問にお答えします」(medicommi)


5歳以下の保育園児や幼稚園児もこだわらずに

WHOは5歳以下についてもこだわらないとしています。


夏場などは熱中症が不安ですので、大人も子どももTPOに応じてマスクの着脱を心がけましょう。


同時にマスクをつけた方がよい、とされる場合もあるでしょう。


TPOに応じるケース
陽性者が出ている施設への登園、室内での活動で着用する
・病院に行くとき

など

明確な基準がありませんが、お子さん自身の健康、周りの健康、双方を考えて着脱するのがベストです。


つけるのにもつけないのにも理由がある

これは大人子ども関わらずですが、マスクの着用には理由があると思っています。


例えば、先のママの声で「発達障害でマスクをつけられない」というお子さんもいます。

他にも、マスクをつけると肌荒れをしてしまうお子さんもいるでしょう。

同じく、大人の方でもいるでしょう。


そして逆に「マスクを外したくない」人もいるのです。

人にうつしてしまわないだろうか、コロナをどこかでもらってしまわないだろうか、と不安が強いお子さんや大人もいます。


マスクをつける、つけないどちらの立場もコロナに対して悩んでいるのは同じなはず。


マスクをつけず傍若無人なふるまいをする大人はさておき、どちらも理由がある、と相手の気持ちに寄り添うことも筆者は大切だと感じます。


9割の親が子どものワクチン接種に不安を感じている!


新型コロナウィルスのワクチン接種が5~11歳も可能になりました。
我が家にも5歳の子どもがいるため、他人事ではありません。

自治体から子ども宛のワクチンのお知らせの通知を手にしたとき、すぅー、と血の気が引いたのを覚えています。


私たちの調査では子どものワクチン接種に不安を抱える親は88%と9割近くに上りました。


接種の意志については


「接種する」18%

「接種しない」46%

「検討中」36%

接種しないと考えている親が4.6割と半数近くに上ります。


また「接種する」意思がある親のうち半数は、子どものワクチン接種に対して不安を抱えていました。


接種の意志に関係なく、幼児へのワクチン接種に不安を感じている人は多そうです。


子どものワクチン接種に対する親の声


「もうすぐ6歳になるが、体格があまり大きくないので心配」

(40代/3児のママ)

「接種しての効果、副反応など情報が少なすぎる」

(30代/1児のママ)

「大人の接種の際、副反応が話題になったので、子供にも副反応があることが予想され可哀想と思っている。」

(40代/2児のママ)

「11歳が打てるものを6歳が打って良いのだろうか。将来的に何か症状がでない不安です」

(30代/1児のママ)


現行で行われている定期接種のものとは違い、


・情報(エビデンス)が少ない

・副反応に対する不安

・幼少期に接種する影響


を懸念する声が上がりました。


不安な自分を受け入れ出来ることをする。家族はマスクを外して笑顔で接する。


新型コロナウィルスが未知のウィルスであったため、「わからない」から不安に感じる。

人は正体の知れないものに不安を感じるもの。


そのため、今私たちができることは


・手洗い

・うがい


をしっかり行うこと。

体調が悪いときは大人も子どもも休むことです。


そして不安に思っている自分を受け入れることです。

「不安」と悩んで何もしないでいる間は不安は消えません。


手洗いうがいなど基本的なことを実践する「行動」

正しい情報をとりに行く「行動」


この行動の積み重ねが不安解消への一歩です。


わからないことは、わからない。

わかるまで待つのもいいと思います。

わからないからやってみるのもいいと思います。

大切なのは、自分で動き、判断して進むこと。


そして医療従事者など、ご家庭の事情にもよりますが、出来る限りママやパパはマスクを外して笑顔で子どもと接してあげてください。

それが、マスクの弊害の一助になります。


個人的には、怒ったり、泣いたりも見せていいのではないかな、とも思っています。

親の表情から学ぶことはたくさんありますから。


オンラインの交流はマスクを外してできます。

祖父母や親戚、友人などとの交流のひとつとして取り入れてみてくださいね。