おいしい水は料理に使うと素材の味を引き立たせます。


水の違いがわかるのはなんといっても「お米」です。


炊飯に使うお水をウォーターサーバーのものに変えるだけで、お米がふっくらやわらかになるのはご存じですか。


お水のおいしさをお米がしっかりと吸収するから、おいしい水で炊飯すればお米本来の旨みも味わうことができるようなりますよ。


今回は「お米」と「お水」のお話です。


この記事の目次


お米は給水する水の質によって味わいが変わる


日本人なら毎日食べると言っても過言ではない「ご飯」。


ご飯はお米の種類や炊き方によって風味や食感が変わることはご存じの方も多いですが、実はお米を炊く時の「水」を変えるだけでも、ご飯がおいしく炊けるようになるのです。


お米は水を吸収する

何故、水がご飯の炊きあがりに影響するのでしょうか。

それはお米が水を吸収するからです。


お米は通常乾燥した状態で保存しています。

そのままでは固くておいしく食べることはできません。


水にお米をつけて、水を吸収することによってふっくらとしたお米に炊き上がるのです。

もし、この水にニオイがあると、お米はそのニオイも吸収してしまい、炊き上がったご飯の味わいや香りにも影響を与えてしまいます。


さらに水の性質によって、食感や風味も変わってくることも多く、ご飯を炊く時は「軟水」のものだとふっくら炊きあがります。


水道水だとカルキ臭がする

水道水でご飯を炊けば、カルキ臭も水と一緒にお米に吸収されてしまいます。

そのため、おいしさや味わい、香りに影響し、素材のうまみも味わえなくなるのです。


ウォーターサーバーのお水ならお米をふっくら炊ける


ではご飯をおいしく炊くにはどのような水がいいのでしょうか。

おすすめは手軽に使えるウォーターサーバーのお水です。


お米が味わいよく、ふっくらと炊けるお水の目安は以下の3つ。


①非加熱処理の天然水

②軟水

③弱アルカリ性

①「非加熱処理の天然水」が理想

ウォーターサーバーにも色々と種類がありますが「非加熱処理の天然水」のものがおすすめ。


「非加熱処理の天然水」はお水そのものがおいしいからです。


水は加熱処理をすると水のおいしさを引き立てる「溶存酸素」が激減してしまうため、飲み水としてもおいしいお水にお米を浸せば、ご飯もおいしくなります。


そして天然水はお米にニオイがうつらない無味無臭の水ですので、ご飯にカルキ臭が残ることはありません。


②軟水でふっくらやわらか

水には硬度があります。硬度とは、水に含まれるカルシウム・マグネシウムの含有量を表す度数のこと。軟水は 0~60mg/L未満のものを指します。


日本の水は水道水を含め、多くが軟水です。

欧州の水は硬水が多く、フランスの天然水である「エビアン」や「コントレックス」は硬水に分類されています。


軟水である日本の天然水と飲み比べてみると、硬水はこわばったようなクセのある味わいで、飲みにくいと感じる人もいるでしょう。


軟水はまろやかで飲みやすい味わいで、炊飯に使用するとふっくらやわらかな仕上がりになります。


何故ならカルシウムがお米への水の吸収を妨げになるため、カルシウムを多く含む硬水だとご飯がぱさぱさになりやすくなるからです。


③弱アルカリ性でお米のデンプンが軟らかくなる

おいしいご飯を炊くには水のpHも大切です。

弱アルカリ性のお水で炊飯すると、お米のデンプンの糊化が促進されるため、硬くなりにくくなります。


そのため、中性の水よりも軟らかく炊き上がると言われています。


アルカリイオン水や備長炭(炭は水をアルカリ性に傾ける)を使用するとご飯がおいしくなる、と言われるのはこのためです。


ただし、アルカリ性が強いと糊化が促進しすぎて、べたつきの多いご飯になります。

pH7.5~8.5程度の弱アルカリ性のお水を選びましょう。


人気の料理店でもウォーターサーバーの水を使用

お水を変えるだけでお米もうまみが引き立つため、料理店でもウォーターサーバーの水で炊飯しているお店もあります。


ウォーターサーバーの水で炊飯するときに気をつけたい3つのポイント


水道水からウォーターサーバーのお水に変えるだけでご飯がおいしく炊きあがりますが、気をつけてほしいことが3つあります。


①水の量は少なめに

②長時間タイマーは避けて

③お米を洗うときの最初はウォーターサーバーのお水で


①水の量は少なめに

「弱アルカリ性」のウォーターサーバーのお水を使用する場合、今までの水分量ですとご飯が柔らかくなりすぎることがあります。


水の量は少なめで調整してみてください。


②長時間タイマーは避けて

ウォーターサーバーの水に浸して長時間タイマーでの炊飯は避けましょう。

塩素消毒している水道水と違い、非加熱処理の天然水は常温で長時間置いておくと、雑菌が繁殖してしまう可能性があるからです。

水につけておきたいのであれば、釜ごと冷蔵庫で保管しておき、食べるタイミングに合わせて冷蔵庫から取り出して、炊飯器にセット・炊飯スイッチを入れるようにしましょう。


③お米を洗うときの最初はウォーターサーバーのお水で

冒頭で「お米は水を吸収する」と書きましたが、研ぐ瞬間からお米は水を吸収します。


とりわけ、一番最初は乾燥している状態のお米ですからしっかりと水を吸収しようとします。


そのため、洗米の一番最初はウォーターサーバーのお水を使用しましょう。

中間は水道水でOK。

お米に浸す水は再びウォーターサーバーのお水を使用することで、おいしく炊きあがります。


自宅でできる!おいしいご飯の炊き方4つのコツ


①お米をきちんと計る

②手早くお米を洗う

③お米に水を吸わせる

④炊いた後、しゃもじでほぐす


水も大事ですが、そもそもお米の炊き方も重要です。

水を変えるタイミングでおいしいご飯の炊き方も取り入れてみてください。


①お米をきちんと計る

お米はカップに対して、すりきりでピッタリと計るように心がけてください。


お米もお水も分量次第でご飯のおいしさは変化します。

お水は、米重量の1.2倍が基準です。

ご自身やご家族の好みに合わせて増減して調整しましょう。


②手早くお米を洗う

お米は水に触れた瞬間に吸収します。

ゆっくりと洗米していると、米ぬかや汚れを含んだ水をお米が吸収してしまうので風味を損ねることに繋がるからです。


一番最初はたっぷりのウォーターサーバーのお水で素早くすすぎましょう。

そのあとは少量の水(水道水でOK)に浸して、手のひらでグッと押すようにして洗います。


③お米に水を吸わせる

お米にしっかり水を吸収させることで炊きあがりがふっくらします。

洗米後、30分~90分ほど水に浸しましょう。


④炊いた後、しゃもじでほぐす

炊きあがった後は釜底からお米をはがすようにしながら、ふっくらとかき混ぜましょう。

上部だけでなく下部のお米も空気に触れることで余分な水分を飛ばすことができ、混ぜることで味も均一化されます。


ウォーターサーバーのお水は素材のうまみを引き立てる!


お米をおいしく炊くには「水」選びが大切です。


水道水ですとカルキ臭がご飯にうつってしまったり、無機質な味わいになったりしますが、天然水なら無味無臭でニオイうつりもなく、お水のおいしさがご飯のおいしさを引き立てます。


天然水を選ぶ時は


①非加熱処理の天然水

②軟水

③弱アルカリ性


上記3つのポイントをおさえましょう。


ペットボトルの天然水もいいですが、手軽さを考えると天然水のウォーターサーバーの水を活用するのがおすすめです。


緑茶や紅茶、コーヒーなどの飲み物にもウォーターサーバーの水を使うと、素材のうまみを引き立ててくれますよ。


授乳中であれば、タンポポ茶やルイボスティにも使ってみてくださいね。




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