妊娠中は、妊娠にまつわることだけでなく、出産のことや、産後から始まる育児のことなど、さまざまな不安や疑問がつきもの。そんな不安を解消するために、妊娠や出産・育児に関する本を手に取る方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回、妊娠中に読んで頂きたいオススメの本を12冊紹介したいと思います!
この記事の目次
妊娠出産の本の探し方
オススメの紹介の前に、まずは本の選び方について紹介します。
1.自分のタイプを知る
妊婦のあなた自身が、どのようなタイプかということが本を選ぶのに大きなポイントになります。
1.文章を読むのは苦手なタイプ
文章は苦手、という人はマンガで綴られているものや写真やイラストが多い本がよいでしょう。
2.妊娠・出産の勉強がしたいタイプ
「妊娠・出産」の仕組みが知りたい、という人は教科書的な本がベストかもしれません。
3.出産の不安を解消したいタイプ
『初めての妊娠・出産で不安…。
他のみんなはどうだったのかな?』という人は妊娠・出産のエッセイなど、筆者の経験談がつづられている本を読むと心が落ち着くかも。
2.内容を確認してから購入を
『本を買ってみたものの、結局読まなかった…。』ではもったいないですよね。
妊娠中に無理は出来ませんが、気晴らしに本屋さんへ行くのもいいかもしれません。
つわりがひどい、安静指示が出ているなど、外出が難しい人はまずは自分の身体を最優先してください。
近くに本屋がない、などの場合はネットでも購入できます。
最近は数ページをネットで閲覧してから購入が可能な本もありますので、ネットで購入する際は、是非とも試し読みしてくださいね。
3.図書館で借りるのもアリ!
妊娠出産の本を『妊娠中にたくさん読みたい!』という方も多いもの。
しかし、産後は不要になるため、本をたくさん購入するのは気が引ける、という方は図書館を利用してみてはいかがでしょうか。
それでは続いて妊娠中のプレママへおくる、先輩ママのオススメの本たちをみていきましょう。
妊娠中でも気軽に読みやすい漫画系
妊娠中は体調がすぐれないこともあり、集中してずらっと文字が並んだ本を読めないという方も。
そんな方にオススメなのが漫画です。最近は、妊娠・出産や育児系のコミックエッセイが大人気!その中でイチオシの4冊をご紹介します。
1.子宮の中の人たち リアルタイム妊娠まんが
出典元:Amazon
ブログでの妊娠記録が大評判になり、書籍化されたEMIさんの漫画です。赤ちゃんが生まれるまでの胎内の様子を、会社に見立てて綴られるストーリーです。
コミカルに、そして妊娠についてわかりやすく描かれていて、とても勉強になります。ぜひとも読んで頂きたい一冊です!
ママ部スタッフの声
胎児ちゃんが骨盤にハマったあたりは妙に感動しました!
面白かったので、妊娠した妹にもオススメしました!
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2.ママはテンパリスト(全4巻)
出典元:Amazon
「きせかえユカちゃん」「海月姫」「東京タラレバ娘」「雪花の虎」など大ヒット漫画の作者である『東村アキコ』さんが、ご自身の妊娠・出産・育児体験談をもとに描いた「ママはテンパリスト」。
東村アキコさんとお子様のオーバーなリアクションやコミュニケーションが面白可笑しく描かれていています。
本当に育児ってこんなものなの?と疑ってしまいますが、ママになるとわかるわかると共感できるシーン盛りだくさん!!初ママにはぜひ読んで頂きたいオススメの作品です。
「マンガはレンタル!面白くて勉強になる1冊」
投稿者:こみきさん
出産から育児までの壮絶なエピソードが、面白おかしく描かれています。
母乳育児をするつもりなので、母乳についてのエピソードは勉強になりました。
お子さんはとてもヤンチャな男の子。『育てるの大変そうだな』と思いましたが、作者が面白く描かれているので楽しそうにも見えてしまいました。
マンガはいつもTSUTAYAで借りています。
引用元:カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)
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3.コウノドリ(連載中・19巻まで発売)
出典元:Amazon
産婦人科医で謎のピアニストと言う二つの顔を持つ男、鴻鳥サクラ。この鴻鳥サクラが院長を務める産婦人科を舞台とした「コウノドリ」は、ドラマでも非常に高い人気があった感動的な作品です。
産後のママで、これを読んで号泣したという方も多数。
妊娠は病気ではないため赤ちゃんは安全に生まれると思われがちですが、いつ何が起こるかわからずいつも危険と隣り合わせ。
そんな産婦人科の臨場感が、ひしひしと伝わってきます。読むと、妊娠中の過ごし方を考えさせられるとともに、お腹の赤ちゃんを大切に思う気持ちがさらに高まるかもしれません。
また連載されているのが、『モーニング』のため男性でも気軽に読みやすいので、是非パパにもオススメしてほしい一冊です。
「新生児のトラブルを助ける場所があることを知ってほしい」
投稿者:ankimoさん
オススメしたい理由は、コウノドリは産婦人科を舞台にしており、さらにNICU(新生児集中治療室)についても取り上げている点です。
我が家はNICUのお世話になっていました。子どもがとても早く産まれた、簡単に言えば未熟児だったからです。かなり長期間入院していました。
産むまで、早産するなんて思いもしませんでしたので、未熟児のことも、NICUという場所のこともそれまでまったく知識がありませんでした。
未熟児や何らかのトラブルがある新生児がいて、助ける場所がある、ということは知ってほしいなと思っています。そのためには、マンガは良いツールですよね。
引用元:カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)
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4.マンガで読む 妊娠・出産の予習BOOK
出典元:Amazon
マンガイラストレーターのフクチ マミさんが、ご自身の経験談をもとにマンガ化した妊娠、出産の予習ブック。さまざまなメディアに取り上げられた有名な著書です。
妊娠中の身体や胎児のことだけでなく、産院を選ぶポイントやお金のこと、妊娠・出産にかかる申請の書類のことなど、妊娠中のママが知っておきたい知識をわかりやすく解説!
教科書的な本なので、ぜひお手にとってみて下さい!
ママ部スタッフの声
フクチさんと編集さんそれぞれの妊娠、出産が並行して描かれていています。
フクチさんは自然分娩でしたが、編集さんは帝王切開での出産だったりと両者で色々異なることがあり、出産は本当に人それぞれなんだな、と感じることができます。
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初ママは一冊は読んでおきたい教科書系
次にご紹介するのは「教科書」系の本たち。
少し文字が多く読みづらいかもしれませんが、初ママにとっては全てが初めてのことばかりなので、1冊は教科書系の本を読んでおくと安心ですよ。
今回は写真が比較的多く、読みやすい本を5冊オススメしたいと思います!
5.はじめての妊娠・出産 妊娠から出産までの気がかり&不安を解消!
出典元:Amazon
カラフルで写真が豊富で見やすく、またカテゴリー毎に整理させれていて読みやすいため、妊婦さんに好評なのがこちらの「はじめての妊娠・出産」。
妊娠の仕組みからマタニティライフ・出産、新生児のお世話まで、妊婦さんが本当に知りたい情報が満載!一冊持っておくと安心です。
ママ部スタッフの声
これは妊娠を報告したあとに私の母が買ってきてくれました。
週数毎に赤ちゃんの大きさや今どんな時期なのか、ママの身体の変化なども載っていてわかりやすかったです。
わからないことだらけだったので、検診や体調の変化があったときなど、ことあるごとに読み返していました。 妊娠の時期ごとにQ&Aもあって、これも参考にしていました!
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6.シアーズ博士夫婦のマタイティブック
出典元:Amazon
こちらの書籍もアメリカで出版された本を翻訳したもの。ウイリアム・シアーズ博士は小児科医として30年以上の経験を持つドクター。
そして妻のマーサは、看護婦、そして母乳・育児・出産のコンサルタントとしてのキャリアを持つ、この道のプロのお二人が、執筆された書籍です。
文章が多い本ですが、胎児のことだけでなく、ママのカラダのこともしっかりと記載されているので、読んでいて安心できますよ。
「妊娠中にじっくりと読むのに最適」
投稿者:こみきさん
とても勉強になりました。ただ少し分厚いので持ち運びにくく、文字がぎっしり詰まっているので苦手な方もいると思います。
アメリカの本ですので、当てはまらない場合もあるのですが、おすすめの栄養素、食事方法、体の変化、赤ちゃんの成長の様子、などマタニティ期に起こることが時期別に細かく書いてあるのでじっくりと読みたい人にはオススメです。
引用元:カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)
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7.完全版 シアーズ博士夫妻のベビーブック
出典元:Amazon
上記の「シアーズ博士夫婦のマタイティブック」が気に入った方には、育児向けの「シアーズ博士夫妻のベビーブック」もオススメ。
子育てのアドバイスや医学的な情報が掲載されています。
出産準備と並行して産後の勉強をSTRAT
投稿者:こみきさん
臨月に入ると、出産の準備と並行して産後のための勉強をし始めました。
マタニティブックでもお世話になった、シアーズ博士シリーズのベビーブックを購入。
マタニティブックよりもかなり厚い本で持ち歩きは厳しいですが、その分中身も充実しており、まだ最初の方までしか読んでいませんが、マタニティの頃から読んでおいてもいいかもしれません。
スリングなどを使った抱っこを推奨する育児方法は、とてもためになりました。
引用元:カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)
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8.はじめての妊娠・出産安心マタニティブック―お腹の赤ちゃんの成長が毎日わかる!
出典元:Amazon
「今日の赤ちゃんはどんな様子なんだろう?」を考えるママはたくさんいると思います。
そんなママにオススメな本がこちらの『はじめての妊娠・出産安心マタニティブック』。
妊娠した日から出産の日まで、赤ちゃんの成長記録を1日1日記載しているので、この本を毎日の日課として読むママが多いそうです。
もちろん妊娠中の赤ちゃんの様子だけではなく、ママのカラダのことや栄養のことなど記載されているので、毎日いろんな気づきを与えてくれます。
「この本のおかげで主人の気持ちがわかった!」
投稿者:せなぴんさん
妊娠初期に主人がプレゼントしてくれました。私はこの本を毎日読み、一人目の時は色々と勉強しました。
検診へ行った時や、胎動を感じた日などの出来事を記入していました。
このマタニティブックの中に「パパとなるパートナーに記入してもらいましょう」と書かれているページがあったので 、主人に渡して書いておいてほしいとお願いすることに。
書いてくれたところを読むと、主人の想いがつづられていました。『こんな風に思ってくれてたんだな』と初めて感じ、読んだ瞬間涙が止まりませんでした。
赤ちゃんのことはもちろんですが、私に対してもこんなにも想ってくれていることがあったなんて考えてもみませんでした。
引用元:カラダノート体験談(一部抜粋及び編集)
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もう一冊持っておきたいオススメ書籍
最後にオススメするのが、これまで紹介してきた書籍にプラスで持っておきたいオススメの本たちです。様々なジャンルの本を4冊ご紹介します!
9.初めてのたまごクラブ
出典元:Amazon
妊娠したらまずはこの雑誌!妊娠初期の妊婦さん向けのムックです。
妊娠初期のつわりのことから、体型の変化についてや出産の流れまで基本的な情報が掲載されており、毎年定期的に発刊されています。
妊娠生活を楽しむための付録がついているのも、魅力的ですね。
ママ部スタッフの声
会社の同僚とほぼ同じ期間妊婦だったのですが、妊娠がわかった時にこの本を勧められて購入しました。
出産の流れや用意すべきもの、今からだのなかで何が起こっているかなどの妊娠にまつわる基本的な情報が一冊にまとまっていてわかりやすかったです。
体験談が多いのも、参考になりました。
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10.とってもお気楽、時々ビックリ!フランス妊娠日記
出典元:Amazon
出産は当たり前ですが世界各国で行われています。他の国の妊娠・出産事情も気になる、見てみたい、という人にはコチラの本がオススメ。
フランス在住のモーリシャス人と結婚した日本人の筆者が、出産大国フランスで体験した妊娠・出産のお話です。
食事制限から無痛分娩まで、日本と違ってずいぶん「お気楽」なスタイル、フランス流の妊娠生活を覗き見できる一冊です。
ママ部スタッフの声
フランスで妊娠・出産をすることになった作者のエッセイ本です。
日本と色々違っておおらかなフランスの妊婦事情。病院もおおらかなので心配になる反面、「いいなー」と思う部分が正直多かったです。(お酒に関してとか、体重に関してとか)
ちゃんとしなきゃ、と思いすぎていることが、「まあいっか」とほぐれたりする本ですよ。
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11.きみは赤ちゃん
出典元:Amazon
ユーモアに溢れつつもマタニティブルーや産後クライシスなど苦しみ、仕事と育児の両立など赤裸々に書かれています。
子どもを身ごもった女性がどのように考えているのか、妊娠、産後とどのように思考が変化するのか、さまざまな感情についてつづられている一冊です。
ママ部スタッフの声
妊娠からお子さんが1歳になるまでのエッセイで、首がもげるかと思うほど共感できる話ばかりです。
産前はもちろん、産後のお話もあるので妊娠中限定ではないですがオススメの本です!
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12.「大丈夫やで 〜ばあちゃん助産師(せんせい)のお産と育児のはなし〜 」
出典元:Amazon
「もっと気楽にすればええんやで」
90歳を超えてもなお、現役の助産師である坂本フジエさんの厳しくも優しい、温かみ溢れるメッセージを集めた本。
和歌山県出身のためか、関西弁で親しみやすい文章でつづられています。
妊娠出産に不安を感じた時に、心に効くアドバイスが盛りだくさん。産後のママへのメッセージもありますよ。
ママ部スタッフの声
読むと気持ちが温かくなります。
出産に対する気構えが変わったのもあり、妊娠中に読んでおいてよかったと感じました。読みやすい構成の本です。
「私はリラックスして出産したいのよー」ということを共通認識するために夫にも読んでもらいました。
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妊娠中の不安は「本」を読んで整理・解消するのがオススメ
プレママの多くの方は「妊娠・出産・育児」に対して、不安や疑問などたくさんの悩みを持ってらっしゃる人も多いでしょう。でも不安があって当然なのです。何故なら初めてのことだから。
そんな時に役立つのが、今回ご紹介したような本たち。妊娠中は本当に何が起こるかわからないもの。自分の身体なのに自分の思うようにならないこともたくさんあるかもしれません。
だからこそ、妊娠中に正しい知識を習得したり、人の体験談を知ることで心の中で整理し、不安を解消しておくことが本当に大切だと感じます。
ひとりで抱え込まず、ぜひ今回ご紹介した本をプレママ本人だけでなく、パパになる旦那さんとも一緒に参考にしてみてくださいね。
(Photo by:写真AC)