臨月の妊婦さんは、出産が近くなりドキドキの毎日ですよね。前駆陣痛や本陣痛・破水・出産…本で読んでも助産師さんに聞いても、みんな不安でいっぱいです。


そこで、今回は先輩ママに陣痛や出産に関するアンケートを実施!


137名の先輩ママから陣痛の痛みを和らげる方法や、出産時にあると便利だったアイテムなどを教えてもらいました。


この記事の目次

陣痛・出産の不安を解消する方法


陣痛や出産について、育児本や助産師から情報を得ることが多いですよね。


しかし、いろいろ情報を知りすぎると疑問点や不安が増えていくことも。


そんなときは、先輩ママのリアルな声を聞くのがおすすめ。


育児本には載っていない、陣痛・出産にかかわる情報をたくさん入手できますよ。


自然分娩以外の出産方法をするママはどれくらいいる?



まずは、どんな分娩方法で出産したのか先輩ママに聞いてみました。


日本では一般的な「自然分娩」で出産したママが8割以上という結果に。次いで、自然分娩の予定だったのに急きょ帝王切開に切り替える「緊急帝王切開」をしたママが多かったです。


そのほか、欧米でスタンダードになっている「無痛分娩」を選んだママも3%近くいました。


無痛分娩は事故の報道もあったため不安視する声も多いですが、今後日本でも普及していくと考えられてる分娩方法です。


前駆陣痛と破水どちらが先だった?


自然分娩や無痛分娩での出産の場合、「もうすぐ赤ちゃんが産まれるかも!」と気づくタイミングが2つあります。


その1つ目は「前駆陣痛」で2つ目は「破水」。


今回のアンケートでは、5割以上のママが前駆陣痛が先にきたと回答しています。


次いで多いのが破水で、約2割のママが経験していました。


自然分娩の場合も、前駆陣痛がこないまま子宮口が開くことが。その場合は陣痛促進剤を使って陣痛を誘発し、出産がスムーズに進むようサポートします。


前駆陣痛と破水、どちらが先に来るかはその時になってみないとわかりません。


どちらが先にきても大丈夫なように、しっかり準備をしておきましょう。


おしるしの有無は半々


「おしるし」とは、子宮がお産の準備を始めたときに卵膜がはがれ、少量の血が出ることを言います。


そのため、おしるしがあると数日中に赤ちゃんが産まれるとも言われていて、出産への心構えを固めるきっかけになることも。


ただ、実際はおしるしがあったというママは約5割


おしるしがまだだからと安心していると、突然前駆陣痛や破水があって慌ててしまうこともあります。


おしるしに関しては、必ずあるものと思わない方がいいですね。

 

出産予定日どおりに出産したママはどのくらい?


出産予定日が近づいてくると、いつ赤ちゃんが産まれてくるかな?とドキドキしますよね。


しかし出産予定日に赤ちゃんが産まれたと答えたママはたったの2.9%!


97.1%のママが、出産予定日とは違う日に赤ちゃんを産んでいます。このアンケートでは、出産予定日より早く赤ちゃんが産まれたママが65%。


やはり、臨月に入ったらいつ赤ちゃんが産まれてもいいように、出産の準備を整えておくことが大切ですね。


パパは出産に立ち合った?


パパが出産に立ち会う「立ち合い出産」。


今回のアンケートでは6割以上の家庭が立ち合い出産を経験していることがわかりました。


緊急帝王切開やパパの仕事の都合などで、出産には立ち合えなかったけれど、「立ち合い出産がよかった」と考えていたママは8割以上


出産の感動をパパと分かち合いたい、また不安なので側にいてほしいという、ママたちの願いは強いようです。


ただ、中には立ち合い出産を推奨していない医療機関もあります。


立ち合い出産については、家族、そして担当医や助産師とよく話し合うことが大切ですね。


陣痛から出産までどのくらい時間がかかった?


「陣痛は大変」「陣痛の痛みは鼻からスイカを出すみたいなもの」など、陣痛の体験談を聞くたびに、不安になっているママも多いのではないでしょうか。


特に気になるのが陣痛から出産までの時間。


陣痛の痛みにどのくらい耐えなければならないのか、気になりますよね。


今回のアンケートでは最も多かったのが6時間~12時間という声。


ただ、グラフを見てもわかるように、陣痛が始まって24時間以内に出産した人が9割以上でした。


長時間の陣痛に備えて痛みを和らげる方法や不安を解消する方法を身につけておきたいものです。


出産に関する不安を和らげる6つの方法


妊娠後期ごろから、徐々に出産のことを考えると、楽しみよりも不安が増す…というママも少なくありません。


先輩ママたちはどのようにして出産にまつわる不安を軽減したのでしょうか。体験談を集めました。


1.出産の体験談を読む


今回のアンケートで最も多かった回答が、出産の体験談を読むことで不安を和らげたという方法。


友達や母親、さらにはネット上の体験談を読んでいたというママがとても多いことがわかりました。


<先輩ママの声>


母から「産まれちゃえば痛みなんてすぐ忘れるよ!耐えられない痛みじゃないから!」と言われていたので、大丈夫だと自分に言い聞かせて不安を和らげていました。


母からの「何とかなる!」という言葉で不安を和らげることができた。


職場の先輩が「自分の母親も私を産んだんだから、私にできないはずがない」っと言ってたのを、自分に置き換えて頑張りました。


先輩ママから「痛みを忘れるくらい赤ちゃんは可愛い」と聞いた時、不安が軽くなりました。


インスタで#出産レポ を読み漁って、出産のイメージをふくらませていました。

2.育児本や育児雑誌を読む


まわりに出産経験者がいなくて、育児本や育児雑誌を読んでいたという声も多かったです。


育児本や育児雑誌は、プロが編集しているので不必要に不安をあおるような表現がないのがポイント。


出産に対してネガティブなイメージを持ちたくないときにおすすめしたい不安を和らげる方法です。


<先輩ママの声>


子育て漫画をみて、もうすぐ私もこうなれる!と思っていたら、元気が出てきました。


たまごクラブを読んで、自分なりに出産の流れを理解して、やるべきことを把握するようにしていました。


<私がよく読んでいた本>


私も出産前によく本を読んでいたのですが、おすすめしたい2冊があります。


まずは、コンドウアキさんの『トリペと』。そしてもう1冊はフクチマミさんの『妊娠・出産の予習BOOK』。


とても参考になったので、どんな本を読めばいいかわからないというママは、ぜひ読んでみてくださいね。きっとあなたが抱えている出産への不安を和らげることができますよ。



『トリペと-妊娠、はじめました』


詳細はこちらから>Amazon



『マンガで読む 妊娠・出産の予習BOOK』


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3.助産師に相談する


出産についていろいろな情報を知りすぎて、不安な気持ちが増えたときは、助産師に相談するのもおすすめ。


助産師の中にも、厳しい助産師、おだやかな助産師とタイプがさまざまなので、自分に合う助産師を見つけて話してみましょう。


たくさんの出産シーンを見てきた助産師だからこそできる、的確なアドバイスをもらえるはずです。


<先輩ママの声>


体力が心配だったが、看護婦さんに「絶対安静で寝たきりだったお母さんも産めるんだから大丈夫よ」と言われて納得して元気が出た。


通っていた病院の助産師さんがいい方ばかりで、とにかく安心して出産に挑んでくださいという言葉で、とても安心できました。


母親学級での、「赤ちゃんも頑張って出てくるんだよ」という助産師さんの言葉と映像が不安を払拭してくれました


4.呼吸法の練習や体操をする


出産にまつわる不安を解消するには体を動かすのがおすすめ。マタニティヨガはママたちに特に人気があります。


体を動かすのがつらい場合は、呼吸法を練習するのもいいですね。


じっとしているより、何かをしていた方が不安を和らげることができますよ。


<先輩ママの声>


産休に入ってからマタニティーヨガに通い、呼吸法を教えてもらった。


安産体操や会陰マッサージをしていた。


ソフロロジーという出産方法のDVDでスムーズに出産している例を見て、真似したいと思い、練習をしていました。


5.好きなことをして不安を和らげる


どうしても出産ついて考えてしまう…というときは、何か他のことに集中してみるのもいいですよ。


天気がいい日に散歩に出かけたり、趣味に没頭するのもおすすめ


出産について考えることは大切ですが、時には頭の中を好きなことでいっぱいにしてみませんか。


<先輩ママの声>


散歩したり掃除したり出産について考えないようにした。


マンガをみたりテレビみたりと好きなことして、不安を和らげるようにしていました。

 

6.赤ちゃんに会える喜びを想像する

出産は怖い、痛い、それだけではなく、出産を乗り越えれば赤ちゃんに会えるんだ!というプラス面を想像すると不安が和らいだという声も。
10カ月間ずっとそばにいたのにまだ顔を合わせていないわが子。
どんな顔をしているのかな?どんな声で泣くのかな?そんなことを想像しているだけでも顔がほころんでしまいます。
<先輩ママの声>

赤ちゃんに会えることを想像していたら、楽しみで仕方がなかった。


お腹が大きくなってくると、恐怖より早く会いたい気持ちが強くなった。


子供が産まれる喜びをイメージして、「陣痛は嬉しい痛み、苦しみなんだ!」と思うようにしていた。


エコー写真を見てもうすぐ会える!って心の中で思ってました。


陣痛の痛みを和らげるのに役立つ便利アイテムベスト5


陣痛とは、出産に向けて支給が収縮することにより起こる痛み。周期的に痛みが起こり、徐々に痛みの感覚が狭くなっていきます。


一般的に陣痛が10分間隔になったら出産が始まると言われていますが、それまでの時間が長い!


そこで、そんな長い時間続く陣痛の痛みを和らげるために、先輩ママが「あってよかった!」とい感じた便利アイテムを5つ、ランキング形式でご紹介。


陣痛の痛みを和らげるアイテムをまだ準備していない人は、早めに出産用グッズに加えてくださいね!


第1位.ストロー付きキャップ(65.3%)


ペットボトル飲料を飲むときに利用するストロー付きキャプ。


陣痛がきたり、いきんだりするときは、姿勢を変えるのすら難しいです。そんなときに、座ってペットボトル飲料を飲むことなんて無理!


寝たまま水分をとれるストロー付きキャップがあれば、好きなときに好きなだけ水分を補給できます。


それだけで、陣痛の痛みやつらさを和らげることができますよ。


第2位.のみもの(56.2%)


陣痛から出産までの間はのどが渇きます。これは夏の出産だけでなく、冬の出産も同様。


のみものは便利アイテムというよりは必須アイテムとも言えますね。


お茶やスポーツドリンクなどお好みののみものを準備すればいいのですが、水を多めに買っておくのがおすすめ。


陣痛のときにお茶やスポーツドリンクの匂いを受け付けなくなったというママもいるようです。


第3位.タオル(53.7%)


タオルは本当に役に立ちます。陣痛や出産のときはたくさん汗をかくので、汗拭きに使えます。


また陣痛の痛みを和らげるために、タオルをぎゅっと握りしめるママも


産後は赤ちゃんの吐き戻し対策にタオルを使うシーンもあります。タオルは多めに用意しておくと安心ですね。


第4位.テニスボール(16.5%)


「テニスボール?」とおどろく人もいるかもしれませんが、テニスボールを使って陣痛の痛みを和らげるママは意外と多いもの。


陣痛がきたとき、腰やお尻などをテニスボールを使ってマッサージすると痛みを和らげる効果があります。


ただ、テニスボールによる痛みを和らげる方法が合わない人もいるので、テニスをする機会がない人が無理に購入する必要はないかもしれませんね。


第5位.うちわ(15.7%)


陣痛がはじまると汗をたくさんかくので、うちわであおいでもらったというママも多いです。


うちわは夏の出産だけでなく冬の出産時にも活躍。


出産のときはエアコンをつけていても、汗をかいて不快になることがあります。うちわのやさしい風は、ママの陣痛の痛みを和らげるはずです。


立ち合ってくれた人がやってくれて嬉しかった心遣いベスト5


出産時は、パパや家族が立ち合ってくれることが多いです。


そんな立ち合い人の心遣いに感謝しているママも。そこで、どんなことがうれしかったのか、先輩ママに聞いてみました。


第1位. 水分補給のサポート(52.7%)


今回のアンケートでは半数以上のママが、水分補給のサポートがうれしかったと回答。


陣痛や出産中は自分で水分補給することが難しく、助産師さんも赤ちゃん側の対応に必死!ママのタイミングで水分が補給できないこともよくあります。


そんなときに立ち合ってくれた人がのみものを渡してくれるととても助かります。


第2位.腰をさする(46.4%)


陣痛の痛みは人それぞれ。陣痛の痛みを和らげるには、腰をさすってもらったり、テニスボールなどで圧迫してもらったりするのが効果的です


ただ、陣痛の間自分でケアするのは難しいので、立ち合ってくれた人にお願いするのがおすすめ。


「そこじゃない!」とつい声を荒げてしまうこともあるので、できればパパや自分の両親など、気を許せる人にお願いしたい役割です。


第3位.汗を拭いてもらう(25%)


陣痛の痛みに苦しみながら、タオルで自分の汗を拭く余裕はなかなかありません。


ただ、汗が顔や背中を伝うのは不快!そんなとき、立ち合ってくれた人に汗を拭いもらうと、心も落ち着きます。


第4位.「がんばって」などの声かけ(23.2%)


陣痛の痛みで苦しんでいるとき聞こえてくる励ましの声は本当にうれしいです。


ただ、中には陣痛の間に「がんばって」と言われすぎてイライラしたという声も。そんなときは遠慮せずに「静かにしてほしい」と伝えましょう。


二人目以降の出産のとき、お兄ちゃん・お姉ちゃんの声を聞くだけで陣痛の痛みを和らげる効果があったと感じているママもいるので、病室にいる間は子供たちとコミュニケーションをとるのもおすすめです。


第5位.うちわであおぐ(20.5%)


便利アイテムでも出てきた「うちわ」。


やはり陣痛は自分でうちわを使ってあおぐのは難しいため、立ち合ってくれた人にあおいでもらえると嬉しいですね!


出産のとき陣痛の痛み以外でつらかったこと


陣痛の痛みがつらかったという声はよく聞きますよね。


しかし、陣痛の痛み以外でつらいことはないのでしょうか?先輩ママたちに聞いてみました。


陣痛中のトイレが大変!


陣痛の痛みが強すぎて、トイレに行きたいけれどそれどころじゃなかったという声も。


どうしてもトイレに行けないときは助産師に相談し、サポートしてもらいましょう。


<先輩ママの声>


陣痛中にトイレに行きたくても、立てなかった。


長引く陣痛の中のトイレがつらかったです。立つと動けなくなるくらい痛く、トイレに行ってからも、陣痛で踏ん張れなかった。


陣痛がマックスに痛い時に、トイレに行かなければならず、つらかったです。


分娩台への移動がつらかった


陣痛の痛みもあり、分娩台へ移動するのが大変だったというママが多いです。


病室から分娩室まで歩いて移動することすらままならなかったという声も。こちらもトイレ同様、つらいときは助産師に声をかけ助けてもらいましょう。


<先輩ママの声>


分娩台に足をかけると、つりそうだったからキツかった。


子宮口全開大からの、分娩台への移動が大変だった…。


助産師との相性が悪かった


助産師のタイプはさまざま。健診のときにお世話になっている助産師が欠勤の場合は他の助産師が出産をサポートしてくれるのですが、相性が悪くてつらかったという声があります。


出産のタイミングは自分でも決められないので仕方ありません。


相性の悪い助産師に当たっても、出産に欠かせない人と割り切って出産の間は何とか乗り越えましょう。


<先輩ママの声>


助産師さんの「頑張って」が辛かった。


助産師さんが厳しくて、「力抜いて!」って言われてるけど、力が抜けずに「ごめんなさい。」と謝りまくりました。


助産師さんや先生が子宮口を測る内診の際、子宮口を刺激する、いわゆる子宮口ぐりぐりが辛かったです。


子宮口が開かない!


陣痛の痛みを確かに感じているのに、なかなか子宮口が開かずにつらかったというママは意外と多いです。


子宮口が開かないということは、まだまだ赤ちゃんが産まれないということ


いつまで陣痛の痛みに耐えればいいの?と悲しくなってしまいます。


<先輩ママの声>


子宮口が開くまで耐える時間がつらかった…。


促進剤を2日間打ったのに、ほとんど子宮口が開かなかった。最終的には助産師さんに手を突っ込まれてムリヤリこじ開けられた。


陣痛に耐えながら、子宮口が開くようにと階段や廊下を歩かされたのに、子宮口が開かず絶望した!


いきみ方・いきみ逃しがわからない!


出産は実際に体験しないとわからないことがたくさん。


特に難しいのが「いきみ方」。言葉でアドバイスされてもなかなかうまくできなくてつらかったというママの声も意外と多いです。


ほかにも、出産のスピードを落ち着かせるために必要な「いきみ逃し」に苦労したママも。


ただこればかりはイメージトレーニングも難しいですよね。うまくいきめなくても焦らずに、できる範囲で助産師の指示に従いましょう。


<先輩ママの声>


最後の方の、いきみのがしがキツかった。


「思いきりいきむと、赤ちゃんが勢いよく出てきて、受け止められないからいきみ逃しして!適度にいきんで!」と言われ、「えっ⁉適度にいきむってどういうこと⁉」と焦りました。


帝王切開でつらかったこと


帝王切開の場合、陣痛の痛みを経験せずに出産のタイミングをむかえることもあります。


「陣痛の痛みを経験しないなんてラッキー!」と感じる人もいるかもしれませんが、帝王切開ならではのつらいこともあります。


そこで、帝王切開で出産したママたちの体験談もご紹介しますね。


<先輩ママの声>


帝王切開後は飲食禁止なのを説明されておらず、産後すぐに少し食事をしてしまい怒られた。


赤ちゃんがうまく回転できず、緊急帝王切開に。

オペ開始まで、陣痛がきてもいきむのは禁止。何度もくる陣痛の痛みと自力で産むことができない辛さが、今でも忘れられない。


帝王切開での縫合中、手術台に横たわりながら吐き続けたこと。


出産直後一番つらかったこと


陣痛の痛みや不安を乗り越えて無事出産。ほっと一息つく間もなく、出産直後から新たな問題が産後のママたちにおそいかかります


先輩ママたちは産後、どんなことに苦戦したのでしょうか。


アンケート結果をご紹介します。


後陣痛が想像以上に痛い


出産後に子宮が収縮する際、ぎゅーっとお腹が痛みます。


その痛みには「後陣痛(こうじんつう)」という名前がつけられていて、その名の通り陣痛くらい痛いです。


<先輩ママの声>


後陣痛がキツくて、食欲が出なかった。


二度目の出産だったせいか、後陣痛が強いのに子宮の戻りが遅くて中の血を出すため、出産直後のお腹をグイグイ押された。激痛でつらかった。


会陰切開や会陰の裂けた部分が痛い


出産時は麻酔をかけられているので会陰切開された部分は痛くないのですが、麻酔が切れたら激痛が…。


歩くのもつらく、シャワーを浴びるのさえ怖かったというママもいるようです。


<先輩ママの声>


会陰切開したので、痛みが引くまでが大変だった。


会陰裂傷による出血がつらかった。


会陰切開のキズがあるので座るとお尻が痛かった。シャワーで洗うのも恐怖。


会陰切開しなかったけど産む時裂けたので、数カ所縫うことに。抜糸までチクチクして痛かった

 

トイレが怖い


産後は会陰切開した場所の痛みが気になったり、尿意がわからなくなったり、産前のようにトイレに行けなくなることが多いです。


症状によっては導尿カテーテルを使用することもできるので、不安がある場合は早めに助産師や医師に相談しましょう。


<先輩ママの声>


尿意というものが分からなくなり、会陰切開の傷の痛さもあいまって、排尿時にどこに力を入れたら出せるのか分からなくなった。


きたない話ですが、トイレ関係が一番怖かったです。特に排便。


尿意の感覚が全くなくなってしまい、トイレに行くのがギリギリになってしまうこと。


疲れているのに眠れない


出産や慣れない赤ちゃんのお世話で疲れているはずなのに、なかなか眠れなくてつらい思いをするママもいます。


赤ちゃんが産まれた喜びで眠れない人、母子同室によるプレッシャーで眠れない人、体が痛くて眠れない人など、眠れなくなる理由はさまざま。


ただ、産後のママはしっかり休むことも大切です。


不安がある場合は早めに助産師に相談し、対処方法を話し合いましょう。


<先輩ママの声>


出産で疲れ切っているのに、興奮してか夜寝付けずに、しんどかった。


初めての母子同室の際、赤ちゃんに何かあったらどうしようと不安で眠れませんでした。


腰やおしりに痛みがあり、仰向けがきつく眠れない日が続きました。


赤ちゃんに会えないのがつらい


出産後やっと赤ちゃんに会えたのに、産後すぐは赤ちゃんと一緒に過ごせる時間が限られます。


そのせいで寂しくなってしまうママもいるようです。


<先輩ママの声>


出産直後赤ちゃんは主人や隣の部屋で待つ両親のもとへ。

私は会陰切開していたので、そのまま分娩室で処置。

「産んだ私はあまり赤ちゃんを見れてないのに…」としんどかったです。


産後、赤ちゃんに会いに行きたくていきたくて…。その気持ちをおさえて、ベッドで休んでいるのが大変だった。


出産の当日は新生児室で預かる病院で、私は夜中に産んで、体の痛みもなく、元気だったので、赤ちゃんに早く会いたかった。


帝王切開は術後が大変


帝王切開は、自然分娩と同じ「出産」ではあるものの、手術を伴っているので産後がたいへん。


先輩ママたちも、赤ちゃんを抱っこするだけでも傷口が痛い、動けない…など、さまざまなつらい経験をしているようです。


<先輩ママの声>


帝王切開後、喉が渇いてもすぐに水などが飲めなかった。そして、吐き気がおさまらなかった。


帝王切開で下半身麻酔が切れてないため動けず、部屋に一人ぼっちになったら息苦しくなってしまった。


思わず、ご飯を食べに行った旦那さんに「早く戻って来て欲しい!」と電話してしまいました。


帝王切開だったので、開腹したお腹の手術跡の痛みと、後陣痛による子宮の収縮が痛かった。赤ちゃんを抱っこするのすらつらかった。


帝王切開で痛みが強く、起きるのが辛い。リクライニングのベッドじゃないと無理だった。

赤ちゃんとの対面した瞬間の気持ち


出産のつらいイメージの部分ばかり取り上げてきましたが、そのつらさを超えると待っているは赤ちゃんとの対面です!


やっと赤ちゃんと出会えたその瞬間、ママたちの中にはどんな気持ちになるのでしょうか。先輩ママたちに聞いてみました。


<先輩ママの声>


ずっと会いたかったよっ!


小さいなぁと思いました。同時にママが守らないと!と強い思いが芽生えました。


元気に泣いてくれてよかった。


私、ママになったんだ!


こんなにかわいい赤ちゃんがずっとおなかの中にいたなんて、不思議で不思議でしょうがない!生命誕生ってミラクルだと思いました。


「よくがんばったね!」と我が子の顔を見て言いました。


生まれてきてくれてありがとう。


おなかの中にいる赤ちゃんに何かあったらどうしよう、と気をくばりつづけた10カ月。


陣痛の痛みに耐え出産を経て、赤ちゃんと対面した瞬間、さまざまな思いがあふれてくることがわかりますね。


一番がんばったのはママなのに、赤ちゃんに「がんばったね」「ありがとう」という気持ちが芽生えるのは本当にすてきです。


これから出産するママたちへ


出産する人の数だけ、出産のスタイルがあります。


初めて出産する人はもちろん、2回目・3回目であったとしても、出産への不安はつきもの。


ただ、陣痛の痛みなど出産に関するつらさは必ず終わりが来ます。


そして赤ちゃんと出会えた感動や喜びに満たされ、つらさや痛みの記憶は徐々に薄れていきます。


不安なことは家族や助産師に相談しながら少しずつ解消し、赤ちゃんと出会える瞬間への期待をふくらませていけるといいですね。


【調査概要】
期間: 2017年8月25日~28日

方法: カラダノートママ部アンケート

対象: 妊娠・育児中のママ部ユーザー(N=137)


(Photo by:写真AC