妊娠後期は、出産まであと少し。赤ちゃんに会える残りの日を不安と楽しみが入り混じった気持ちで待っている妊婦さんも多いのではないでしょうか。


そこで今回は、妊娠後期を過ごしたママ132人に当時の様子やアンケートでじっくり聞いてみました。


あたたかいメッセージも頂きましたので、出産までの励みにしていただけたら幸いです。

里帰りした人としなかった人は、ほぼ半々

里帰り出産は日本ならではの風習とのことですが、最近では帰らずに産む妊婦さんも増えているようです。

アンケートで聞いたところ、里帰り出産する方としない方は約半数ずついらっしゃいました。


そもそも両親に頼れる環境ではなかったり、二人目出産の場合はなるべくお兄ちゃん・お姉ちゃんのそばにいたいと思う親心があったり、育休を取得するなどの旦那さんの手厚いサポートがある場合などは帰らずに産むことを選択する方が多いようです。

 

私は、実家との距離が電車で10分ほどなのですが退院後1か月間、実家にお世話になりました。


我が家に帰ってきてからの方が、両親のサポートが手厚かったような気がします。


どんな風に両親にサポートしてもらいたいか、旦那さんは現実的にどのぐらいサポートに入ってもらえそうか、出産前にある程度イメージできていると安心ですね。

妊娠後期、旦那さんの理解とサポート「あり」7割以上

妊娠後期になるとお腹が急に大きくなり、動くのもやっとですよね。家事をするにも、なかなか動きにくい時期でもあります。


そんな時期に旦那さんのサポートがあったかどうか聞いたところ、7割以上の旦那さんが理解やサポートをしてくれたとの結果が出ました。

 

一方で5人に1人のママは、「もう少しサポートしてほしかった」との声も(21.3%)。


妊娠後期は、思った以上に体が動かなかったり疲れやすかったり、体調不良に陥りやすい時期でもあります。今の自分の状態を、しっかりと旦那さんに伝える意識は持ったほうがよさそうですね。

約半分のママが「無事に出産出来るか不安だった」

後期に近づくと、出産の不安抱えるママがさらに増えたことが分かります。産院で出産時の呼吸法を習ったり、正期産に入り赤ちゃんがしっかりと成長していることがわかると「いよいよ出産だ!」と身構えてしまいますよね。

 

アンケートでは、妊娠後期に大変だったことを聞いたところ「無事に出産できるか不安」と答えたママが一番多かった様子(49.3%)。


次いで、赤ちゃんのための出産準備品で何を購入すれば良いか迷ったママ(47.1%)、体重増加に悩んだママ(40.4%)といらっしゃいました。

 

私は産前から16kg太ってしまったので、体重増加に悩んでいるママの気持ちすごくわかります!


激しい運動もできないし、特に大食いなわけでもないのにどんどん体重が増えていくのであせりますよね。

 

助産師さんからは「小腹がすいたら、おやつじゃなくて小さいおにぎりをよく噛んで食べると良い」と聞き、実践していました。


あとは、なるべく減塩の食事を摂るのが良いと言われたので、産休に入ってからも外食はなるべく控えるようにしていました。


さらにむくみ防止のために、メディキュットなどの着圧ソックスは欠かせませんでしたよ。

 

妊娠後期に入り、妊娠糖尿病や血圧情報で悩む妊婦さんが多いのも事実。ストレスをためすぎない程度に、引き続き自己管理をがんばってくださいね。

妊娠後期のからだの悩みは「眠気」・「トイレが近い」・「足がつる」。症状別の乗り越え方をご紹介!

妊娠後期に入ると、初期&中期よりも悩みごとが増えているようでした。ここでは、症状と乗り越え方をご紹介します。

第1位:「眠気」

初期・中期でもランクインした「眠気」。後期も引き続き、悩んでいるママが多いようです。

 

わたしはこれで乗り越えた!(「眠気」)

 

とにかく休むのが一番

・「会社の医務室で寝た」


・「夜に寝られない分、昼間に仮眠を2〜3時間とっていました。」


・「出来るだけ横になってた。


・「お昼と夜が逆転してしまいましたが、寝られない時は無理に寝ようとしないで眠くなった時に寝るようにしました。」

 

我慢せずに、眠くなった時に寝るのが一番良さそうです。

第2位:「トイレが近い」

「トイレが近い」のも妊婦さん特有の悩みですよね。子宮が大きくなり膀胱が圧迫されるため、起こるようです。

 

わたしはこれで乗り越えた!(「トイレが近い」)

 

・「水分をちょこちょこ分けて取るようにしました。


・「正座してかかとで股間を押さえてひたすら耐えました。」


・「とりあえずトイレにいく!」

 

こちらも我慢しないことが大切です。

第3位:「足がつる」

こちらは、妊娠後期特有の症状です。私は、妊婦になって初めて、ふくらはぎをつることを「こむら返り」ということを覚えました。

 

わたしはこれで乗り越えた!(「足がつる」)

 

旦那さんの協力大事です

・「申し訳ないけど、眠そうな旦那を起こして伸ばしてもらってました。」

温めたり、足を高くするのも良いのだそう

・「布団を何枚もかけてとにかく温める。」


・「寝るとき足を高くして寝た」

耐える声もたくさん届きました

・「どうやってもつってしまうことがあるので、諦める!痛いって悲鳴をあげながら耐えました。」

妊娠後期を過ごしているママへメッセージ

ここでは、先輩ママから妊娠後期を過ごしているママへのメッセージをご紹介します。

 

<不安だったママも多いです>

・「初めての出産と予定日をだいぶ過ぎたこともあり、精神的に不安定になった時期がありました。旦那さんや周りの人にたくさん話して、少しでも気持ちを穏やかにすると良いと思います!

いろんな不安も、産まれてきた赤ちゃんを抱っこできた時に大きな幸せに変わります

 

・「本当にちゃんと産まれるか凄く不安でした、出産も物凄く痛く辛かったです、お世話も大変です。今現在夫に対して不安に思ってる事などは今のうちに話し合った方がいいですよ!」

<産前の準備は余裕を持って>

・「私は切迫早産で入院、35w5dで破水から出産となりバタバタしました。色々準備もできていなかったので、やれることはやれるうちにやっておくべし!」

<行きたいところに行くべし>

・「産後は色々食べ歩いたり高級デザートをゆっくり、という時間もないので、元気ならどんどん外に出て遊ぶべき!産前休暇はめいいっぱい遊べる最後のチャンスと思ってディズニー行ったり遊びまくったので、今子育てでなかなか出られなくてもそれほど辛くないし、旦那が飲み会に行っても、あの時私はめいいっぱい遊んだしな〜と難なく許せます(笑)」

 

・「産後は自分の時間が全くもてないので今のうちに自分の好きな事や好きな物を食べに行ったりしたほうがいいと思います。」

 

・「体が思うように動かなくて大変かもしれないけど、1人だけで出かけれるのは今しかないから、行きたいところに行っておこう。」

 

・「もう少しで赤ちゃんに会えますね‼︎つわりなど今辛いことがあっても赤ちゃんが生まれた瞬間いい思い出になります。赤ちゃんが生まれたら自分の時間はなかなか取れないので今のうちにやりたい事をやっておくのもいいと思います。」

 

<あせらないで。リラックスが大事です>

・「予定日に生まれる人は少ないみたいです。焦らないで大丈夫!あと少しで産まれてくるから!

 

・「無理せず誰かに頼ること!そうすると少しは気が楽になることもある。」

 

・「ストレス溜めずに気楽におおらかに受け止めて」

<そして自分を大切に>

・「もう少しで赤ちゃんに会える!と毎日ワクワクしていると思うし、逆に大きなお腹を大変に思いうんざりしてしまう瞬間もきっとゼロじゃないと思います。もし、できるのであれば自分のことを愛でてあげる時間を持って欲しいです。大切な、旦那さんの大切な赤ちゃんを妊娠出来た自分に、特別なご褒美をあげる時間をたくさん作ってください。きっと、素敵な思い出になってこれから先の育児の糧になります。」

行きたいお店や食べたいものがあるなら行くべし、との声が本当にたくさん届きました。


体は重いですが、赤ちゃんのいる生活だと赤ちゃん中心になるのも事実。体調の許す範囲で、最後のマタニティ生活を満喫できたらいいですね!

油断はせずに、ゆったりとした気持ちで過ごして


妊娠後期はそろそろおなかの赤ちゃんに会えるという喜びがある反面、たくさんの不安を抱えている方が多いことが分かりました。


特に、妊娠も出産も初めてのプレママは大きな不安を抱えているでしょう。


ホルモンバランスが変わり、特に妊娠後期は感情の波が激しくなることが多いとお医者さんに言われました。


完全に楽観的になることは難しいですが、必要以上の心配も不要なのかもしれません。

 

振り返ると、妊娠中は幸せな時期だったというママの声もたくさん届きました。


今は不安のほうが大きいと思いますが、自分なりのリラックス方法を見つけたり旦那さんに頼ったりしながら、「その日」が来ることを楽しみに過ごせたら素敵ですね。応援しています。

 

【調査概要】

期間: 2017年8月29日~8月31日

方法: カラダノ―トママ部調査

対象: 妊娠中・育児中のメルマガユーザー(N=132)

(Photo by:写真AC