子供服を買うときって「少しでも長く着てほしい」と思いつい大きめを買いがち。
しかし、大きすぎるのは着心地が悪かったり、安全面の懸念があったりでおすすめしません。
子供服のサイズの基本をしっかりおさえて購入しましょう。
とはいっても洋服代もバカになりません。
「次のシーズンに使おうと思っていたら子供の成長が早くて着れなかった。」
「毎月子供服を買い足している」
「サイズの目安がわからない」
「どのタイミングでサイズアップするの?」
そんな悩みに今回は成長の早い子ども(2歳で100cm超えました…)を持つ筆者の「長く着られる工夫」や「サイズアップの見極め方」をご紹介します。
この記事の目次
- 乳幼児のベビー服・子供服サイズの目安
- 子供服のサイズは年齢よりも身長体重が重要な理由
- 【長く着れる】服選び5つの工夫
- サイズアップはどこで判断?3つのポイント
- 保育園は安全面から「大き目サイズはNG!」
- 子供服はブランドによってサイズ感が異なる
- 適切なサイズは子供の安全のため!サイズアウトした服はリユースへ
乳幼児のベビー服・子供服サイズの目安
まずは月齢および年齢でのサイズの目安をみていきましょう。
50:0~2ヶ月、3~6kg
60:3~5ヶ月、6~9kg
70:6~11ヶ月、9~11kg
80:1歳~1歳半、11~13kg
90:1歳半~ 2歳前後、13kg
95:3歳前後、14kg
100:4歳前後、14~17kg
110:5~6歳、105~115cm
参考:「子供服サイズで迷った時に役立つ年齢目安・選び方」(子供服通販サイト devirock(デビロック))
しかし、これはあくまでも目安。
厚生労働省の乳幼児身体発育調査の平均値に基づくものです。
2歳男子の身長の発達曲線で見てみると
平均値は85.5cm。
しかし、2歳になる時点での身長の目安の幅はおよそ80cm~90cm。
2歳の誕生日を迎えた時にまだ80サイズを着ることができるお子さんもいれば、90サイズでピッタリというお子さんもいるのです。
参考:「乳幼児身体発育調査結果の概要(平成22年度)」(厚生労働省)
子供服のサイズは年齢よりも身長体重が重要な理由
目安の幅が大きいのには理由があります。
新生児から5歳前後、いわゆる乳幼児・未就学児のころは体格の差が大きいから。
そのため年齢でサイズを区切ることは難しいのです。
ではどこを基準にするかと言えば、子供服はお子さんの身長と体重を基準にしましょう。
①サイズ=身長センチを目安にする
サイズ選びの目安でわかりやすいのが
サイズ=身長センチ
ということ。
身長90cmのお子さんなら90サイズがジャストサイズ。
という目安です。
②標準体重は成長曲線を目安にする
身長だけでサイズを選ぶと体重が重めのお子さんの場合は少しキツいかもしれません。
せっかく買っても袖を通せないのは悲しいですよね。
洋服は一般的に標準体型をベースにつくられています。
お子さんの体重が標準かどうかは「乳幼児成長曲線」を参考にしてください。
母子手帳にも記載されています。
③骨格体格によっても異なる
筆者は男の子と女の子両方の子を持つママ。
赤ちゃんなんて小さい頃は同じでしょ、と思っていたのですが体格が全く違いました!
娘は80サイズの服を長く着ました。
特にチュニック丈の半袖シャツは0歳の終わりから2歳になるまで着用できたので「80サイズは長く着れるのだなぁ」と思ったものです。
しかし、息子は80サイズはわずか半シーズンほど。
1歳を数ヶ月過ぎる頃には90サイズを着用していました。
「80は長く着れる」
「110は小学生でも着れる」
といった先輩ママの言葉は誰にでも当てはまるわけではないのだな、と身を持って感じました。
【長く着れる】服選び5つの工夫
洋服を選ぶときは月齢・年齢ではなく我が子の身長体重を目安に、というのは多くのママが実体験を通じて感じていることでしょう。
でもできるなら長く着てほしい。
しかし大きめサイズの服は子どもの活動に支障が出るリスクがあります。
でもなんとか長く着てほしい…数ヶ月でサイズアウトはお財布に厳しい…。
この悩みは成長の早いお子さんを持つママに特に多い悩みでしょう。
筆者の子は産まれた時は50cmと平均的。
しかし成長が早く2歳のうちに100cmをこえました。
そんな我が子を持つ筆者が実践している長く着るための工夫を5つご紹介します!
参考になれば幸いです。
工夫①「七分丈を賢く活用」
工夫②「裾の絞ってあるタイプのズボンを選ぶ」
工夫③「ユニセックスで兄弟姉妹着回し」
工夫④「女の子はチュニック丈」
工夫⑤「肌着は通年タイプ」
工夫①「七分丈を賢く活用」
七分袖を長袖として着用することで、長く活用できます。
写真の通り、102cmの息子(3歳1ヶ月)には120の服を着させています。
3歳の冬は長袖。
3歳の春は九分袖。
3歳~4歳の秋は八分袖。
4歳の春は七分袖。
うまくいけば4歳~5歳の秋→春も七分袖で着用できるかも、という希望を抱いています。
・七分袖なので袖が余らない。
・120サイズなので体格ががっちりしているタイプもゆったり。
・裾も長めなのでお腹がみえにくい。
など嬉しいポイントも盛りだくさん。
ただし、スリムなタイプや女の子だとダボっとした印象になる可能性有、です。
工夫②「裾の絞ってあるタイプのズボンを選ぶ」
長ズボンは大きめですと長袴のようにズボンを自分の足で踏んでしまい脱げてしまったり、転んでしまったりする原因になります。
裾が絞ってあるタイプのズボンだと、くるぶしでストップ。
長袴になりにくいですよ。
工夫③「ユニセックスで兄弟姉妹着回し」
お子さんが二人以上いらっしゃる場合が家庭内おさがりで長く着用しましょう。
下の子の性別がまだわからないうちは、何枚かユニセックスのものを選んでおくのがポイント。
工夫④「女の子はチュニック丈」
女の子のお洋服で長く着るなら「チュニック丈」を選ぶのがおすすめ。
小さいときはぷくぷくだった体形も、幼児になるとスラっとしてきます。
男の子よりも女の子の方が骨格や体格が華奢なので丈が長めなら長く着ることができます。
工夫⑤「肌着は通年タイプ」
肌着を季節によって分けるとすごい枚数になりませんか?
我が家は通年でUNIQLOのコットンメッシュインナー!
タンクトップタイプなら、1年~1年半は着続けることができます。
80~90サイズは兄弟姉妹でおさがりで着倒しました。
ずっと同じ肌着で風邪などひかないのか心配されることがあります。
わが子たちは0歳から保育園を利用していますが、風邪も年に片手でおさまるほどですよ。
サイズアップはどこで判断?3つのポイント
長く着ていてもいつかはやってくるサイズアウト。
サイズアウトのタイミングはサイズアップのときでもあります。
サイズアップの目安は以下の3つをチェックしましょう。
①脇が突っ張らない
脇の部分が突っ張ると、腕を上げにくく活動に支障がでます。
腕の可動領域を狭めてしまうことにも繋がりかねませんので、脇が突っ張りそうだな、と感じたらその服はサヨナラのタイミング。
ひとりでお洋服を着られる年齢なら着脱もしにくくなります。
サイズよりも洋服のデザインによるところが大きいので要注意。
②お腹が出ない
肩周りや胴回りに余裕があるのでまだまだ着れるのですが、お腹を冷やす原因になります。
③オムツ(パンツ)がみえない
ズボンは股上の長さがサイズアウトの基準。
オムツやパンツがみえてきたらサイズアウトです。
保育園は安全面から「大き目サイズはNG!」
先ほども大き目サイズの服は子どもの活動に支障が出るリスクがあると書きましたが、安全面の対策から保育園では大き目サイズの洋服は控えましょう。
半袖は多少大きめでも活動に支障が出にくいためあまり問題がありません。
長袖長ズボンはシビアにチェックしましょう。
長ズボン
・長いのでひきずってしまう。
・長袴状態になり自分のズボンを内側から踏んでしまい、転倒しやすい。
・折り返してはいていても折り返しが緩む。
・折り返し部分に砂が入って大変。
長袖
・長いと活動のジャマになる。
・手洗いや食事で汚れやすい。
・袖を折り返していても活動とどもに緩む。
フードなどもひっかかりやすいという点からNGです。
フリルやスカートも安全面からNGの保育園も多いですよ。
かわいい・かっこいいお洋服は休日に楽しんでみてくださいね。
子供服はブランドによってサイズ感が異なる
同じサイズ表記でもブランドによってサイズ感が異なります。
また男の子用や女の子用でもサイズ感が異なります。
筆者が子どもに着せていて感じたサイズ感をまとめました。
筆者が感じるブランド別サイズ感
無印良品/標準
西松屋/小さめ
anyfamkids/小さめ
UNIQLO/少し大きめ
モンベル/大きめ
ships kids/ものによる小さめと大きめ混在
B:MING by BEAMS/小さめ
ベルメゾン/標準
適切なサイズは子供の安全のため!サイズアウトした服はリユースへ
のびのびと子どもたちが安全に遊ぶためにも洋服は適切なサイズを選ぶことが大切です。
ポイントは以下の4つ。
・子供服は月齢・年齢で選ばずお子さんの身長体重・体格で選ぶ
・長く着るには工夫が必要
・サイズアウトは着脱のしにくさ・お腹や下着が見えるかどうか
・安全面から大きすぎる服は着ない
今回は子供服のサイズと服の選び方をみてきました。
とはいえ、どれだけ工夫をしても数年でサイズアウトしてしまいます。
それだけ大きく成長していることが嬉しくもあり、着れなくなった洋服の山を見るたびにさみしくなったり…。
サイズアウトした服は
フリマサイト
リサイクルショップ
を活用することで捨てるさみしさから譲るやさしさになりますよ。