赤ちゃんと言えば「おしゃぶり」を口にくわえているイメージですよね。
おしゃぶりは新生児から使ってOK!
ただし必ず「新生児用」を選ぶこと。
そして「赤ちゃんは全員おしゃぶり使用するわけではない」ということを念頭におしゃぶりを取り入れてみてください。
今回は赤ちゃんのおしゃぶり使用についてメリットやデメリット、選び方・消毒方法などおさえておくべきポイントを3つご紹介。
おしゃぶりは使えると育児で役に立つアイテムな上、親子の精神安定にも繋がりますよ。
この記事の目次
- 新生児からおしゃぶりはOK!しかし必須ではない理由
- ポイント①おしゃぶりのメリット・デメリットを知る
- ポイント②おしゃぶりには選び方がある
- ポイント③おしゃぶりの消毒方法
- おしゃぶりは便利!使えると嬉しい3つのタイミング
- おしゃぶりは親子の精神安定に!ただし長期間の使用は控えて
新生児からおしゃぶりはOK!しかし必須ではない理由
おしゃぶりは新生児期から使うことが可能です。
新生児の時に使うものは新生児用を選びましょう。
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しかし、おしゃぶりは育児の必須アイテムではありません。
何故ならおしゃぶりを使用せずに成長していく赤ちゃんもたくさんいるからです。
【体験談】おしゃぶりを吐き出すわが子
赤ちゃんと言えば「おしゃぶり」というイメージがあるくらいトレードマークのひとつですが、筆者の子ども達のように「要らない」タイプの個性の子もいます。
二人ともおしゃぶりを与えると、すぐに吐き出していました。トホホ。
新生児のころ、退院してから里帰り先の実家であらかじめ購入していた新生児用のおしゃぶりトライ。
最初はパク、と口にくわえてもごもごと口を動かすのですが、気に入らないのか、10秒もしないうちにポロ、と口から離すのです。
何度も試しましたが同じ結果に。
少し間をあけて生後2ヶ月ごろにも試してみましたが同じ反応でした。
以降も、たま~に気が向いたらくわえさせるものの、30秒と続いたことはなかったです。
第2子も同じような反応だったため、我が家のおしゃぶりは育児アイテムとしては不要のものでした。
筆者の子どものようなタイプかどうかは、産まれてから実際におしゃぶりをくわえるまではわかりません。
おしゃぶりを活用することを考えている方は次から紹介する3つのポイントをチェック!!
ポイント①おしゃぶりのメリット・デメリットを知る
おしゃぶりにはメリットとデメリットがあります。
メリット
・精神的な安定
・泣きやむ
・入眠がスムーズになる
おしゃぶりをしゃぶることで、赤ちゃんは精神的に安定します。
赤ちゃんが「お腹がすいた」「ウンチが出た」など理由があって泣いているときは別として、訳もなく泣いているときはくわえることで、落ち着きを取り戻して泣き止むことがあります。
なぜなら赤ちゃんはおしゃぶりを吸うことで落ち着くから。
これは「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」と呼ばれ、口に触れた物を無意識に吸う性質のためで、これのおかげで生まれて間もないころから母乳やミルクを飲むことができるのです。
そのため、わけもなくぐずるときにサッとおしゃぶりを使うことで精神的に落ち着くことができるのです。
赤ちゃんはママのお腹にいるときから指しゃぶりをしていると言われており、「吸う」ことは赤ちゃんにとって心を落ち着けるための手段です。
そのため、入眠の際にも活用されています。
ただし、おしゃぶりは寝入ったら必ず外してくださいね。
赤ちゃんが落ち着くことで、ママやパパの育児負担や緊張の軽減にもつながりますよ。
デメリット
・乳頭混乱が起こりやすい
・衛生管理が必要
・クセになりやすい
母乳育児の場合、乳頭混乱が起こりやすくなります。
おしゃぶりは口に入れるものですので、消毒等衛生管理が必要にもなってきます。
そしておしゃぶりを使い続けるとクセになりやすい、ということです。
クセになってしまうと、成長してもおしゃぶりをしゃぶり続けてしまい、発語への影響やかみ合わせへの影響が出てくる可能性があります。
ポイント②おしゃぶりには選び方がある
おしゃぶりはどれも同じではありません。
選び方で押さえておきたいのは「月齢」「素材」「手入れのしやすさ」の3つ。
①月齢に合わせたサイズ
月齢よって適正なサイズがあります。
新生児から使う際は必ず「新生児用」を選びましょう。
以降は生後3~6ヶ月や6~12ヶ月など商品に記載された月齢を参考に、サイズUPをしていきます。
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②素材(シリコン製/天然ゴム製)
おしゃぶりの素材は主に2種類。
シリコン製と天然ゴム製があります。
「天然」と書いてあると赤ちゃんによさそう、と思いがちですが、天然ゴム製のおしゃぶりは消毒しにくいのがネック。
電子レンジ・薬液消毒ができません。
電子レンジや消毒液で消毒したい場合はシリコン製を選びましょう。
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③手入れのしやすさ
素材の部分とかぶりますが、手入れのしやすさも大事なポイント。
消毒のしやすさで言えばシリコン製です。
他にもケース付きの商品であれば、汚れが付きにくく衛生的にも安心です。
また最近のおしゃぶりは乳頭混乱を起こしにくくするため、かたちやかたさにもこだわっています。
ポイント③おしゃぶりの消毒方法
おしゃぶりの消毒方法は哺乳瓶と同じく3つあります。
①電子レンジ消毒
②煮沸消毒
③薬液消毒
です。
筆者は混合育児でしたので、哺乳瓶と一緒に薬液につけていました。
(結局おしゃぶりはほとんど出番がなかったですが)
消毒の目安は哺乳瓶と同様、生後3~4ヶ月くらいまではしっかり消毒しましょう。
おしゃぶりは便利!使えると嬉しい3つのタイミング
おしゃぶりが使えるとこんなうれしい効果が!
①赤ちゃんがぐずるとき
②寝かしつけのとき
③外出中泣き止まないとき
おしゃぶりに助けられるタイミングをそれぞれ詳しくみていきましょう。
①赤ちゃんがぐずるとき
メリットにも書きましたがおしゃぶりは精神的に安定します。
訳もなくぐずるときにおしゃぶりを使えば落ち着きます。
はじめて乳児を育てているママは「これでいいのかな」の連続。
ぐずる姿にママが焦ってしまうと、赤ちゃんも落ち着けません。
ママがひとりで「何とかしないと」と焦れば焦るほど悪循環になりますので、使えるツールはうまく活用しましょう。
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②寝かしつけのとき
母乳やミルクをあげておむつを替えても上手く寝れず寝ぐずりをする赤ちゃん。
その場合はおしゃぶりで落ち着くことでリラックスして眠りへといざないましょう。
睡眠は産後のママにとっても必要です。
おしゃぶりで寝てくれるのであれば、ママの育児ストレスの軽減につながり、産後うつなど産後トラブルにもなりにくくなります。
特に母乳育児の場合、添い寝授乳で寝るのがクセになってしまうと、おっぱいがないと寝れないなど、ママの負担になってしまう可能性があります。
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③外出中泣き止まないとき
外出中は赤ちゃんの泣き声やぐずりは何かと気を遣うもの。
もちろん、大半は親子を温かく見守ってくれていますが、そうではない人もいるのが事実です。
外出先ですからいきなり授乳をするわけにもいきませんので、おしゃぶりがあると安心です。
なお、お出かけ時におしゃぶりを使用するときは、落っことさないようにおしゃぶりホルダー(おしゃぶり紐)をつけておくと安心ですよ。
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おしゃぶりは親子の精神安定に!ただし長期間の使用は控えて
おしゃぶりは新生児から使える、赤ちゃんとママの精神安定に役立つアイテム。
とはいえ、必須の育児アイテムではなく、好まない赤ちゃんもいます。
そのため、使わなくてもいいか、くらいの気持ちでおしゃぶりを与えてみてくださいね。
活用できれば、ぐずるときや入眠時、お出かけ時に役立ちますよ。
ただし、長期間の使用は控えましょう。
デメリットにも書きましたが、クセになりやすく歯並びや発語などの成長に影響を及ぼす可能性があります。
2歳ごろまでにはおしゃぶりは卒業できるように、成長のなかで親子で別の落ち着く手段を手に入れていきましょう♪